「ファブリーズでネズミは駆除できる？」そんな疑問をお持ちの方へ！
結論からお伝えしますと、ファブリーズではネズミを一時的に追い出せても、駆除することはできません。
また使い方を間違えると、家族やペットの健康を害するリスクがあるので、容易に使用してはいけません。
そこで本記事では、ファブリーズでネズミを一時的に追い出せる理由をハウスプロテクト監修のもとプロの目線でわかりやすく解説します。
効果的に追い払う方法や注意点、ファブリーズ以外のネズミの嫌いな匂い、根本的に解決する手順も紹介しますのでぜひご確認ください。
ファブリーズでネズミを一時的に追い出せる理由
「ファブリーズでネズミがいなくなった」という噂をネットで見かけることがありますが、これは一時的な効果に過ぎません。
ネズミは学習能力が非常に高い生き物です。
最初は嫌な匂いに驚いて逃げ出したとしても、数日経って「匂いはするけれど、危険な目には遭わない」と学習すれば、また戻ってきます。
これは「慣れ（順応）」と呼ばれる現象です。
市販の芳香剤程度の強さでは、また侵入される可能性が高いと言えるでしょう。
そのため、あくまで「今夜だけ静かにさせたい」という場合の応急処置と考えてください。
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ファブリーズでネズミを効果的に追い払う方法
上記では、ファブリーズはネズミ被害を根本的に解決できないとお伝えしました。
とはいえ、「とりあえず、ファブリーズで様子を見たい」「業者が来るまでの間、少しでも遠ざけたい」といった方もいらっしゃると思います。
そこで以下では、比較的効果が期待できる使い方をご紹介します。
効果的なスプレーの場所と頻度
ネズミは部屋の中央ではなく、壁際や隅を通る習性があります。
この習性を利用し、下記のポイントにスプレーしてみましょう。
- 部屋の四隅
- 家具や冷蔵庫の裏側
- 天井裏の点検口付近
ファブリーズなどの消臭芳香剤は、香りがすぐに薄れてしまいます。
ネズミを追い出す効果を期待するなら、匂いが途切れないよう、1日に数回、スプレーする必要があります。
ハーブ・ミント系の香りは効果あり
ネズミの嗅覚は非常に鋭く、特定の匂いを嫌う習性があります。
一般的に忌避効果（寄せ付けない効果）があるとされるのは、以下の成分です。
- ハーブ・ペパーミント系：メントール成分
- 柑橘系：リモネン成分
- 刺激物：ワサビやトウガラシの成分
これらの成分をネズミの通り道に散布すれば、「不快な場所」と認識させて、一時的に遠ざける効果は期待できるでしょう。
しかし、ファブリーズの公式サイトを確認したところ、成分欄には「香料」との記載があるのみで、具体的な「メントール」などの含有は確認できませんでした。
「シトラスガーデン」といった柑橘系の香りの製品もあります、これらはあくまで「香りのタイプ」を示すものであり、ネズミが嫌う成分が含まれているという根拠はありません。
また、メントールによる忌避効果はあくまで一時的なものです。
長期間にわたってネズミを遠ざけるような持続的な効果は確認されておりませんので、あわせてご注意ください。
参考：J-STAGE論文｜動物行動学に基づくネズミ忌避剤の効果検証
ネズミ対策にファブリーズを使う際の3つの注意点
ネズミ対策にファブリーズを使う場合、下記3つの注意点があります。
- フンや尿に直接スプレーしてはいけない
- 屋根裏や壁の中などには届かない
- ペットがいる場合は要注意
人間の健康を害するリスクもあるのでぜひご確認ください。
フンや尿に直接スプレーしてはいけない
ネズミのフンを除菌するために、ファブリーズをかけてはいけません。
なぜなら、ネズミのフンにスプレーすると、表面に付着していた病原菌やウイルス、ダニの死骸などが空気中に舞い上がり、感染症にかかるリスクが高まるからです。
東京都保健医療局の資料では、ネズミのフンや尿には、次のような病原体が含まれている可能性があると確認されています。
- サルモネラ菌
- ハンタウイルス
- レプトスピラ菌 など
フンを見つけた場合は、スプレーではなく、静かに拭き取る必要があります。
屋根裏や壁の中などには届かない
ファブリーズは、対象物の表面に直接スプレーして使用する製品です。
空間全体を煙で充満させるタイプのものではありません。
