アライグマの穴掘りの仕業?庭や畑の穴の正体について

庭や畑などに、少し前まではなかった謎の穴が突然現れることがあります。人間が堀ったわけでもない場合、一体誰が堀った穴なのかと不思議に感じ、気味が悪く感じるかもしれません。

そんなとき「もしやアライグマが掘った穴なのでは!?」と推測される方がいます。ですが、結論から言えば、それはアライグマが堀った穴ではなく、他の害獣が堀った穴の可能性が高いです。

そこで今回は、さまざまな害獣が掘る穴と、害獣被害が起きる原因、穴以外の害獣被害などについて説明していきます。

庭や畑にある穴はアライグマが原因?

庭や畑にある穴はアライグマが原因?

庭や畑に出来た穴はアライグマが堀ったものではないと、冒頭でお伝えしました。なぜそう言えるのかというと、アライグマは穴掘りを苦手とするからです。

アライグマは手先が器用であり、木登りを得意として生きている動物です。また、アライグマの成獣は、器用な指で獲物を取れたり、力が強くて重い障害物を動かせるので、他の動物と争いになっても優位に立ち回れます。

そのため、アライグマは自然界においても自ら巣を作ることはなく、樹木の穴に住んだり他の害獣が作った巣を略奪したりします。特に穴掘りの必要がなく、そういった能力も発達していないのかもしれませんね。

アライグマの他に穴を掘る害獣は?

アライグマの他に穴を掘る害獣は?

穴を掘る害獣として、ここでは、アナグマ・イタチ・ねずみ・もぐらの4つを紹介します。

どの動物も、早めに対策をしたほうが良いでしょう。

アナグマ

アナグマは、小さな頭と胴長の身体、短い尾が特徴の動物です。頭部から目の下に掛けて黒い模様があって、鼻筋が白い点で、ハクビシンと似ています。ハクビシンよりも尾が短いのが違いです。夜行性の動物で昼間は巣穴にこもっていることが多いです。

アナグマは、名前の通り、穴を掘るのが得意な動物です。5本指の先の長い爪により、竹林などで巣穴を掘って生活しています。アナグマは、土を掘ってミミズや昆虫、カエルやモグラなどを食べるだけでなく、農作物や果実を好んで食べます。やや肉食寄りの雑食です。

近年では、アナグマは人里を餌場とするようになっており、農作物への被害も増えています。好んで食べ荒らす農作物は、スイカやトウモロコシ・イチゴなどです。穴掘りが得意なため、農作物を食い荒らすだけでなく、農地を掘り起こすこともあります。

アナグマに対する農作物対策としては、地上だけを対策するのでは不十分です。アナグマは地面を掘って農地に入ってくるため、防護柵を設置する場合、柵の下部30センチ程度は地面の下に埋め込みましょう。

ただし、埋め込み過ぎて地上の柵の高さが低くなっては地上から乗り越えられてしまうので、地上と地下の両方をバランスよく対策する必要があります

イタチ

イタチは、高い所に登るのが得意で人家の屋根裏にも上がれますが、同時に、庭などに穴を掘って地中のミミズなどを食べることを得意とします。また、イタチは気温変化の少ない土の中を好みます。

特に、人間が一度耕した畑は掘るのが簡単なので、あちこち掘り返されてしまうケースもあります。あちこちをぼこぼこに掘り起こされて、しかもそこに糞尿をされると、悪臭まみれで畑が壊滅的な状態になってしまうこともあります。

ねずみ

ねずみの中で、庭などに穴を掘って巣穴を作るのはハツカネズミとドブネズミの2種類です。ねずみは身体が小さいだけあって掘る穴も浅めです。堀った穴の中に、段ボール材や布切れや木の葉などを持ち込んで巣を作ることもあります。

もぐら

もぐらと言ったら穴を掘る動物だというイメージを持っている方は多いでしょう。もぐらが掘る穴は、もぐら塚と呼ばれ、穴の周りの土が盛り上がり、土の塊が出来ているのが特徴です。そのため、他の害獣が掘る穴とは簡単に区別できるはずです。

また、もぐらは、気温の変化が少ない土の中で暮らすのを好んでいます。もぐらが掘る穴は深度が深く、地中で他の穴と繋がっています。穴の中はトンネルのようになっており、本道と支道に分かれています。

