みなさんは、イタチやフェレット、オコジョやカワウソなどの見分け方をご存じですか?
イタチ科は種類の幅が非常に広く、アナグマや海に生息するラッコまで、さまざまな動物がイタチの仲間に含まれています。
「胴の細長い哺乳類」なら、ほとんどがイタチ科の生き物だと考えてもよいでしょう。
なかでも日本に多く分布しているのは、イタチ・フェレット・オコジョです。
特にイタチやフェレットなどは害獣として、騒音によるノイローゼ、糞尿被害、ノミ・ダニによる皮膚疾患、さらには建物の老朽化といった、さまざまな被害を引き起こす恐れがあります。
そこで本記事では、イタチ・フェレット・オコジョ・カワウソの計4種の特徴と対策方法をプロの目線で解説します。
この記事を参考に、イタチ科の種類や見分け方を知り、早めに対策してまいりましょう!
イタチ科|4種類の違いと見分け方
まず、以下4つのイタチ科の違いと見分け方から解説します。
- イタチ
- フェレット
- オコジョ
- カワウソ
どれもイタチに似た動物ですが、それぞれの違いや特徴は異なりますので、ぜひ確認してみてください。
イタチ
大きさ | 約27cm~40cm |
尾の長さ | 約12cm~16cm |
足跡 | 約2.5cm |
食性 | 肉食寄りの雑食性 |
繁殖 | 年2回、3~7匹の子供を産む |
日本には主に固有種である「ニホンイタチ」と、大陸側から渡ってきた「チョウセンイタチ」の2種類のイタチがいます。
チョウセンイタチは、ニホンイタチよりも大型で、西日本を中心にチョウセンイタチの分布が広がっています。
イタチは小動物や昆虫、木の実などをエサとする雑食性の動物ですが、特に小動物を好んで食べる肉食寄りです。
そんなイタチのフンは非常に臭く、もし家に住み着かれると、悪臭や騒音、ノミ・ダニの発生などの被害を引き起こす可能性があります。
また糞尿によって、建物や柱などが劣化する場合もあります。
そのため、家の近くで見かけた場合や住み着いている可能性がある場合は、早急に駆除すべき害獣です。
しかし、イタチは「鳥獣保護法」により保護されています。
参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
フェレット
大きさ | 約35cm~50cm(オス) |
尾の長さ | 約10cm~15cm |
足跡 | 約5cm |
食性 | 肉食性 |
繁殖 | 年1回、8匹程度の子供を産む |
フェレットは、イタチを人に慣れるよう品種改良することで生まれた家畜動物です。
そのため、見た目もイタチに似ています。
猫よりも人になつきやすく、しつけも可能なため、ペットとして高い人気を持っています。
食性は肉食ですが、家畜なので狩りをすることはほとんどありません。
しかし、ペットが逃げ出したり、捨てられたりして半野生化したフェレットが屋根裏に住み着くことがあるとされています。
このような場合、イタチ同様に害獣被害にあってしまう可能性があります。
野生化した動物は、細菌や病原菌、ノミやダニを保有しているおそれがあるので、ペットとして飼ったり、手懐けようと餌を与えたりしないようにしましょう。
またイタチやフェレットに似てる動物だと、「テン」がいます。
こちらの記事では、テンの特徴や被害、対策を解説していますので気になる方はぜひご確認ください。
もし住まいや近所でフェレットを見かけた場合は、イタチ同様に専門業者へ相談し、被害に遭わないようアドバイスを受けることをおすすめします。
オコジョ
大きさ | 約15cm~30cm(オス) |
尾の長さ | 約6cm~12cm |
足跡 | 約3cm |
食性 | 肉食性 |
繁殖 | 年1回、4~6匹の子供を産む |
オコジョは小さな身体にくりくりとした大きな目と、とても愛らしい外見をしたイタチの仲間です。
しかし、オコジョはかわいい見た目とは裏腹に、気性が荒くどう猛な肉食獣です。
野ネズミを捕食して巣穴を奪ったり、自分より大きなウサギや鳥に襲い掛かることもあります。
そのため、オコジョもイタチやフェレット同様に、触ったり、近づいてはいけません。
「住居に侵入してきている」「子どもやペットのいる庭で見かけたかも…」そんな場合は、早急に対処する必要があります。
簡単に対処できる動物ではないので、なるべく早く専門業者に相談してみてください。
最短即日対応も可能な「ハウスプロテクト」では、通話料をはじめ、現地調査も無料で行っております。
小さなお子さんや大事なペットなどが被害に遭う前に、まずは一度、お気軽にお問い合わせください。
カワウソ
大きさ | 41~64cm |
尾の長さ | 25~35cm |
食性 | 肉食性 |
繁殖 | よく分かっていない |
動物園や水族館で見かける、愛くるしいカワウソは老若男女に人気の動物です。
日本にも固有種である「ニホンカワウソ」が生息していましたが、乱獲や開発により数が急減し、1979年以降目撃されていません。
そのため、現在では絶滅したのではないかといわれています。
また、現在コツメカワウソは年々数が減っていることから、ワシントン条約により取引が制限されています。
参考:
2019年11月26日より、ワシントン条約の改正附属書が発効します (METI/経済産業省)
愛らしいイメージのカワウソですが、海外では野生のカワウソに襲われる事件がありました。
参考:
カワウソ襲撃「こんなことで死ぬわけには…」命の危機を感じた男性の心の叫び
イタチ科の害獣を見分けられたら早めに対策!
