イタチのエサになるものとは?寄せ付けないための対策や捕獲について紹介

天井や屋根裏から足音が聞こえてきたら、その正体はイタチかもしれません。

イタチはエサを求めて家屋に浸入し、家にある食料を食いあらすなどの物理的な被害を与えます。

「どのようなものを食べるのだろう」と気になっている方も多いはず。

今回は、イタチが好むエサや、寄せ付けないための対策についてご紹介していきます。

イタチの生態について

まずはイタチの生態について、簡単にご説明します。

イタチには「二ホンイタチ」「チョウセンイタチ」の2種類が生息しています。

その2種類のうち、人間の家に住み着くイタチは主にチョウセンイタチです。

イタチはもともと山奥に生息していましたが、近年は外敵から身を守るために都市部に下りてきては、安全な人間の家に侵入してくるようになりました。

夜行性のため夜間に活動することが多く、「足音や鳴き声がうるさい」といった被害が多く報告されています。

外見については、ペットとして飼いたいと思う人がいるくらい可愛らしいのですが、実はイタチはとても凶暴な動物で、ときには鋭い牙と長い爪で人を襲うことがあります。

イタチは暖かい場所を好む習性があるため、断熱材をはがして暖を取るなどしながら人家の天井裏や屋根裏に住み着きます

イタチが住み着くと家の中にある食料をあらされたりするほか、野生生物なので外からダニを家の中に持ち込むなど人間の健康にも悪い影響を与える可能性があります。

参考:
ダニアレルギーの症状や対策、治療法は? 咳やくしゃみの原因とは | バルサン | レック株式会社

イタチは何をエサにしているのか?

イタチは雑食性であり、木の実や果物、小動物など、様々なものを食べて生活しています。

小さな体に見合わず、動物性のエサを特に好み、哺乳類や鳥類が主食です。

中でもネズミをよく食べ、昔はネズミの駆除のためにイタチが導入されていたこともあります。

そんなイタチにとって、たくさんの食料が揃っている人間の家は食料の宝庫なのです。

イタチが好む食べ物

ネズミなどのげっ歯類、鳥類、爬虫類、両生類、トカゲ、ヘビ、カエル、ザリガニなど。

ウサギやニワトリなどといった、自分より体長が大きい動物も大好物です。

その他野菜や果物はもちろんのこと、住宅街の庭に干してある柿や木の実などもエサにしています。

家の中にある食べ物にご注意!

先述のようにイタチは雑食性のため、台所に食べ物をそのまま置いていると、イタチを寄せ付けてしまう原因になります。

具体的にどのような食べ物が狙われやすいのかをご紹介します。

①パン類


菓子パンなどを手の届きやすい場所に保管している方が多いと思いますが、薄いビニール袋であればイタチが持つ鋭い歯で簡単に食い破ることが出来るので、被害を避けるためにパン類は湿気の少ない棚やブレッドケースなどに入れて保管しましょう。

②果物


もともと山間部で暮らしていたイタチは、果物や木の実を食べて生活していました。柔らかくて甘みがある果物はイタチの好物のため、果樹園などで果物が食いあらされる被害が多数報告されています。当然、家の中に果物を置いていると甘いにおいがするので、イタチを寄せ付けやすくなります。

③野菜


キャベツやトマト、スイカやキュウリなどの野菜がイタチが好むエサです。イタチには穴を掘る習性があり、畑にある農作物や地中に埋まっているサツマイモなどの根菜類も掘り起こして食べています。料理をするために野菜を置いているご家庭が多いと思いますが、冷蔵庫に保管をしていない野菜はイタチに狙われやすいため要注意です。

家庭菜園をされているご家庭であれば、大切に育てている野菜や果物が外から侵入してきたイタチに食いあらされる被害に繋がる可能性があるので、防獣ネットなどを使い対策をしましょう。

