天井裏や床下から動物の気配を感じると「家に住み着く動物ってどんなのがいるの?私の家にいるのは何?」と気になりますよね。
何がいるのか分からない状態は気持ちの良いものではありませんし、対策を進めることもできません。
そこで本記事では家に住み着く動物の種類と特定するために注目していただきたいサインを解説します。
動物の正体を明らかにして対策を進めることで、得体の知れない動物がいる不安を払拭しましょう!
・家に動物が住み着いている気がするが、何か分からず気持ち悪い
・何か対策を進めたいがどうして良いか分からない
・家に住み着いた動物が危険でないか不安
家に住み着く動物の種類とサインを解説
家に住み着くことの多い代表的な動物5種類をピックアップしました。
- ネズミ
- イタチ
- アライグマ
- ハクビシン
- コウモリ
どの動物も暖かく、雨風をしのげる人間の住居を好みます。
各動物の特徴と見分けるヒントとなるサインを知れば、住み着いた動物の正体を特定しやすくなるでしょう。
ネズミ
ネズミは「もっと大きな動物がいると思っていた」と語る方が多い動物です。
10cmから20cmほどの体長からは想像できないくらい大きな物音が響くことも珍しくありません。
そんなネズミが家にいる場合は以下のようなサインが見られます。
サイン | 説明 |
足音・鳴き声 | 夜間に天井裏や壁の中からカサカサと動く音や「キーキー」といった鳴き声が聞こえることがある。 |
足跡・かじった跡 | 足跡は1.5cm〜2cm程度で4本指と手のひらに分かれている。前歯を削るために固い物をかじるため、柱や家具、電気配線などにかじった跡が見られることがある。 |
ニオイ | アンモニア臭に近いニオイ。移動しながら尿を撒き散らすので広範囲に渡ってニオイを感じやすい |
フン・ラットサイン | フンは1cm前後の黒い塊。種類によって形状が異なる。(クマネズミ:細長い、ドブネズミ:太い、ハツカネズミ:米粒状) 移動する際に残る壁や床の黒っぽい汚れがラットサインと呼ばれる。 |
ネズミは放置すると足音による騒音被害だけでなく、火事や電気系統のトラブルを引き起こす可能性があります。
上記のサインを見て思い当たる節があれば、早めに対策を行いましょう。
イタチ
可愛らしい見た目に反して、気性が荒く攻撃的なイタチ。
特に西日本での被害が多い動物です。
フンのニオイがキツく悪臭による被害を訴える方も多く、注意が欠かせません。
そんなイタチが家にいる場合のサインは以下のようなものが挙げられます。
サイン | 説明 |
足音・鳴き声 | 夜中に「カタカタ」「ガタガタ」と音が聞こえたり、高音の鳴き声が聞こえることがある。 |
足跡 | 2cmから3cm程度の小さな足跡が見つかる場合がある。肉球と指が離れているのが特徴的。 |
ニオイ | 分泌液によってかなりきついニオイ。フンを同じ箇所に繰り返す習性があり、さらに酷くなりやすい。 |
フン | 細長く5cmから6cm程度の長さで水分を多く含んでいる。 |
イタチはその細長い体を柔軟に使って約3cm程度の隙間があれば、簡単に入り込んできます。
一度、住み着くとかなりの悪臭で悩まされることでしょう。
アライグマ
家に住み着くことのある動物の中でかなり大きな部類に入るのがアライグマです。
体重は10kgを超えることもあり、稀に20kgを超える個体がいるほど。
その大きさから暴れ回るような物音が聞こえることがあったり、手先が器用なため農作物への被害も年々増加していたりと人間を悩ませています。
そんなアライグマが住み着いている場合のサインは以下の通りです。
サイン | 説明 |
足音・鳴き声 | 「クルルル」という独特の鳴き声を発する。屋根裏や天井から「ドンドンドン」といった大きな足音が聞こえることがある。 |
足跡 | 5cmから7cmほどの大きさで人間の子供に似た跡が残る。指と手のひらがつながっている。 |
ニオイ | 一箇所にフンを溜めるため、強烈なニオイがする。 |
フン | 5cmから18cmと形や色が食べたもので変化しやすい。あまり噛まずに飲み込むので昆虫の羽や動物の骨が残っていることがある。 |
アライグマはその大きさから直接遭遇すると恐怖心を抱く方も少なくありません。
攻撃性も高いためプロの駆除業者へ依頼することを強くオススメします。
ハクビシン
顔の模様が特徴的で可愛らしい見た目をしているハクビシン。
40cm近い長さの尻尾も特徴的です。
