家の中や庭で、小さな足跡を見つけたことはありませんか?
ネズミの足跡かもしれないけど、本当にネズミがいるのかわからない
このように悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、ネズミの足跡と糞の特徴や形、またほかの害獣との違いについても解説いたします。
ネズミの糞と足跡の特徴
ネズミの足跡の特徴、その他の主な害獣の足跡の特徴と、主に被害に遭いやすい、ハツカネズミ・ドブネズミ・クマネズミの糞の種類別に解説します。
ネズミの足跡
3種類とも、手足は前足が小さく、後ろ足が大きくなっているのが特徴です。
4本指と手のひらの部分が分かれていて、ちょんちょんと小さく、たくさんついていることが多いです。
大きさは約1.5〜2cm程で、個体の大きさによって足跡の大きさも変わります。
ハツカネズミ < クマネズミ < ドブネズミ の順に大きくなります。
他の害獣の足跡の特徴
ネズミよりも格段に大きいのが特徴です。
約2~3センチの小さな足跡は、イタチやテンである可能性が高いですが、小さくて体重が軽い動物であるため、もともと足跡が残りにくいです。
ハクビシン、アライグマなどの中型害獣の足跡の大きさは約5~6センチ。
とくにアライグマは人間の手のように5本指が分かれているのが特徴です。
ネズミの糞の特徴
体が小さく、糞も小さいです。
約4~7mm程度、茶色で先端がとがっているのが特徴です。
大きさは10~20mm程度。
黒っぽく丸まっていて太く、糞がまとまって落ちているのも特徴です。
大きさは6~10mm程度。
茶色から灰色で細長く、あちこちに散乱しています。
ネズミと間違われやすい糞
コウモリの糞は、約5~10mm程の大きさで黒っぽい色をしています。
コウモリの糞はクマネズミと似ていますが、ネズミの糞は茶色っぽい色なので色で見分けることも可能です。
また、コウモリの糞は穀類を食べるネズミと違い、もろいので糞をつついてボロボロと崩れるとコウモリの糞だと見分けることも可能です。
コウモリの糞もネズミの糞も寄生虫・病原菌を含んでいるおそれがあります。日本ではまだ感染事例のない病気も少なくありませんが、念のために触ったりせずに見つけたら早めに片付けて消毒したほうがいいでしょう。
参考:
日本獣医学会のQ&A- コウモリの感染症について
感染症に関する参考情報|生物被害対処ガイド」
もしも身近にご紹介させていただきましたような糞や足跡があるなら、害獣が身近にいるかもしれません。
無料で現地調査を行いますので、お気軽にご相談ください!
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
足跡がついている場所や見つけ方
ネズミは警戒心が強く臆病な生き物なので、普段は天井裏などに身を潜めています。
個人で天井裏を確認するのは大変ですが、室内や屋内で確認できるポイントをおさえてチェックしてみましょう。
室内
家の中で足跡がわかりやすい場所は、ホコリが積もりやすいテレビの裏やお仏壇まわり、棚の上や、置き物の裏、その他黒っぽい家具の上などがあげられます。
ホコリが積もっていると足跡がくっきり浮かび上がるので発見しやすいです。
また、和室の鴨居の上の長押(なげし)部分は、ネズミがよく歩く場所でもあります。
中央にある吊り束のところで足場が狭くなっているので、体を支えるため長押の側面に足を付けるので、頻繁に通っているとその部分が白っぽく汚れてくるので、確認してみましょう。
屋外
屋外で発見しやすい場所は床下通気口や、エアコンの配管の化粧カバーの隙間などです。
通気口に設置されている柵は、金属製とプラスチック製の主に2種類あり、金属製は経年劣化により錆がひどくなると、耐久性が落ち、簡単にネズミにかじられ、柵を壊されてしまいます。
またプラスチック製はネズミの頑丈な歯で、かじられてこじ開け、侵入を許してしまいます。
床下通気口の前に荷物を置いていると通気口に異常があっても気付きにくく、床下の通気も悪くなりますので、通気口は塞がないようにしましょう。
ネズミのサイン・ラットサイン
ネズミの糞や足跡、ネズミが通ることによって黒光りする痕跡を「ラットサイン」といいます。
黒い汚れ
ネズミの体には油や泥などの汚れが付着しています。
ネズミが移動するとき、壁や床の隅などに体をふれさせて移動することが多く、ネズミの体についた汚れや油が侵入口や通り道、壁などに付着することで黒光りします。
また、ネズミは同じ道を通る習性があるため、最初は小さな灰色くらいの汚れが、次第に大きな黒っぽい汚れになります。
糞尿がある
ネズミは糞や尿をしながら移動するため、ネズミの通り道には約1センチ前後の黒い糞や尿の跡が残ります。
小さい糞がパラパラと落ちているときは、ネズミがいる可能性が高いです。
かじった跡がある
ネズミの歯はずっと伸び続けるため、ネズミは常に固い物をかじって前歯を削る習性があります。
そのため、家の柱・壁や家具、電気の配線や通信コードなどを好んでかじります。
何かにかじられた痕跡があれば、ネズミの被害にあっている可能性が高いです。
ネズミ被害や侵入経路と対策法
ラットサインは、ネズミが棲み着いている証拠なのですぐに対策を始めましょう。
放置しておくと、糞尿・騒音被害や健康被害、住宅劣化などさまざまな問題が起こります。
ネズミの対策として、まずはネズミをくん煙剤などで家から追い出し、その後粘着シートや毒エサ・捕獲カゴで捕獲・駆除し、最後に侵入経路をすべて塞ぐことで対策が可能です。
またネズミはさまざまな病原菌やウイルスを保有しているおそれがあるため、糞尿を綺麗に清掃し、消毒と除菌を徹底することも忘れてはいけません。
参考:
「東京都ねずみ防除指針」被害の実態(平成17年2月発行)- 東京都福祉保健局
侵入経路は「足跡がついている場所や見つけ方」で紹介したような、床下通気孔、エアコン配管の化粧カバーの隙間、また外壁や屋根材の隙間など多岐にわたります。
個人で対応するのが難しい場合は、プロの害獣駆除業者への依頼もオススメです。
ネズミ対策はプロにおまかせ
ネズミのラットサインや足跡を発見したら、早急な対処が必要になります。
駆除グッズの使用や侵入口の封鎖を行ったとしても、一か所でも侵入口を見落としてしまっていた場合、被害が再発する可能性が高いです。
個人での対応が難しいネズミ駆除は、プロの害獣駆除専門業者への依頼がオススメです。
もちろん費用はかかりますが、プロがしっかりと施工を行いますので再発の可能性は低く、結果的に安く済むことも多いです。長く安心して過ごせるという心理的なメリットも大きいでしょう。
「ハウスプロテクト」では、現場調査やお見積もりも無料で対応しております。
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