日本の広い範囲で家屋に被害をもたらしているコウモリ。夕方~夜にかけて街の中で飛び回っているのを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
日本に35種類ほど生息しているコウモリの中で、家屋に侵入して被害をもたらすのは主に「アブラコウモリ」という種類のコウモリです。アブラコウモリは体長が5cm程度、体重が5~10g程度とかなり小さいため、1~2cmのほんのわずかな隙間からでも家屋に侵入することができてしまうのです。家屋に住みつくことが多い、という習性から「イエコウモリ」という別名もついているほど。
コウモリが家に棲みつき、それを放置してしまうと、多くの被害が生じてしまいます。コウモリによる被害を防ぐなら、棲みついてしまったコウモリを追い出すことと、侵入経路の封鎖が不可欠。
この記事では、どのようなところからコウモリは侵入してくるのか?侵入を防ぐにはどうすれば良いのか?といった侵入経路についてを解説していきたいと思います。
アブラコウモリの特徴
まずはアブラコウモリの特徴について見ていきましょう。
基本情報
アブラコウモリは道央以北を除く、日本の市街地や平野部の広い範囲に生息をしています。
- 色は黒からこげ茶
- 体長は5cm前後
- 重さは5~10g
- 性格は臆病でおとなしく、人を襲ったりすることはない
- 夜行性のため昼間は寝ていて、日没~夜にかけて活動をする
- 寿命は3~5年程度と、他のコウモリ(5~10年)に比べるとやや短い
- 11~3月ごろは冬眠しており、7~9月ごろが繁殖期、10~11月ごろに出産
私たちが普段の生活で見かけるコウモリは、ほとんどがこのアブラコウモリです。
アブラコウモリの餌
コウモリと言えば、吸血のイメージが強い方も多いと思いますが、実際に吸血をする種類のコウモリは少なく、日本に生息していません。アブラコウモリは小さな昆虫や甲虫を主食としています。
- 蚊
- ユスリカ
- ヨコバイ
- 蛾
- ハエ
- ウンカ
このように、私たち人間にとって害を及ぼす可能性のある昆虫・甲虫を主食としているため、アブラコウモリは益獣としての一面も持っているのです。
アブラコウモリによる被害
先ほど述べた通り、アブラコウモリは体長が5cmほどとかなり小さな体をしています。身近なもので言うと、おおよそ一般的なキャッシュカードのサイズほどしかありません。その小さな体を活かして、屋根の瓦下や屋根裏、ベランダの換気扇、軒下、壁の隙間、戸袋、シャッターの隙間などに巣を作ります。もしもコウモリが家に棲みついてしまうと以下のような被害がもたらされます。
- 羽音や鳴き声などによる騒音
- 糞尿による衛生被害
- コウモリ自身に寄生しているダニやノミの被害
特に多いのは「糞尿による衛生被害」。コウモリの糞はもろくて崩れやすい上に、野生生物なので様々な菌を保有しているおそれも。まだ日本のコウモリについて感染リスクが明確ではありませんが、寄生虫の問題もあるので注意した方が良いでしょう。
また、コウモリは集団で行動をするため、一度棲みついてしまうと同じ場所に大量の糞尿をします。それによって異臭被害が引き起こされたり、そのまま放置してしまうと家の汚染が進み、家屋自体の老朽化にも繋がってしまいます。
ダニによってアレルギーがもたらされることもあるので要注意です。
参考:
ダニアレルギーの症状や対策、治療法は? 咳やくしゃみの原因とは | バルサン | レック株式会社
注意!コウモリは自分では駆除できない?!
そんな被害があると聞くと、アブラコウモリを見かけたら、「早く自分で駆除してしまいたい!」と思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし、アブラコウモリは「鳥獣保護管理法」という法律で保護されている動物で、勝手に捕まえたり、殺してしまうなどのことは法律で禁止されているのです。そのため、コウモリを駆除する場合は、家から追い出すという方法を取ります。
鳥獣保護管理法には、鳥獣の保護及び管理を図るための事業の実施や、猟具の使用に係る危険の予防に関する規定などが定められています。
参照:環境省HP 鳥獣保護管理法の概要 より
また、もしもコウモリを見かけても、決して素手では触らないでください。コウモリの体には様々な病原体や、ダニやノミ等、私たちの体に被害を及ぼす可能性のあるものがたくさん付着しているおそれがあります。
感染症やアレルギーを引き起こしてしまう可能性が現状ゼロではないので、しっかりとその旨を考えた上で対策に取り組む、もしくは専門業者に相談をしましょう。
相談先に悩んだら、お気軽にお問い合わせください!
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まずは被害状況をお聞かせください。
コウモリはどんなところから侵入する?
アブラコウモリの侵入経路として、特に多いのは下記のような場所です。
- 換気口・通気口の隙間
- 窓やドアの隙間
- エアコン室外機の配管
- 屋根や壁のわずかな隙間
その他、シャッターの隙間や戸袋の中に侵入し、棲みついてしまうこともあります。小さな体をしているので、1~2cmのわずかな隙間があればそこから侵入したり、棲みついたりしてしまうのです。
アブラコウモリの侵入経路はあまりにも小さな隙間なので、ご自身では侵入経路を発見すること自体が難しい、という場合も少なくありません。
侵入を防ぐことが必要不可欠!
ご自身で、もしくは専門業者に依頼をして家から追い出せたとしても、それで一安心とはいきません。一時的に追い払えたとしても、コウモリは帰巣本能を持つ動物なので、また戻ってきてしまいます。
今いるコウモリを追い出すだけではなく、侵入経路をふさいで二度と戻ってこれないようにすることが最も重要になるのです。わずかな隙間からでも侵入できてしまうので、見逃さないよう確実に侵入経路をふさいでおく必要があります。
上の写真のように、高所の作業が必要になるケースもあります。
高所はそもそも侵入経路を見つけにくいので、専門家に相談することを強くオススメします。
上の写真のように、ちょっとした隙間を丁寧に埋めていくことが大切です。
写真で使われている銀色の板は、パンチングメタルと言います。
パンチングメタルは、加工しやすくて丈夫なので、隙間を埋めるために使いやすいです。
コウモリの駆除はハウスプロテクトにお任せください!
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コウモリの駆除をご依頼いただくと、以下のような処置をさせていただきます。
- コウモリの侵入口を徹底的に洗い出し
- コウモリの追い出し
- コウモリの巣や糞尿をキレイに掃除、消毒
- 再び入ってこれないよう、頑丈な資材で封鎖
体が小さいため、ほんのわずかな隙間からでも侵入してきてしまうコウモリ。見つけづらいコウモリの侵入口も徹底的に洗い出して、再度侵入ができないように侵入口を確実に防ぎます。
棲みついたコウモリをそのままにしてしまうと、さまざまな被害がもたらされます。被害が大きくなる前に、ぜひ一度お問い合わせください。
万一の場合もしっかりアフターフォロー!
再発のないよう徹底的に対処することはもちろん、ハウスプロテクトでは最長で10年間の保証が付くため、「一度追い出して終わり」にはなりません。
万が一被害が再発してしまった場合も、心配ご無用です!
駆除のあともお気軽にご相談いただければと思います。
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