基本的には東日本で多く出没しており西日本ではあまり見られないのですが、例外として四国には多く生息しています。
そんなハクビシンが住み着いている場合のサインは以下の通りです。
サイン | 説明 |
足音・鳴き声 | 夜間にドタドタと足音が聞こえる、「キューキュー」という鳴き声が聞こえることもある。 |
足跡 | 4cmから5cm程度の大きさで全体的に丸い形、爪の跡がつくこともある。 |
ニオイ | アンモニアのようなツンとしたニオイがする。フンに尿をかける習性があり、ニオイが酷くなりやすい。 |
フン | 5cmから15cmほどで細長い形をしている。果物や野菜を好んで食べるため、種が混ざっていることも多い。 |
臆病な性格なので襲ってくる可能性は高くありませんが、それでも騒音や悪臭、感染症のリスクはあります。
放置せず、早めに対策するのがオススメです。
コウモリ
コウモリによる被害はその大半がフン被害です。
とにかく膨大な量のフンをするため、単純に不快ですし感染症の不安もつきまといます。
また、他の動物とは違い、音による被害が少ないのも特徴的です。
そんなコウモリがいる場合のサインは以下の通りです。
サイン | 説明 |
足音・鳴き声 | 足音ではなく「バサバサ」と羽音が聞こえることがある。「キュキュ」と鳴き声が聞こえることもある。 |
足跡 | 歩行する力がないため、足跡を確認することはほぼ不可能。 |
ニオイ | 独特のカビのようなニオイがする。 |
フン | 5cmから10cm程度で崩れやすい。食べてすぐ消化するため大量のフンをする。 |
コウモリはフンによる被害がメインで他の被害はあまり起きないため、放置する方も少なくありません。
ですが、掃除を毎日する手間や、繁殖してコウモリの数がどんどん増えていくことを考えると早めの対策がとても重要な動物です。
家の中で動物が住み着きやすい場所
家の中で動物が住み着きやすい場所として代表的なのは以下の4箇所です。
- 屋根裏
- 床下
- 壁の中
- シャッター・雨戸の中
ご自身の家のどこに動物が潜んでいるかわからなくても、本章を参考に居場所を特定して不安を払拭しましょう!
屋根裏
雨風がしのげて気温の変化にも対応しやすい屋根裏は動物にとって理想的な場所といえます。
静かで外敵からも狙われにくく、広さもある屋根裏で繁殖することも。
そんな屋根裏へは外壁の隙間や瓦の隙間、配管の隙間から入り込んでくるケースが多いです。
屋根裏に動物の気配を感じたら上記のポイントを重点的にチェックしてみましょう。
高所を確認する場合は落下の危険があるため、多くの駆除業者が行っている無料見積もりの際の現地調査を利用するのもオススメです。
床下
人目につきにくく、暗い床下も動物にとっては好条件です。
床下へは湿気を逃がすために設置されている床下換気口や、玄関の框(かまち)の下部や縁側の框下(かまちした)から侵入することがあります。
対策する場合は入口を完全に封鎖する必要があるため、大掛かりな作業になります。
かなり狭くて暗いのでご自身で確認する場合は十分注意して行いましょう。
壁の中
意外かもしれませんが、壁の中に動物が入り込んでいることもあります。
屋根裏から入り込んで壁の中に落下してくるケースと、床下から入り込んで上へと登っていく過程で壁の中へ辿り着くケースがあり壁の中に入り込むことはそこまで珍しくありません。
入り込んだ動物が壁材をかじって破損させることも考えられるため、騒音以外目立った被害がなくとも対処することをオススメします。
シャッター・雨戸の隙間
シャッターや雨戸はその構造上、どうしても隙間が生まれてしまうため動物にとっては入り込みやすい箇所と言えます。
普段は雨戸を使わない方も多く、入りやすい上に人間が来ることも少ないとなるとさらに心地よい環境になってしまうでしょう。
定期的に開け閉めするだけでも、住み着くことを予防できるので一度試してみるのもオススメです。
弊社にご依頼いただいたお客様の中には被害が深刻化し、開け閉めがそもそも出来ない方もいらっしゃったので、そのような場合は駆除業者に依頼するのが最善と言えるでしょう。
家に住み着く動物を追い出す方法
動物の種類や住み着いている場所が特定できたら、追い出す作業を行いましょう。
「なんだか難しそう」と思われるかもしれませんが、実はご自身でも応急処置は可能です。
本章を読んで早速、住み着いた動物の対策を進めましょう!
