「ネズミに噛まれたけれど、大丈夫なのかな?」とお悩みではないでしょうか。
ネズミは不潔なイメージもあり、噛まれた場合に病気にならないか心配だと思います。
実は、ネズミに噛まれるとさまざまな感染症になる可能性があり、とても危険です。
今回はネズミに噛まれたらかかるおそれのある感染症についてや、噛まれたときにすぐに行うべきことを解説します。
ネズミに噛まれた場合は適切な治療を行い、再発予防のためにプロに駆除を依頼して安心な生活を取り戻しましょう。
ネズミに噛まれたらどうなる?
ネズミに噛まれると、鋭い歯によって大怪我をしたり、保有する病原菌によって感染症にかかったりします。
齧歯類(げっしるい)であるネズミは、鋭い4本の歯を持っているのが特徴です。
敵への攻撃にも使われる歯は、人間が噛まれた場合もとても痛いので気をつけなければなりません。
また、噛まれた傷口から病原菌が入り込むことによって、感染症になってしまいます。
ネズミに限らず、野生生物はどのような病原菌を持っているのかわからないので注意してください。
参考:
動物由来感染症 – 厚生労働省
ネズミに噛まれたらすぐに治療を受け、もう噛まれることがないようにネズミを駆除しましょう。
ネズミに噛まれたらかかるおそれのある感染症
ネズミに噛まれたらかかるおそれのある感染症として、代表的なものをご紹介させていただきます。
今回取り上げるのは、以下の3つの感染症です。
- 鼠咬症(そこうしょう)
- ハンタウイルス肺症候群
- 腎症候性出血熱
それぞれの感染症について、順番に見ていきましょう。
鼠咬症(そこうしょう)
1つ目の感染症は、鼠咬症(そこうしょう)です。
ネズミに噛まれたときにできた傷口から、病原菌が体の中に入り込むことで発症します。
鼠咬症になると、1週間程度の潜伏期が過ぎてから以下のような症状が出るでしょう。
- 悪寒
- 発熱
- 頭痛
- 嘔吐
- 黒色の発疹
熱は上がり下がりを繰り返す点に特徴があります。
治療を受けなければ、死に至るケースもあるので気をつけなければなりません。
治療はペニシリンやテトラサイクリンといった薬で行います。
ハンタウイルス肺症候群
2つ目の感染症は、ハンタウイルス肺症候群です。
ネズミに触れたり噛まれたりして、ハンタウイルスと呼ばれるウイルスが人間の体内に入ると発症します。
ハンタウイルス肺症候群は、2週間程度の潜伏期が過ぎてから以下のような症状が出るでしょう。
- 頭痛
- 悪寒
- 吐き気
- 下痢
- 腹痛
風邪のような症状ですが、上に挙げたような症状が出てから一気に酷くなっていき、肺炎からの呼吸困難にまで陥ります。
致死率が40〜50%と高い上に、ワクチンもないのでネズミに触らないことでしか予防できません。
また、ネズミの排泄物や、唾液が混ざったホコリやチリを吸い込んでも感染するので注意が必要です。
ただし、原因だと考えられているネズミとウイルスは日本では現在見つかっていません。
腎症候性出血熱
3つ目の感染症は、腎症候性出血熱です。
腎症候性出血熱はハンタウイルスによって引き起こされます。
腎症候性出血熱は、10〜20日程度の潜伏期が過ぎてから以下のような症状が出るでしょう。
- 発熱
- 上気道炎症状
- 血尿
- 低血圧
- ショック症状
- 腎不全
腎症候性出血熱も国内で予防接種は存在しません。
ネズミとの接触を断ち、ネズミの排泄物や、唾液が混ざったホコリやチリにも気をつけることが感染予防には重要です。
参考:
FORTH|お役立ち情報|感染症についての情報|ハンタウイルス感染症(腎症候性出血熱、ハンタウイルス肺症候群)
以上のようにさまざまなリスクがネズミにはあります。
もしもネズミが身近にいて不安があるなら、お気軽にご相談ください!