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エサを使ったイタチの捕獲について

イタチの捕獲については、「鳥獣保護法」という法律があるため事前に自治体に許可証を発行してもらう必要があります。

ただし、イタチのオスとメスではそれぞれ法律が異なっています。

メスの場合は鳥獣保護法によって捕獲や傷つけたりすることは全面的に禁止されていますが、オスの場合は自治体の許可があれば捕獲が可能です。

参考:
野生鳥獣を捕獲するには – 山口県ホームページ

しかし、素人ではオスとメスの判別が難しいため、あまりおすすめできません。

イタチの捕獲に使用されるものは「箱罠」が一般的で、罠の中にエサを仕掛けてイタチをおびき寄せると扉が閉まりロックがかかる仕組みになっています。

罠に使うときの有効なエサ

ネズミ、両生類、魚、鳥類、昆虫、甲殻類、野菜、果物、木の実など

毒餌を仕掛けることはNGです

ネズミなどの駆除で毒餌を使用される方法があるように、イタチも毒餌での駆除を考える人も多いと思います。

しかし、毒餌を仕掛けると死んでしまう可能性があり、先述でも解説した鳥獣保護法があるため毒餌を使用することも禁止されているのです。

法律違反で処罰を受けないためにも、毒餌の使用は避けましょう。

イタチを寄せ付けないための方法は?

素人では難度が高いことや自治体の許可がいることから、捕獲以外の別の方法でイタチを寄せ付けないようにする方が無難です。

では、捕獲以外にはどのような方法があるのかを具体的にご紹介します。

イタチは光が苦手なので、ライトで照らすと逃げていきます。LEDライトやクリスマス用のイルミネーション、CDやアルミホイルなどを仕掛けておくと効果的です。
イタチはとてもにおいに敏感な動物で、強いにおいを苦手としています。仕掛けに最も効果的なのは、市販のクレゾール石鹸液、木酢液、漂白剤、忌避剤、ダニやゴキブリ用の燻煙剤です。
イタチは3㎝ほどの小さな穴があれば簡単に侵入することが出来ます。屋根裏や換気扇、通気口などの思わぬところから侵入してくるため、侵入経路になりそうな場所はあらかじめ封鎖しておきましょう。パンチングメタルなどの強度が強い金属板や金網を使うと、イタチの鋭い牙でも簡単には破られにくくなります。
超音波は不快な音を発して害獣を寄せ付けなくするため、イタチの退治にもある程度は有効です。最近ではイタチの苦手な光とともに超音波を発する装置なども販売されており、より高い効果が期待できます。ただし、動物は人間よりも耳が良いため、ペットを飼っているご家庭では超音波がストレスになる可能性があり注意が必要です。
参考:イタチ駆除に超音波は有効?プロの目線で持続時間や有効性について解説

イタチのエサになりそうなものは置かない

イタチを寄せ付けないためには、そもそも食べ物をみだりに散乱させないということが大前提になります。

食べかすは放置せずに掃除をするといった基本的なことや、残り物には蓋をしてしっかり閉じるなど、部屋の中に食べ物がない状態を徹底してください。

家庭菜園をされている場合は、保護用のネットを使うなどの対策をしましょう。

ゴミをあらす場合もあるため、家庭菜園をしている場合の対策と同様に、指定ゴミの日にはネットを使用することをおすすめします。

それでもイタチが発生する場合はプロに任せましょう

様々な対策をしたり食べ物を置かないように心掛けたりしていても、イタチが発生する場合があります。

イタチは人間では気付かないような小さな穴から侵入してくるため、侵入口を全て塞ぐということは一般の人には困難です。

ハウスプロテクトでは、イタチの駆除から清掃・消毒、侵入経路封鎖まで一貫した施工を行っております。

さらに最長10年の再発保証付きで、万が一再発した場合も無料で施工いたします。

どんな小さなお悩みでもかまいませんので、イタチによる被害にお悩みの際はハウスプロテクトにぜひご相談ください。

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