コウモリ被害に遭うと、修繕費や駆除費など様々な出費がかさむため、火災保険や他の保険が適用できるのかが気になる方も多いでしょう。
そこで今回は、コウモリ被害に火災保険は適用可能か、適用される場合の条件や注意点は何かについて説明します。
個々の細かな事情によって結果が異なってくることは少なくありませんが、まずは基本のポイントを押さえておいてください。
コウモリ被害で火災保険は有効か?
結論から言えば、コウモリ被害には火災保険は使えないケースが多いのですが、特定の条件を満たせば火災保険や他の保険を使うことが可能です。
害獣被害には火災保険が使えないケースが多い
実は、自分の家などがコウモリによる被害を受けた場合、火災保険は適用されないケースが多いです。これは、ほとんど全ての火災保険に当てはまります。たとえば、以下のような場合には、原則として火災保険は使えません。
・コウモリの侵入経路対策のためにリフォームなどが必要になった場合
・コウモリにより漏電が起き、火災に繋がった場合
・コウモリ被害の兆候があったので、未然に防ぎたい場合
コウモリだけでなく、アライグマやハクビシン、ねずみやイタチなどの害獣被害を受けた場合でも同様で、火災保険は適用対象外です。
ちなみに、住宅ではなくビジネス上の店舗において、上記のような被害があった場合でも、火災保険は適用されないと思っておいたほうが良いでしょう。
なぜコウモリの被害に遭っても火災保険が適用されないのかというと、コウモリ被害が建物の経年劣化や管理不備によるものだと扱われるからです。
コウモリの侵入被害は、瓦の隙間や壁のヒビなど建物の老朽化が原因で起きることが大半であり、それは居住者や管理人の責任になるので、保険が適用されないのです。
害獣被害でも保険が使える3つのケース
しかし、火災保険に限らず、害獣被害に対して何かしらの保険が使える場合が3つあります。
ただし、いずれも判断が難しいので、火災保険が適用可能かどうかは当社「ハウスプロテクト」に一度ご相談ください。
自然災害が原因で害獣の侵入を招いた場合
地震や台風などの自然災害に対して被害が発生し、その被害を受けた箇所を修繕したら、結果としてそれが害獣の侵入経路対策になったという場合もあります。この場合、保険が適用されることがあります。
害獣被害によって生じた清掃等が発生する場合、それについては対象外となるケースもありますので、ご注意ください。
害獣被害が予測できなかった場合
1つは、予測できない害獣被害であることです。たとえば、その害獣が現れた前例などが全くない地域において、害獣から噛みつかれた場合には、保険が下りるかもしれません。
逆に、自分が予測できた害獣被害では、火災保険は適用されません。たとえば、アライグマやハクビシンなどを見かけて、可愛かったので近づいたら噛みつかれたなどの場合には、被害を受けることが十分に予想できたとみなされ、保険は適用されないと思っておいた方が良いでしょう。
ちなみに、害獣被害により発生した金額のうち一部だけが保険の対象となるケースもあります。
害獣被害により特定感染症にかかった場合
害獣の糞尿や、害獣の体内に潜むノミやダニなどが原因で感染症に罹ってしまうことがあります。
害獣が原因でペストなどの危険性の高い感染症に罹った場合、それが国が指定する「特定感染症」に該当するなら、公費または医療保険で治療費が負担されるケースもあります。
参考:
① 感染症対策|厚生労働省
② この修繕費用どうしたらいいの?|株式会社マーブル
保険の適用範囲は、判断が難しいケースも少なくありません。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください!
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
火災保険の適応範囲とは?
害獣被害では火災保険が適用されないとなると、そもそも火災保険の対象とはどこまでなのかが気になる方もいるでしょう。
そこで、ここでは火災保険の一般的な適応範囲について説明します。
火災
火災時は、本人に重大な過失がない限りは、火災保険が適応されます。
もし近くの家などで火災が起きて火が燃え移ったような場合でも、火災保険は適用されるのが原則です。
地震・津波・噴火以外の自然災害
火災以外にも、風災(台風など)、大雨、ヒョウ、水漏れ、落雷などの自然災害によって家屋が損傷を受けた場合、基本的に火災保険は適用されます。
ただし、地震やそれに伴う津波は例外で、火災保険は適用されません。地震保険の適用範囲となるからです。
予測不可で突発的なケース
実は火災保険は、火災や自然災害以外にも、予測不可で突発的な被害が起きた場合にも適用されます。
これは、わかりやすくいうと、繰り返し起きない出来事による被害のことです。特に、「外部からの物体飛来」については、この予測不可で突発的なケースに該当すると、明確に言われています。
たとえば、近所の子に野球ボールを当てられて窓ガラスを割られてしまったといった場合です。また、コウモリなどの空を飛ぶ生物が窓ガラスなどに衝突してきた場合なども、保険が適用される可能性があります。
逆に、築年数の長い建物が摩耗してヒビや破損に至った場合などは、十分に予測不可であると同時に突発的でもないので、火災保険が適用されないわけです。
戸建てと賃貸の違いは?