くん煙剤を使う
動物の嫌がる成分を含んだ煙を充満させて、追い出すのがくん煙剤です。
害虫の駆除によく使われるバルサンがイメージしやすいのではないでしょうか。
使用時は火災報知器などが誤作動を起こさないようにカバーをかけるようにしましょう。
家具にもカバーをかけられるとなお良いです。
動物のいる箇所に設置するだけで追い出すことができますが、広いスペースでは煙が充満しづらいことには注意しましょう。
動物が嫌がるニオイを使う
下記の動物が苦手とするニオイを用いて追い出すことも可能です。
・漂白剤
・木酢液(もくさくえき)
・お酢
・燻製
液体をボトルに詰めて動物のいそうな箇所に散布するか、染み込ませた布やティッシュを置いて使用します。
ニオイや対象の動物によって効果はまちまちですが、身近で手に入りやすいのは魅力的ですよね。
くん煙剤とは異なり、カバーを使用せずに済むのも嬉しいポイントです。
音で追い出す
超音波や低周波といった音を発生させる機材、アプリで追い出せる場合もあります。
動物の侵入経路やいる箇所に設置し、利用して不快感を与えられれば追い出せることもあるでしょう。
しかし、音での追い出しはくん煙剤やニオイを用いたものと比較すると効果が安定しません。
また、音が壁に吸収されやすく設置場所が限定されるのも残念な点です。
そのため、、本メディアでは音での追い出しは推奨していません。
光で追い出す
光で動物を驚かせ、追い出す方法が用いられることもあります。
効果が全くないわけではないものの、動物が慣れてしまうと効果が薄れてしまうためあまりオススメできません。
光は日中にしか効果がなく、日中は効果が薄くなりがちなのもデメリットです。
その他の方法と併用する前提であれば、試してみるのも良いでしょう。
しかし、光での追い出しに限らず、追い出し作業だけでは根本的な解決に至らない場合が多いです。
動物は帰巣本能が強いため、時間が経てば簡単に戻ってきてしまうでしょう。
そこで必要になってくるのが隙間を全て塞ぐ封鎖施工です。
徹底的に対策をしたい場合は封鎖施工を行うことを検討してみてください。
徹底的な駆除はお任せください!
動物に屋根裏へ侵入された場合は害獣駆除専門業者のハウスプロテクトにご連絡ください。
ハウスプロテクトでは、24時間365日いつでも害獣被害の無料相談・お見積もりを受け付けております。
動物のサインを見逃さず、住み着いた動物を特定し追い出しを行います。
また、追い出した後には侵入経路となる隙間を徹底的に封鎖し、再び動物が入り込むことを予防します。
屋根上や天井裏、床下などご自身では手の届かない場所も、もちろん作業可能です。
ご自身での駆除に少しでも不安な点があれば、ぜひご相談ください。
当社のプロフェッショナルが誠意を持って対応いたします!
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
まとめ
家に住み着いた動物を特定するにはサインに注目しましょう。
入り込んだ場所に関しては代表的なのは屋根裏や床下、壁の中と雨戸・シャッターの中です。
場所の特定が難しい場合は上記の箇所に注目してみましょう。
動物の駆除は早めの対処が重要です。
駆除に関する不安がある場合は専門の業者への依頼も検討してみてください。