そのため、表面にいくらスプレーをしても、巣の中にいるネズミには全く届きません。
またネズミが巣を作っているのは、断熱材の中や壁の奥深い場所ですので、繁殖を止めることはできません。
ペットがいる場合は要注意
ネズミが嫌がる「アロマ成分（精油）」の中には、犬や猫、特に猫にとって猛毒となる成分が含まれている場合があります。
ファブリーズは安全性の高い製品です。
しかし、ネズミ対策として「ハッカ油」や高濃度の精油を併用しようと考えている方は、ペットへの安全性を必ず確認しましょう。
ファブリーズでネズミを駆除できない理由
ファブリーズだけでは、ネズミを駆除できない理由を詳しく解説します。
「なぜ駆除できないの？」といった疑問をお持ちの方は、ぜひご確認ください。
殺鼠成分が入っていないため
ファブリーズは、衣類・布製品用の消臭剤です。
殺鼠剤（毒エサ）に含まれるような、ワルファリンなどの殺傷成分は一切含まれていません。
そのため、どれだけ大量に吹きかけても、ネズミが死ぬことはありません。
匂いに慣れるため
ネズミは非常に賢い生き物です。
一度見た構造、匂い、音、罠の位置などを数週間～数か月間にわたって記憶することができると言われています。
そのため、「この匂いは嫌だけど、ここを通れば美味しい餌がある」と学習すれば、我慢して侵入を繰り返すため、ファブリーズの匂いも例外ではないでしょう。
実際、「金沢大学の研究」では、中高年のネズミが優れた記憶力を持つことが証明されています。
【ファブリーズ以外】ネズミが嫌う匂い
「ファブリーズがダメなら、他に家にあるものでなんとかならない？」という方もいらっしゃると思います。
そこで以下では、ファブリーズ以外でネズミが嫌う匂いを紹介します。
ただし、どの匂いも持続的な忌避効果はないため、注意しましょう。
ハッカ油・アロマオイル
薬局で手に入る「ハッカ油」は、ファブリーズより忌避効果は高いと言えます。
水で薄めてスプレーを作ったり、布に染み込ませて置く方法があります。
ただし、こちらも数日〜1週間程度で効果がなくなるため、一時的な追い出しにしか使えないと考えておきましょう。
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漂白剤（ハイター）や忌避剤の併用
キッチンハイターなどの塩素系漂白剤の匂いも、ネズミは嫌がります。
しかし、漂白剤は建材を傷めたり、有毒ガス発生のリスクがあるため、居住スペースでの散布はおすすめできません。
専用の「ネズミ用忌避スプレー」であれば、ネズミが嫌がる匂い成分が凝縮されています。
ただし、「侵入口が特定できていない」「経路が塞がれていない」といった状況では、またネズミに侵入されます。
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ネズミ被害を根本的に解決するための正しい手順
ファブリーズや市販グッズで一時的に追い払っても、ネズミは必ず戻ってきます。
被害を完全に止めるには、以下4つのステップでネズミ対策を行いましょう！
- 侵入経路をすべて特定する
- 燻煙剤や忌避剤で追い出す
- フンの清掃と殺菌消毒
- 金網やパテで侵入経路を完全封鎖する
これらは、プロのネズミ駆除業者が行う工程でもあるのでぜひ参考にしてみてください。
ステップ1：侵入経路をすべて特定する
ネズミ対策の9割は「侵入経路の特定」で決まります。
そんなネズミの主な侵入経路は以下のとおりです。
- 通気口の隙間
- エアコンの配管周り
- 屋根の隙間
- 床下の通風口
ちなみにネズミは、500円玉程度の隙間があれば簡単に侵入できるため、1つ残らず特定する必要があります。
そんなネズミが通った場所には、体が擦れて黒ずんだ跡（ラットサイン）が残りますので、これを見逃さないようにしましょう！
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ステップ2：燻煙剤や忌避剤で追い出す
侵入口を塞ぐ前に、家の中にいるネズミを外に出さなければなりません。
もし中にネズミがいる状態で塞いでしまうと、出口を失ったネズミが死んで腐敗したり、壁を食い破ろうとするリスクがあります。
燻煙剤などを使用して、確実に屋外へ追い出しましょう。
ステップ3：フンの清掃と殺菌消毒
追い出した後は、ネズミの通り道や巣などを清掃・殺菌消毒しましょう。
