夜になると「キュキュキュ」「キュッキュッ」という音が聞こえて、不安に感じていませんか?
「天井裏に何かいるのかな?」「外で鳴いている鳥かもしれない……」と正体が分からず、気になっている方もいるでしょう。
音の候補にはネズミやコウモリ、ハクビシン、鳥などがあります。ただし、「キュキュキュ」という聞こえ方だけでは、動物の種類や家への侵入を特定できません。
まずは音が聞こえる場所と、フンやかじり跡などがないかを合わせて確認しましょう。

ご自身の状況に近いところから読み進めてみてください。
夜の「キュキュキュ」は何の音?まず聞こえる場所を確認

鳴き声の正体を考えるときは、「どんな音か」だけでなく「どこから聞こえるか」も大切です。
まずは、次の表を参考に状況を整理してみましょう。
| 聞こえる場所 | 一緒に確認したいこと | 次にすること |
|---|---|---|
| 家の中・天井・壁 | 時間帯、繰り返し方、走る音やこする音の有無 | 見える範囲の痕跡を確認する。異音が続く場合は状況を相談する |
| 庭・ベランダ・家の外 | 木や草むらの位置、音源の移動、季節 | 鳥などの音声例と比較し、自宅への出入りがあるかを分けて考える |
| 場所がはっきりしない | 聞こえた部屋、日時、設備の使用状況 | 分かる情報を記録する。無理に音源を追わない |
以下で聞こえる場所ごとに解説します。
家の中・天井・壁から聞こえる場合
天井や壁の向こうから音がすると、「家の中に動物がいるのでは」と心配になりますよね。
まずは普段生活している場所から「どの部屋のどのあたりで聞こえるか」「夜だけか日中にも聞こえるか」を確認しましょう。
上から聞こえるからといって、すぐに天井裏の動物と決めつける必要はありません。
窓の外や設備の近くでも同じ音が聞こえるかなど、無理のない範囲で確かめてみてください。
確認のために天井裏へ入ったり、壁や天井を開けたりするのは控えましょう。普段の生活空間から分かる情報だけでも、専門業者へ相談する時の手掛かりになります。
庭・ベランダ・家の外から聞こえる場合
屋外から聞こえる場合は、鳥などの鳴き声も候補になります。
音がする方向に「木や草むらがあるか」「音の元が移動しているか」を整理しましょう。
鳴き声だけなら、次の章の音声資料を参考にしてください。
家の隙間への出入りや、同じ場所へのフンの落下に気づいた場合は、音以外の痕跡も合わせて確認しましょう。
音がする場所をはっきり特定できない場合
「寝室で聞こえるけれど、外なのか壁の中なのか分からない」という場合もあるでしょう。
そのときは、聞こえた日時・部屋・音が続いた時間をメモしておくと整理しやすくなります。
設備の近くで聞こえる場合は、エアコンや換気扇などを使っていたかも記録しておきましょう。
原因を絞れなくても、こうした情報を専門業者へ相談する時に伝えられます。
「キュキュキュ」に似た鳴き声の候補を音声と特徴で比べる
音を文字にすると、同じ声でも「キュキュキュ」「キーキー」「キューキュー」など、表現が分かれることがあります。
ここでは、候補となる動物と、音以外に確認したい手掛かりをご紹介します。
音声例は比較の参考として使い、場所や痕跡と合わせて考えましょう。
ネズミの鳴き声と確認の手掛かり
「ネズミはチューチューと鳴くのでは?」と思う方もいるかもしれません。
マウスの発声に関する研究では、人に聞こえる鳴き声と、人に聞こえない超音波の発声が確認されています。
ただし、実験で確認された鳴き声を、そのまま住宅内にいるネズミの判定に使うことはできません。
ちなみに家屋内や周辺で見られる主なネズミは、ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミです。
食品や物にかじられた跡がないか、小さなフンらしきものが落ちていないかも確認しましょう。
「台所の収納付近」「天井から音がする部屋の隅」など、見つかった場所を記録しておくことが大切です。
ネズミの種類や特徴を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
家の中で「カサカサ…」という物音が聞こえたり、食品の袋がかじられたりしていませんか? 実は日本の家の周りには、主に3種類のネズミが生息しています。放置すると衛生トラブルや火災リスクなど深刻な被害を招くため、早めの対策が肝心です。 こ[…]
コウモリの鳴き声と確認の手掛かり
コウモリは、自分が出した音の反響を使って周囲の状況を把握します。こうした音には人がそのまま聞き取れない超音波が含まれ、観察では専用の検出器が使われます。
そのため、インターネット上の「コウモリの音声」には、超音波を人に聞こえる音へ変換したものもあります。
しかし、変換された音声との比較だけで、家の中の音をコウモリと判断しないでください。
コウモリを疑う場合は、「軒下や外壁の隙間への出入りを見かけたか」、「同じ場所の下にフンらしきものが繰り返し落ちていないか」を確認しましょう。
ネズミとの違いを詳しく確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。
天井や壁の中から「キーキー」「カサカサ」といった音が聞こえても、音だけでコウモリが正体とは言い切れません。 なぜなら、ネズミなど別の動物でも似た鳴き声や活動音が聞こえる場合があるからです。 コウモリかどうか確認する場合は、音の種類だけで[…]
ハクビシンの鳴き声と確認の手掛かり
ハクビシンの声が気になる方は、動物園が公開している音声資料が参考になります。
草津熱帯圏の動画では、飼育しているハクビシンの鳴き声が紹介されています。
動画は飼育個体の参考例として確認し、家で聞こえる音と似ているだけでハクビシンと決めつけないようにしましょう。
ハクビシンには、鼻から額にかけて白い筋があるという特徴があります。
ただし、暗い場所で無理に近づいて確認せず、すでに見えた範囲の情報を手掛かりにしてください。
ヨタカ・ホトトギスなど屋外で聞こえる鳥の声
屋外から聞こえる場合は、夜に鳴く鳥の声も比較してみましょう。
ヨタカは、夕暮れから夜明けまで「キョキョキョキョ」と続けて鳴く鳥です。日本野鳥の会の図鑑では、録音場所と日付が示された音声資料を確認できます。
ホトトギスにも夜に聞かれる声がありますが、鳴き方は雌雄で異なります。季節や周囲の環境も合わせて比べることが大切です。
この2種類と似ていないからといって、すぐに害獣と判断する必要はありません。ほかの鳥や虫など、別の原因も考えてみましょう。
音声例と似ていない場合は、虫や設備音なども含めて考える
「どの音声とも違う気がする」という場合は、聞こえる状況をもう一度整理してみてください。
- 草むらや植え込みの方向から聞こえるか
- 特定の設備を使っているときに聞こえるか
- 窓や扉を動かしたときにも同じ音がするか
- いつも同じ場所で、同じように繰り返すか
これらは原因を確定する条件ではなく、相談先へ状況を伝えるための確認事項です。
設備付近の音が続く場合は、管理会社や設備の相談窓口へ、発生する条件を伝えましょう。
鳴き声と一緒に確認したいフン・かじり跡・出入りの痕跡

