プラスチックや袋に知らないうちに穴が開いていて、困ったことはありませんか?
もしかすると、それはネズミの仕業かもしれません。
今回は「ネズミがどんなものをかじるのか」「かじられないようにどのような対策をすればいいのか」についてまとめてみました。
ネズミが物をかじる理由
そもそも、なぜネズミは物をかじるのでしょうか?かじられた物すべてが食料になっているのでしょうか?
結論を言うと、ネズミが物をかじるのは歯を研ぐためです。なんと、ネズミの歯は人間と違い、一生涯伸び続けます。伸び続けたまま放置しておくと、口の開閉ができなくなり、餌が食べられなくなってしまうのです。
こうした事態を避けるため、ネズミは一生涯にわたり、物をかじり続けます。
ネズミがかじるもの
ネズミはどのようなものをかじるのでしょうか。
食べ物
ネズミは雑食性です。キッチンやテーブルに置きっぱなしになっている食べ物、食べかけのものがあれば、なんでも食べてしまいます。
ネズミがかじったことを知らずに口に入れてしまうと、病気になってしまう可能性がありますので、注意してください。
実は、ネズミは人に病気をもたらすこともゼロではないのです。
参考:
「東京都ねずみ防除指針」被害の実態(平成17年2月発行)- 東京都福祉保健局
また、「ネズミの好物はチーズ」という印象が強いですが、実は、「チーズが特別好き」というわけではないようです。
家ネズミのうち、クマネズミの好物は、お米や小麦粉などの穀類やりんご、バナナなどの果物、サツマイモなどのイモ類です。ハツカネズミの好物は、穀類と植物の種やニンジンなどの野菜、ドブネズミの好物は肉や魚などです。
つまり、穀物と果物、イモ類、野菜、肉、魚、と、人間が食べるものほぼすべてがネズミの餌になってしまうのです。
プラスチック
食べ物の保管によく使われる、プラスチック製の柔らかい袋。ジップロックなどはかさばらない分スペースを有効活用できて、かつチャックも付いていて、食べ物の保存に便利ですよね。
しかし、こういったプラスチック製の柔らかい袋は、ネズミにかじられてしまうことがあります。食べ物の保存には、ガラス製のものなど、できるだけ硬い素材の容器を使うようにしましょう。
家の柱・壁・家具
ネズミは家の柱や出っ張り、壁、家具などをかじることもあります。何でもかじってしまうネズミは、コンクリート製や木製の住宅、家具にも容赦がないのです。金属製のもの以外はおおむねかじってしまいます。
見た目で分かるくらい派手にかじられているケースも多いです。家具の取り換えやリフォームとなると、経済的にも負担になってしまいます。
電気コード
何でもかじるネズミは、電気コードもかじってしまいます。
ネズミが電気ケーブルをかじることで引き起こされる被害は、電気の供給が止まったり、機械が使えなくなったりすることはもちろんですが、それ以外にも大きな被害があります。他にどのような被害があるのでしょうか?
ずばり、何かというと「漏電火災」です。かじられた電気ケーブルは、保護されていたケーブル内の導線部分がむき出しになってしまいます。そして、導線がむき出しになったケーブルに気づかず、そのまま電気を流そうとすると漏電を起こし、火災に繋がってしまうのです。
ネズミにとって、電気コードくらいの硬さは「歯を削るのにちょうどいい硬さ」です。家の中にあるものの中でも、電気コードをかじられる可能性はかなり高いと言えます。
漏電ブレーカーがあれば安心なのか?
築年数の浅い家にお住いの方は、「我が家には漏電ブレーカーがあるから、電気ケーブルをかじられても大丈夫」と思ったかもしれません。
確かに、漏電ブレーカーがあれば火災のリスクは減らせます。しかし、「漏電ブレーカーにネズミが入り込んで火災が起こる」(※参考:消防防災博物館「動物が原因 で出火した火災事例について」)というケースもあります。
漏電ブレーカーがあるなしにかかわらず、ネズミによる火災は起こり得てしまうので、念のために注意しておきましょう。
少しでも不安があるようでしたら、駆除のプロである当社にお任せください!
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ネズミにかじられないための対策
それでは、ネズミにかじられないためには、どのような対策をすればいいのでしょうか?
大きく分けて、ネズミを追い出す方法と、ネズミを駆除する方法の2つに分かれます。
ネズミを追い出す方法
まずは、自宅を「ネズミが住みにくい場所」へ変えていきましょう。
ネズミのエサを置かない
ネズミは、食料調達がしやすい場所を好みます。ですので、ネズミの目につくところに、エサとなるものを置かないように意識しましょう。下記に、具体的な対策を書き出してみました。
・生ごみを台所に放置しない
・フタ付きのゴミ箱を使う
・食品は硬めのケースなどに入れて保管する
布製品・紙・ダンボールを放置しない
ネズミは身体が小さいため、暖かい場所を好むという習性があります。気温が10度以下になると、動けなくなって冬眠してしまうと言われています。
保温性のある布製品や紙、段ボールはネズミの巣の材料となる可能性が高いです。これらは放置せずに、不用なものは処分して、使うものは収納するように心がけましょう。
侵入経路対策をする
ネズミが外から入ってこないように、家の中の侵入経路を塞ぐことは有効な対策です。
防鼠ブラシや、ふさぎ用粘土、防鼠パテ、金像板などで壁の穴、配管、換気扇など隙間をふさぎましょう。外壁などはセメントやブロックを使うのも効果的です。
とはいえ、侵入経路対策を自力で行おうとすると、かなりの時間と労力が必要になります。ネズミの侵入経路は、思いもよらない場所にあります。時間と労力をかけても、素人にはすべての侵入経路を塞ぐことは至難の業なのです。
そういった面から言うと、この方法はあまり現実的ではないかもしれません。
ネズミを駆除する方法
現在、ネズミ駆除のための様々な商品が販売されています。
例えば、ネズミの通り道に設置して捕獲する「粘着シート」、罠を仕掛けるといったグッズ、ネズミがかじったエサに毒を混ぜる毒餌などです。
ただ、ネズミは非常に賢く、警戒心も高い動物です。途中で罠に気付いたり、警戒して近寄って来なかったりと、上手くいかない場合も多いです。
専門業者を利用する方法
ここまでネズミ被害への対策を解説しましたが、率直に言って、上記のような自力で行う対策はかなり難しいです。
ネズミ被害への対策には、ネズミの種類や状態、季節など様々な条件を分析し、臨機応変に対策を変えていく必要があるためです。選んだ対処法が最適解でなかった場合、時間とコストを無駄にしただけになってしまうおそれもあります。
一方、ネズミ駆除専門業者に依頼すれば、面倒な侵入経路対策もネズミ駆除も、すべて安心して任せることができます。また、駆除の際、ネズミの死骸を見ずに済みます。
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ネズミ駆除専門業者「ハウスプロテクト」では、丁寧なヒアリングと現地調査をもとに、的確な駆除対策を実施しております。
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