【プロが解説DIY】自力でできる!ネズミ退治の初期段階で自分で行える対策

ネズミは知らないうちに屋根裏や軒下から、食べ物や寝床を探しに侵入してきます。
夜中に天井裏で、「ガリガリ」と物音がして気になって眠れない。台所や部屋の隅にネズミの糞があると、ダニや病原菌などを媒介するので衛生的にも不安です。

業者に頼むと高いので、自分でネズミを退治できる良い方法はないだろうか

そこで今回はホームセンターなどで購入できる、初期段階で使用する駆除グッズを紹介します。学習能力が高く、警戒心が非常に強いところもネズミの大きな特徴です。駆除や対策方法についてお伝えします。

【被害例】ネズミがすでに、住みついてしまっている!

ネズミが家にいると、いくつかの痕跡を残します。これをラットサインといいます。
退治するなら、このラットサインを見逃してはいけません。

ネズミは移動しながら尿をする習性があり、暗い場所でブラックライトをあてると、尿に含まれている物質が光ります。ネズミは同じルートを移動するので、こうしたラットサインを見つけたら、侵入口やルートを認識することにより効果的な駆除ができます。

ネズミの糞尿がある

ネズミは大量のダニや病原菌を持ち、タンスの裏や天井裏などに大量の糞やし尿をするので悪臭がします。天井には排泄物によって、シミができる場合もあります。そのような状態になると、住み着いている可能性が高いですね。

▲排泄物を自分で除去する方法
感染症の予防のため必ず「マスク・ゴム手袋」を使用してください。
糞を取り除くときは、掃除機を使用せずティッシュなどで取り除いて捨ててください。

掃除機を使用すると内部で糞が粉砕され、掃除機事態も汚染されます。掃除機が空気を排出するときに、病原菌も排出されるので使用しないでください。

糞を取り除いた後は、除菌ウェットシートなどで拭きとると、なおいいでしょう。掃除に使用したマスクやゴム手袋などは全て廃棄してください。

▲万が一、糞を素手で触ってしまった場合
ネズミには多くの病原菌を持っていますが、すぐに感染することはありません。速やかに石鹸などで洗い流してください。除菌シートなどで、拭き取ると安心ですね。

ネズミの糞尿の細菌から起こる病気

ネズミの排泄物にサルモネラ菌が含まれて起こる感染症です。
感染95%以上が食事由来で、激しい食中毒の症状(嘔吐・下痢・腹痛)があり、場合によっては嘔吐や血便を伴う場合があります。お子さまやお年寄りに感染すると、死亡してしまうこともあります。
汚染された土や水と接触した場合に、皮膚や粘膜から感染します。症状は発熱・悪寒・頭痛・筋肉痛・腹痛から黄疸が出ることもあります。肝臓や腎臓を含む臓器に、死の危険がある重度な障害をもたらすことがあります。
ネズミが持っているウイルスです。
ネズミの(げっ歯類)に触ったり、かまれたりする場合は、排泄物や唾液にウイルスが混ざった埃を吸い込むことで感染します。腎症候性出血、ハンタウイルス肺症候群という2つの疾患を引き起こします。症状は突然の発熱・頭痛が特徴です。
ネズミの排泄物などから感染します。発展途上国に多い肝炎ウイルス(HEV)による急性肝炎です。症状は腹痛・食欲不振・関節痛などがあります。

コードや畳のヘリがかじられている

ネズミの前歯は生涯伸び続けます。
この前歯を研ぐために、あらゆるものをかじる性質をもっています。

襖の角や畳のへり、配線コードなどをかじるため、場合によっては電化製品の使用ができなくなることもあります。ネズミによるコード食害で、漏電がおき火災になるケースもあるので、気を付けないといけません。

寝静まった時間帯に天井裏で音がする

ネズミは住人が寝る時間帯などを認識しているので、寝静まった頃合いを見計らって行動を開始します。

夜中に天井裏などで「ガサガサ」とネズミが行動する音がすると、恐怖心から音に過敏となり不眠状態へ陥ることがあります。

そのような状態が続くと、家屋内で発生する音へ敏感になり「ネズミ過敏症」のような精神的被害をもたらします。

噛まれることで、病気になる

乳幼児や寝たきりのお年寄りが、口の周りについた食べかすなどと一緒に噛まれてしまうことがあります。

噛まれてしまうと、鼠咬症(そこうしょう)になるおそれがあり、ネズミに噛まれることで「アナフィラキシーショック」を起こす場合があります。

自分で出来る駆除グッズやDIYでネズミを退治したい!

 

ホームセンターや身近に、ネズミなどの駆除グッズが売られています。駆除グッズの使用方法をまとめました。
しかしお子さまやペットなど、毒物を万が一食べてしまう事故も発生しています。置き場や使用方法などに十分に注意して使用してください。

毒エサの設置

市販で販売している毒エサを、ネズミの通り道や巣の周辺に穀物などの好物と混ぜで食べさせます。ネズミのいる可能性が高い台所・押入れ・床下・中天・大天・排水枡など、糞などが見つかった場所に設置してください。

トラップを設置

粘着シートなどで捕獲するトラップは、最初に思いつく駆除グッズかもしれません。
運がよければ駆除できます。子ネズミは捕まえる可能がありますが、警戒心の強い親ネズミは捕まえることが困難です。

接触毒剤

ネズミが通る場所や、巣の近くなどに接触毒剤をおく方法です。
ネズミは手や体を舐める習性があります。体に付着した毒が口に入り退治できます。

忌避剤散布

忌避剤(きひざい)とは、においや成分でネズミを追い払う方法です。
いろんなタイプがあり、錠剤・スプレー式・スモーク式などがあります。

忌避剤が入っている隙間を埋めるパテなどもありますので、使用する場所や用途により、使い分けたりするといいですね。ネズミの死骸を処分することに抵抗があるかたは、追い払う忌避剤散布をオススメします。

侵入口をふさぐ

ネズミは1.5㎝の隙間があると侵入できます。
床下痛風口やエアコンの導入部など、あらゆる隙間などを通れないように粘着テープなどでふさぐ方法です。侵入口をふさぐことで必然的にネズミは家の中に入れなくなります。

駆除グッズなどで対策しても、被害が収まらない場合

自分でホームセンターなどで、駆除グッズを使用してネズミを退治しようとしても、被害が収まらない場合もあります。

日本家屋で見つかる「クマネズミ」は毒エサが全く効かないスーパーラットと呼ばれる新種も発生しています。ネズミの繁殖力はとても強く、一対のつがいから年間約6匹×5回の出産が行われます。

時間が経つとともに、ネズミが増えれば被害も拡大し、気が付いたときには駆除や家の修繕にかかる費用も何倍にも増えてしまうケースもあります。

被害が収まらない場合は、早期に業者へ相談することをおススメします。

駆除グッズのまとめ

初期段階の場合、ホームセンターで駆除グッズを使用して、ネズミを退治できるケースもあります。

しかし、ネズミを完全に駆除することは難しく、被害が拡大するケースもあります。また、ネズミは家の柱や壁などをかじるなど、建物の資産価値を低下させます。

屋根裏にあるダニや病原菌などが充満している場所の清掃、ネズミの死骸の処理など、精神面や衛生面のためにも、業者に依頼したほうが安心ですね。

ネズミでお困りの方は、ぜひ一度お気軽にハウスプロテクトへお問い合わせください。
現地調査をしたうえで再発防止も含め、徹底した駆除の提案をいたします。

▼ネズミ駆除についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

ネズミ駆除の全知識!自分での対策や業者に依頼するポイントを解説

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