音だけで正体が分からないときは、ほかに変化がないかを確認すると、専門業者へ相談する時に状況を伝えやすくなります。
確認するのは、床やベランダなど、普段安全に見られる範囲だけでかまいません。
| 見つかったもの | 記録しておきたい情報 | それだけでは判断できないこと |
|---|---|---|
| フンらしきもの | 場所、見た目、量、繰り返し見つかるか | 動物の種類や、建物内にいるかどうか |
| かじり跡や汚れ | 何に付いているか、いつ気づいたか | 今も動物が活動しているかどうか |
| シミや異臭 | 場所、範囲、気づいた時期 | 動物が原因なのか、雨漏りなど別の原因なのか |
| 動物の出入り | 日時、見えた場所、分かる範囲の姿 | 個体数や内部の被害範囲 |
フンらしきものは、触らずに場所や形を確認する
小さな黒い粒などを見つけたら、まずはどこに落ちていたかを記録しましょう。
フンなのか、土や虫の残骸なのか分からない場合もあるため、その段階で動物名を決める必要はありません。
ネズミの排泄物を扱う際も、手袋などを用いた安全な対応が案内されています。
写真を撮れる場合も、触って並べ替える必要はありません。見つかった場所が分かる写真があれば、専門業者へ相談する時の参考になります。
かじり跡や汚れ、シミなどの変化を確認する
「食品の袋や木材に傷がある」「壁際に汚れがある」「天井にシミができた」といった変化も整理しましょう。
「以前からあったか分からない」という場合も、そのまま記録しておけば大丈夫です。
音と同時期に気づいたものかどうかを分かる範囲で伝えてください。
建物への出入りや、同じ場所で繰り返す異音を確認する
外壁の隙間などに動物が出入りする様子を見かけた場合は、日時と場所を記録しましょう。
姿が見えても、確かめようとして追いかける必要はありません。
特定できないときは、「小さな動物が入った」など、実際に見えた範囲を伝えましょう。
痕跡が見つからなくても、音の原因が分かったとは限らない
「フンもかじり跡もないから、何もいないのかな?」と感じるかもしれません。
一方で、音だけを理由に動物がいるとも断定できません。
確認できる場所を一通り見ても分からず、異音が続いて困っている場合は、無理に調べ続けず状況を専門業者へ相談してみましょう。
家の中で異音が続くときの対処と相談を検討する目安

