「プラスチックや袋にかじられた跡が…もしかして、これってネズミの仕業?」
見覚えのない跡や穴があると、なにが原因か不安になりますよね。
もしネズミがかじっていた場合、ご自宅がネズミの棲家になっている可能性があります。
ネズミに棲みつかれていた場合、食べ物や家財をはじめ、電気コードなどがかじられ、火災がおきる可能性があります。
そこで本記事では、ネズミが物をかじる理由をはじめ、かじる対象や対策をプロの目線で解説します。
この記事を参考に、ネズミ被害を拡大させないよう対策し、安心して暮らせる生活を取り戻しましょう。
ネズミが物をかじる理由
「そもそも、なぜネズミは物をかじるの?」と疑問に感じますよね。
結論からお伝えしますと、ネズミが物をかじるのは歯を研ぐためです。
伸び続けたまま放置しておくと、口の開閉ができなくなり、餌が食べられなくなってしまうのです。
こうした事態を避けるため、ネズミは一生涯にわたり、物をかじり続けます。
ネズミがかじるもの
ネズミは以下のように、さまざまなものをかじります。
- 食べ物
- プラスチック
- 家の柱・壁・家具
- 電気コード
それぞれ具体的に説明しますね。
食べ物
ネズミは雑食性です。キッチンやテーブルに置きっぱなしになっている食べ物、食べかけのものがあれば、なんでもかじってしまいます。
具体的には、主に以下の健康被害が懸念されます。
健康被害 | 症状 |
サルモネラ症(食中毒) | 腹痛、下痢、嘔吐、発熱などが現れ、特に子どもや高齢者は重症化しやすい。 |
その他の病原菌・ウイルス感染 | E型肝炎ウイルスやハンタウイルスなど、さまざまな病原体を媒介する可能性がある。 |
寄生虫・ノミ・ダニによる二次被害 | ネズミにはノミやダニが寄生しており、これらが食品や周辺環境に移ることで間接的な健康被害を引き起こすことがある。 |
参考:
「東京都ねずみ防除指針」被害の実態(平成17年2月発行)- 東京都福祉保健局
このようなリスクがあるため、ネズミがかじった跡があるものは決して口にしないようにしましょう。
また、「ネズミの好物はチーズ」という印象が強いですが、実は、「チーズが特別好き」というわけではないようです。
家ネズミのうち、クマネズミの好物は、お米や小麦粉などの穀類やりんご、バナナなどの果物、サツマイモなどのイモ類です。
ハツカネズミの好物は、穀類と植物の種やニンジンなどの野菜、ドブネズミの好物は肉や魚などです。
つまり、穀物と果物、イモ類、野菜、肉、魚、と人間が食べるものほぼすべてがネズミの餌になってしまうのです。
プラスチック
食べ物の保管によく使われるプラスチック製の柔らかい袋やビニール袋も注意しなければなりません。
ジップロックなどは、かさばらない分スペースを有効活用できて、かつチャックも付いていて、食べ物の保存に便利ですよね。
しかし、こういったプラスチック製の柔らかい袋は、ネズミにかじられてしまうことがあります。
食べ物の保存には、ガラス製のものなど、できるだけ硬い素材の容器を使うようにしましょう。
家の柱・壁・家具
ネズミは家の柱や出っ張り、壁、家具などをかじります。
そのほか、コンクリート製や木製の住宅、家具もかじられるため、大事な住まいをボロボロにされかねません。
このように金属製のもの以外は、ほとんどかじってしまうため、決して放置してはいけません。
電気コード
何でもかじるネズミは、電気コードもかじってしまいます。
ネズミが電気ケーブルをかじることで引き起こされる被害は、電気の供給が止まったり、機械が使えなくなったりすることはもちろんですが、それ以外にも大きな被害があります。
かじられた電気ケーブルは、保護されていたケーブル内の導線部分がむき出しになってしまいます。
そして、導線がむき出しになったケーブルに気づかず、そのまま電気を流そうとすると漏電を起こし、火災に繋がってしまうのです。
ネズミにとって、電気コードくらいの硬さは「歯を削るのにちょうどいい硬さ」です。家の中にあるものの中でも、電気コードをかじられる可能性はかなり高いと言えます。
漏電ブレーカーがあれば安心なのか?
