「家にイタチがいるのを見かけた」
「なんとなく不潔だし病気が心配。触れることはないが、空気感染で病気になるのか不安」
とお悩みではありませんか?
結論から言えば、イタチの病気には空気感染する可能性があります。そのため、イタチに直接触れない方でも家にイタチがいれば、致死性のある病気に罹ってしまう可能性があるのです。
そこで本記事では、イタチの病気が空気感染する可能性や、感染しないために衛生面で気を付けるべきことを解説します。
絶対に感染を避けるために十分な対策を施し、ご自宅でこれまで通り健康に過ごせるようにしましょう。
代表的なイタチによる病気
まず、代表的なイタチによる病気・病原菌や感染方法について解説します。
サルモネラ菌
サルモネラ菌とは、サルモネラ症と呼ばれる食中毒を引き起こす病原菌です。症状は、下痢や発熱、腹痛などです。乾燥にも強い菌であり、空気感染する可能性が高い菌となっています。
レプトスピラ菌
レプトスピラ菌とは、イタチの尿で汚れた土や水に傷口が触れた時や、口に入った時に感染する病原菌です。重症になるとワイル病になり、死亡率が20~30%もある恐ろしい病原菌です。イタチの尿に触れると感染する可能性があります。
モニリホルムレンサ桿菌と鼠咬症スピリルム
モニリホルムレンサ桿菌と鼠咬症スピリルムは、鼠咬症の原因となる病原菌です。症状は、発熱や発疹、関節痛などです。イタチに咬まれたときにも発症しますが、病原菌により汚染された食品を食べても感染します。
ハンタウイルス
ハンタウイルスとは、インフルエンザのような症状が現れ死亡するリスクもある病原菌です。重症になると3~15%の確率で死に至ります。イタチに咬まれた時や、イタチの糞尿や唾液中に含まれる飛沫(核)を吸うことで感染します。
イタチによる病気の感染方法
以上から分かるように、イタチによる病気の感染方法は1つではありません。イタチに触れたり噛まれたりしなくても、糞尿や唾液で汚染された食べ物を食べるだけでも感染してしまう可能性があるのです。
そして、病気の感染方法と聞くと特に心配なのが、「飛沫感染」と「空気感染」でしょう。もしイタチの病気が飛沫感染や空気感染をするなら、目に見えない空気中の対策も必要だからです。
ただ、そもそも「飛沫感染」や「空気感染」と聞くと、「どちらも空気中で感染しそうだけど、何が違うの?」と思う方が多いはずです。そこで、ここでは、これら2つの違いについて説明していきます。
飛沫感染と空気感染の違いは?
飛沫感染と空気感染の違いは、飛沫感染は「飛沫」を吸い込むことで感染するのに対して、空気感染は「飛沫核」を吸い込むことで感染するということです。
飛沫感染
飛沫感染とは、感染者が会話や咳、くしゃみなどをするときに、病原体の含まれた「飛沫」が口から飛び出して、それを吸い込んで感染するものです。
「飛沫」の大きさは直径5um以上であり、水分の重さによりすぐに落下します。また、「飛沫」の到達距離は、口から飛び出してから1~2m程度と言われており、感染者の近くにいた人だけに飛沫感染の可能性があると言えます。
飛沫を飛ばすのは主に人間であり、イタチは会話や咳やくしゃみによって飛沫を飛ばすわけではありませんが、イタチや糞尿、唾液などには近づかない方が良いでしょう。
なお、飛沫感染に対する一般的な対策方法としては、次のようなことが挙げられています。
- マスクの着用
- 咳エチケット
- 感染者との距離の確保
空気感染
これに対して、空気感染とは、「飛沫」の水分が蒸発した「飛沫核」を吸い込んで感染するものです。
「飛沫核」とは、直径5um以下の小さな粒子であり、軽いため落下せずに空気中を漂います。そのため、感染者が近くにいなくても、空気中に漂い続けている「飛沫核」を吸い込めば、誰しもが感染してしまうのです。
イタチの糞尿では、乾燥するとその中の病原体が「飛沫核」として空気中を漂い始めます。
そうなれば、糞尿を処理しようとして近づいただけで、呼吸と共に「飛沫核」を吸い込んでしまい、空気感染してしまう可能性があります。
状況によっては、「飛沫核」がさらに広範囲に広がり、糞尿に近づかなくても「飛沫核」を吸い込んで感染に繋がる可能性もあるでしょう。
