ネズミを駆除したいと考えている方、ネズミの種類によって性格、行動パターンが変わるのをご存知ですか?
そして、ネズミの種類によって駆除方法も変わってきます。
今回はそんなネズミの種類、特徴、見分け方について、家にいる代表的な3種類のネズミに絞って紹介していきます。
家にいるネズミは3種類!
先ほど少しだけ触れましたが、家にいるネズミは①クマネズミ②ドブネズミ③ハツカネズミの3種類に分かれます。
それぞれ、どのような特徴を持っているのでしょうか?
クマネズミ
体長 | 約15~20cm |
体重 | 100~200g |
形態 | 中型 |
食性 | 植食性(穀物・種実など) |
クマネズミはとがった鼻、大きな目と耳、細い胴体が特徴的な、中型のネズミです。しっぽは頭と胴体を合わせた長さよりも長いです。クマネズミの毛色は、背中が茶色か黄褐色で、お腹は明るい黄褐色、尾は黒となっています。
性格は臆病で警戒心が強い傾向にあり、人前にあまり姿を現しません。そのため、捕獲トラップにかかりにくく、綿密にトラップを設置する必要があります。
ドブネズミ
体長 | 約20~26cm |
体重 | 150~550g |
形態 | 大型 |
食性 | 雑食性(魚介類・肉なども好む) |
ドブネズミは、丸い鼻と太い胴体、小さい耳を持つ大型のネズミです。ドブネズミの毛色は、背中が茶色か灰色 で、お腹は明るい灰色、尾は薄いだいだい色です。しっぽは頭と胴体を合わせた長さよりも短く、比較的動きは少ない傾向にあります。また、ドブネズミは泳ぐこともできます。
性格は、獰猛で気性が荒いです。そのため、駆除する際に指を噛まれたり、引っ掻かれてしまうこともあります。捕獲の際はけがをしないよう、十分注意が必要です。
ハツカネズミ
体長 | 約5.5~10cm |
体重 | 10~20g |
形態 | 小型 |
食性 | 植食性(穀物・種実など) |
ハツカネズミは、他の家ネズミと比べるとかなり小型のネズミです。野生にも生息しているのですが、家に生息するハツカネズミの場合、毛色は白や茶色、灰色、黒などさまざまです。
性格は、好奇心旺盛で、警戒心が強くないので、ペットとしても人気があります。また、その性格上、捕獲トラップにかかりやすいです。
3種類のネズミの見分け方
家ネズミの3種類を、個体の特徴から見分けようとしても、動いていたり隠れてしまったりで、違いを確認することが難しいことがあります。
そこで、この項では、目視での確認以外の見分け方を紹介してみました。ハツカネズミ、ドブネズミ、クマネズミの3種類は、見た目の特徴以外にも、フンの大きさや形、出没場所で見分けることができます。
ネズミのフンで見分ける方法
家にあるネズミのフンの大きさや色、形から、ネズミの種類を見分けることができます。3種類のネズミのフンの特徴は、下記のとおりです。
種類 | クマネズミ | ドブネズミ | ハツカネズミ |
フンの大きさ | 6mm~10mm | 10mm~20mm | 4mm~7mm |
フンの形 | 細長く不揃いで、広範囲に散らばっている | 丸みがあり、一方が細くなっている | 平面的で丸みがあり、端が尖っている |
フンの色 | 茶色・灰色 | こげ茶色・灰色 | 茶色 |
特に、特徴があるのはクマネズミのフンです。
クマネズミは動きながら排泄するので、広範囲にフンが散らばります。色々なところにフンがある場合は、クマネズミの可能性が高いでしょう。
ただし、ネズミのフンは絶対に素手で触らないようにしてください。ネズミのフンには、雑菌や寄生虫などが付着しているおそれがゼロではありません。実はネズミには病気への感染リスクがあります。
参考:
「東京都ねずみ防除指針」被害の実態(平成17年2月発行)- 東京都福祉保健局
次に考えたいのは、「ネズミのフンがどこに落ちていたか」です。今紹介した「ネズミのフンの特徴」と、次に紹介する「ネズミの出没場所」を、照らし合わせて考えてみると、見分けの精度がぐんと上がります。
