ネズミが走り回る理由は6つ!放置すると火災に?対策をプロが解説

屋根裏や天井裏から「トトトッ」「ドタバタ」と走り回るような音が聞こえると、「ネズミが何匹もいるのではないか」「放置して大丈夫なのか」と不安になりますよね。

ネズミが走り回るような音を立てる理由には、餌探しや巣作り、求愛行動などがあります。

ただし、屋根裏で音を立てるのはネズミだけではありません。

イタチやハクビシン、アライグマなどが入り込んでいる可能性もあり、音だけで動物の種類や被害の程度を判断することは困難です。

本記事では、以下の内容を害獣駆除のプロの視点から解説します。

  • ネズミが屋根裏で走り回る6つの理由
  • 動物ごとの音の目安
  • 放置するリスク
  • 自力対策の効果と限界

専門業者への相談・現地調査を検討したほうがよい状態や、費用・業者選びを先に確認したい場合の進み方も紹介するので、現在の状況と照らし合わせてください。

ネズミが屋根裏で走り回る6つの理由

ネズミが屋根裏で走り回る6つの理由

ネズミが屋根裏で走り回る場合は、主に下記6つの理由があります。

  1. 求愛行動中
  2. 縄張りを守るため
  3. 餌を探している
  4. 巣を作っている
  5. 子育て中
  6. 天敵から逃げている

足音の大きさや回数だけで、ネズミの個体数や繁殖状況まで判断できません。

建物の構造によって音が響くこともあるため、あくまで考えられる理由と確認しましょう。

求愛行動中

オスとメスが求愛行動をしていると、追いかけるように走る音が聞こえることがあります。

ただし、複数の足音が聞こえたからといって、求愛行動や繁殖中だと言い切れるわけではありません。

音が聞こえる時間帯、鳴き声、糞やかじり跡など、ほかの痕跡もあわせて確認する必要があります。

縄張りを守るため

ネズミは巣や餌場の周辺になわばりを作り、ほかの個体が入ってくると追いかけたり争ったりすることがあります。

「キーキー」「チューチュー」といった鳴き声と走る音が同時に聞こえる場合は、個体同士が接触している可能性も考えられます。

ただし、鳴き声だけで複数のネズミが住み着いているとは判断できません。

餌を探している

ネズミは、餌を探すために屋根裏から壁の中、台所などへ移動します。

大阪府では、ネズミが1日に体重の4分の1から3分の1程度の餌を取ると説明しています。

もし夜間に台所や食品の保管場所付近で音がする場合は、餌を探して移動している可能性があります。

ちなみにネズミの餌になりやすいものは次のとおりです。

  • 袋が開いたままの食品
  • 生ごみ
  • ペットフード
  • 仏壇のお供え物
  • 台所や床に落ちた食べかす

参考:大阪府「ねずみの駆除について」

巣を作っている

「ガサガサ」「ズリズリ」と物を動かすような音が聞こえる場合は、巣の材料を運んでいる可能性があります。

ネズミは紙、布、ビニールなどを巣材に使います。

屋根裏や収納内にある材料を運ぶために、同じ経路を往復することもあります。

ただし、断熱材や物が動く音だけで、ネズミの巣があるとは断定できません。

子育て中

屋根裏に巣があり、子ネズミが動ける時期になると、軽い足音が複数聞こえる場合があります。

クマネズミの場合、最適な条件下では生後約3カ月から繁殖可能になり、妊娠期間は約21日とされています。

しかし、足音を聞いた時点で繁殖や出産時期を特定することはできません。

「軽い音がするから子ネズミがいる」と決めつけず、糞の大きさや増え方、巣材、目撃情報などを含めて判断しましょう。

天敵から逃げている

突然、激しい足音や鳴き声が聞こえる場合は、別の動物と接触している可能性も考えられます。

屋根裏には、ネズミだけでなくイタチ、ハクビシン、アライグマなどが侵入することがあります。

ただし、激しい音がしただけで、ネズミが天敵から逃げているとは言い切れません。

「音が大きい」「これまでと聞こえ方が違う」「昼間にも物音がする」といった場合は、次の動物別の特徴も確認してください。

その足音は本当にネズミ?動物ごとの音の特徴を比較

その足音は本当にネズミ?動物ごとの音の特徴を比較

屋根裏で走り回るのは、ネズミだけではありません。

以下に動物ごとの音の特徴をまとめましたのでぜひご確認ください。

動物音・鳴き声の目安活動しやすい時間帯
ネズミカリカリ、カサカサ、トトトッ、キーキー主に夜間
ハクビシンゴトゴト、ドタドタ、ミャーミャー主に夜間
イタチドタドタ、バタバタ、キーキー主に夜間
アライグマドタドタ、ゴソゴソ、クルクル主に夜間
コウモリバサバサ、パタパタ、キーキー夕方から夜、早朝
鳥類カタカタ、トントン、バサバサ、鳴き声主に昼間