これまで説明してきた内容は、火災保険などの保険が、コウモリ被害に対して適用されるかを説明してきました。
ですが、火災保険が適用されない場合、戸建てならそのまま自己負担となるにしても、賃貸物件なら管理会社に負担してもらえるケースもあります。
なぜなら、建物の経年劣化や管理不備によってコウモリ被害が起きた場合、居住人だけでなく、管理人にも責任があると捉えられる場合もあるからです。実際に、管理会社や大家さんから、駆除費用をいくらか負担してもらえるケースもあります。
もっと言うと、賃貸物件の契約内容によっては、害獣被害が起きた際には、入居者が自分の判断で対応してはいけない契約になっているケースもあります。
したがって、賃貸物件に住んでいる方は、コウモリ被害に遭っているのが分かった時点で、管理会社や大家さんに一度相談してみた方が良いでしょう。
費用負担を軽減するには?
コウモリ被害への対策を業者にお願いする場合、その費用負担をどうにかして減らせないかと思うかもしれません。
ポイントをいくつかご紹介します。
早めに依頼する
まず大事なのは、少しでも早く対処することです。
というのも、コウモリ被害は放っておくと短期間で深刻化し、被害が酷くなればなるほど駆除費用も跳ね上がるためです。コウモリは糞尿が多い害獣なので、放置していると建物がどんどんと傷んでいってしまいます。
被害が軽いうちに早めに対処すれば、リフォーム代、駆除代、清掃代などを削減できます。
初期費用に注意する
コウモリ駆除業者に依頼すると、駆除費用や清掃費用などとは別に、現地調査や出張費用などを請求する業者もあります。
徹底駆除を行うならそれなりの費用は発生するのは避けられませんが、現地調査や出張費などがプラスされると初期費用がかさんでしまうので注意が必要です。
無料で調査や見積もりまではしてもらえる業者がおすすめとなります。
追加費用に注意する
コウモリ駆除のプロに仕事を頼む場合、無償のアフターフォローがついているかどうかも大事です。
一度コウモリに住み着かれた家には、コウモリにとって住みやすい要素があります。したがって、一度業者に対処をお願いしたにも関わらず、残念ながら後から再発してしまうケースもあるのです。
本当に費用を抑えたいなら、単純に初期費用だけで選ばずに、再発時に追加費用なしで無償で対応してくれる業者を選ぶことをおすすめします。
紹介手数料が掛からない業者を選ぶ
害獣駆除業者の中には、駆除依頼だけを受け付けたら、実際の仕事は他の業者に依頼する「紹介業者」も存在します。「紹介業者」は、紹介料として最大30~40%もの紹介手数料を乗せることもあり、どうしても金額が高くなってしまうのです。
特に、「全国対応」や「ご利用シェアNo.1」と謳っている業者は「紹介業者」かもしれませんので、ご注意ください。
コウモリ対策は早めの対応を!
ハウスプロテクトは害獣駆除業者でありながら、火災保険の申請サポートを行える窓口があり、火災保険が適用可能かどうかの相談も受け付けております。
また、関東・関西・東海・中国・四国・九州エリアに広く対応しており、24時間365日お電話での対応を受け付けています。そして、最短30分で駆け付けますので、コウモリ被害に対する早急な対応が可能です。
さらに、現地調査やお見積り、出張費用などが無料のため、初期費用が必要以上に高くなることもありません。さらに、万が一の再発時にも無償対応させて頂くアフターフォロー付きで、追加費用も掛かりません。
加えて、紹介業者ではないので余計な紹介手数料もなく、リーズナブルに対応させて頂きます。コウモリの徹底駆除を行った上で、再発を徹底的に防止いたしますので、お気軽にご相談ください。
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まずは被害状況をお聞かせください。