イタチの最後っ屁やふんの悪臭・対策について解説

家の中での動物の鳴き声やふんの臭いは「害獣」が棲みついているサイン。とくに強烈なふんの臭いがする場合には「イタチ」が住み着いている可能性があります。

強烈な臭いの原因は、イタチが持つ厄介な習性や「臭腺」と呼ばれる器官にあります。

そのまま放置すると悪臭が広まり、自身の健康に影響が出たりご近所トラブルの原因にもなりかねません。

今回は、イタチの臭いの原因や対策について解説していきます。

イタチのふんはなぜ臭いのか?

イタチのフンは他の動物とは違って形や臭いが特徴的で、水っぽく細長い形をしています。

イタチが棲みついた時の臭いが特に強烈な理由は、大きく分けて以下の2つです。

イタチの普段食べているものが原因

イタチの普段食べているものは、具体的にはカエル・ネズミ・トカゲ・ザリガニ・鳥・虫・魚、野菜は大根・サツマイモ・ナス、果物はイチゴ・リンゴ・柿と非常に様々です。

特に動物性の餌を好んで食べているので、果物や野菜を好む他の動物よりもふんや体臭が強烈になるのです。

イタチの習性「ためふん」について

原因は食べ物だけでなく、イタチにはためふんという厄介な習性にもあります。ため糞とは、敵に自分の縄張りを示すために同じところにフンを溜め続けることを指し、悪臭をより酷くする一因となります。