この表は、あくまで音の正体を考えるための目安です。

建物の構造や音が伝わる経路によっては、小さな動物の足音が大きく聞こえることもあります。

そのため、音だけで動物の種類を決めつけず、糞、足跡、かじり跡、侵入口なども確認しましょう。

ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミの家ネズミ3種は鳥獣保護管理法の対象外ですが、イタチ、ハクビシン、アライグマなどの野生鳥獣は、原則として許可なく捕獲できません。

捕獲が必要な場合は、自治体や専門業者へ確認してください。

参考:環境省「鳥獣保護管理法の概要」

ネズミか他害獣か分からない場合は、専門業者へ相談しましょう!

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ネズミが走り回る被害を放置する6つのリスク

ネズミが走り回る被害を放置する6つのリスク

ネズミが走り回る音だけで、すぐに大きな被害が起こるとは限りません。

しかし、糞尿やかじり跡などの痕跡がある場合は、衛生面や建物への被害が進んでいる可能性があります。

以下では、確認しておきたい6つのリスクを解説します。

ネズミ算式に繁殖する

ネズミ算式に繁殖する

ネズミは繁殖力が高く、環境が整うと個体数が増える可能性があります。

大阪府の資料によると、最適な条件下におけるクマネズミの繁殖時期は生後約3カ月からで、妊娠期間は約21日、年間の分娩回数は5~6回、1回の出産数は約6匹です。

ただし、これらは最適条件下の目安です。

走り回る音を聞いただけで、現在の個体数や出産時期を推定することはできません。

音や糞が継続している場合は、現在も活動している個体がいるか、巣や侵入経路が残っていないかを確認する必要があります。

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電気配線をかじられると火災につながるおそれがある

ネズミは伸び続ける前歯を削るため、木材、樹脂、電気コードなどをかじることがあります。

電気コードの被覆が傷つき、内部の配線が短絡すると、火花が周囲の可燃物へ引火するおそれがあります。

東京都の資料では、平成8年から15年に確認されたネズミ関連火災は97件で、そのうち住宅・共同住宅は22件でした。

これは過去の集計であり、現在も同じ件数が発生していることを示すものではありません。

ただし、コードの傷、焦げたような臭い、ブレーカーの異常などがある場合は、無理に触れず、電気の専門家や害獣駆除業者への確認を検討してください。

参考:東京都保健医療局「ねずみが与える被害」

コードや配線の傷がネズミによるものか確認したい方は、以下の記事あわせてご確認ください。

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病原菌やダニによる健康被害につながるおそれがある

ネズミは、糞尿、体表のダニやノミ、汚染された食品などを介して、感染症や皮膚トラブルに関わることがあります。

東京都の資料では、家ネズミからの感染が報告または懸念されるものとして、サルモネラ症やレプトスピラ症などが挙げられています。

ただし、ネズミや糞に触れた人が必ず感染するわけではありません。

糞尿や巣を見つけても素手で触らず、乾いた状態で掃いたり掃除機で吸ったりしないようにしてください。

汚染範囲が広い場合や、屋根裏など安全に作業できない場所では、専門業者への相談も検討しましょう。

騒音による慢性的な睡眠不足

ネズミは主に夜間に活動するため、就寝中に足音が続くと睡眠を妨げられる場合があります。

東京都が高齢者宅を対象に行った調査でも、ネズミの物音によって夜に眠れず、日中の生活へ影響したという回答が記録されています。

ただし、物音が聞こえた人すべてが不眠症などになるわけではありません。

