コウモリは光に集まりやすい!?LEDライトを使った対策の効果を解説

「コウモリは光が苦手なのかな?」とお調べではないでしょうか。

専門の業者に駆除を依頼する前に、もしもご自身で簡単に光で対策できるなら、試してみたいとお考えかもしれません。

しかし、コウモリ被害を解決するには、光での対策だけでは難しいです。

この記事では、「家にコウモリの巣らしきものを発見したという方」「家の中でコウモリの鳴き声が聞こえる」という方に向けて、コウモリ対策としてのLEDライトの活用方法について詳しく解説しています。

有効な対策をしっかり理解して、確実にコウモリ被害をなくしましょう。

コウモリは光が苦手?対策に有効?

コウモリは光が苦手?対策に有効?

ご存知の方も多いかと思いますが、コウモリは夜行性です。

そして、夜行性の動物は光に慣れていないため、光を苦手としている場合が多いです。

ということは、夜行性のコウモリも、例に漏れず「光が苦手なのではないか?」と仮説を立てることができるでしょう。

現に、ドイツのハイデルベルク城で「クリスマスマーケット」というイベントを開催したことで、城に巣を作るコウモリの数が半減した、という情報があります。

参考:
コウモリに優しい街づくりを。オランダに誕生した街路灯と、ドイツのクリスマスマーケット | IDEAS FOR GOOD

恐らく、イベントのイルミネーションや灯りでコウモリが逃げてしまったのでしょう。

一方で、日本で人の家に巣を作るコウモリに関しては単なる光でコウモリが逃げていくことはありません。

日本で人家に巣を作るのは「アブラコウモリ」という一種類のコウモリのみですが、光に耐性があるのでライトを嫌がることは考えにくいです。

日本のコウモリが光に集まりやすい理由は?

日本のコウモリが光に集まりやすい理由は?

アブラコウモリが光に耐性があるというだけでは、アブラコウモリが光に集まりやすい理由にはなりません。

光に集まりやすくなる根拠は、コウモリの食生活です。

多くの方が、夜間、街灯に様々な虫がたかる光景を目にしたことがあるかと思いますが、虫は光に集まりやすい習性があります。

虫はコウモリの好物ですので、虫が集っている電灯は、アブラコウモリにとって絶好の餌場になり得ます。

つまり、アブラコウモリはライトの光に寄ってきているというよりは、光に集まってきている虫に寄ってきているのです。

虫が集まらない照明LEDライトはコウモリに効く?

虫が集まらない照明LEDライトはコウモリに効く?

インターネット上でLED照明による対策について目にした方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、日本におけるコウモリへの光対策は、LEDライトによるものです。

そもそもLED照明とは?

そもそもLED照明とはどういった照明なのでしょうか?

LED照明は、寿命が長く、消費電力が少ないことに特徴があります。さらには応答速度も速いので、使いやすい照明です。

省エネとして注目されており、一般家庭でも電球に使われています

LED照明を使った対策

LED照明と白熱灯では、放出する光の波長(※光は電磁波という波で、波長によって見え方や作用が変わってくる)が異なってきます。

我々人間とは違い、虫は、LED照明が放出した光を感じ取りにくい性質を持っているため、虫はLED照明に集まりにくいと言われています。

したがって、現在がLED以外のライトなのであれば、LED照明に変更することで虫が寄り付きにくくなるでしょう。

それによって、アブラコウモリも寄り付きにくくなります。

この事実は、「アブラコウモリのような光に耐性のあるコウモリは、LEDランプ付近では45%活動減少した」という研究結果(動物園と野生動物研究(IZW)ライブチッヒ研究所のChristian Voigt氏とDaniel Lewanzik氏による)で、学術的にも裏付けられています。

参考:
LED照明がコウモリの活動に影響

コウモリ被害に困っている方は、玄関や庭など、室外に設置しているライトをLED照明に変えてみましょう

コウモリ避けだけではなく、害虫避けや省エネ効果も望めて一石二鳥です。

ただし、あくまでも一時的な対策にしかならず、LEDライトだけで被害を解決することはできません

コウモリ被害を完全に解決したいのであれば、ぜひとも当社にご相談ください!

再発予防も含めた丁寧な施工で、お客様に安心・安全な暮らしを取り戻していただけます。

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LED照明だけでコウモリ被害の根本解決は難しい

LED照明だけでコウモリ被害の根本解決は難しい

LED照明はコウモリ避けになりますが、あくまで巣を作られにくい環境にするための対策であって、すでにコウモリに巣を作られてしまっている段階では役に立たないという点だけ留意していただきたいです。

コウモリを駆除するためには、「侵入経路対策」と「コウモリの捕獲・処分」が不可欠です。

LEDライトだけでは根本的な解決にならないので、専門の駆除業者を呼ぶまでの一時的な対応だと理解しておきましょう。

侵入経路対策について

市販で害獣用の忌避剤や燻煙剤などが売られていますが、「家から追い出す」だけの対策では、コウモリがまた戻ってきてしまう可能性があります。

コウモリがもう一生入って来れないように、コウモリの侵入経路を塞ぐ必要があります。

しかし、コウモリの侵入経路対策はかなり困難です。わずか1〜2cmほどのすきまがあれば、そこから侵入できてしまうのがコウモリという動物です。

家にある1〜2センチのすきまを全て埋めるとなると、かなりの手間になりますし、すきまを見落としてしまうかもしれません。

難しさもあり、自力でのコウモリ駆除はおすすめできません。そもそも「許可のないコウモリの駆除は法律で禁じられている」のも要注意です。

コウモリの捕獲・処分

侵入経路対策と同時に、コウモリ自体の捕獲・処分も行っていく必要があります。

しかし、コウモリは「鳥獣保護管理法」という法律で守られており、触れたり捕獲したりするには自治体への許可と連絡が必要です。

また、コウモリは野生生物なので、さまざまな病原菌を保菌しているおそれがあります。

感染リスクはまだ明確ではありませんが、注意するに越したことはないでしょう。

参考:
日本獣医学会のQ&A- コウモリの感染症について

公的手続きという面倒で時間がかかる作業と並んで、健康的なリスクが伴う作業もしなければなりません。

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ご自宅に巣を作られてしまった方や家の近くで頻繁にコウモリを見かける方は、いち早く駆除業者に依頼しましょう。

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そして、プロならではの知識や経験をフル活用して、コウモリの侵入経路をすべて封鎖しますので再発予防はバッチリです。

コウモリ被害は「侵入経路を封鎖したと思っていたのに被害が再発した」ということも多く、完全に解決するのは簡単ではありません。

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