「ネズミ被害で困っている時には忌避剤を使うと良いと聞いたことがある」
「けど、忌避剤には色んな種類があって、どれを使ったら良いかわからない」
と思っていませんか?
実は忌避剤には3つの種類があり、それぞれでメリットやデメリットが異なります。また、忌避剤を使うときには注意すべき点もあり、知らずに使うと期待していた程の効果が得られないことが多いです。
そこで本記事では、ネズミの忌避剤の種類による違いや注意点について、ネズミ駆除のプロが解説していきます。忌避剤について適切な知識を身につけて、厄介なネズミ被害から解放されましょう!
ネズミの忌避剤とはどういうもの?
ネズミの忌避剤とは、ネズミが嫌がるニオイや成分を用いて、ネズミを追い払うアイテムです。
忌避剤を使用する目的は、ネズミを殺すことではなく、家から追い出すことにあります。
ネズミの忌避剤の成分
ネズミの忌避剤として用いられる成分やニオイとは、以下のようなものです。
- ミント
- ハッカ
- ユリ
- 唐辛子
- ワサビ
- 蚊取り線香
- 天敵(のニオイ)
天敵について補足すると、ネズミの天敵といって最初に思いつくのはネコだと思いますが、他にも以下のような動物がネズミの天敵に当たります。
- 哺乳類→ネコ、ハムスター、イタチ、フェレット、アナグマ、タヌキ、キツネ
- 猛禽類→ワシ、タカ、フクロウ
- 爬虫類→ヘビ
これらの動物のニオイを利用することでも、ネズミを追い払うのに一定の効果があります。ちなみに、これらの動物を飼っていると、ネズミが近寄って来にくいです。
ネズミの追い出しに忌避剤を使うメリット
ネズミの追い出しに忌避剤を使うことには、次の3つのメリットがあります。
使用方法が簡単
ネズミの忌避剤は、比較的簡単に使えるものが多いです。
たとえば、忌避剤には、置くだけのものや、スプレーをするだけのものなどがあります。
実際、忌避剤は、初めてネズミ対策をしようと思った人に人気の対策法の1つです。
幅広い場所で使用可能
ネズミの忌避剤は、使用する忌避剤のタイプによっては、幅広いネズミに働きかけることが可能です。
たとえば、天井裏や屋根裏にいるネズミや、狭い隙間にいるネズミ、どこに居るかもわからないネズミなどに働きかけられます。
死体を処理しなくて良い
これは意外と見過ごされがちなのですが、忌避剤を使った対策では、ネズミの死体を処理する必要がありません。
なぜなら、忌避剤はあくまでネズミを追い払うためのものであり、ネズミを殺さないからです。
逆に、毒エサや粘着シートなどを使った場合、死んだネズミを自分で処理する場面もあります。ですが、ネズミは害獣とはいえ動物なので、ネズミの死体を見たくない方も多いはずです。
そういった意味では、とにかく死体を処理したくない方には、忌避剤はおすすめの対策法の1つです。
ネズミの忌避剤の種類
ネズミに効く忌避剤には3つの種類があります。
粒状・小包タイプ
粒状・小包タイプとは、小さな袋に粒状の忌避剤を詰め込んだものです。ネズミの通りそうな場所などに置いて使います。メリットには、次の2点があります。
- 置くだけで良いので大変使いやすい
- 効果が長期間続く
デメリットは、自分の手が届く範囲にしか置けないため、屋根裏や天井裏などには働きかけにくい点です。
スプレータイプ
スプレータイプとは、ネズミが嫌がる液体をスプレーで噴きかける忌避剤で、ネズミに直接噴きかけるか、ネズミの通り道に噴きかけて使います。
スプレータイプのメリットは、次の点です。
- 使い方が分かりやすい
- 速効性がある
- 狭い隙間にも噴きかけられる
今目の前にいるネズミを追い払うには一番良い方法なので、ネズミを見かける機会が多い方におすすめです。
一方、スプレータイプのデメリットは、持続時間が短い点です。噴きかける成分にも依りますが、スプレーを噴きかけた時にしか効果がないくらいに思っておいた方が良いでしょう。
燻煙タイプ
燻煙タイプは、容器に水を入れると煙が広がってネズミを追い出せる忌避剤です。
燻煙タイプのメリットは、以下のようなネズミに効果がある点です。
- 狭い隙間にいるネズミ
- どこにいるかわからないネズミ
逆に、燻煙タイプのデメリットは、以下の通りです。
- 使用前に、ペットや植物、電子機器や洋服、食べ物などを屋外に出したり、カバーを掛けたりする必要がある
- 使用中の数時間は、家主も家に戻れない
メリットとデメリットを押さえて、使用するものを選びましょう。
「自分で適切なものを選んで駆除する自信がない」という場合には、お気軽にご相談ください!
