屋根裏から物音がすると気になって仕方ないですよね。
「何かが入り込んでるのわかるけど、正体が特定できない……」と不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では屋根裏に忍び込んだ動物を特定する方法を解説します。
屋根裏にいる動物を特定して適切に対処し、不安を払拭しましょう!
・屋根裏の物音がストレスになっている
・何がいるのかわからなくて不安を抱えている
・放置しても良いか迷っている
屋根裏に入り込んだ動物を特定する方法
屋根裏に入り込んだ動物を特定するヒントは大きく分けて以下の3つです。
- フン
- 音
- 足跡
大きな違いがないように見えて、動物ごとに特徴があります。
注目すべきポイントを把握して屋根裏に忍び込んだ動物の正体を特定しましょう。
フンから特定する
フンから屋根裏に入り込んだ動物を特定する場合は「大きさ・ニオイ・混ざっているもの」を確認しましょう。
屋根裏に入り込む主な動物とフンの特徴は以下の通りです。
動物名 | 大きさ | ニオイ | 混ざっているもの |
ネズミ | 5mm~1cm程度 | アンモニア臭 | 特になし |
コウモリ | 5mm~1cm程度 | アンモニア臭 | 特になし |
イタチ | 6cm程度で細長い | 強烈なニオイ | 水分が多い |
ハクビシン | 15cm程度で丸い | 比較的強くない | 果物をよく食べるため、タネが混ざっていることがある |
アライグマ | 5〜15cm程度で細長い | 強烈なニオイ | 動物の骨・昆虫の羽が混ざっていることがある |
まず、大きさに注目して「ネズミ・コウモリ」か「イタチ・ハクビシン・アライグマ」か大まかに判断しましょう。
5mmから1cm程度の大きさであれば「ネズミ・コウモリ」、5cm以上なら「イタチ・ハクビシン・アライグマ」です。
「ネズミ・コウモリ」だと思ったら次は硬さを確認します。病原体の媒介となっている可能性もあるのでフンは直接触らないように気をつけましょう。大きさやニオイがよく似ており、判別をつけにくいネズミとコウモリのフンですが硬さに明確な違いがあります。コウモリのフンは崩れやすいのに対して、ネズミのフンにはまとまりがあるのが特徴です。なので、硬さを確認してフンがボロボロと崩れたらコウモリ、丸く柔らかみがあればネズミの可能性が高いでしょう。
「イタチ・ハクビシン・アライグマ」だと判断した場合にはニオイを確認しましょう。ニオイがあまり強くない場合はこの時点でハクビシン、ニオイが強い場合はイタチかアライグマです。イタチかアライグマかはフンに混ざっているもので特定することができます。水分が多く含まれいる場合はイタチ、動物の骨・昆虫の羽が混ざっている場合はアライグマの可能性が高いでしょう。
音から特定する
屋根裏に忍び込んだ動物が発する音を以下の表にまとめました。
動物名 | 鳴き声 | 足音 | 聞こえやすい時間帯 |
ネズミ | 「ピーピー」「キーキー」「キューキュー」「キュッキュッ」 | 「カサカサ」「トントン」「カタカタ」という軽い足音 | 深夜から早朝 |
コウモリ | 「キュルキュル」「カラカラ」「キィキィ」「チチチチ」 | かすかな「パタパタ」という羽音や、爪で引っかく「カリカリ」という音 | 日没から夜明け |
イタチ | 「キーキー」「クククク」「ピー」「シー | 「サササ」「トントン」という素早い動きの音。ネズミよりも大きめ。 | 夜行性だが、昼間に動くことも |
ハクビシン | 「キューキュー」「キーキー」「ミャー」「ウー」 | 「ドタドタ」や「ゴトゴト」といった大きな音 | 深夜から早朝 |
アライグマ | 「クルルル」「シャー」「キュー」「キュッキュッ」 | 「ドタドタ」や「ゴトゴト」といった大きな音 | 深夜から早朝、昼間に動くことも |
音から特定する場合は鳴き声、足音、時間帯に注目しましょう。
特に足音に注目するのがオススメです。
それぞれ体重が異なるため、鳴き声よりも特定しやすくなります。
そして今回、挙げた動物は基本的に夜行性です。
もし、日中に鳴き声や足音が頻繁に聞こえる場合はネコやリスの可能性もあります。
足跡から特定する
屋根裏に忍び込む動物の足跡には特徴があり、それぞれの違いを知れば特定が容易になります。
動物名 | 大きさ | 形状 | 間隔 |
ネズミ | 約0.5cm~1.5cm | 4本指で、指と手のひら部分が分かれている | 間隔は短く、連続した足跡が見られる |
コウモリ | 歩行する力がなく、足跡が残りにくい | 歩行する力がなく、足跡が残りにくい | 歩行する力がなく、足跡が残りにくい |
イタチ | 約2~3cm | 5本指だが体重が軽いため、3本しか跡が残らないことも | 足跡の間隔が10cm程度、左右の足が揃う |
ハクビシン | 前足は約4~5cm、後ろ足は約8~10cm | 5本指で、指球や掌球が丸みを帯びている。 | 約20~30cmで、前足と後ろ足の長さが異なるため、足跡の間隔も変わる |
アライグマ | 約5~7cm | 5本指で、指が長く、手のひら部分が広がっている。人間の手のような形 | 約40~48cmで足跡がしっかりと残る |
まず、コウモリは足跡がとても残りにくいため、屋根裏から音がするのに足跡がまったくなければコウモリの可能性が高いでしょう。
足跡が残っている場合は大きさを確認します。
足跡が小さい場合
足跡が2cm程度と小さい場合はネズミかイタチの可能性が高いでしょう。
ただ、ネズミとイタチは大きさが似ているため、足跡の間隔にも着目します。
