「イタチを市販の罠で捕獲したい。そのために、好物の餌が知りたい」
という方はいませんか?
たしかに、イタチは好物の餌を使うと誘い出せます。ですが、そもそもイタチの捕獲には許可が必要であり、許可を取らずに捕獲してしまうと罰せられてしまいます。また、イタチの餌に毒餌を用いるのも絶対にNGです。
そこで本記事では、イタチを市販の罠で捕まえたい方のために、イタチの好物や毒エサがNGである理由などを解説します。
イタチに対する適切な対処法を知り、イタチ被害から解放されましょう!
イタチの餌はどんな食べ物?
イタチは雑食性であるため、イタチの餌になる食べ物は多岐にわたります。
しかし、イタチを自分の家に近づかせたくないなら、餌になるものを極力見せないようにするだけで、ある程度の対策にはなります。
たとえば、生ゴミや畑の野菜や果実の残りカスなどを放置しておかないだけでも、イタチが寄って来にくくはなるのです。
特にイタチが好んでいる餌
イタチは雑食で農作物や昆虫も食べますが、その中でもイタチが特に好むのは、動物の肉です。たとえば、次のような動物を好んで食べます。
- ネズミ
- 鳥(ニワトリなど)
- トカゲ
- カエル
家の天井裏に住み着いたネズミを追って、家に入り込むことがあるほどネズミを好んで食べます。
また、ニワトリのような鳥類も栄養価が豊富な好物の1つで、襲いかかって食べることも珍しくありません。
「イタチなんてニワトリより小さいのにどうやって食べるの?」と思うかもしれません。実はニワトリの首に噛みついて殺して捕食します。実際に被害に遭うケースが多発しているので鶏舎をお持ちの方や庭で飼っている方は注意が必要です。
また、罠にしかける餌としては上記の中だと鶏肉が最も入手しやすいでしょう。
唐揚げやフライドチキンにして強いニオイを発させると、より効果的です。
注意!イタチを毒餌で殺してはならない
イタチを捕獲するためには許可を得ることが必要だとお伝えしましたが、毒餌でイタチを殺すのもNGとなります。
なぜなら、鳥獣保護法では、イタチを許可なく損傷させることも禁じられているからです。
せっかく餌をあげるなら毒餌をあげてしまえば手っ取り早いと思い、ネズミ用の毒餌をイタチの好物に混ぜて、イタチを殺してしまおうとする人がいます。ですが、もしイタチがそれに食いついてしまえば法律違反となってしまいます。
どうしてイタチは人間にとって害獣なのに捕獲や駆除が禁止されているのか疑問に思う方もいるかもしれませんが、自然界とは生態系のバランスによって成り立っているものです。
そのため、特定の動物がいなくなれば、他の生物が一緒に滅んだり、あるいは逆に増えすぎたりしてしまい、結果として大きな悪影響につながってしまう可能性があるわけです。
イタチの好物を使って捕獲を試みる人が多い
このように、イタチの好物を用意することは比較的容易であるため、イタチの好物を使って捕獲を試みる人はたくさんいます。
ですが、実は、イタチは絶対に許可なく捕獲してはいけません。なぜなら、イタチは鳥獣保護法によって保護されているからです。
鳥獣保護法とは、野生動物の乱獲を防止するために制定された法律で、イタチもその対象となっています。そのため、もし知らなかったとはいえ、市販の罠などを使って、許可なくイタチを捕獲してしまった場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に科せられてしまいます。
イタチ捕獲に必要な許可手続き
イタチ捕獲に必要な許可手続きは、次のようなプロセスを踏みます。
申請書類を提出する
まず、環境省の地方環境事務所や、お住まいの市区町村の役所に、以下の申請書類をすべて提出します。
- 鳥獣捕獲許可申請書
- 鳥獣捕獲許可申請書名簿
- 被害状況調査書
- 捕獲実施計画書
- わな猟狩猟免状(箱罠やくくり罠を使用する場合)
- 捕獲実施場所の地図
- 被害状況が分かる写真
提出書類を確認してもらう
提出書類の内容に問題がないかを確認してもらいます。
許可証をもらう
提出書類に問題がなければ、イタチ捕獲に関する許可証をもらえます。書類提出後、許可証をもらうまでに1週間程度かかります。
許可証を返却する
イタチの捕獲が終わったら、許可証の有効期限内に許可証を返却します。
以上のように、イタチを捕獲するための許可手続きを得るのには提出書類が多く、非常に手間が掛かります。もし面倒に感じるなら、自分で捕獲するのを断念し、業者に依頼してしまうのも1つの方法でしょう。
もしも業者への相談も検討しているようでしたら、お気軽にお問い合わせください!