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
ネズミの忌避剤を使うときの注意点
ネズミの忌避剤を使うときには、注意点として2つのことを覚えておく必要があります。
1つ目は、慣れたネズミにはあまり効かない点です。ネズミの苦手なニオイや成分を用いるといっても、それに慣れたネズミも存在します。人間が特定のニオイに段々と慣れてくるのと同じように、ネズミも慣れてしまえば、忌避剤が効かなくなってしまいます。
2つ目は、ペットや子供がいる家庭では注意が必要な点です。粒状・小包タイプの忌避剤を置いておいて、誤ってペットや子供が口にしてしまえば、大変なことになります。また、水槽などでペットを飼っている場合、移動し忘れたまま燻煙タイプの忌避剤を使わないように注意が必要です。
忌避剤と併せて超音波を試すのもオススメ
ネズミ対策としては、忌避剤と超音波発生器を併せて使う方も少なくありません。
なぜなら、超音波発生器は、忌避剤と同じように比較的気楽かつ安全に使えるうえに、比較的安いので忌避剤と併せて使っても費用面の負担も重くならないためです。
ネズミ対策に用いる超音波発生器は、複数種類の超音波を出すことで、ネズミの中枢神経に働きかけて追い出すものです。使い方は、ネズミの通りそうなところに設置するだけなので、忌避剤でいうと粒状・小包タイプに近いイメージで気楽に利用できます。
また、人間には聴き取れない周波数の超音波を出すので、住民の生活に悪影響を及ぼすこともなく安全です。
金額にしても、平均すると1個3,000円程度であり、そこまで高価ではありません。
このように、超音波発生器は、忌避剤との相性が比較的良いのが特徴です。
ただし、超音波は壁や柱に当たると反射してネズミに届きにくくなってしまうなどのデメリットもあり、単独では十分なネズミ対策効果が得られないケースが多いです。そこで、忌避剤と併せて使うことで、効果を少しでも高めるのが賢い使い方でしょう。
本格的なネズミの追い出しや駆除は専門家まで
以上では、忌避剤の効果についてお伝えしてきましたが、可能なら本格的なネズミの追い出しや駆除は、専門家に依頼すべきでしょう。
なぜなら、忌避剤や超音波発生器でネズミを一時的に追い出せたとしても、侵入経路対策を徹底的に行わなければ、ネズミ被害はいくらでも再発してしまうからです。
そして、この侵入経路対策が専門家以外には難易度が高く、家中の1~1.5cm程度の隙間をすべて塞がなければネズミの侵入を防ぐことができません。
手軽さゆえに忌避剤を試してみたくなる気持は理解できますが、対策に時間を費やして被害が拡大してしまう前に、専門家に依頼してしまう方が確実でしょう。
ハウスプロテクトは、ネズミ駆除の専門家であり、忌避剤だけでなく様々な方法を用いてネズミを追い出したうえで、家中の侵入経路対策を徹底して行います。また、万が一の再発時にも、最長10年間は無料でアフターフォロー対応を行わせて頂きます。
現地調査や見積は無料で行わせて頂きますので、本格的なネズミ対策を行いたい方は、お気軽にご相談ください。
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まずは被害状況をお聞かせください。
まとめ
繰り返しになりますが、忌避剤とは、ネズミの嫌がるニオイや成分を用いてネズミを追い払うアイテムです。
忌避剤のメリットは、簡単に使える点や、幅広い場所で使える点、死体を処理しなくてよい点です。一方で、忌避剤の注意点として、慣れたネズミには効かない点や、ペットや子供のいる家庭では注意が必要な点が挙げられます。
そんな忌避剤には3つの種類があって、それぞれでメリットやデメリットは異なります。また、超音波発生器と併せて用いると、対策効果はさらにアップします。
ですが、忌避剤でネズミを追い出しても、侵入経路対策が不十分だとネズミの被害は再発してしまいます。本格的にネズミ対策を行いたい方は、侵入経路対策も含めてネズミ対策を徹底して行っているハウスプロテクトにご相談ください。
▼ネズミ駆除についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。