物置のネズミ対策|住み着く3つの原因と再発させない方法をプロが解説!

「物置を開けたらネズミがいた…」
「フンや異臭がする…」

そんな状況にありませんか?

実はネズミにとって、物置は快適な環境のため、住み着かれている可能性が高いです。

本記事では、物置にネズミが住み着く3つの原因をハウスプロテクト監修のもとプロの目線でわかりやすく解説します。

ネズミを放置するリスクや自力でできる対策、根本的に解決する方法も紹介しますので、ぜひご参考ください。

物置にネズミが住み着く3つの原因

物置にネズミが住み着く3つの原因

結論から申し上げますと、物置は隙間が多いため、ネズミに侵入される可能性が高いです。

そんなネズミが物置に住み着くのは、主に次の3つの原因が考えられます。

  1. 寒さをしのげるから
  2. 巣の材料が豊富にあるから
  3. 餌を保管しているから

以下でそれぞれ詳しく解説します。

原因①:寒さをしのげるから

秋から冬にかけて、外気温が下がると、ネズミは寒さをしのげる場所を探します。

特にクマネズミやハツカネズミは、風雨を完全に防げる物置は、彼らにとって快適な環境となります。

原因②:巣の材料が豊富にあるから

下記4つは、ネズミにとって巣の材料になります。

  1. 段ボール
  2. 古新聞
  3. 衣類
  4. 断熱材

これらの巣材が物置にある場合、ネズミが住み着いている可能性が高いです。

特に段ボールは保温性が高く、かじりやすいため、巣作りに好まれます。

原因③:餌を保管しているから

下記のようなものを物置に保管している場合、ネズミを寄せ付ける可能性があります。

  • ペットフードの買い置き
  • 園芸用の球根
  • 油かす(肥料)
  • 収穫したジャガイモやタマネギ など

ネズミの嗅覚は人間と比べると、約3倍以上も優れているため、暗闇でも餌を察知できます。

ちなみにイナバ物置やヨド物置などの有名メーカー製であっても、通気性を確保するための隙間や、地面に合わせるための調整幅が必ず存在するため、住み着かれる可能性があります。

物置に住み着いたネズミが使った侵入ルート

物置に住み着いたネズミが使った侵入ルート

物置にネズミが住み着いた場合、次のような箇所から侵入した可能性が高いでしょう。

  • 床下の隙間
  • 通気口
  • 電気配線の引き込み口

ネズミの身体能力は人間が想像する以上です。

子どものねずみなら1.5cm程度、大人でも2.5~3cm程度の広さがあれば、物置に入ってこれます。

実際、「目黒区公式サイト」によると、ネズミは、垂直で1メートル程度、水平で1.2メートルもジャンプすることができるほか、凸凹があれば垂直な壁でも登ることが分かっています。

物置のネズミを放置する3つのリスク

物置のネズミを放置する3つのリスク

「たまにしか開けないし、もう少し様子を見よう」と放置すると、最悪の場合、命を落とす可能性があります。

具体的には、下記3つのリスクがあります。

  1. 食材・衣類・家財がかじられる
  2. 火災が発生する
  3. 家屋内に侵入される

以下で詳しく解説します。

リスク①:食材・衣類・家財がかじられる

ネズミの歯は一生伸び続けるため、常に硬いものをかじって歯を削る習性がある動物です。

そのため、物置に食材や衣類、家財などを保管していると、かじられるリスクがあります。

また下記のようなものも、かじることができます。

  • 木材
  • 金属
  • コンクリート
  • ビニール管
  • ゴム管 など

そのほか、鉛やアルミ、銅製品、ひび割れたコンクリートなども、かじられることも…。

このように餌にならない物でも、容赦なくかじります。

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リスク②:火災が発生する

物置に冷蔵庫や照明などの家電を設置・保管している場合、最も怖いのが「電気火災」です。

実際にネズミが電気コードをかじり取ることでショートし、埃に着火して火事になる事例も報告されています。

物置は母屋から離れている傾向があるため、火災の発見が遅れ、全焼に至るリスクが高まります。

以下、実際にネズミが原因で発生した火災事例です。

冷蔵庫のコードをねずみ等の小動物がかじったことにより配線が短絡し、火災となりました。この火災により、居住者(男性・60歳代)が亡くなりました。(参考:東京都消防局
宮城県栗原市で住宅など10数軒が焼けた火事で火元となった住宅の出火原因が、ネズミが電気配線をかじったことによる漏電の可能性があることが分かっています。(参考:ネズミが配線をかじって漏電し火事に ネズミ被害の対策を聞く
東京消防庁によると、同庁管内では毎年約6,000から7,000件の火災が発生しており、そのうちねずみが原因であることが確認された火災は毎年12件ほど発生しています。平成8年から15年の間に起ったねずみに起因する火災の総件数は97件が確認できています。(参考:東京都福祉保健局

