ネズミ一発退場は効かない？リアルな口コミ評判と根本解決する方法をプロが解説！

「ネズミ一発退場の口コミを期待して買ったのに、全然効かない…」

せっかく対策したのに効果がないと、ガッカリしますよね。

実は、ネズミ一発退場を使った方の多くが「一時的に静かになったけど、また戻ってきた」経験をしています。

そこで本記事では、「ネズミ一発退場」のリアルな口コミ評判や効かない3つの原因をプロ目線で解説します。

市販グッズの限界をはじめ、ネズミを放置するリスクや根本的に解決する方法も紹介しますので、ぜひご参考ください。

「ネズミ一発退場」のリアルな口コミ評判

アース製薬の『ネズミ一発退場』は、手軽な対策として人気です。

しかし、Amazonや楽天、SNSなどのレビューを調査すると、「効果は一時的だった」「全く効かなかった」という声も多く確認できました。

以下で詳しく紹介しますのでぜひご参考ください。

【悪い口コミ】数日で戻ってきた

【良い口コミ】一時的だけど追い出せた

【総評】市販グッズだけで根本解決は難しい

口コミから分かる通り、ネズミ一発退場は「今すぐ追い出す」ことには一定の効果がありますが、「二度と被害を再発させない」ための道具ではありません。

では、なぜ、これほど「効かない」「戻ってくる」という失敗事例があるのでしょうか？

その原因は、商品の成分が悪いからではありません。

実は、「お住まいの構造」や「ネズミの生態」が大きく関係しています。

「ネズミ一発退場」が効かない3つの原因

「ネズミ一発退場」が効かない場合、主に以下3つの原因が考えられます。

1. 煙が届いていない
2. ネズミが成分に慣れている
3. 侵入経路が塞がれていない

以下でそれぞれ解説します。

原因①：煙が届いていない

「ネズミ一発退場」の有効成分が、ネズミの元へ届いていない可能性があります。

くん煙剤は、ハーブやハッカなどの忌避成分を部屋や屋根裏に充満させることで効果を発揮します。（参考：アース製薬公式サイト｜ネズミ一発退場 くん煙タイプ）

しかし、日本の住宅、特に屋根裏や天井裏は構造が複雑です。

具体的には以下のとおりです。

「ネズミ一発退場」の説明書通りに使用しても、ネズミが隠れている「巣」のピンポイントに煙が届かなければ、ネズミは「少し臭いな」と思う程度で、その場を動かないことがあります。

原因②：ネズミが成分に慣れている

都市部のネズミや、すでにその家に定着しているネズミには、忌避剤が効きにくい傾向があります。

『ネズミ一発退場』の主成分は、ハッカ油や琉球ハーブなどの天然成分です。これらはネズミが本能的に嫌がるニオイですが、殺鼠剤（毒餌）ではないため、駆除効果はありません。

特に、以下のようなネズミには効果が薄いことが報告されています。

家屋に侵入するクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミは、それぞれ習性が異なります。

特にクマネズミは高所を好み、屋根裏に適応する能力が高いため、忌避剤だけで追い出すのは難しいでしょう。

参考：アース製薬｜ネズミを知る

原因③：侵入経路が塞がれていない

これが最大の原因です。入り口が開いたままでは、何度追い出しても新しいネズミが入ってきます。

くん煙剤を使って、ネズミが外に出て行ったとしましょう。

しかし、ネズミが入ってきた「侵入口」が開いたままなら、匂いが消えた数日後には必ず戻ってきます。

薬剤の効果持続期間は、メーカー公表でも数日〜1ヶ月程度です。そのため、効果が切れると、お住まいにネズミは戻ってきます。

したがって、ネズミ一発退場で追い出せても侵入経路を封鎖しない限り、ネズミ被害が解決することは難しいでしょう。

市販グッズの限界｜追い出しだけでは解決しない理由

Amazonや楽天市場などのネットショップやホームセンターには、多くのネズミ駆除グッズが販売されていますが、それらの役割を正しく理解していないと、無駄な出費を繰り返すことになります。