もぐらも害獣の1種で、畑の作物に悪影響を及ぼします。たった12時間食事を取らないだけで餓死する害獣で、1日に自身の体重の半分もの量にあたるエサを必要とします。縦横無尽に地中に穴を掘るので、畑の地盤が緩くなる上に、農作物の根や芽が破壊されます

地面に空いた穴はイタチの仕業?穴掘りの対策や駆除方法もまとめて解説

以上のように、さまざまな動物が穴を掘ります。

「どの動物が穴を掘っているのかわからない」という段階でも、ぜひともお気軽に当社の無料の現地調査をお申込みください!

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なぜ穴掘りによる害獣被害が発生してしまう?

なぜ穴掘りによる害獣被害が発生してしまう?

以上のように、庭などに穴があった場合、それアライグマ以外の害獣の仕業でしょう。ですが、他の害獣が来る環境には、アライグマも来る可能性はゼロではないのです。

ここでは、そもそもなぜ害獣はやって来るのかについて、3つの代表的な要因を紹介していきます。

家庭菜園をしているから

家庭菜園をしていると、どうしてもその農作物を狙って、さまざまな害獣が集まりやすいです。

家庭菜園をしていて害獣の被害に遭っている場合、余計な作物や不要な作物を放置すると、それが害獣の餌になってしまうため注意しましょう。

また、家庭菜園をしていても、柵があれば害獣被害を回避できる場合もあります。柵には以下の種類があります。

・電気柵 ⇒ アライグマ・ハクビシン・アナグマなど全ての中型の獣用
・ネット柵 ⇒ イノシシ・シカ用
・ワイヤーメッシュ柵 ⇒ イノシシ用
・金属柵 ⇒ イノシシ・シカ用

ゴミを適切に処理していない

野菜くずのような生ごみは、動物たちにとっては栄養価の高いご馳走になります。

実際、人間が生ゴミを放置するだけで、動物の個体数の増加に繋がります。

野菜くずなどは畑の隅などに放置しないことと、生ゴミは蓋付きのゴミ箱に入れることが重要です。

家の周辺に害獣の隠れ場所が多い

家の基礎部分にある通風口や、屋根の継ぎ目などが経年劣化してそこに穴ができると、そこから害獣が住み着いてしまいます。

そうした場所が多ければ多いほど、害獣被害は拡大しやすくなるので注意が必要です。

被害は穴だけに留まらない!

被害は穴だけに留まらない!

庭や畑に穴ができると、次はより良い環境を求めて家に住み着こうと侵入してくる害獣もいます。 たとえば、アライグマは垂直に壁を登れるため、建材をこじ開けて屋内に入って来る場合もあります。

また、アナグマは、穴掘りによって農作物に被害を及ぼすだけでなく、建物にも直接的な被害を及ぼします。アナグマは複雑で大きな巣穴を掘るので、建物の床下に大きな穴を掘った場合、建物の崩落につながる危険性もなくはありません。

他の害獣も、狭い隙間から人家に入り込み、床下や天井裏などに住み着いたりします。すると、そこで糞尿をしたりして、家屋が汚れていき、悪臭を放つこともあります。

さらには野生で暮らす動物は、なんらかの病原菌を保有している確率もゼロではないので要注意です。

参考:
動物由来感染症 – 厚生労働省

庭や畑に穴が出来たことは、害獣被害の兆候に過ぎません

被害が人間や家屋に及んでしまう前に、早めの対策をおすすめします。

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庭や畑に穴ができたものの、どの害獣が堀った穴かもわからないという段階では、一般の方が的確な害獣対策を行うことは困難です。

かといって、放っておくと、害獣に自宅に侵入されたりして、手に負えない問題に繋がる危険性もあります。

このような時は、あらゆる害獣対策を行っているプロの業者に頼むのが一番です。

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害獣対策を総合的に行っており、徹底駆除や糞清掃、消毒などはもちろん、屋内への侵入経路封鎖などの「再発防止」に特に力を入れています

現地調査やお見積りは無料で行わせて頂きますので、庭や畑に不信な穴を発見した際には、お気軽にご相談ください。

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