リスク③:家屋内に侵入される

物置でネズミが繁殖して数が増えた場合、、食料が豊富な家屋内に侵入されるリスクがあります。

物置と家が近い場合、床下換気口やエアコン配管から家屋内に侵入される可能性が高くなるでしょう。

住居にネズミが侵入した場合、健康被害をはじめ、さまざまな被害を引き起こします。

ネズミが引き起こす被害例を知りたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。

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自力でできる物置のネズミ対策

自力でできる物置のネズミ対策

まずは、自力で物置にいるネズミを対策したい場合、下記2つの方法があります。

  1. 忌避剤を使う
  2. 粘着シート・毒餌を置く

ただし、これはあくまで一時的な「応急処置」であることを理解して実施してください。

忌避剤を使う

「バルサン」に代表されるくん煙剤煙や霧で薬剤を充満させ、ネズミを追い出す方法です。

物置は比較的密閉しやすいため、効果が出やすいですが、荷物の隙間に隠れられると効き目が薄れる傾向があります。

そのほか、忌避スプレーや設置型忌避剤を使い、ネズミを追い出す方法もあります。

ネズミはハッカ(ミント)やハーブ、ワサビなどの強い刺激臭を嫌うため、これらを巣がありそうな場所や四隅に散布します。

ネズミの死骸を処理しなくて済む一方で、効果は数日〜数週間程度ですので、臭いに慣れると戻ってくるデメリットがあります。

粘着シート・毒餌を置く

物置にいるネズミを確実に数を減らしたい場合は、捕獲、または毒餌を置きましょう!

ネズミは壁際や隅を走る習性があります。そのため、粘着シートは部屋の真ん中ではなく、壁沿いや荷物の隙間に、隙間なく敷き詰めるのがコツです。

物置にいるネズミに毒餌(殺鼠剤)を使う場合、「ワルファリン」などの成分を含むエサを食べさせます。

ただし、警戒心の強いクマネズミなどは、食べ慣れていないものを口にしないことがあります。

ただし、粘着シートや毒餌を使用する場合、生きたまま、あるいは腐敗した死骸を自分で処理する必要があります。

そのため、これらの処理に抵抗がある方にはおすすめできません。

物置でネズミのフンを見つけた場合の掃除・消毒方法

物置でネズミのフンを見つけた場合の掃除・消毒方法

以下、物置でネズミのフンを見つけた場合の掃除・消毒方法の手順をまとめました。

手順内容
完全防備する使い捨てのゴム手袋とマスク(できれば密着性の高いもの)を着用します。
湿らせるフンが乾燥して舞い上がらないよう、アルコールスプレーや薄めた次亜塩素酸ナトリウムをキッチンペーパーに含ませ、フンを覆って湿らせます。
拭き取る湿らせた状態で静かに拭き取り、ビニール袋に入れて密封します。
消毒拭き取った場所を再度アルコール等で念入りに消毒します。
廃棄使用した手袋やマスクもビニール袋に入れて捨て、手洗い・うがいを徹底します。

次亜塩素酸ナトリウムは、キッチンハイター等でかまいません。

対策グッズを設置する前に、まずフンを掃除しようとする方が多いですが、その際、絶対に掃除機で吸ってはいけません。

なぜなら、ネズミのフンや尿には、多くの病原菌が含まれています。(参考:東京都保健医療|ねずみが与える被害

ネズミが保有する菌を知りたい方は、以下の記事もあわせてご参考ください。

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自力対策ではネズミ被害が再発する理由

自力対策ではネズミ被害が再発する理由

「グッズで追い払ったし、掃除もしたからもう大丈夫」そう思った数週間後、また同じ場所にフンが落ちている…。

これはネズミ対策において非常によくあるケースです。

自力対策では、物置のネズミ被害が再発する理由を以下にて解説しますのでぜひご参考ください。

ネズミは帰巣本能があるから

ネズミは「帰巣本能」が非常に強く、一度「ここは安全だ」と認識した場所には、何度追い出されても戻ってこようとします。

忌避剤や超音波などで一時的に追い払えても、慣れるとすぐに戻ってきます。

繁殖力が驚異的だから

ネズミは妊娠期間約20日、1回の出産で5〜10匹の子を産み、生後2〜3ヶ月で繁殖可能になるため、驚異的な繁殖力を持ち、「ネズミ算」と呼ばれるように爆発的に増えます。