築年数の浅い家にお住いの方は、「我が家には、漏電ブレーカーがあるから電気ケーブルをかじられても大丈夫」と思ったかもしれません。
確かに、漏電ブレーカーがあれば火災のリスクは減らせます。
しかし、漏電ブレーカーにネズミが入り込んで火災が起きるケースもあります。
参考:
消防防災博物館「動物が原因 で出火した火災事例について」)
そのため、家の中でネズミのかじった痕跡を見つけた方は早めに対策することをおすすめします。
ネズミにかじられないための対策
ネズミにかじられないためには、以下2つの方法があります。
- ネズミを追い出す
- ネズミを駆除する
それぞれ具体的に説明しますのでぜひ参考にしてみてください。
ネズミを追い出す
まずは、自宅を「ネズミが住みにくい場所」へ変えていきましょう。
ネズミのエサを置かない
ネズミは、食料調達がしやすい場所を好みます。
そのため、ネズミの目につくところに、エサとなるものを置かないように意識しましょう。
下記に、具体的な対策を書き出してみました。
・生ごみを台所に放置しない
・フタ付きのゴミ箱を使う
・食品は硬めのケースなどに入れて保管する
布製品・紙・ダンボールを放置しない
ネズミは身体が小さいため、暖かい場所を好む習性があります。
ちなみに気温が10度以下になると、動けなくなって冬眠してしまうと言われています。
そのため、保温性のある布製品や紙、段ボールはネズミの巣の材料となる可能性が高いです。
これらは放置せずに、不用なものは処分して、使うものは収納するように心がけましょう。
侵入経路対策をする
ネズミが外から入ってこないように、家の中の侵入経路を塞ぐことは有効な対策です。
以下を使い、ネズミの侵入口となる壁の穴、配管、換気扇など隙間をふさぎましょう。
- 防鼠ブラシ
- ふさぎ用粘土
- 防鼠パテ
- 金像板
特に外壁などはセメントやブロックを使うのも効果的です。
とはいえ、侵入経路対策を自力で行おうとすると、かなりの時間と労力が必要になります。
以上のように、ネズミの侵入経路を塞ぎきるのは非常に難しく、自力で対策する方法はあまり現実的ではないといえます。
そのため、「自力で対策できそうにない」と感じた場合は、プロの害獣駆除業者へ相談することも検討してみてください。
ネズミ駆除のプロである「ハウスプロテクト」では、無料で相談や現地調査を承っておりますのでぜひお気軽にお問い合わせください。
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ネズミを駆除する
現在、さまざまなネズミ駆除の商品が販売されています。
例えば、ネズミの通り道に設置して捕獲する粘着シート、罠を仕掛けるといったグッズ、ネズミがかじったエサに毒を混ぜる毒餌などが挙げられます。
ただ、ネズミは非常に賢く、警戒心も高い動物です。
そのため、途中で罠に気付いたり、警戒して近寄って来なかったりと上手く駆除できないことがほとんどです。
専門業者を利用する
ここまでネズミ被害への対策を解説しましたが、率直に言って、上記のような対策を自力で行うのはかなり難しいです。
なぜなら、ネズミ被害の対策は、ネズミの種類や状態、季節など様々な条件を分析し、臨機応変に対策を変えていく必要があるからです。
選んだ対処法が間違っていると、時間とコストを無駄にしただけになってしまいます。
一方、ネズミ駆除専門業者に依頼すれば、ネズミ駆除をはじめ、面倒な侵入経路対策もすべて安心して任せることができます。
また駆除の際、ネズミの死骸を見ずに済むので精神的にもストレスがありません。
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