厚生労働省や自治体のガイドラインでも、ネズミによる感染症対策として適切な消毒が推奨されています。
フンの清掃や殺菌消毒には、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムを使用し、安全に配慮しながら行いましょう。
ただし、この作業はネズミ由来の病原菌に感染するリスクがあるため、マスクや手袋の着用が必須です。
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ステップ4：金網やパテで侵入経路を完全封鎖する
ここが最重要工程です。
特定した侵入経路を、下記のようなネズミがかじれない素材で物理的に塞ぎます。
- 金網
- パンチングメタル
- 防鼠パテ など
1箇所でも塞ぎ忘れがあれば、そこからまた侵入されます。そのため、すべての穴を塞ぎ切ることが、再発防止の唯一の方法です。
実際、「千葉市の公式ホームページ」でも、エサを断つ・巣を作らせない・通路を塞ぐといった環境的防除が基本であると記載されています。
ファブリーズでのネズミ対策に限界を感じたら「ハウスプロテクト」へ相談！
ここまで読んで、「自分ですべての穴を見つけて塞ぐのは無理そうだ…」と感じた方も多いのではないでしょうか。
実際、ネズミの侵入経路は屋根の上や床下などの場所に多く存在するため、、素人では確認しにくい傾向があります。
ファブリーズでの一時的な対策に疲れ、根本的な解決を望むなら、ネズミ駆除の専門業者「ハウスプロテクト」へ相談することをおすすめします。
再発させないプロ技術
ハウスプロテクトの強みは、徹底した「侵入経路の封鎖技術」です。
リフォーム会社が母体となっているため、建物の構造を熟知したスタッフが、素人が気づかない数センチの隙間まで見つけ出し、強固な資材で完全に封鎖します。
危険なフンの清掃・消毒を行ってくれる
自分で行うにはリスクが高い「フンの清掃」や「消臭・消毒」も、すべて作業に含まれています。
自社独自開発を含む3種類の薬剤を使用するので、ネズミが持ち込んだダニやノミ、病原菌を徹底的に除去してくれるでしょう。
ファブリーズでは消せなかった「獣臭さ」もプロの技術で解消します。
無料の現地調査で被害状況を確認できる
「業者に頼むと高そう…」と不安に感じる方もご安心ください。
ハウスプロテクトでは、出張費をはじめ、現地調査と見積もり作成すべてが無料です。
「どこから入ってきているのか？」「被害はどの程度進んでいるのか？」をプロの目で確認してもらうだけでも、解決への大きな一歩になります。
さらに、万が一、再発した場合に備えた「最長10年の安心保証」も用意しています。
些細なことでも構いませんので、ネズミ被害が拡大する前にぜひお気軽にお問い合わせください。
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ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる害獣に対応！まずは被害状況をお聞かせください。
「実際にハウスプロテクトを利用した方々の口コミ・評判が気になる」「依頼するメリットを詳しく知りたい」といった方は、ぜひ以下の記事もあわせてご覧ください。
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まとめ
ファブリーズは、ネズミを一時的に追い払う効果はあるかもしれませんが、完全に駆除することはできません。
またフンへのスプレーは病原菌を舞い上がらせるため、絶対に噴射してはいけません。
ネズミ被害を根本的に解決するには、ニオイではなく、侵入口を物理的に塞ぐ必要があります。
ネズミは放置すればするほど繁殖し、配線をかじって火災を引き起こしたり、健康被害を招くリスクが拡大します。
ファブリーズでは、ネズミ被害を根本的に解決できないため、まずはプロの無料調査を活用してみてはいかがでしょうか。
ハウスプロテクトは、出張費をはじめ、現地調査や見積もり作成まで全て無料で対応しています。
「自分で侵入経路をすべて特定できない」「無料なら被害状況を確認してもらおうかな…」といった方は、ぜひこれを機にお問い合わせしてみてください。
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