また室内では、一年中繁殖可能な動物です。

1匹のメスから1年で数十匹以上、計算上は1組のつがいから1年で9,000匹以上増えることもあり、見つけ次第、早期の駆除と侵入経路の封鎖が不可欠です。

侵入経路を特定できない

ネズミ被害が再発する理由の大半は、物置への侵入経路があるからです。

しかし、物置の侵入経路は、次のように非常に見つけにくい場所にあります。

  • 物置の裏側
  • 床下
  • 屋根の波板

これらをすべて見つけ出し、封鎖しない限り、ネズミは何度でも入ってきます。

また中途半端に塞いでも、

「穴を見つけたからガムテープや板で塞ぐ」といったDIY感覚で封鎖しても、ネズミに「壁を食い破る」学習をさせるだけです。

ネズミの歯は、木材、プラスチック、アルミ、薄いコンクリートさえもかじり通します。

中途半端な素材で塞ぐと、「ここをかじれば入れる」と学習させ、かえって執着心を強める結果になりかねません。

物置のネズミ被害を根本解決する4つのステップ【プロの施工】

物置のネズミ被害を根本解決する4つのステップ【プロの施工】

では、どうすれば「物置に二度と入られない」状態にできるのでしょうか。

そこで本章では、ネズミ駆除業者が行う、根本解決のための4つのステップをご紹介します。

  1. 物置の裏や床下まで侵入経路をすべて特定する
  2. 中に閉じ込めずに徹底的に追い出し・捕獲する
  3. 清掃・殺菌消毒する
  4. 侵入経路をすべて塞ぐ

以下で詳しく解説しますので、ネズミ被害を再発させたくない方はぜひご参考ください。

物置の裏や床下まで侵入経路をすべて特定する

まず、徹底的に被害状況を調査しましょう!

プロの場合、人間が入れないような物置の裏側も、ファイバースコープを使ったり、場合によっては物置の中身を出して床板を外し調査します。

その際、ラットサインと呼ばれる「ネズミの通り道に残る黒い汚れ」を見逃さず、「どこから入っているか」を100%特定します。

ここですべての侵入経路を特定できないと、いつまで経ってもネズミの被害は再発するので徹底的に調査しましょう!

中に閉じ込めずに徹底的に追い出し・捕獲する

侵入経路を特定できても、いきなり穴を封鎖してはいけません。

なぜなら、中にネズミが残った状態で塞ぐと、下記の被害が発生します。

  • 閉じ込められたネズミが餓死して腐敗臭を放つ
  • パニックになって壁を食い破る

プロの場合は、独自の追い出し薬剤やトラップを使い、確実に物置内を「空っぽ」にします。

清掃・殺菌消毒する

ネズミがいなくなっても、病原菌やネズミに寄生していた「イエダニ」が残っています。

宿主がいなくなったダニは、次に人間を襲います。

そのため、プロの業者の場合、市販のスプレーでは届かない隙間まで、業務用噴霧器で殺菌・消毒・殺虫処理を行い、衛生的な環境を取り戻します。

侵入経路をすべて塞ぐ

ここが最も技術を要する工程です。

物置への侵入経路を、次のようなネズミがかじれない素材を使い、頑丈に封鎖しましょう!

  • パンチングメタル
  • 金網
  • 金属用パテ
  • コーキング剤 など

物置の可動部や通気性を損なわないようにしつつ、ネズミだけを通さない「施工技術」は、リフォーム工事に近い専門性が求められます。

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「物置の裏側なんて確認できない」「荷物を全部出して消毒するのは無理」「絶対に再発させたくない」そう感じたなら、自力での対策は限界かもしれません。

そんな状況にあてはまる場合、「ハウスプロテクト」へ相談することをおすすめします。

リフォーム会社が母体になっている「ハウスプロテクト」は、物置のような構造物の仕組みを熟知しており、外観を損なわず、かつ頑丈に侵入経路を塞ぐ施工技術に長けています。

「駆除した直後は良くても、半年後にまた入られたら?」という不安に応えるため、業界トップクラスの「最長10年保証」を用意しています。

万が一の再発時も無償で対応してくれるため、長期的に見ればコストパフォーマンスは抜群です。

また出張費や現地調査、見積り作成まで全て無料で対応してくれます。

相見積もりも可能な業者ですので、まずは無料の現地調査を依頼してみることをおすすめします。

「物置のどこに穴が開いているのか?」「どれくらいの数のネズミが住み着いているのか?」そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ無料相談を活用してみてください。

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実際にハウスプロテクトを利用した方々の口コミ・評判が知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

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まとめ

物置のネズミ対策について、その原因から根本的な解決策までを解説しました。

物置にいるネズミを放置すると繁殖し、家財を破壊し、お住まいへ侵入してきます。

忌避剤や粘着シートは一時的な効果しかなく、根本原因である「侵入口」を塞がない限り、被害は再発し続けてしまいます。

侵入経路は1cmの隙間も見逃さず、金属素材で塞ぎ再発させないようにしましょう!

「自力で侵入経路を特定できそうにない」「荷物を全部出して消毒するのは無理」そう感じた場合は、プロの手を借りることをおすすめします。

リフォーム会社が母体になっている「ハウスプロテクト」では、出張費や現地調査、見積り作成もすべて無料で対応してくれます。

被害が拡大して修理費用がかさむ前に、まずはハウスプロテクトの無料調査で現状を把握することから始めてみませんか?

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ハウスプロテクト以外のネズミ駆除業者を知りたい方は、以下の記事もあわせて確認してください。

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