胴の長いイタチは足跡の間隔も広くなるので、ネズミとの判別が容易です。
足跡が5cm程度の場合
アライグマとハクビシンも足跡の大きさが似ているので少し迷うかもしれません。
ですが、形状に注目すると特定しやすくなります。
アライグマは人間の手に似ており、指が長いのも特徴です。
一方、ハクビシンはネコに似ており、アライグマとは大きく異なるため判別しやすいでしょう。
屋根裏から動物を自分で追い出す方法
屋根裏に動物がいると音やニオイによるストレスもありますが、なにより落ち着きませんよね。
そこで、本章では自分で屋根裏から動物を追い出す方法について解説します。
長い間、屋根裏に棲みつかせずスムーズに追い出して、落ち着く暮らしを取り戻しましょう。
【オススメ】くん煙剤を使う
くん煙剤は害獣の嫌がる成分を含んだ煙を拡散して、動物を追い出すアイテムです。
害虫用のバルサンが身近でイメージしやすいかと思います。
使用する際は家具や火災報知器にカバーをかけ、屋根裏に設置し煙を充満させます。
置くだけで入り込むのが難しい屋根裏から動物を追い出すことが可能です。
嫌がるニオイを使う
・漂白剤
・木酢液(もくさくえき)
・お酢
・燻製
上記のような動物の嫌がるニオイを使って追い出しを行うことも可能です。
これらの液体をボトルに詰めて散布するか、布やティッシュに染み込ませて屋根裏に置いて使います。
効果はまちまちですが、入手が簡単なので手軽に対策できるのが魅力的です。
くん煙剤とは異なり、カバーをかける必要がないので簡単に試せるのも良い点でしょう。
音で追い出す
超音波を発する器具やスマートフォンのアプリで屋根裏の動物を追い出すことが可能です。
屋根裏や侵入経路に設置し、超音波で不快感を与え追い出すことができます。
しかし、音波は壁に吸収されやすいので設置位置が限られるのがネックです。
また、音での追い出しは効果が安定せず動物が慣れてしまうと効果が薄れる欠点もあります。
そのため、本メディアでは音での追い出しは推奨していません。
ライトで追い出す
ライトの光で動物を驚かせ、追い出す方法をネット上で見かけることがあるのではないでしょうか。
確かに効果が全くないわけではありませんが、慣れてしまうと効果が薄れることもあり本メディアではオススメしていません。
また、ライトは夜間しか効果がないこともあって日中は自由に動けてしまうのもマイナスポイント。
ライトだけではなく、他の方法も併用して駆除を行いましょう。
屋根裏に動物が棲みつくと起こる被害
「屋根裏に動物がいるけど、もう少し様子を見ても良いかな……」と思っている方は要注意です。
まだ、大きな被害が起きていなくても放置は厳禁。
屋根裏に動物が棲みつくと想像もつかない被害が起きる可能性もあります。
被害について知ることでスムーズに対策を行いましょう。
騒音
屋根裏に入り込んだ動物が動くと足音が聞こえてきます。
最初は「少し音がしたかな?」と思う程度でも、長期間続くとストレスでノイローゼになることもある危険な被害です。
また、屋根裏に棲みつく多くの動物が夜行性であるため、人間が寝静まるころに活発化します。
寝る時間帯にずっと物音が聞こえてくるせいで眠れず、不眠症の被害を訴える方も。
心身に影響を与えるので少しでも物音が聞こえた段階で対処することをオススメします。
悪臭
動物が屋根裏に棲みつくと次第に悪臭が漂ってきます。
ニオイの元は動物そのものではなく、フンや尿です。
屋根裏に棲みついた動物が、排泄を繰り返すことでどんどんニオイが酷くなっていきます。
天井を見た時にシミが広がっている場合は尿を頻繁にしている証拠のため要注意です。
家屋の劣化
屋根裏に動物が入り込むと、家を快適な温度に保つための断熱材がボロボロに。
また、フンや尿によって汚染されると天井の素材が劣化していきます。
最悪の場合は天井が抜けてしまうケースもあるため、放置はオススメしません。
一度、劣化してしまうと修復するのにかなりコストがかかるので早い段階で対策しておきましょう。
健康被害
屋根裏に入り込んだ動物は健康面に被害をもたらす場合があります。
動物自身やフンを媒介として感染症を患うリスクがあるため、注意が欠かせません。
また、動物に付着したダニやノミがアレルギー症状の原因となるケースも。
痒みや咳といった症状を引き起こすため、放置せずに対処しましょう。
とはいえ、ご自身での対処は手間がかかりますし、なかなか効果が出ず悩む方も少なくありません。
そのようなケースでは駆除業者へ依頼するのも良いでしょう。
屋根裏の動物の駆除はお任せください!
動物に屋根裏へ侵入された場合は害獣駆除専門業者のハウスプロテクトにご連絡ください。
ハウスプロテクトでは、24時間365日いつでも害獣被害の無料相談・お見積もりを受け付けております。
足跡やフン、音から家に入り込んだ動物を確実に特定し、プロ仕様の薬剤で追い出します。
また、追い出した後には侵入経路となる隙間を徹底的に封鎖し、再び動物が入り込むことを予防します。
屋根上や天井裏、床下などご自身では手の届かない場所も、もちろん作業可能です。
ご自身での駆除に少しでも不安な点があれば、ぜひご相談ください。
当社のプロフェッショナルが誠意を持って対応いたします!
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
まとめ
屋根裏に入り込んだ動物を特定する際には「フン・音・足跡」に注目しましょう。
そして、対処すべき動物が特定できたらくん煙剤や動物の嫌がるニオイを用いて対策を行います。
動物の駆除は早めの対処が重要です。
駆除に関する不安がある場合は専門の業者への依頼も検討してみてください。