「夜中にトコトコ…天井裏から小さな足音が」
「気づけば、キッチンの食材がかじられていた」
「部屋の隅に、黒い米粒のようなフンが落ちていた」
もし、こんな状況に当てはまる場合、すでにネズミが家の中に棲みついているサインです。
ネズミは、住まいを火災のリスクに晒し、家族の健康を脅かすため決して放置してはいません。
実際、東京都消防庁の報告では、ネズミが電気配線をかじったことによる火災で死者が出た事例も確認されています。
また、厚生労働省もネズミを媒介とするサルモネラ菌やイエダニによる健康被害について注意喚起を行っています。
そこで本記事では、「ネズミ被害で起こりうる5つリスク」をハウスプロテクト監修のもとプロの目線でわかりやすく解説します。
「自分でできる駆除・侵入防止テクニック」や「信頼できる業者の選び方と注意点」も紹介しますので、この記事を参考にネズミ被害を解決しましょう!
ネズミ被害が引き起こす5つのリスク

「まだ大丈夫だろう」と放置するのが一番危険です。
ネズミがいることによる被害は、衛生面だけにとどまりません。
ここでは、行政や消防庁のデータに基づき、放置した場合の5つのリスクを解説します。
配線をかじられて起きる「漏電火災」
ネズミによる被害で最も恐ろしいのが「火災」です。
ネズミの歯は一生伸び続けるため、常に硬いものをかじって歯を削る習性があります。
家の柱や家具だけでなく、壁の中にある電気配線やガスホースもかじってしまいます。
実際「東京消防庁」によると、ネズミなどの動物が原因とみられる火災は毎年、多数報告されています。
以下、実際にネズミが原因で発生した火災事例です。
サルモネラ菌やイエダニによる「健康被害」
ネズミは、下水道やゴミ捨て場など不衛生な場所を移動しながら家の中に侵入します。
そのため、ネズミの体表や排泄物には多くの病原体が付着しています。
以下、ネズミが引き起こす主な健康被害です。
| ネズミ由来の健康被害 | 詳細 |
| サルモネラ菌 | 食中毒の原因となります。ネズミが触れた食器や食材を通じて感染し、激しい腹痛や嘔吐を引き起こします。 |
| ハンタウイルス | ネズミのフンや尿が乾燥して空気中に舞い、それを吸い込むことで感染します。腎不全などを引き起こす恐れがあります。 |
| イエダニ・ノミ | ネズミの体に寄生している吸血ダニです。ネズミが死んだり巣を放棄したりすると、新たな寄生先を求めて人間に移り、激しい痒みや皮膚炎を引き起こします。 |
実際、「厚生労働省」も動物由来感染症としてネズミによるリスクを警告しています。
特に小さなお子様や高齢者がいるご家庭では、命に関わることもあるため注意しましょう。
断熱材や柱を破壊される「家の資産価値低下」
ネズミは巣を作るために、家の断熱材を食い破って集めます。
また断熱材がボロボロになると、下記3つの被害も引き起こします。
- 家の保温性能が下がる
- 天井にシミができる
- 強烈な悪臭が染み付く
さらに柱や土台をかじられることで家の強度が下がり、資産価値が大きく損なわれる可能性があります。
自然にいなくなることはない
「そのうち出ていくだろう」という期待は捨てましょう。
ネズミは非常に繁殖力が強く、環境さえ良ければ爆発的に増え続けます。
これを「ネズミ算」と呼びます。
例えば、つがい(オスとメス)のネズミが1組いれば、1年後には理論上500匹以上に増える可能性があります。
放置すればするほど、駆除にかかる費用も時間も膨れ上がるため、決して放置してはいません。
夜中の騒音による「精神的ストレス」と「不眠」
夜中に聞こえる騒音によるストレスは深刻です。
また「いつ天井が抜けるかわからない恐怖」や「不潔な動物が家にいるという嫌悪感」から「不眠症」や「ノイローゼ」になる方も少なくありません。
安心して眠れる生活を取り戻すためにも、早期の対策が必須です。
家の中にネズミがいるサインとは?

