テン駆除の全知識がここに!被害と対策を全解説

「テンが家や近所にいるけど駆除した方がいいのかな」と少しでもお考えの方にはぜひ本記事を読んでいただきたいです。

今、大きな被害がないからといって放置するのは危険な判断。

テンによる被害が深刻化すると不眠症やストレス過多、アレルギー症状を引き起こすため的確かつ素早い対処が重要です。

そこで本記事では、テンによる被害への対策、侵入経路になりやすい箇所などテンの駆除に必要な知識を丸ごと解説します。

大きな被害がない今のうちにテンの駆除に必要な情報をまとめてチェックしておきましょう!

こんな方にオススメの記事です!
・「テンの駆除をした方が良いのかな……?」と迷っている
・テンを家から追い出して、戻ってこないようにしたい

・記事をたくさん読むのは面倒!
・「本当にテンなのか?他の動物かも……」とイマイチ確信できていない

テンによる被害

テンによる被害は以下の3つに大別されます。

  1. 騒音
  2. 悪臭や天井のシミ
  3. アレルギーや怪我

「ちょっとうるさかったり、少しニオう程度でしょ?」と思っていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

深刻な被害へと発展しかねないので、本章で被害の詳細を知って今後の駆除をより円滑に進めましょう。

騒音

テンの足音や鳴き声は騒音被害に繋がります。

というのも、テンは斜面を登るのが得意で、天井裏へよく入り込む動物です。

天井裏の板やボードは音が響きやすい素材が多いため、テンのサイズからは想像できない大きな音が響くことも。

夜行性の動物であるため、人間が眠る時間に活発に動き回り睡眠の妨げになることもあります。

また、4月〜5月の繁殖期に入ると子どもが生まれ鳴き声も聞こえてくるようになります。

鳴き声も長期間続くとかなりのストレスになり、不眠症なども引き起こすので軽視はできません。

悪臭や天井のシミ

天井裏に入り込んだテンはそのまま排泄をします。

フンや尿が蓄積すると悪臭が漂ってきて不快な思いをすることでしょう。

フンのニオイが特別キツいことで知られるイタチほどではないものの、やはり嫌なニオイなので早めに対処したいところです。

また、天井板の材質にもよりますがフンや尿が蓄積するとシミになることがあります。

フンや尿が蓄積すると天井の素材が劣化し、最悪の場合は天井が抜け落ちてしまうことも考えられます。

アレルギーやケガ

テンは野生動物であるため、ノミやダニが付着している場合があります。

テンに付着したノミやダニが原因となってアレルギー症状が起きたり、ノミ・ダニに刺されて痒みに悩まされたりすることも。

どれだけ室内を掃除しても痒みやアレルギー症状が治まらない場合は、天井裏のテンが原因かもしれません。

また、テンは可愛らしい見た目に反して攻撃的な性格です。

歯や爪による攻撃で人間やペットに襲う可能性もあります。

2010年に新潟県で9羽のトキがテンに襲われる事件まであったほどです。

想像以上に危険なので迂闊に近づかないようにしましょう。

テン被害を解決するための対策

テンによる被害は放置していると深刻になる一方です。

なるべく早い段階で対処して、解決してしまいたいところ。

迅速かつ正しい対処法で被害の深刻化を防ぎましょう。

テンの捕獲や殺傷は法律違反になる

テン対策と聞いて「市販のカゴで捕まえるとか、毒餌で殺してしまえばいいんじゃない?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実はどちらも動物の捕獲や狩猟を規制する「鳥獣保護管理法」の違反となってしまうため、無許可での捕獲や殺傷は行えません

捕獲は各自治体に申請すれば、許可が得られる場合もあります。

手っ取り早い方法ではありますが、無許可での捕獲や殺傷は行わないように注意しましょう。

忌避剤やライトで家から追い出す

家からテンを追い出す場合には忌避剤(動物の嫌がるニオイを発生させるもの)やライトを用います。

テンに有効とされている忌避剤は以下のとおりです。

  • 木酢液(もくさくえき):木が焦げるようなニオイ
  • お酢:強い酸っぱさを感じるニオイ
  • クレゾール石鹸液:強い刺激を感じるニオイ

忌避剤はボトルに詰めて散布するか、布に吸わせて被害箇所に置きましょう。

また、強い光を浴びせられるライトを設置することで、驚いたテンを追い出す方法もあります。

センサーで感知して光るタイプのライトがネット上でも簡単に購入可能です。

被害が起きている場所か、侵入経路になっていそうな箇所に設置しましょう。

追い出すだけでは不十分!テンの侵入経路

テンを家から追い出すことができても、駆除が完了したとは言えません。

再び家に戻ってきて侵入され、被害が再発する可能性もあります。

そのため、テンの侵入経路を特定して封鎖する作業が必要です。

そこで、本章ではテンの侵入経路になりやすい箇所とその理由について解説します。

屋根上が侵入経路になりやすい

屋根上の隙間は屋根裏への侵入経路になりやすい箇所です。

特に屋根と壁の間になる部分は隙間になりやすく、古くなると隙間がさらに大きく開いてきます。

また、屋根についている天窓や瓦同士の隙間、新たに増築した箇所も侵入しやすいため注意が必要です。

なぜ屋根上から侵入する?

