「コウモリって冬眠するの?」
「冬眠するときはどこにいるのだろうか?」と疑問に思うこともあるでしょう。
コウモリはエサが不足となる冬の季節、11月~3月頃にかけて冬眠します。そして住宅地や市街地でよく見かける「アブラコウモリ」は、ねぐらにしていた場所(屋根裏や軒下など)で冬眠しています。
本記事では、コウモリが冬眠をする時期や理由、場所や対処方法について詳しくご紹介いたします。コウモリ駆除の注意点にも解説するので、ぜひ参考にしてください。
コウモリは冬場どこにいる?冬眠する?
一般的なコウモリは、エサが不足する11月半ばから3月頃にかけて冬眠します。通常、哺乳類が冬眠することはほとんどありません。なぜなら、哺乳類は気温が下がっても体温を保つことができるからです。
しかしアブラコウモリは哺乳類ですが、ねぐらとしてる同じ場所で冬眠をします。
コウモリが冬眠するのは寒いからではなく、冬はエサがないため冬眠をして生き延びようとしているためです。ただし気候や状況によって、アブラコウモリは冬眠をしなかったり途中で目覚めたりすることもあります。
アブラコウモリの生態や越冬状況
▲エアコンダクトに潜んでいるコウモリ画像
アブラコウモリなどの日本に生息しているエサは、主に「蚊」や「ヨコバイ」などの小さな昆虫です。しかし冬になると、昆虫が少なくなりエサ不足に陥ります。エサのない時期にコウモリが通常通り活動すると、エネルギー不足となり命を落とす可能性があり冬眠します。
コウモリは、秋ごろまでに脂肪を蓄え準備をしてから冬眠を開始します。そして、冬眠の間は仮死状態といっても過言ではない状況にて冬眠します。
冬眠中のコウモリの様子
冬眠中のコウモリの様子をまとめると、以下のとおりです。
- 外気温と同じくらいに体温を低下させる
- 心拍数は活動時の1割程度になる
- 呼吸は基本的に1分に1回程度になる
コウモリが冬眠する場所
日本に生息しているコウモリは34種類。冬眠する場所はコウモリの種類によって異なります。
たとえば森林性のテングコウモリは、普段は枯れ葉や洞窟内をねぐらとしますが、冬の間は雪の中で冬眠しています。
参考:
雪中で冬眠するコウモリを日本で確認 ―ホッキョクグマ以外でははじめて|国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
私たちの住む町で生息しているアブラコウモリは、地域の気候により多少異なりますが気温が低下する11月~3月頃から冬眠します。
アブラコウモリが冬眠する場所は、屋根裏や瓦の下、軒先などが多いでしょう。ねぐらにしている場所と冬眠時には別の場所に分けるコウモリもいますが、アブラコウモリは普段ねぐらとして使用している場所で冬眠します。
しかし近年では温暖化の影響で、冬眠をしないアブラコウモリもいるとのこと。寒さが厳しくない地域だと、冬眠しなくてもエサとなる昆虫も困ることがないので生存できるという仕組みです。
「もしかしたら、コウモリが冬眠しているかもしれないけど、どこにいるのかわからない。」と不安な場合は、フンが落ちている場所の近くで冬眠している可能性があるため調べてみるのも良いでしょう。
もしも専門家のチェックが必要でしたら、お気軽にご相談ください!
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
冬眠中は駆除が難しい場合も
コウモリを駆除するのに適している季節は「春」もしくは「秋」がおすすめです。
冬眠する寒い時期に駆除を避けるのは理由があります。
駆除が難しい季節①|コウモリの冬眠時期の駆除
冬眠している11月~3月は、忌避剤を使用しても反応が鈍い(仮死状態に近い)ので効果は期待できません。しかし、冬に忌避剤を使用したあと物音がしないので追い出しに成功したと勘違いをし、侵入口を封鎖したらそのまま建物内で死んでしまう可能性もあります。
コウモリが建物内で死んでしまうと、コウモリの死骸に害虫が発生するなどの恐れも。そのため、冬にコウモリの駆除をするのはおすすめできません。
駆除が難しい季節②|夏はコウモリが子育ての季節
実は夏もコウモリを駆除するには適していません。7月~8月は、コウモリは出産をして子育てをする時期にあたります。夏に忌避剤を使用して親コウモリを追い出しに成功しても、巣にコウモリの赤ちゃんが残ってしまうと死んでしまう可能性があります。
コウモリは法律で守られているため無断で捕獲したり傷をつけたりすると罰せられるリスクを伴うので注意が必要です。
コウモリは法律に守られている
コウモリの被害に遭っていても、無断で捕獲や殺傷することは「鳥獣保護管理法」により禁止されています。
仮に誤ってコウモリを捕獲や殺傷してしまった場合には、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科せられるため注意をしてください。
春はコウモリの駆除にベストシーズン
コウモリが冬眠から目を覚まして、活動的になったら駆除対策をしてください。
しかし自分で駆除をする場合には、いくつか注意点があるため確認していきましょう。
①コウモリを触らない
野生で暮らしているコウモリは大量の病原菌を保有しているおそれが否定できません。
コウモリによる感染リスクは、まだまだ未知数です。
健康被害も懸念されるため、コウモリの駆除をするときには「ビニール手袋」と「マスク」を着用しましょう。
もし、万が一コウモリに触ってしまった時には早めに石鹸で洗ってから消毒してください。
②追い出しに成功したら糞尿の清掃
▲コウモリのフン画像
忌避剤などを使用してコウモリがいなくなったら残されている排泄物を清掃しましょう。
ただし、コウモリのフンは崩れやすく空気中に飛散する恐れもあります。
フンを吸い込んだり触ってしまわないように、ビニール手袋やマスクをして対策をしてください。
③コウモリの侵入経路の封鎖
コウモリがいなくなったことを確認したら、必ず侵入経路を封鎖をしてください。
コウモリが多い地域では追い出しに成功しても侵入経路を封鎖しなければ、再発する可能性が非常に高くなります。
また、1~2cm程度の小さな隙間から侵入するので、目の細かい金網やパンチングメタルを使用して塞ぐと良いでしょう。
ただし、コウモリの侵入経路や巣にしている場所は、高所作業が必要になるケースも多くあり大変危険です。
安全安心のためにも、プロの駆除業者へ相談することをおすすめします。
コウモリの駆除は年中無休で対応可能なプロに相談しましょう
コウモリがいるなら1日でも早く駆除したいと思いますよね。
当社ハウスプロテクトでは、年中無休でコウモリの駆除が可能です。
ハウスプロテクトのコウモリ対策
- コウモリ駆除の経験が豊富で、習慣も把握しているため適切な駆除を行います
- コウモリによる糞尿などの被害も、清掃や消毒、消臭までお任せいただけます
- 高所作業や、狭く不衛生な場所の侵入口の封鎖施工を一貫して承ります
- 最大10年間の安心保障付
今回はコウモリの冬眠時期や場所、対処方法について解説しました。冬眠する時期は、コウモリを駆除するには適していないので避けなければなりません。自分でコウモリを駆除する場合には、法律で守られているためリスクを伴います。
ハウスプロテクトでは、徹底駆除を行いますが最長10年間の安心保証付です。期間内であれば、無償で点検や補修作業も承ります。相談や現地調査は無料ですのでコウモリでお困りのことがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。