『ネズミ一発退場』などのくん煙剤は、専門用語で「忌避剤（きひざい）」に分類されます。

これらの忌避剤には、今いるネズミを、不快な環境にして外へ追い出す効果はあっても、侵入を止める効果はありません。

東京都福祉保健局の「都民のためのねずみ防除読本」でも、ネズミ対策の基本は下記2つの方法であると明記されています。

• エサを断つ・巣を作らせない
• 侵入させない

そのため、忌避剤によるネズミ対策は、あくまで補助的な手段であり、根本的に解決する方法ではありません。

また超音波や毒餌といったネズミ対策グッズも同様に、ネズミ侵入口を封鎖しないかぎり被害は解決しません。

「ネズミ一発退場」で効かないネズミを放置する6つのリスク

「ネズミ一発退場を使ったのに、また戻ってきた…」そんな場合でも、決して放置してはいけません。

ネズミ被害を放置すれば、あなたやご家族の「命」や「財産」に関わる被害を引き起こします。

以下でネズミ被害を紹介しますのでぜひご確認ください。

リスク①：ネズミ算式に繁殖する

ネズミの繁殖力は想像を絶します。

「ネズミ算」という言葉がある通り、つがいが1組いれば、わずか1年後には理論上で500匹以上にまで増える可能性があります。

特にクマネズミは生後3ヶ月で繁殖可能になり、年に5〜6回出産します。

被害を放置すると、約20日後には6〜10匹の子供が生まれます。（参考大阪府｜ねずみの駆除について）

1〜2匹の侵入初期ならまだしも、数十匹単位で繁殖して巣を作られると、もはや素人の手には負えません。

また、被害が拡大するほど、業者に依頼した際の駆除費用や家の修繕費用も高額になります。

ネズミ被害が進行すると、トータルで100万円以上の費用が発生することも珍しくありません。

リスク②：電気配線をかじられ火災が発生する

最も恐ろしいリスクは火災の発生です。

ネズミの前歯は一生伸び続けるため、硬いものをかじって削る習性があります

埃が多い天井裏の電気配線がかじられた場合、ショートして火花が散り、瞬く間に全焼する恐れがあります。

実際に、以下のようにネズミが原因で発生した火災事故で命を落とされた事例も報告されています。

③病原菌やダニによる健康被害に遭う

ネズミは、全身に病原菌や寄生虫をまとっています。

特に注意すべきは「イエダニ」です。ネズミの体に寄生している吸血ダニでネズミが死んだり巣を離れたりすると、新たな血を求めて室内に移動し、人間を噛みます。

激しい痒みや皮膚炎を引き起こすため、決して放置してはいけません。

また、ネズミの糞尿やネズミが触れた食器を通じて、次の病気が人間に感染するリスクがあります。

これらは小さなお子様や高齢者にとって命取りになることもあります。

参考：
東京都保健医療局｜ねずみが与える被害
厚生労働省｜動物由来感染症
日本皮膚科学会Q＆A
中野区｜ネズミの被害にご注意を

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④騒音による慢性的な睡眠不足

ネズミは夜行性であり、人間が寝静まった深夜から明け方にかけて活動します。

天井裏を走り回る「ドタドタ」という音や何かをかじる「カリカリ」という音は、想像以上に響きます。

「また今日も走り回るのかな……」「せっかく寝れそうだったのに！」といった毎晩のストレスは、深刻な不眠症やノイローゼの原因となります。

精神的な健康を保つためにも、早急に解決しなければなりません。

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⑤糞尿で天井が腐る・シミができる

ネズミの糞尿を放置すると、天井板に染み込み、不気味な茶色のシミとなって室内に現れます。

見た目が悪いだけでなく、強烈な獣臭が部屋中に漂い、最悪の場合は天井板が腐って抜け落ちてくる事例もあります。

ここまで被害が進むと、大掛かりなリフォームが必要です。

⑥断熱材が食い荒らされ家の資産価値が下がる

壁の中や天井裏にある「断熱材」は、ネズミにとって最高の巣の材料です。

食い荒らされてボロボロになれば、家の断熱性能が低下し、冷暖房効率が悪化します。

家の資産価値が落ち、いざリフォームしようとした際に数百万円規模の修繕費がかかるケースも珍しくありません。

ネズミ被害を根本的に解決する方法

では、どうすればネズミ被害を根本的に解決できるのでしょうか。

以下では、プロの駆除業者も行っている「正しい駆除の4ステップ」をご紹介します。

ネズミ被害を根本的に解決し、安心して暮らせる生活を取り戻したい方はぜひご確認ください。

ステップ①：全ての侵入経路を特定する

まずはじめに、ネズミが入ってくる侵入経路をすべて特定しましょう！

主な侵入経路は以下のとおりです。

• 屋根の隙間
• 通風口
• エアコン配管の導入部
• 床下換気口
• 戸袋の中 など