音が何日も続く場合は、聞こえた時間や場所を記録すると、原因を確認する際の手掛かりになります。

糞尿で天井が腐る・シミができる

屋根裏や壁内に糞尿が蓄積すると、臭いや汚れ、天井のシミにつながる場合があります。被害の程度は、糞尿の量、経過期間、建材などによって異なります。

糞尿を見つけた方は、ネズミの糞尿を安全に清掃・消毒する方法で必要な準備と手順を確認してください。

汚染範囲が広い、高所や狭所にある、断熱材まで汚れているといった場合は、自力で無理に作業しないことも大切です。

断熱材が食い荒らされ家の資産価値が下がる

ネズミが屋根裏に侵入すると、断熱材が巣材として荒らされたり、糞尿で汚染されたりする場合があります。

また、木材や配線などがかじられる可能性もあります。

必要な修繕内容や費用は、被害範囲と建物の構造によって大きく異なります。

音だけで高額な修繕が必要になるとは判断できないため、シミ、異臭、断熱材の乱れなどがある場合は、被害箇所を確認したうえで対応を決めましょう。

もし配線のかじり跡、糞尿、異臭、天井のシミなどがある場合は、足音だけの状態よりも被害確認の優先度が高くなります。

まずは被害箇所と侵入経路を確認し、必要な対策範囲を整理してください。

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予約状況にもよりますが、最短即日対応も可能ですのでぜひお気軽に連絡してみてください。

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走り回るネズミを自力で対策する効果と限界

走り回るネズミを自力で対策する効果と限界

市販の忌避剤、粘着シート、捕獲器、殺鼠剤などが、一時的な対策として役立つ場合はあります。

また、食品や生ごみを片付け、ネズミが好む餌を減らすことも重要です。

一方で、次のような内容は自力では判断しにくいことがあります。

  • 屋根裏や壁内にいる動物の種類
  • 現在も個体が残っているか
  • 複数ある侵入経路
  • 高所や狭所の被害状況
  • 糞尿や巣の清掃範囲
  • 自力対策後に再発した原因

市販品を設置して一時的に音が止まっても、侵入経路が残っていれば再び入り込む可能性があります。

反対に、屋内に動物がいる状態で先に侵入口を塞ぐと、壁内や天井裏に閉じ込めてしまうおそれがあります。

市販品を続けるか専門業者へ相談するか迷う方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

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ネズミの走り回る被害を根本的に解決する方法

ネズミの走り回る被害を根本的に解決する方法

ネズミ被害の再発リスクを下げるには、目の前の個体だけでなく、侵入経路や糞尿なども含めて対処する必要があります。

基本的な流れは次の4工程です。

  1. 考えられる侵入経路を確認する
  2. 屋内にいるネズミを追い出す
  3. 通り道や巣を清掃・殺菌消毒する
  4. 確認した侵入経路を塞ぐ

建物の構造や被害状況によって必要な作業は異なります。

それぞれの工程を順番に確認しましょう。

手順①:考えられる侵入経路を確認する

最初に、ネズミがどこから出入りしているのかを確認します。

主な確認場所は次のとおりです。

  • 屋根や軒下の隙間
  • 通風口・換気口
  • エアコン配管の貫通部
  • 床下換気口
  • 戸袋
  • 配管周辺の隙間

横浜市では、ネズミが1cm程度の穴でも通り抜けることがあると説明しています。

高所や建物内部など、目視できない場所にも侵入口がある可能性があります。

駆除アンサー編集部:ARAKI
音が止まっただけでは、ネズミがいなくなったとは判断できません。侵入経路の封鎖は、屋内に残っていないことを確認してから行いましょう。