正体が分からないまま音が続くと、「何か対策をしなければ」と焦ってしまいますよね。
まずは、今できる情報整理と動物を特定してから検討する対処に分けて考えましょう。
以下で詳しく解説します。
正体が分からないまま、薬剤や捕獲器具を使わない
ネズミ向けの商品を、鳥やコウモリにも同じように使えるとは限りません。
野生の鳥や哺乳類の捕獲・殺傷などは、鳥獣保護管理法により原則として禁止され、許可制度が設けられています。
一方、ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミは同法の適用対象外です。
参考:環境省「捕獲許可制度の概要」、環境省中部環境局「鳥獣保護管理法について」
動物の種類が分からない段階で、自己判断で捕まえようとしないでください。
対象や方法によって扱いが異なるため、不明な場合は自治体の担当窓口や専門業者へ相談しましょう。
動物が残っていないか分からない段階で穴を塞がない
「ここから入っているかもしれない」と思う穴を見つけても、すぐに塞ぐのは待ってください。
コウモリについて、北九州市は棲みつく前や追い出した後に侵入口を塞ぐよう案内しています。また、冬眠や出産の時期には追い出しが難しいとしています。
動物が内部に残っていないか、何のための開口部か分からない状態で、穴を塞がないようにしましょう。
侵入防止は重要ですが、作業の順序や建物への影響も含めた判断が必要です。
確認が難しい場所や繰り返す異音・痕跡は相談する
次のような場合は、専門業者への相談を検討してください。
- 天井や壁の中から異音が続き、原因を確認できない
- 同じ場所にフンらしきものが繰り返し落ちている
- 建物の隙間に動物が出入りするのを見かけた
- 高所や狭い場所のため、自分では確認できない
- 音が気になって眠れないなど、生活に支障が出ている
動物の種類が分からなくても、聞こえる場所や困っていることから相談できます。
これは動物の侵入を確定する基準ではなく、自分だけで調べ続けるか迷ったときの目安です。
ハクビシンの姿や出入りなど、音以外の手掛かりもある方は、以下の記事も参考にしてください。
「身近にいるハクビシンをどうにかして駆除したい」「自力でやれるだけやってから業者に相談したい」など、お考えではないでしょうか。 ハクビシンが身近にいる状況はさまざまなリスクがあるので、早めに対策を行うべきです。 しかし、自力で対[…]
賃貸住宅では、調査や工事の前に管理会社・大家へ連絡する
賃貸住宅で異音や痕跡に気づいた場合は、まず管理会社や大家へ状況を伝えましょう。
調査する場所や建物への作業によっては、所有者側との調整が必要になります。
参考:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」のQ&A
自分で壁に穴を開けたり、修繕を依頼したりする前に、連絡先と対応の進め方を確認してください。
伝える際は、「動物がいる」と言い切るよりも、いつ・どこで・何が起きているかを具体的に説明すると状況が共有しやすくなります。
「家の中の音が続いているけれど、自分では確認できない……」そんなときは、今分かっている状況を専門業者へお聞かせください。