家の外周と内部のすべての隙間を見つける必要があります。

なぜなら、子ネズミで1.5cm、大人のネズミでも2.5cmの幅があれば、侵入できるからです。

また闇雲に探さず、「ラットサイン」と呼ばれる痕跡を探すことをおすすめします。

ネズミの体は汚れて油ぎっているため、通り道には「黒ずんだ汚れ」が付着します。

壁の隅や配管に不自然な黒い汚れがあれば、そこが侵入ルートである可能性が極めて高いです。

参考：目黒区｜ネズミの被害を防ぐために！

ステップ②：ネズミを追い出す

侵入経路を特定できたら、次は『ネズミ一発退場』などの忌避剤を使い、家の中にいるネズミを外へ追い出します。

ただし、必ず「出口」を確保してから追い出しましょう。

ネズミが残っている状態で穴を塞ぐと、以下の恐ろしいリスクが発生します。

• 壁や天井を食い破って室内に現れる
• 壁の中で餓死する

ネズミが餓死した場合、強烈な腐敗臭やウジ・ハエが発生します。

特に壁の中での死骸処理は、壁を解体する必要が出てくるため、数十万円単位の修繕費がかかることもあります。

くん煙剤を使う際は、ネズミが逃げていく方向を意識して、部屋の奥から焚くのが鉄則です。

ステップ③：糞尿を清掃・消毒する

ネズミを追い出した後は、天井裏などに残された糞尿や巣を撤去し、徹底的な清掃・消毒を行います。

単にキレイにするだけでなく、ネズミの「フェロモン（匂い）」を消すことが目的です。

ネズミは仲間の尿の匂い（フェロモン）を頼りに、安全なルートを判断して戻ってくる習性があります。

この匂いが残っている限り、何度追い出しても戻ってきます。

ご自身で清掃する場合、糞尿に含まれる病原菌を吸い込まないよう、次のような完全防備を揃えましょう。

• 防護服 　※1
• ゴーグル
• N95マスク　※2
• 次亜塩素酸ナトリウム

掃除機を使うと、排気で病原菌が空気中に舞い上がるため、拭き取り掃除が基本です。

ステップ④：侵入経路を塞ぐ

最後に、特定した侵入経路を、物理的に塞ぎます。

ネズミの前歯はコンクリートをも削るほど強力ですので、DIYでよくある「パテ埋めだけ」「板で打ち付けただけ」という対策は、数日で食い破られます。

そのため、以下の「ネズミの歯が立たない素材」を使用しましょう。

どんなに頑丈に塞いでも、たった1箇所でも塞ぎ漏れがあれば、そこから再度侵入されます。

家の外周と天井裏、床下をくまなくチェックし、隙間なく封鎖するのがネズミ被害を根本的に解決する方法です。

自力での対策に限界を感じたら「ハウスプロテクト」へ無料相談！

「一発退場を使ってもダメだった」
「自分で穴を探して塞ぐなんて無理だ」

そう感じた時点で、すでに自力駆除の限界がきていると言えます。

ネズミ被害を根本的に解決したい場合、専門の駆除業者「ハウスプロテクト」に相談することをおすすめします。

ハウスプロテクトには他社にはない、次の強みがあります。

契約するかどうかは、見積もりを見てから決めていただいて構いません。

まずは「無料現地調査」を利用して、「どこから入ってきているのか」「被害レベルはどのくらいか」をプロの目で診断してもらうだけでも、漠然とした不安から解放されるはずです。

また相見積もりも可能な業者ですので、ぜひお気軽にお問い合わせしてみませんか？

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「ハウスプロテクトのリアルな口コミ評判や依頼するメリットを知りたい！」といった方は以下の記事よりご確認ください。

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まとめ

「ネズミ一発退場」が効かないのは、煙が届いていないか、侵入経路が開いたままの可能性があります。

またネズミ一発退場に代表される「くん煙剤」は、あくまで「一時的な追い出し」であり、根本解決にはなりません。

ネズミ被害を根本的に解決するには、、「侵入経路の特定し、清掃した後、徹底的に封鎖する必要があります。

ただし、自力でのネズミ対策は難易度が高いため、失敗する可能性が高いです。

ネズミ被害は時間とともに進行しますので、高額な修繕費がかかる前に、プロの手を借りて「二度とネズミが入ってこない家」にすることが、最短かつ最安の解決策です。

「家をボロボロにされたくない！」「火災が発生したらどうしよう…」そんな場合は、まずはハウスプロテクトの無料調査で、ネズミの侵入経路を特定することから始めてみませんか？

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ハウスプロテクト以外のネズミ駆除業者を知りたい方は、以下の記事もあわせて確認してください。

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