「床下とかの方が入りやすそうだけど、なんでわざわざ屋根上から?」と思われるかもしれません。

テンが屋根上から侵入するのには大きく分けて2つの理由があります。

まず、テンは登坂能力が高く、周辺にある木や壁をよじ登ることが可能です。

木や壁から飛び移り、簡単に屋根にアクセスできるのが1つ目の理由。

2つ目の理由はテンの体の大きさです。

テンはイタチ科の中でも体が大きく50cmを超える個体も存在します。

床下から天井裏へ向かうためには狭い壁の間をよじ登る必要がありますが、体の大きいテンには困難です。

それならば得意とする木登りで屋根上に向かい、屋根と壁の間や瓦の隙間など老朽化に伴って大きくなる隙間から直接、屋根裏へと入る方が容易。

そのため、屋根上から侵入するテンが多くなっていると考えられます。

テンの特徴や生態

テンは同じ科に分類されるイタチと比べると、認知度の低い動物かもしれません。

そのため「家に入り込んだのがイタチだと思ったらテンだった!」なんてことも。

そのほかにも似ている動物がいて、見分けるのが少し難しく感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

入り込んだ動物が何かわからないのは不安ですし、正確な情報も調べにくいかと思います。

本章でテンの生態や似ている動物の特徴を知って、より確実な駆除に繋げましょう。

テンの特徴や生態

テンは日本の本州、四国、九州で多く見られます。

元々、山に生息していましたが近年では住宅に住み着くことも増えてきているようです。

体長は40cmから55cm程度で大体、ラグビーボールくらいの大きさです。

季節によって頭部が変色するのが特徴的で温かい間は黒っぽい茶色、寒い間は白色に。

また、雑食のため昆虫やモグラから柿やザクロなどの果実も食べます。

そして可愛らしい見た目に反して、歯や爪を使って襲いかかることのある攻撃的な性格も特徴です。

似ている動物

テンに似ている動物としてよく挙げられるのがイタチ・ハクビシン・オコジョの3匹。

テンを含めたそれぞれの特徴を以下の表にまとめました。

名前大きさ(尻尾を除く)鳴き声足跡フン
テン40cm〜55cmギューギュー・3cm〜4cm
・イタチに似ている、跡が残りやすい
・10cm程度で細長い
・食べた小動物の毛が混じっていることがある
・かなり強いニオイ
イタチ27cm〜40cmキーキー・2cm〜3cm
・肉球と指が離れて跡になる
・6cm程度で細長い
・水分が多い
・強烈なニオイ
ハクビシン約60cmキューキュー・4cm〜4.5cm
・前足と後ろ足の形が異なる
・15cm程度で丸い
・果物をよく食べるため、タネが混ざっていることがある
オコジョ15cm〜30cmジジジッ・約3cm
・イタチと酷似している
・2cm〜5cm程度で太い
・食べた小動物の毛が混じっていることがある
・かなり強いニオイ

鳴き声や足跡はかなり似ているため、それだけで判別するのはかなり難しいでしょう。

体の大きさやフンの特徴からは比較的判別しやすいので、これらに鳴き声や足跡も加味する形で見分けるのがオススメです。

とはいえ、動きが早くて大きさが測れなかったりフンが見つからなかったりすることもあるかと思います。

ご自身での判別が難しい場合には害獣専門の駆除業者に依頼するのもオススメです。

テンの駆除についてはお任せください!

テンによる被害や対策に懸念がある場合は、害獣駆除専門業者のハウスプロテクトにご連絡ください。

害獣駆除専門業者のハウスプロテクトでは、24時間365日いつでも害獣被害の無料相談・お見積もりを受け付けております。

プロ仕様の薬剤でテンを家から追い出し、侵入経路となる隙間を徹底的に封鎖します。

屋根上や天井裏、床下などご自身では手の届かない場所も、もちろん作業可能です。

害獣駆除はしっかりと追い出した後に、全ての隙間をくまなく塞ぐ必要があります。

ご自身での駆除に少しでも不安な点があれば、ぜひご相談ください。

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まずは被害状況をお聞かせください。

まとめ

テンによる被害は多岐にわたり、人間の生活に大きな影響を与えます。

少しでも異変を感じたら放置せず、早めに対処しましょう。

テン対策を行う場合には無許可での捕獲や殺傷は禁止されているので、基本的には忌避剤やライトによる追い出しで対策します。

また、特に侵入経路になりやすい屋根上は要注意です。

テンの駆除は迅速且つ的確に行いましょう。

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