まずは状況を相談し、現地確認の必要性や対応内容を確かめてみましょう。
参考:ハウスプロテクト公式
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正体が分からない音を相談するときに伝えること

「何の動物か分からないのに、どう説明すればよいの?」と迷う方もいるでしょう。
専門用語や正確な動物名は必要ありません。
次の情報を、分かる範囲で整理しておけば大丈夫です。
音がする場所・時間帯・いつから続いているか
たとえば、「3日前から、夜11時ごろに寝室の天井付近で『キュッキュッ』という音がします。数分で止まりますが、昨夜も聞こえました」といった伝え方で構いません。
場所が分からない場合は、「室内か外か判断できない」と伝えましょう。
毎日記録できていなくても、覚えている範囲で説明してください。
見つかった痕跡と現在困っていること
「ベランダに小さな黒い粒が落ちていた」「食品の袋に穴がある」など、音以外に気づいたことも合わせて伝えてください。
写真や録音がなくても、まずは言葉で状況を伝えて構いません。
すでに記録がある場合は、相談時に提出方法を確認しましょう。
調査・見積もりの際に確認したい対応内容と費用
調査を依頼する場合は、「どこを確認するのか」「費用はどの範囲に発生するのか」を確かめましょう。
| 確認する項目 | 聞いておきたいこと |
|---|---|
| 調査内容 | どの場所を調べ、何が分かったのか |
| 作業内容 | 追い出し・封鎖・清掃など、何を行うのか |
| 費用 | 見積もりに含まれる範囲と、追加作業が必要になった場合の扱い |
| 日程 | 調査日と施工日はいつか |
| 保証 | 対象になる作業、期間、適用条件 |
受付時間と、訪問・施工できる日時は別です。 夜間に相談する場合も、訪問できる日時を確認しましょう。

今の状況を相談したい方は問い合わせフォームへ、対応内容を先に確認したい方は公式サイトをご覧ください。
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夜の鳴き声・家の中の異音についてよくある質問
「キュッキュッ」「キューキュー」でも同じ動物ですか?
同じ動物とは限りません。鳴く間隔や続く時間、聞こえる場所、音以外の痕跡を合わせて確認しましょう。
少し違うだけで、候補を除外する必要もありません。
音が聞こえるのに、姿やフンが見つからないことはありますか?
見える範囲では確認できない場合もありますが、動物以外の音である可能性も残ります。
異音が続いて困る場合は、発生する状況を専門業者へ相談してください。
鳴き声の録音だけで正体を特定できますか?
録音が手掛かりになる場合はありますが、必ず特定できるわけではありません。
録音した場所や時間、実際に見かけたものなどを合わせて伝えることが大切です。
屋外から鳴き声が聞こえるだけでも、駆除が必要ですか?
鳴き声が聞こえるだけで、絶対に駆除が必要とはいえません。
まずは音の候補と、自宅への出入りや被害の有無を分けて確認しましょう。
「建物への侵入が疑われる」「フンが繰り返し落ちる」などの状況があれば、その内容を相談してください。
まとめ|音の場所と痕跡を整理して、次の行動を選ぶ
夜に聞こえる「キュキュキュ」という音には、ネズミやコウモリ、ハクビシン、鳥など、さまざまな候補があります。
大切なのは、音の表現だけで正体を決めず、聞こえる場所と音以外の手掛かりを合わせて確認することです。
屋外の鳴き声が気になる場合は、音声資料や季節・環境を参考にしましょう。
候補が絞れてきたら、動物別の専門記事で確認事項や対処法を詳しく調べられます。
一方、家の中の異音が続く、痕跡が繰り返し見つかる、自分では確認できない場所がある場合は、無理に調べ続ける必要はありません。

正体が分からない段階でも、音がする場所と困っていることを専門業者へ相談しましょう。
ハウスプロテクトでは、些細な相談も受け付けているので、ぜひお気軽に連絡してみてください。
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