ネズミは夜行性で警戒心が強いため、姿を見せることは稀です。
しかし、ネズミは必ず「痕跡(サイン)」を残します。
天井裏の足音や鳴き声
音がする場所と種類で、ある程度の予測がつきます。
以下、音ごとに考えられる可能性です。
| 音の種類 | 内容 |
| 「トコトコ」「タッタッタ」 | 軽快に走り回る音なら、小型のクマネズミやハツカネズミの可能性が高いです。 |
| 「ドスドス」「ガタガタ」 | 重みのある音や物を引きずるような音がする場合、大型のドブネズミの可能性があります。 |
| 「カリカリ」「ガリガリ」 | 何かをかじっている音です。柱や配線をかじっている危険なサインです。 |
| 「キーキー」「チューチュー」 | 鳴き声が聞こえる場合、喧嘩をしているか、求愛行動、あるいは子ネズミがいる可能性があります。 |
ラットサイン(黒い汚れ)とフン
ネズミの体には、油汚れやススが付いています。
またネズミは視力が弱く、壁や床の隅に体を擦り付けながら移動する習性があるため、通り道には「黒ずんだ汚れ」が残ります。
実際、プロの駆除業者も「ラットサイン」を最初に確認します。
また、フンの形状も重要な手がかりです。
| ネズミの種類 | フンの大きさ | フンの特徴 |
| クマネズミ | 6mm〜10mm程度 | 細長く、散らばって落ちている。 |
| ドブネズミ | 10mm〜20mm程度 | 太くて丸みがあり、まとまって落ちている。 |
| ハツカネズミ | 4mm〜7mm程度 | 米粒のように小さく、先が尖っている。 |
ネズミを目撃した時の応急処置
もしネズミに遭遇しても、絶対に素手で捕まえようとしないでください。
なぜなら、噛まれて感染症にかかるリスクがあるからです。
ネズミを目撃した時の応急処置は以下のとおりです。
- 大きな音を出して追い払う
- 逃げた方向を確認する
- 清掃と消毒を行う
「ネズミの通り道やフンがあった場所を正しく清掃・消毒したい」といった方は、以下の記事よりご覧ください。
ネズミの種類と行動パターンを知って効果的に対策しよう

日本の家屋に被害をもたらすネズミは、主に「イエネズミ」と呼ばれる3種類です。
以下でネズミの種類ごとの特徴を紹介します。
ネズミの種類に合わせて対策しましょう。
ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの違い
| 種類 | 体長 | 生息場所 | 特徴 | 駆除難易度 |
|---|---|---|---|---|
| クマネズミ | 15〜20cm | 天井裏、壁の中 | 高い所が得意、警戒心が最強 | ★★★(高) |
| ドブネズミ | 20〜26cm | 床下、台所、下水 | 泳ぎが得意、獰猛、湿気を好む | ★★☆(中) |
| ハツカネズミ | 6〜10cm | 物置、倉庫、隙間 | 体が小さい、好奇心旺盛 | ★☆☆(低) |
種類によって変わる行動・侵入ルート・危険度
クマネズミ
綱渡りのように電線を伝ったり、垂直なパイプを登ったりして、2階や天井裏に侵入します。
クマネズミは警戒心が非常に強く、見慣れないもの(罠や毒餌)には近づきません。
また罠を仕掛けても学習して避けるようになるため、駆除が最も難しい種類です。
ドブネズミ
ドブネズミは、寒さに強く、水回りを好みます。
主にトイレの配管や床下の通風口から侵入します。
ドブネズミの性格は荒く、追い詰めると人やペットに噛み付くことがあるため、容易に近づかないようにしましょう。
またドブネズミは、高い所には登れないため、床面に罠を仕掛けるのが有効と言えます。
さらに食欲旺盛なので、毒餌にかかりやすい傾向があります。
ハツカネズミ
ハツカネズミは、わずか1cm程度の隙間があれば侵入します。
自然豊かな環境に近い家や倉庫などで発生しやすいです。
そんなハツカネズミは、好奇心が強いため、罠にかかりやすい傾向があります。
ただし、体が小さいため、粘着シートの上を歩いて逃げることもあるため、過度な期待は避けましょう。
駆除・対策に失敗しやすいNGパターン
クマネズミが天井裏にいる場合は、点検口から天井裏、配管や柱など「縦の通り道」にに罠を設置しましょう。
なぜなら、クマネズミは警戒心の強いため、いきなり大量の罠を置くと寄り付かなくなります。
最初は「餌付け」をして安心させるといった駆け引きが必要です。
自分で駆除?業者に依頼?失敗しないための判断基準