なお、空気感染に対する一般的な対策方法は、次の通りとされています。
- 部屋の換気
- 空気清浄機の利用
- N95マスクの着用
参考:
飛沫感染と空気感染の違いは? 感染予防策について知ろう|QleanAir
イタチについているダニやノミにも要注意
上記では、イタチがさまざまな病原菌を持っていて空気感染する可能性があると説明しましたが、衛生面で言うと、イタチの身体についているダニやノミも要注意です。
というのも、イタチの身体はダニやノミの温床であり、ダニやノミは人間に対して刺す・咬む・吸血するなどの被害をもたらし、激しい痒みと湿疹につながります。
ダニやノミは、アレルギーを引き起こしたり、食品の中で大繁殖したりすることもあります。
特に、自分の家にイタチの巣が作られている場合、その近くにも大量にダニやノミが居る可能性があるので、病原菌とは別に注意が必要です。
イタチによる病気にならないためのポイント
イタチによる病気にならないためのポイントは2つあります。
糞尿を放置せず清掃する
1つ目は、糞尿を放置せずに清掃することです。なぜなら、イタチの糞尿を放置しておくと、空気感染する可能性が高まるからです。
病原体を含んだ「飛沫核」が空気中を漂い始める前に、糞尿を早急に処理しましょう。
糞尿の清掃をする際には、面倒でもN95マスクや手袋などをつけることが必須です。自分で糞尿に対処する場合、完全装備で臨むようにしましょう。
イタチを駆除する
2つ目は、イタチ自体を駆除することです。なぜなら、根本的にはイタチを駆除しなければ対策にならないからです。
どれだけ糞尿やノミ・ダニに対して完璧に対処したところで、イタチが家の中に居続ける限り、いくらでも新たに糞尿をされてしまいますし、新たにノミやダニが増え続けます。
これでは、いつかは対策が追い付かなくなって、イタチの病気に空気感染したり、ノミ・ダニに咬まれたりすることが目に見えています。
そのため、根本的な原因となるイタチ自体を追い出し、二度と侵入されないような再侵入予防策を打つことが非常に重要です。
イタチの駆除は専門家に任せるのがオススメ
イタチの駆除を行うなら、専門家に任せてしまうのがオススメです。
なぜなら、自力で追い出してもすぐに戻ってきてしまうことが多いからです。イタチを追い出したままにするには、侵入経路を徹底的に断つこと、イタチが寄り付く根本原因を除去することが必須です。
これらが少しでも不十分だと、いずれイタチ被害が再発してしまい、いつまでも病気に感染する不安も消えないままとなります。そうやって被害が長引けば、それだけ多くの病原菌が飛沫核として空気中を漂い始める可能性があり、空気感染のリスクも上がっていくでしょう。
イタチ駆除の専門家をお探しでしたら
イタチ駆除の専門家をお探しでしたら、当社ハウスプロテクトにお任せください。
当社はイタチ駆除に多数の実績のある駆除業者であり、糞尿の清掃や消毒を徹底的に行わせて頂きます。そのため、当社にお任せいただければ、自分で対処しようとして空気感染してしまうリスクもありません。
また、イタチ自体に対する対策として、追い出しや再侵入予防も徹底的に行います。
現地調査や見積は無料ですので、イタチの病気が心配な方はお気軽にご相談ください。
まとめ
家にイタチがいる方は、イタチの病気に罹ることを心配されているかもしれません。
イタチの病気には、咬まれたり引っかかれたりして感染するもの以外にも、糞尿や唾液で汚染された食べ物を食べて感染するものもあります。
特に、イタチの病気は、飛沫感染や空気感染をする可能性があり、糞尿に近づくだけでも危険です。
加えて、イタチが居る場合、イタチの体内にいるダニやノミにも注意が必要となります。
イタチの病気にならないポイントとしては、糞尿を放置せず清掃することと、イタチ自体を駆除することが重要です。
イタチの駆除は、病気への感染を防ぐためにも、再発を防ぐためにも、専門家に依頼することがオススメですので、イタチ駆除の専門家をお探しでしたら、当社ハウスプロテクトにご相談ください。