みなさん、こんにちは!
コウモリが夜になるとやってきたり、もしかしたら家に棲み着いているかもしれない……と、不安を抱えていませんか?
- 自分で出来る対策をしりたい
- 蚊取り線香の成分や効果を知りたい
- ハッカ油の使い方を知りたい
など、個人で出来る対処法や方法と、気をつけるべきことをご紹介します。
コウモリ対策に蚊取り線香を使う方法
コウモリ対策の一つとして、蚊取り線香を使って追い出す方法があります。
蚊取り線香は、粕粉(シロバナムシヨケギク)の花に含まれている「ピレトリン」と「アレスリン」という殺虫成分から作られています。
殺虫成分が虫の口や体表(皮フ)、呼吸をする気門から入り込み、呼吸を止めるか、神経を攻撃して虫を殺します。
人間や温血動物(恒温動物)は、持っている酵素の働きにより体の中で速やかに分解し、無毒化され体外に排出されるので害はありません。そのため、温血動物であるコウモリには殺虫成分が効くことはありません。
しかし、蚊取り線香の「煙」によってコウモリを一時的に追い出すことは可能です。
くん煙剤のように大量の煙が必要になるので、たくさん蚊取り線香に火をつけてコウモリを追い出しましょう。
追い出したあとはコウモリの侵入口を塞ぐことも忘れてはいけません。
コウモリ対策にハッカ油を使う方法
コウモリが苦手なハッカ油を使って追い出す方法もあります。
無水エタノールとハッカ油、精製水を1:3:9の割合で霧吹き容器に入れ、しっかりと振って混ぜ合わせて作ります。
使い方は、集まっているコウモリに直接噴射したり、集まっていた場所に撒いておきます。
噴射すると、コウモリが飛び立つときにホコリや菌が飛散するので、マスクや帽子、ゴーグルや長袖の古着などで身体を覆ってから作業をすることをおすすめします。
蚊取り線香やハッカ油の対策で気をつけたいこと
どちらの方法も、直接コウモリに接触してしまう可能性があります。
コウモリに触れて、体内に菌が侵入してしまうと、狂犬病やSARS、ニパウイルス感染症などを引き起こす場合があり危険性が伴います。
また、コウモリに棲み着いているノミ・ダニによって、アレルギー症状や皮膚炎などを発症してしまう場合や、重篤な感染症にかかってしまう場合もあります。
コウモリ対策を行う場合は、ゴーグル・マスクを必ず着用し、捨てても良い服装で、対応後は服や使った道具はすべて捨てましょう。
また、コウモリを追い出したあとはアルコールスプレーで消毒や除菌を行い、再発防止のためにコウモリが侵入した経路を金網やパテ、コーキング材で塞ぐことを忘れないようにしましょう。
コウモリは法律に守られている
コウモリは「鳥獣保護管理法」で保護されていますので、殺したり、傷つけたりする目的、またはペットとして飼育する目的で捕まえることは禁止されています。
コウモリを捕まえて駆除したり、育てたりすると鳥獣保護管理法に違反することとなり、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科せられてしまいます。
そのため、コウモリ 類を捕獲する際には、事前に環境省か事業予定地域の各都道府県の自然保護関係の 部署に捕獲許可申請書 を提出しなければなりません。
またコウモリは追い出しただけでは必ず戻ってきてしまいます。
再発防止を防ぐためには「侵入経路」を徹底的に塞ぐ必要があります。
危険な作業はプロに任せて安心・安全
今回は、自分でできる蚊取り線香やハッカ油の対策法をご紹介しました。
どちらもコウモリを遠ざける、忌避の役割はありますが、一時的な対処法だということを理解していただけたらと思います。
再発防止には、侵入経路の徹底的な封鎖が1番大切で、さまざまな忌避剤やくん煙剤を使っても、結果コウモリが成分や臭いに慣れてしまい、住み慣れた巣に戻ってきてしまいます。
コウモリが棲み着くことによって、騒音被害、感染症やノイローゼなどの健康被害に遭わないために、早めに対応することがオススメです。
また対処する場合には感染症などの危険性や、侵入経路の封鎖のために家の隅々までチェックしなければならず、個人で対応出来る範囲には限界がある場合もあるので、ぜひ害獣駆除業者のプロに相談するのがオススメです!
「ハウスプロテクト」なら、家の状態をチェックする現場調査や見積作成まで無料で対応できるので、なにが棲み着いているか分からないけれど、不安だな……と思われた場合には、お気軽にお問い合わせください。