「業者に頼むと高いし、まずは自分で対策してみようかな」と考える方は多いでしょう。
しかし、状況によっては自力駆除できず、かえって被害を拡大させるリスクがあります。
以下では、「自力で対策できるケース」と「プロに依頼すべきケース」を紹介しますのでぜひご確認ください。
自力で対策できるケース
以下の条件に当てはまる場合は、市販のグッズでネズミ被害を解決できる可能性があります。
- 被害に気づいて間もない
- ネズミの姿をまだ見ていない
- 侵入経路が特定できている
- 相手がハツカネズミ
- 天井裏に点検口があり、自分で作業できる
これらに当てはまる場合、市販のグッズで対策できる傾向があります。
プロに依頼すべきケース
以下の場合は、自力での完全駆除は困難です。
時間とお金の無駄になる前に、専門業者へ相談してください。
- 天井裏を走る音がする
- 姿を頻繁に見かける
- 天井裏や壁の中など、手が届かない場所にいる
- 市販のグッズを試したが効果がなかった
- 飲食店や食品を扱う店舗である
これらの状況に当てはまる場合は、早急に専門業者へ相談しましょう。
「業者選びに失敗したくない!」といった方は、以下の記事を参考にしてみてください。
DIYグッズにかかる費用vs業者の費用相場
DIYの場合、下記を揃える必要があるため、数千円〜2万円程度かかります。
- 粘着シート
- 毒餌
- 忌避剤
- パテ など
また失敗して買い足していくと、意外と高額になるため、確実にネズミ被害を解決したい方にはおすすめできません。
一方、業者にネズミを駆除してもらう場合、下記のような相場になります。
- 一部駆除(追い出しメイン): 5万円〜10万円
- 完全駆除(防鼠工事込み): 10万円〜30万円以上 ※
一見高く見えますが、「二度と出ないように穴を塞ぐ工事」が含まれる場合、長期的にはコストパフォーマンスが良い方法と言えます。
ネズミを追い出す!駆除グッズの効果と正しい使い方

粘着シート
| 粘着シートを使ったネズミ対策 | 内容 |
| 設置場所 | ラットサインがある壁際、部屋の隅、キッチンの通り道に設置しましょう。 |
| 形を変える | 平らに置くだけでなく、トンネル状に折ったり、U字型にして壁に沿わせたりして、ネズミが通りやすい形を作りましょう。 |
| 新聞紙を敷く | ネズミの足が濡れていたり油で汚れていたりすると、粘着力が落ちて逃げられます。シートの下や手前に新聞紙を敷き、足の汚れを取らせてからシートに乗るように誘導しましょう。 |
毒餌・殺鼠剤
忌避剤
| 忌避剤のタイプ | 内容 |
| スプレータイプ | スプレータイプは即効性があります。ネズミが顔を出しそうな隙間やラットサインのある場所に直接噴射します。効果時間は短いので、毎日使用しましょう。 |
| 燻煙(くんえん)タイプ | 燻煙(くんえん)タイプは、煙や霧で部屋全体に成分を行き渡らせます。天井裏や床下など、広範囲を一気に攻めるのに有効です。 |
超音波やスマホアプリの効果と限界
| 超音波やスマホアプリのNGな設置方法 | 内容 |
| エサを置いたままにする | キッチンに食材が出しっぱなしだと、わざわざ怪しい毒餌や罠に近づきません。 |
| 子供やペットの手の届く場所に置く | 毒餌や強力な粘着シートは、誤飲や事故のもとです。設置場所には細心の注意を払ってください。 |
ネズミの侵入を防ぐ!プロが教える防鼠テクニックと封鎖

