家の中にネズミがいるのを発見してしまうと、嫌な気分になりますよね。「できれば、自然にいなくなってほしい…!」と考えるかもしれません。結論から言ってしまうと、何も対策せずにいなくなることはあまり期待しないほうが良いです。
この記事では、「ネズミが自然にいなくなるのはどんな時か」「ネズミ自然消滅がなぜ考えにくいのか」「ネズミを発見した時に、まず取るべき行動」など、まとめて紹介しています。家でネズミを見つけてしまった方に、ぜひ読んでいただきたい記事です。
ネズミが自然にいなくなるパターンとは
衛生面や騒音など、何かと被害の多いネズミ。そんなネズミが、何の対策もせず自然にいなくなってくれたらうれしいですよね。そんな「ネズミを家の中で目撃したが、その後自然にいなくなった」というパターンは、少数ですが存在します。
①ネズミの天敵が現れた
ネズミの天敵として一番先に思いつくのは、恐らく「ネコ」かと思います。「ネズミとネコ」という組み合わせに、「トムとジェリー」の追いかけっこを連想される方も多いのではないでしょうか?
実は、ネコだけではなく、様々な動物がネズミの天敵となります。
鳥類…ワシ、タカ、フクロウ、トビ
爬虫類…ヘビ
②餌がなくなった
なぜ「自然消滅」が難しいのか
前の項では、ネズミが自然といなくなるパターンを紹介しましたが、実際このような「自然消滅」のケースは少数です。それではなぜ、ネズミは家に居ついてしまうのか、その理由を2点あげてみます。
繁殖力が強い
まず挙げられるのが、ネズミはとても繁殖力が強いという点です。ネズミは生後約3か月で出産できるようになり、1年で6~7回分娩、1回に6~10匹程度の子どもを産むと言われています。
これを計算すると、2匹のつがいから1年でどんでもない数に増加するおそれがあるという恐ろしい事実ができあがります。
家の中=野生より危険が少ない
先ほど触れましたが、ネズミはとても小型の動物なので、様々な動物が天敵になります。そんな多くの天敵から身を隠すことのできる民家は、ネズミにとって安全で最高の住処です。
また、寒さに弱いネズミは、特に冬期、暖かい民家に侵入して暖を取ろうとします。ネズミにとって民家は、凍死の危険がない快適な場所になります。
エサがなくならない
前の項でも触れましたが、ネズミは雑食動物です。食料になりそうな「肉、魚、穀物、果物」から、「まさか!」と思うようなもの「生け花や石鹸、ペットフード」まで、どんなものでも食べてしまいます。
また、嗅覚も鋭く、食べ物を見つけるのがかなり得意です。米袋を破って食べたり、紙袋などに入ったお菓子類でも食べ散らかします。
ちなみに、ネズミが好きなものでチーズを連想する方が多いですが、実際チーズを好んで食べるということはありません。チーズさえおいていなければ大丈夫、といった考えでは、ネズミ対策を満足にできない可能性が高いです。
ネズミを発見したらどうするべきか
「ネズミが自然にいなくなるに越したことはないが、なかなかそうもいかない」ということを分かっていただけたかと思います。では、ネズミ対策のためにどんな行動を起こしたらいいのでしょうか?
食べ物に蓋をする
まずは、家の中にある食べ物にすべて蓋をして、戸棚や冷蔵庫に入れましょう。
この時、ジップロック等の柔らかい保存袋を使用するのは控えてください。ネズミにかじられてしまう可能性が高いです。おすすめは、ガラス、アルミ、ホーローなど硬い素材でできた保存容器です。
市販の駆除グッズを使用
市販のネズミ駆除グッズを使用するのも、一つの方法です。よく使われている撃退グッズには大きく分けて、「超音波装置」「忌避剤・スプレー」の2つのタイプがあります。
・駆除すべきネズミの数が多すぎる時
・一気に数を減らしたい時
・巣の場所などが分からない時
超音波装置
・臭いのきつい忌避剤を使いたくないとき
侵入経路を塞ぐ
ネズミは1センチメートル程度のすき間があれば、侵入可能です。中にいるネズミを駆除することだけではなく、考えられる侵入口を塞ぎ、外からの侵入をなくすことが重要になってきます。具体的な対策は下記になります。
・壁に隙間や穴がある=防鼠パテを埋め込む
業者に頼む
初めから、ネズミ駆除の専門業者に頼んでしまうという方法もあります。ネズミの行動を熟知している専門家に依頼すれば、余計な手間暇をかけることなく、効率よく駆除することができます。
業者に頼む際は、「自分の住んでいる地域に対応可能な業者であるか」「駆除実績のある業者であるか」を確認してからの依頼をおすすめします。
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ネズミ駆除は業者に頼むのがベスト
ネズミ発生の際の駆除には、いろいろな方法がありますが、ネズミ駆除は業者に頼むのがベストです。専門家だからこそできる、迅速で的確な対応は、真似しようと思ってできるものではありません。
自力でネズミ駆除をしようとしても、結局、適切な駆除方法を選べず、繫殖力の高いネズミといたちごっこになってしまうケースが多いです。
また、ネズミの死骸を見ることなく処理してもらえるのは大きなメリットです。ネズミの死骸は見た目も気分のいいものではないのに加え、菌やウイルスを保有している場合も。健康被害の面から言っても、触れるのは避けたほうがいいでしょう。
参考:
「東京都ねずみ防除指針」被害の実態(平成17年2月発行)- 東京都福祉保健局
まずは被害の進行状況を把握しよう
ネズミを家で見かけたのなら、自然にいなくなるのを待つのではなく、被害の進行状況の把握が先決です。ネズミ専門業者のハウスプロテクトなら無料で電話・メール相談を行っております。
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▼ネズミ駆除についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。