出没場所で見分ける方法
家ネズミ3種類(クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミ)の出没場所は、それぞれ下記のとおりです。
①クマネズミ:山林付近の人家、田、草地、土手
クマネズミは、木登りが得意でジャンプ力に優れています。そのため、家の中でも高層階や天井裏などにいることが多いです。
②ドブネズミ:水場(台所など)、床下や下層階、ゴミ捨て場、下水道、公園
ドブネズミは、その名前の通り、ドブや下水などのじめじめとした湿地を好みます。また、高いところに登れず、平面的な運動を繰り返す習性があります。そのため、家の中でも低層階や床下に出没することが多いです。
③ハツカネズミ:物置や倉庫、山林付近の人家、田、草地、土手
ハツカネズミは、行動範囲が狭く、物置や倉庫など、限られた場所にのみいる場合が多いです。また、農家さんの納屋や山間のお宅など、農村、自然環境に近い場所に出没します。
フンと出没場所のまとめ
分かりやすいように、ネズミのフンと出没場所の特徴、見分け方をまとめてみます。
②水場や床下、じめじめした場所に、丸みがあり、一方が細くなっているフンがある→ドブネズミ
③農村、自然環境に近い場所に、平面的で丸みがあり、端が尖っているフンがある→ハツカネズミ
ここまででネズミの見分け方をご紹介させていただきましたが、難しく感じられる方も多いでしょう。
当社はネズミ駆除のプロフェッショナルとして、状況に合った適切な対策を行うことが可能です。
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まずは被害状況をお聞かせください。
ネズミを放置すると被害は拡大していく…
ネズミ被害を放置したままだと、より被害が拡大してしまうので要注意です。
ネズミ駆除の一番の難関は…
「家ネズミの見分け方は完璧!さあ駆除していこう」とお考えの方、うまく見分けられても、一番の難関は駆除作業です。
駆除作業が難しい理由は、ただ家にいるネズミを駆除するだけでは、家の外からネズミが侵入してきてネズミ被害が再発する可能性が高いためです。つまり、ネズミ駆除と侵入経路を塞ぐ作業を同時に行わなければならないのです。侵入経路対策をしたつもりでも、「まさかここから!」といった狭い場所から侵入されてしまうことも。
また、駆除したネズミを自分で処理しなければならないのも、なんとなく気持ち悪いですよね。実際、ネズミはサルモネラ菌やハンタウイルスなどの菌・ウイルスを保有していることがあり、ネズミを媒介に人間に感染することも考えられます。
参考:
「東京都ねずみ防除指針」被害の実態(平成17年2月発行)- 東京都福祉保健局
ネズミ被害を放置は×
しかも、ネズミ駆除対策が難しいからと言って、「そのうち収束するだろう」と楽観的に放置していると、ネズミは1年間で5~6回というハイペースで赤ちゃんを産みます。
かつ、妊娠1回で産む赤ちゃんの数は、個体差ありますが5~9匹。つまり、ネズミ1匹当たり、1年間で約30匹以上も出産しているといえるのです。「ネズミ算」「ネズミ講」という言葉の語源になったくらいなので、その増殖スピードは凄まじいものがあります。
ネズミを放置していては、被害は拡大するばかりです。
確実に駆除するなら専門業者への依頼も検討しよう
「ネズミ駆除は難しい、しかも放置していくと増える一方」…ではどうしたらよいのか?
イチオシなのが、ネズミ駆除の専門業者への依頼です。確かに市販のネズミ駆除グッズなどを使って駆除対策できなくはないですが、専門業者、ネズミ駆除のプロフェッショナルに任せておいた方が確実です。
被害が甚大になってから、「やっぱりあの時頼んでおけばよかった」と後悔するよりも、今のうちに業者に頼んで徹底的に対策しましょう!
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