1.5cmの隙間が命取り!侵入ルートの見極め方
一軒家の場合
| 一軒家の侵入経路 | 詳細 |
| 床下通風口 | 古い家では格子の目が粗かったり、錆びて壊れていたりします。 |
| エアコンの配管 | 壁に穴を開けてパイプを通している部分。パテが劣化して隙間ができていませんか? |
| 雨戸の戸袋 | 中が空洞になっており、格好の隠れ家・侵入ルートになります。 |
| 屋根の隙間 | 瓦のズレや、屋根と壁の境目。クマネズミのメインルートです。 |
室内の場合
| 家の中にある侵入経路 | 詳細 |
| キッチンのシンク下 | 排水管が床を通る部分。配管と床の間に隙間が空いていることが多いです。 |
| ブレーカー(分電盤)の裏 | 壁の中から配線を引き込んでいる穴が、大きく開いていることがあります。ここから天井裏と室内を行き来します。 |
| 和室の長押(なげし) | 鴨居の上の化粧部材の裏側が、壁の中と繋がっていることがあります。 |
金網・パテ・防鼠ブラシで封鎖する方法
| 材料 | 内容 |
| 金網(防鼠金網) | ステンレス製の目の細かい金網。通風口などを塞ぐのに使います。加工しやすいソフトタイプがおすすめです。 |
| 防鼠パテ | 唐辛子成分などが練り込まれた、ネズミが嫌がるパテ。配管周りの隙間を埋めるのに最適です。 |
| スチールウール(金たわし) | 応急処置として優秀です。隙間にぎゅうぎゅうに詰め込むと、ネズミは金属繊維を嫌がって通りません。 |
| 防鼠ブラシ | パイプのような形状のブラシ。雨樋やシャッターの隙間に差し込んで使います。 |
環境対策
信頼できるネズミ駆除業者の選び方と依頼時の注意点

「安全かつ確実にネズミを駆除したい」
見積もり時にチェックすべき3つのポイント
料金体系は明確か
調査の丁寧さ
説明のわかりやすさ
「防鼠工事つき保証」の有無で選ぶべき理由
アフターサービスの内容と保証期間
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる害獣に対応!まずは被害状況をお聞かせください。
ネズミ被害によくある質問【Q&A】

Q. ネズミを1匹見かけたら何匹いる?
Q. 駆除費用は火災保険や雑損控除の対象になる?
Q. 猫を飼えばネズミはいなくなる?
Q. 賃貸物件で出た場合、誰が費用を負担するの?
まとめ:ネズミ被害は「今すぐ対処」すれば、必ず解決できる!
ネズミ被害は、下記4つの深刻なリスクを伴うため、決して放置してはいけない問題です。
- 火災
- 感染症
- 建物の劣化
- 精神的ストレス
本記事で解説した通り、次の3ステップを踏めば、ネズミ被害は確実に解決することができます。
- 被害のサインを正しく見極める
- 状況に応じて自力対策か業者に依頼するか判断する
- 駆除後に必ず「防鼠(侵入経路の封鎖)」を行う
特に重要なのは、「追い出して終わり」ではなく、「二度と入らせない環境を作ること」です。
ここを怠ると、どれだけ駆除しても必ずネズミ被害は再発します。
もし現在、以下の状況に当てはまる場合、迷わず専門業者へ相談してください。
- 天井裏や壁の中で音がする
- 姿を何度も見かける
- 市販グッズで効果が出ない
- 建物の構造が複雑・高所作業が必要
早めに対策することで費用も被害も最小限で済みます。
本記事で解説したとおり、ネズミ被害は正しい知識と行動で必ず解決できます。
ご自身を含め、ご家族が安心して眠れる日常を一日でも早く取り戻しましょう!
「どのネズミ駆除業者に依頼すればいいかわからない」といった方は、まずは一度、ハウスプロテクトへ無料相談してみてください。
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