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
感染症以外にも!ネズミに噛まれたら注意すべき症状
さまざまな感染症について解説しましたが、実は感染症以外にもネズミに噛まれたら注意するべき症状があります。
たとえば、アナフィラキシーショックです。
アナフィラキシーショックは、身体の中で過剰にアレルギー反応が起こり、以下のような症状が出ます。
- 発疹
- 意識障害
- 呼吸困難
ハチやムカデに刺されるとアナフィラキシーショックになると知っている人も、ネズミに噛まれて発症する可能性があることを知らない人は多いです。
動物に噛まれることによって、体液や体毛のたんぱく質への抗体ができることで、アナフィラキシーショックになるかもしれません。
したがって、ネズミが身近にいるなら常に注意しておくべきでしょう。
参考:
ネズミにかまれたとき|家庭の医学|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト
また、ネズミの排泄物にはいろいろな病原菌が含まれているおそれがゼロではありません。
ネズミにまだ噛まれていないとしても、ネズミのフンを見かけたら気をつけるようにしましょう。
ネズミのフンの危険性や掃除の仕方については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
ネズミに噛まれたときに行うべきこと
ネズミに噛まれてしまったなら、放置しておくと重大な病気になるかもしれません。
できるだけ早く、以下の手順で対処してください。
- 噛まれた傷口を流水で流す
- 外科や皮膚科を受診する
まずはキレイな水で傷口を洗い流し、よく洗いましょう。
洗うときには強くこすらず、優しく洗うのが良いです。
洗い終えたら清潔なタオルで水気を拭き取ってください。
自分での処置を終えたら、外科や皮膚科に行けば必要に応じて薬を投与してもらえます。
もしも外科や皮膚科が開いていなければ、救急外来を受診すれば良いでしょう。
参考:
外傷 – 25. 外傷と中毒 – MSDマニュアル家庭版
もう噛まれないためのネズミ駆除方法
今後ネズミに噛まれないようにするためには、ネズミを駆除するしかありません。
ネズミ駆除には自分で行う方法と、業者に依頼する方法があります。
オススメなのは業者に依頼する方法ですが、まずはそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
自分で行えるネズミ駆除
ネズミ駆除には、自分で行えるものもあります。
たとえば、以下のような方法で駆除するのが一般的です。
- 毒エサ
- トラップ
- 接触毒剤
- 忌避剤
- 侵入口の封鎖
さまざまな手段でネズミを追い出したり殺したりしてから、再侵入を防ぐために侵入口を塞ぎます。
自分で行うネズミ駆除については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
ネズミ駆除で業者に依頼できる内容
ネズミ駆除を業者に依頼する際には、いろいろな内容を頼むことができます。
ネズミの追い出しや、侵入口の封鎖、巣や排泄物の清掃・消毒まで頼めるので、確実な駆除が可能です。
先ほどお伝えした通り、ネズミの排泄物や唾液のついたチリ・ホコリを吸い込むのも病気の原因になるおそれはゼロではありません。
また、専門的な知識がなければ、適切に全ての侵入口を塞ぐのは難しいです。
少しでも不安があるのなら、早めにプロの業者に依頼することをオススメします。
業者にネズミ駆除を依頼するメリットについては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
ネズミ駆除業者をお探しでしたら
ネズミ駆除業者をお探しでしたら、当社「ハウスプロテクト」にお任せください!
「ネズミに噛まれたらどうしよう」と心配しながら暮らすのは、大きなストレスになるはずです。
また、家にネズミが出入りしている場合は病気のリスクもあります。
早めに業者に依頼してネズミ駆除と再発予防を行うことで、安心して生活できるようになるでしょう。
当社は現地調査やお見積もりは無料で行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
お見積りの際には、お客様の状況やご希望をヒアリングしながら、ご予算に応じたベストな計画をご提案させていただきます。
24時間365日、いつでもお気軽にお問い合わせください。
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
まとめ
ネズミに噛まれたときは、すぐに正しい治療を受けた上で、再発予防のためにプロに駆除を依頼するのが良いです。
ネズミに噛まれるといろいろな感染症になりますし、排泄物から病気になることもあります。
プロの業者に依頼することで、ネズミ駆除から再侵入防止、巣や排泄物の清掃までさまざまなことを依頼可能です。
もしもネズミ駆除業者をお探しでしたら、当社「ハウスプロテクト」にご相談ください。