確認場所と塞ぎ方の詳細は、以下の記事よりご覧ください。

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手順②:屋内にいるネズミを追い出す

侵入経路を確認したら、屋内にいる個体への対応を行います。

ネズミが残っている可能性がある状態で侵入口を先に塞ぐと、壁や天井内に閉じ込めてしまうおそれがあります。

追い出しや捕獲を行った後は、音や新しい糞が残っていないか確認してください。

一度音が止まっただけでは、屋内からすべての個体がいなくなったとは判断できません。

一定期間の痕跡確認も必要です。

手順③:通り道や巣を清掃・殺菌消毒する

ネズミの糞尿、巣材、死骸などが残っている場合は、清掃と消毒を行います。

少量の糞を清掃する場合でも、素手で触れず、ゴムやプラスチック製の手袋を使用してください。

糞尿は消毒剤で十分に湿らせ、粉じんが舞わないように処理します。

「屋根裏に大量の糞がある」「断熱材が広く汚染されている」「死骸がある」といった場合は、一般家庭で行う清掃よりも追加の防護や処理が必要になることがあります。

手順④:確認した侵入経路を塞ぐ

屋内にネズミが残っていないことを確認したうえで、確認できた侵入経路を塞ぎます。

封鎖には、設置場所に応じて金網、パンチングメタル、防鼠パテなどを使用します。

ガムテープや薄い材料だけでは、劣化したり、かじられたりする可能性があります。

封鎖後も、物音、新しい糞、かじり跡などが発生していないか確認しましょう。

侵入口を見落とすと再侵入の可能性が残るため、建物全体を確認できない場合は現地調査を利用する方法もあります。

駆除アンサー編集部:ARAKI
「侵入経路が分からない」「高所や狭所を確認できない」「自力対策後に音が再発した」といった場合は、無料調査で被害箇所と必要な対策範囲を確認できます。

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専門業者への相談・現地調査を検討したほうがよい状態

ネズミ駆除の専門業者に依頼すべきケース

足音が聞こえた人全員が、すぐに駆除工事を依頼する必要があるわけではありません。

ただし、被害箇所や侵入経路を自力で確認しにくい状態では、専門業者への相談や現地調査が判断材料になります。

早めに相談・調査を検討したい7つの状態

次のいずれかに当てはまる場合は、被害状況の確認を検討してください。

  1. 複数または継続的な足音がする
  2. 昼間にも物音がする
  3. 糞尿、異臭、天井のシミがある
  4. 電気コードや配線にかじり跡がある
  5. ネズミか他害獣か判断できない
  6. 侵入経路を確認できない
  7. 自力対策後も再発している

これらは、必ず大量繁殖している、あるいは自力対策が不可能だと断定する基準ではありません。

今の状態から選ぶ次の行動

費用や業者選びを先に確認したい場合

音はするものの被害の程度が分からない場合や、すぐに相談するか迷っている場合は、費用や業者選びを先に確認してから判断しましょう。

「料金の決まり方が知りたい」「依頼先を比較してから決めたい」といった方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

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電話は24時間受け付けており、相談後に現地調査の日時を決める流れです。

無料調査で確認できること

無料調査は、契約を前提に施工を決めるだけの場ではありません。

主に次の内容を確認し、今後の対応を判断するために利用できます。

  • 音の正体がネズミか他害獣か
  • 被害が発生している場所
  • 考えられる侵入経路
  • 自力で対応できる範囲か
  • 必要な施工範囲

調査できる場所や内容は、建物の構造と被害状況によって異なります。

気になる音がする場所、時間帯、見つけた糞やかじり跡、自力対策の内容を伝えておくと、状況を共有しやすくなります。

相談・現地調査・見積もり・契約の違い

相談、現地調査、見積もり、契約は同じ段階ではありません。

段階役割確認する内容
⓵相談現在の状況を伝える音、糞、異臭、目撃場所、自力対策歴などを伝える
②現地調査被害状況を確認する害獣の種類、被害箇所、侵入経路、必要な対応範囲を確認する
③見積もり施工内容と費用を確認する作業範囲、料金、保証条件、追加費用の条件などを確認する
④契約施工を正式に依頼する見積内容に納得した場合に契約へ進む

ハウスプロテクト公式サイトでは、見積内容の説明を受け、要望や予算、施工内容を確認し、内容に納得した場合に契約すると案内されています。

相談・現地調査・見積もりの時点で、施工契約が成立するわけではありません。

保証は最長10年ですが、築年数や施工内容などによって期間が変わるため、見積もり時に対象範囲を確認してください。

参考:ハウスプロテクト公式サイト

駆除アンサー編集部:ARAKI
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まとめ:走り回る音と被害の状態に応じて対策・相談を検討しよう

ネズミが走り回るような音には、餌探し、巣作り、求愛行動など複数の理由が考えられます。

また、イタチやハクビシンなど、別の動物が侵入している可能性もあるため、音だけで種類や個体数を断定することはできません。

まずは、音がする時間と場所に加えて、糞尿、異臭、天井のシミ、かじり跡などがないか確認してください。

現在の状況次に取る行動
配線の損傷や糞尿などがある相談・現地調査を検討する
害獣の種類や侵入経路が分からない無料調査で状況を確認する
費用や依頼先を先に知りたい費用・ランキング記事で比較する

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現在の状況を確認したうえで、自分に必要な行動を選びましょう。

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