「野生のコウモリはどんな病原菌を持っているの?」
「コウモリが身近にいるとき何を気を付けたらいい?」と不安になっていませんか。
コウモリは何らかの病原菌を持っている可能性がゼロではありません。したがって、身近にいるなら十分に気を付ける必要があります。
そこで本記事では、コウモリが保有しているおそれのある代表的な病原菌の特徴や、注意するべき点などについて解説します。コウモリが保有している病原菌について正しい知識を持ち、安全なコウモリ対策を行いましょう。
コウモリは病原菌を運んでいるおそれがある
インターネットで調べると、海外のコウモリの病原菌やウイルスについて書いているものが多くあります。
とはいえ日本で生存しているコウモリも海外のコウモリと同様、病原菌を持っている可能性は否定できず、確実に安全なわけではありません。
したがって、自宅でコウモリの被害に遭っているなら、健康を守るためにも早急に駆除をすることをおすすめします。
コウモリが保有するおそれのある代表的な病原菌
コウモリは以下のような病原菌を持っているかもしれません。
- リッサウイルス
- レプトスピラ菌
- サルモネラ菌
- ヒストプラスマ種のカビ
- ヘンドラウイルス
参考:
FORTH|最新ニュース|2011年|コウモリと人の健康
それでは、コウモリが保有しているおそれのある病原菌を5つ解説していきましょう。
リッサウイルス
リッサウイルスは、食虫のコウモリや食果実コウモリの唾液にウイルスが含まれており、コウモリに咬まれたり引っかかれると感染します。
潜伏期間は20〜90日と長く、初期症状としては頭痛や発熱、倦怠感や精神錯乱など、最終的には筋力が脱力して呼吸困難を引き起こす危険性があります。
日本ではまだリッサウイルスによる感染症の発生はみられていません。
しかし、油断しないようにしましょう。
参考:
リッサウイルス感染症 – 関西空港検疫所
リッサウイルス感染症とは – 国立感染症研究所
レプトスピラ菌
レプトスピラ菌は、もともとげっ歯類や家畜などの哺乳動物が保有している病原菌です。
しかし、コウモリも哺乳動物なので、レプトスピラ菌を保有している可能性がゼロではありません。
保菌している動物との接触以外に、保菌動物の尿が土壌や水に入り、それと接触した際にも感染のおそれがあります。
レプトスピラ菌に感染すると、初期症状として黄疸や出血、腎障害をともなう重症型(ワイル病)になるケースがあり、潜伏期を過ぎると、悪寒や頭痛、筋肉痛などの症状が見られるでしょう。
サルモネラ菌
サルモネラ菌は野生の動物の糞から見つかる病原菌です。
サルモネラは自然界に幅広く生息しているので、コウモリもサルモネラ菌を持っている可能性があると言われています。
サルモネラ菌に感染すると、胃腸炎となり腹痛や嘔吐を発症。その後、発熱や下痢などの症状が出ます。
ヒストプラスマ種のカビ
ヒストプラスマ種のカビが含まれたホコリが風などで巻き上げられ、それを肺に吸い込むことで感染してしまいます。
ヒストプラスマ種のカビは、コウモリや他の鳥類の糞に含まれています。
なおアメリカでは、毎年50万人ほど感染する米国最大の真菌性風土病です。一方で、日本では2018年末までに約100例ほどとなっています。
ヒストプラスマ種のカビを吸い込んでしまうと、3〜17日の潜伏期間を経て発熱や頭痛、悪寒や倦怠感、または乾いた咳が出るなどの症状が見られます。
まったく症状のない人もいますが、免疫に障がいのある人は重症化するケースもあるため注意が必要です。
参考:
FORTH|お役立ち情報|感染症についての情報|ヒストプラスマ症
ヒストプラスマ症(Histoplasmosis)|症状からアプローチするインバウンド感染症への対応 – 感染症クイック・リファレンス|日本感染症学会
ヘンドラウイルス
ヘンドラウイルスに感染している馬の体液や排泄物との接触で、感染してしまいます。
そもそも馬は、オオコウモリから感染すると考えられています。
現在まで、オーストラリアで3名ほど感染者がみられていますが、まだデータが不足しておりわからないことも多いです。
参考:
ヘンドラウイルス感染症|厚生労働省
ヘンドラウイルス感染症 – 関西空港検疫所
以上のように、コウモリはさまざまな病気のリスクを保有しています。
日本ではあまりみられない病気もありますが、糞尿被害など別のトラブルもありますので身近にコウモリがいるのに放置するのは好ましくありません。
もしも身近にコウモリがいるようでしたら、お気軽にご相談ください!
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
コウモリが身近にいるときに注意するべきこと
コウモリが身近にいる場合に注意する点をご紹介します。
コウモリは触らない
前述でもお伝えしましたが、コウモリは病原菌を持つおそれがあります。
そのためコウモリや排泄物には、触らないよう注意をしてください。
もし、コウモリを触ってしまった場合には、早めに石鹸でよく洗いアルコール消毒をしましょう。
果物を食べる前に洗う
果物を好むコウモリもいます。
庭に実っている果実は食べる前に必ず洗いましょう。また、かじった跡がある場合は、食べずに処分してください。
人が動物から感染してしまう感染症は、人獣共通感染症として知られています。多くの動物は、野生か飼われているかを問わず、人獣共通感染症を拡散する能力があるので、簡単な予防策として動物をさわった後は手を洗い、果物は食べる前に洗うことをお勧めします。動物のかじった跡があるフルーツは食べないで下さい。
引用:厚生労働省検疫所 FORTH|コウモリと人の健康
コウモリを駆除しなければリスクは消えない
コウモリを触らないように注意をしていても、身近にコウモリがいる限りはリスクは消えません。
また、コウモリによる被害に困っていても、コウモリは「鳥獣保護管理法」に守られているため、無断で追い出す以外の駆除や殺傷は禁止されています。
もし誤ってコウモリを傷つけてしまった場合には、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金を課せられるため注意が必要です。そのため、さまざまなリスクを回避するには、駆除業者へ相談するのをおすすめします。
コウモリの駆除業者をお探しでしたら
コウモリの駆除を相談する業者をお探しでしたら、ぜひ「ハウスプロテクト」へご連絡ください。
コウモリは1〜2cm程度の小さな隙間から、侵入したり住み着いたりします。また追い出し後に侵入していた隙間を放置していると、コウモリが多い地域ではすぐに被害は再発します。
コウモリは病原菌を保有しているかもしれません。もし、現段階で家の中へコウモリが侵入している状況でしたら、早めに駆除した方が良いでしょう。
そのまま放置してしまうと、コウモリが家の周りへ大量の糞をすることによって悪臭や衛生状態も日を追うごとに悪化してしまいます。
相談や現地調査、お見積りは無料で行っています。
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まとめ
コウモリは、さまざまな病原菌を保菌しているおそれがあります。また、適切な処置をしないと命を失う危険性もゼロではないでしょう。
なお、コウモリは追い出し以外の駆除は法律で守られているため無断ではできません。仮に、コウモリを追い出したとしても、侵入口の封鎖のような再発防止対策をしないと戻ってくる可能性があります。
ハウスプロテクトでは、コウモリの駆除はもちろんですが、再発防止の施工も併せて対応しています。また、万が一の再発に備えて、最長10年間の安心保証付です。
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