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
イタチ被害が出ているなら専門家に依頼するのがオススメ
イタチは、許可なく捕獲したり駆除したりすることが禁止されているため、イタチ被害が出ているなら専門家に依頼してしまうのがオススメです。専門家に頼むのがオススメな理由は3つあります。
最適な駆除を行ってもらえる
1つ目の理由は、専門家に頼めば、最適な駆除を行ってもらえるからです。
たしかに、イタチ対策では、以下のような方法が有効だとよく言われます。
- 光を用いる方法(LEDライトなど)
- 匂いを用いる方法(燻煙剤や木酢液など)
- 超音波を用いる方法(超音波発生器)
- 侵入経路対策
ですが、実は、イタチ駆除にはこうすれば上手くいくという方程式はありません。家は一軒ずつ形状や築年数が違いますし、被害状況も異なります。イタチが寄り付いている原因も違えば、イタチ被害が起きている季節も違うでしょう。
そのため、「単に市販の罠を購入して、好物の餌を置いておけば捕まえられる」といった簡単な問題ではなく、あらゆる要因を踏まえた上で最適な方法で駆除する必要があるのです。
専門家に頼めば、現地調査を行ったうえで、最適な方法で駆除してもらえます。
再発予防も行ってもらえる
2つ目の理由は、専門家に頼めば、再発予防も行ってもらえるからです。
イタチ対策とは、自分の家や敷地内からイタチを追い出して終わりという簡単なものではありません。
専門家視点でいえば、イタチ対策とは、侵入経路対策を徹底して行い、イタチが近づいてくる根本的な原因を取り除き、イタチが近寄りたがらないアイテムを用いるなどして、徹底的に再発を予防するものです。
そして、そこまで徹底的に再発予防しても、しばらくすると再発してしまう可能性がゼロではありません。そのため、専門家によっては、万が一の再発時に備えたアフターフォロー対応を無料で行ってくれるところもあります。
巣の清掃も行ってもらえる
3つ目の理由は、専門家に頼めば、巣の清掃も行ってもらえるからです。
野生のイタチは病原菌を保有しているおそれもあり、もしかすると家の中に病原菌が持ち込まれているかもしれません。
さらにはダニが持ち込まれるケースもあって、ダニはアレルギーの原因になるので要注意です。
参考:
動物由来感染症 – 厚生労働省
ダニアレルギーの症状や対策、治療法は? 咳やくしゃみの原因とは | バルサン | レック株式会社
また、イタチは巣の付近で糞尿をするので、ニオイもきつくなります。
以上のように、巣の清掃は危険なうえに苦痛を伴う作業であり、これを専門家に任せてしまえるのは大きなメリットでしょう。
イタチの駆除業者をお探しでしたら
イタチの駆除業者をお探しでしたら、当社ハウスプロテクトにご相談ください。
イタチ駆除とは、好物を知って市販の罠にセットすれば完了できるようなものではなく、非常に専門性の高い作業です。
その点、当社は多くのイタチを駆除する中で蓄積してきたノウハウに基づき、無料での現地調査を行ったうえで、最適な駆除計画を提示させて頂きます。
再発予防策も徹底的に行ったうえで、もし万が一の再発時には最長10年間までの無料でのアフターフォロー対応を行わせて頂いております。
巣の清掃ももちろん行わせて頂きますので、イタチ対策を検討されている方はお気軽にご相談ください。
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まずは被害状況をお聞かせください。
まとめ
イタチを罠で捕まえるにあたって使用すると良い好物は、動物性の餌です。
ですが、そもそもイタチは鳥獣保護法で守られているため、捕獲するには許可が必要であり、許可を得るには大量の提出書類が待っています。
また、イタチは許可なく傷つけるのも禁止されており、ネズミ用の毒エサなどを与えてはいけません。
そこで、イタチの被害が出ているなら、専門家に任せてしまうのがオススメです。その理由としては、最適な駆除を行ってもらえるから、再発予防も行ってもらえるから、巣の清掃も行ってもらえるから、という3点があります。
イタチ被害でお困りの方は、イタチ駆除で実績のある当社ハウスプロテクトにお任せください。