カワウソ以外の下記3種類のイタチ科動物は、都心部でも見かけることが多い生き物です。
- イタチ
- フェレット
- オコジョ
どれも害獣として、人に被害を与える可能性があります。
また家に住み着くと、下記の被害を引き起こすリスクも…。
- 騒音によるノイローゼや糞尿被害
- ノミ・ダニによる皮膚疾患
- 建物の老朽化
特に下記にあてはまる場合、イタチ科の害獣が住み着いている可能性が高いです。
- 家の天井裏からカサカサと音が聞こえる
- 床下からカリカリと音が聞こえる
- 獣臭いニオイがする
- 天井に雨漏りのようなシミが広がってきた
これらを放置すると、被害が拡大し、深刻化する恐れがあります。
そのため、心当たりのある方は、ご自身を含め、ご家族やペットに被害が及ぶ前に早急に対処しましょう。
また上記の場合、自力で対策しても駆除できない可能性も高いため、専門業者に相談することをおすすめします。
累計10,000件以上の実績を誇る「ハウスプロテクト」では、24時間365日、相談を受け付けております!
通話料をはじめ、現地調査も無料で行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お子さんやペットにも及ぶ!イタチの被害とは?
フェレットやオコジョ、カワウソの中でもイタチによる被害は近年増加しています。
害獣被害の実態として、農林水産省28年度統計によると被害総額は136億7800万円!
平成28年害獣による農作物の被害総額はなんと136億7800万円で、被害面積は56,000ヘクタール、被害量は45万5000tにものぼります。
ちなみに現在、西日本でのイタチ被害の主な種類は「チョウセンイタチ」という種類で、このチョウセンイタチは日本生態学会が定めた「侵略的外来種ワースト100」にも選ばれるほど厄介な害獣です。
参考:
(外来種ハンドブック:日本生態学会編 日本の侵略的外来種ワースト 100)
そんなイタチの具体的な被害としては、下記が挙げられます。
被害例 | 説明 |
騒音被害 | 夜行性のイタチは屋根裏や壁の中を走り回るため、夜間に大きな足音やカサカサ音が発生し、睡眠を妨げられノイローゼになることも。 |
悪臭被害 | イタチは強烈な臭腺や糞尿による悪臭を放ち、室内まで臭いが広がり、生活の質が著しく低下します。 |
ダニ・ノミの発生 | イタチの体表や巣には多数のダニやノミが寄生しており、これらが屋内に拡散することで人やペットに健康被害を与えます。 |
感染症リスク | イタチの糞尿やダニ・ノミを介して、レプトスピラ症やサルモネラ菌などの感染症が発生するリスクがあります。 |
ペットや家畜への攻撃 | イタチは小動物や鳥類だけでなく、犬や猫、ニワトリなどに噛みついたり引っかいたりして、ケガや感染症の原因となることがあります。 |
農作物の食害 | イタチは木登りや土掘りが得意で、果樹や根菜、野菜など幅広い農作物を荒らします。 |
家屋の腐食・損傷 | イタチの糞尿が天井や壁に蓄積し、天井板や断熱材の腐食、シミやカビの発生、建物の劣化を招きます。 |
断熱材や建材の破損 | 巣作りや移動のために断熱材や天井裏の建材を破壊し、修繕費用がかかります。
|
ゴミや食品の荒らし | 生ごみや食品を漁り、室内外の衛生状態を悪化させます。 |
ペットや家畜の被害 | 金魚や小動物、ニワトリなどが襲われ、死傷することがあります。 |
以上のように、イタチの被害は私たちの生活に大きな悪影響を及ぼします。
また可愛いらしい見た目とは裏腹に、凶暴な性格をしており、自分よりも大きな「ニワトリ」や「ウサギ」を一匹で捕食できるほどの狩猟能力を持っています。
そのため、小さなお子さんや子猫やハムスター、インコなどのペットがいるご家庭では、より一層、注意しなければなりません。
「家に住み着いているかも…」「庭や近所で見かけた…」そんな場合は、早急に専門業者に相談することをおすすめします。
イタチや害獣の被害が大きくなる前に業者へ依頼しよう
クチコミ評価業界トップクラスを誇る「ハウスプロテクト」では、24時間365日、害獣被害の無料相談を受け付けております。
イタチやフェレットなどイタチ科の動物は、一見、可愛い見た目でペットとして飼われている場合もあります。
しかし、野生化したイタチやフェレット、オコジョなどは、悪臭や騒音、健康面などさまざまな被害を引き起こす可能性があります。
早めに対策することで、被害の拡大を防ぎ、駆除費用をはじめ、リフォーム代や病院代の削減にもつながります。
「そもそもイタチかどうかわからない」「害獣が家に住み着いているか判断できない」そんな場合でも、まずは一度、専門業者へご相談することをおすすめします。
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相談だけでもかまいません、イタチ科の害獣の被害に遭う前にぜひお気軽にお問い合わせください。
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