放っておくとどんどん溜まってしまうので、一日も早く対策をとりましょう。

臭いのはふんだけじゃない!イタチの最後っ屁とは

「イタチの最後っ屁」という言葉がありますが、これはイタチが危険を感じた際に身体から強烈な臭いを出し、敵から身を守る行為を例えたものです。

イタチは臭腺と呼ばれる器官を持っており、ここからその強烈な悪臭を放ち敵を攻撃したり、威嚇したりします。

イタチやスカンクの臭腺について

臭腺というとスカンクを思い出す方が多いのではないでしょうか。

スカンクについて説明すると、発射時に肛門周りから液体が分泌されます。

そこにはブチルメルカプタンという成分を含んでおり、硫黄やニンニク臭を混ぜたようなニオイです。

この成分はかなり危険なもので、スカンクの敵が浴びると最悪の場合は死んでしまうことも考えられます。

捕獲しようとすると、このような激臭を放ち攻撃してくるので注意してください。

参考:
スカンク – Qっと!サイエンス

イタチの放つニオイも、スカンク同様になかなかの強烈さを持っています。

悪臭は消臭剤では簡単に消えない

屋根裏など家の中にイタチが住み着いた場合、気のせいでは済まないほどの強烈な悪臭が家中に充満します。

また、自分の縄張りを示すため、フンに臭腺から出る液体を吹きかけるので更に激臭がするのです。

どれほど掃除をしたり消臭剤を置いたりしても、臭いの原因は、イタチが棲みついていることにあるので、イタチそのものを駆除しなければ効果はほとんどありません。

身近にイタチがいるとニオイ被害が深刻になりやすいので、早めにご相談いただければ幸いです。

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悪臭以外の被害について

イタチが棲みつくと、強烈な悪臭以外にも様々な被害を受ける可能性があります。

騒音被害

イタチはネズミなどの小動物とは違い、体長が大きいため一挙手一投足の動作音も大きくなります。

天井裏に住み着くと騒音に悩まされ夜も眠れないという人も。

ふんによる害虫や家の腐食被害

イタチがふんを毎日溜める結果、そこから大量の害虫が発生したり、家が腐食したりなどの物質的被害を受けます。

さらに、イタチの身体にはダニが付着しているため、アレルギーを引き起こす可能性もあるので早期の対策が必要です。

参考:
ダニアレルギーの症状や対策、治療法は? 咳やくしゃみの原因とは | バルサン | レック株式会社

引っかかれてケガをする被害

愛らしい見た目とは裏腹に、かなり凶暴です。

イタチに噛まれたり、引っかかれケガをするおそれもあるので、むやみに近づかないようにしましょう。

万が一ケガをした場合はすぐに水でよく洗って病院を受診してください。

屋根裏の断熱材を荒らされる被害

断熱材とは、一般住宅の屋根裏や壁の中に多く使用されており、家の中を寒さから守ったり家の中の暖かさを外に逃がさないようにしたりする素材のことです。

暖かい場所を好むイタチは、その断熱材を巣の材料にするため、断熱材がはがされるなどの被害を受けます。

悪臭対策:イタチを駆除する

上記の通り、イタチが家に住み着くと悪臭やその他の被害が拡大してしまいます。

そんな厄介なイタチの駆除方法についてご紹介します。

捕獲方法

イタチの捕獲には捕獲用のケージや捕獲用の罠を使うことがおすすめです。

エサ場や通り道に設置し、エサは罠に固定しておきましょう。そうすることで罠に滞在するため、捕獲の成功率が上がります。

エサはイタチが好きなソーセージや果物が効果的です。

罠を設置しても効果がない場合は、位置を変えて様子を見ましょう。

イタチの捕獲は鳥獣保護管理法に従って行わなければなりません。自治体によって取り決めが違うため、詳しく確認しましょう。

※以下、鳥獣保護管理法についての概要を引用しました。よければ参考にしてください。

◯野生鳥獣を捕まえたり、飼ったりすることは原則禁止されています。
◯野生鳥獣の捕獲や飼養は、許可や登録が必要です。また、他人から野生鳥獣を買ったりもらったりする場合でも、譲り受けの届出が必要で、飼養許可証の提出が求められます。
◯無許可・無登録で野生鳥獣を捕獲・飼養した者などには、罰則規定があります。

捕獲せずに追い出す方法

捕獲が難しい場合には、イタチが嫌うものを設置して追い出す方法もあります。

夜行性で暗所で生活するイタチにとって、強い光は弱点です。光で照らされたイタチは、人間に見つかったと思い込んで逃げていく性質があるため、強い光はとても有効です。クリスマス用のイルミネーションや、CDを吊るしておくだけでも光が乱反射するので効果的です。
イタチの嫌がるにおいや煙を巻いて忌避剤を使用する方法で、固形の置き型タイプやスプレータイプ、煙が出るバルサンなどがあります。忌避剤の設置場所については、イタチがどこから侵入してくるのかを想定して設置します。忌避剤の使用後は必ず喚起しましょう。

悪臭対策:侵入経路の封鎖を徹底する

イタチはとても賢い動物なので、追い出しても一度侵入した場所にはまた戻ってくる可能性が高くなります。
3センチほどの穴や隙間があれば簡単に侵入できるので、思わぬところが侵入経路になることもあるのです。
  1. 屋根の隙間
  2. 通気口や換気扇
  3. エアコン導入部や室外機の壁穴

上記が主にイタチが侵入してくる可能性が高い場所です。

他にも小さな穴があいていればそこから入ってきますので、頑丈な素材でできた柵や獣除けネットを設置して対策しましょう。

悪臭対策:イタチのふんを処理する

イタチはため糞をするので、処理をしなければ悪臭被害が拡大してしまいます。

また、フンには水分が含まれており、屋根裏に巣を作られた場合には天井の板が崩れ落ちることもあるので早急に対策する必要があります。

ここでは自分でできるイタチのふんの処理についてご紹介します。

①手袋、マスク、汚れてもいい服を着用

フンは不衛生です。手袋・マスクは必ず着用してください。

服も同様に、汚れてもいい服、捨ててもいい服を着用します。

②ほうき・ちりとりを使いフンを集めてゴミ袋に捨てる

掃除機で吸うとノズルや掃除機の中にまで菌が残るので、ほうきとちりとりでフンを集めましょう。

集めたフンは二重にしたゴミ袋に廃棄し、しっかり口を閉めます。

③消毒と消臭をする

処理をした後は、床や壁をしっかり除菌・消臭を行いましょう。

イタチのふんは不衛生である他、野生のイタチのふんの中には病原菌がいるおそれも想定されます。感染症を起こすなどの健康リスクがゼロではないので注意が必要です。

参考:
野生動物からうつる感染症に気をつけましょう

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