アライグマはどこから住宅内に侵入するのでしょうか?
なぜ屋根裏や天井裏に巣を作ってしまうのか、どんなところが侵入経路になるのか対策法もあわせて徹底解説いたします!
アライグマの生態を知って、対策をしましょう。
アライグマの侵入経路と生態について
アライグマとは、哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に分類される哺乳類です。
もともと、北アメリカ原産地の野生動物で、ペットとして1970年代後半に日本に輸入されるようになりましたが、凶暴で気性が荒く攻撃的で噛みつき・引っかくためにペットには向いておらず、繁殖力が強いために放棄されたアライグマが農作物や、住宅街などに多くの被害をもたらしています。
2005年には「特定外来生物」に指定され、個人による飼育は原則として禁じられています。
また、発見時は触らずに通報することや・近づかない・餌を与えない・駆除対処が求められている危険な動物です。
木登りや泳ぎが得意で、どんな壁もよじ登ってしまいます。
また、水平方向のジャンプ力は、約120cm離れた場所に飛び移ることが確認されています。
木登りや壁登り、ジャンプ力も高いため、住宅に隣接した木々や建物などを伝って、簡単に屋根や換気口から宅内に侵入してしまいます。
2018年、アメリカのミネソタ州では23階建てのビルを登りきった命知らずのアライグマがいるとして、その身体能力の凄さを見せつけました。
参考:
BBC NEWS JAPAN「命知らずのアライグマ、23階建てのビルを登り切る 米ミネソタ州」
アライグマの主な侵入経路
アライグマの主な侵入経路は以下の通りです!
- 屋根裏・軒下
- 床下・基礎
それぞれについて、見ていきましょう。
①屋根裏・軒下
1番多い侵入経路が「屋根裏」付近です。
屋根は周囲にちょっとした隙間も多く、アライグマにとっては侵入しやすい場所です。
また、アライグマは手先が器用なため、ブリキなどの屋根材を無理やりこじあけて侵入してしまうこともあります。
こうした隙間は頑丈な金網で塞ぐことで侵入を防ぐことが可能です。
②床下・基礎
次に多い侵入口は床下の「通気口」です。
3〜5cm程度の隙間も侵入可能で、侵入口周辺の板などを咬んだり引きはがしたりして壊して広げることもあります。
外壁に泥などで足跡がついていることもあります。
アライグマの対策法
アライグマの対策法も見ていきましょう。
- 忌避剤・くん煙剤
- 電気柵
申請が必要な対策法もあります。
- 捕獲器
それぞれについて、順番に確認していきましょう。
忌避剤・くん煙剤
忌避剤はアライグマの嫌がる臭いや成分をスプレー状や液体状、固形物にした対策グッズです。
一方でくん煙剤は名前の通り、アライグマの嫌がる臭いを大量の煙とともに充満させるグッズで、どちらもホームセンターやネットショップで専用のものが手頃な値段で販売されています。
忌避剤やくん煙剤で追い出したあとは、再度住宅に侵入されないように金網など頑丈な板で入り口を塞ぐ必要があります。
そのため、侵入口がたくさんあるとすべての侵入口を見つけることが重要です。
また、餌場としてアライグマが使っている場所である場合には、忌避剤を使っても効果が期待できない場合もあります。
忌避剤やくん煙剤を利用したからといって、必ずしもアライグマを追い出すことができるとは限らないということに注意しましょう。
電気柵
アライグマはどこでもよじ登ってしまいますので、家の周りを電気柵で囲うのも有効です。
またアライグマによる田畑や農作物の被害にも効果を発揮します。
主に電線を貼るタイプのものや、ネット状になった電気柵があります。
ホームセンターで販売している電気柵は、ほとんどすべてがイノシシ対策用(2段)で、地上から5cmと10cmの高さに設置できるものです。
アライグマも2段の高さがあれば対策が可能です。
また、初めて購入する場合は「電圧チェッカー」も合わせて購入しましょう。
もし、電圧チェッカーを持っていないと自分自身で電気柵に触れて、電気が流れているかをチェックすることになってしまいます…。
以上、いくつかの対策がありますが、ご自身でやることに不安があるならプロに依頼するのが安心です。
相談先に迷ったら、お気軽にご相談ください!
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
アライグマの捕獲の注意点
アライグマは、外来生物法により、外来動物に指定されており、駆除対象の動物ですが、勝手には捕獲できません。
捕獲した動物の殺処分に関しては、各都道府県の鳥獣保護計画や市町村の外来生物防除計画に記載された方法(出来るだけ苦痛を与えない方法)や場所で行う必要があります。
申請を行った場合の捕獲には「捕獲器」を使います。
自治体によって申請方法は違いますが、申請の届出を出したあと、担当課から捕獲器を貸し出して貰える場合もあります。
わな餌
フックや捕獲器の奥の壁面に餌を針金などでしっかり固定します。
トウモロコシ、コーン系スナック菓子、落花生、ピーナッツ、ピーナッツバター、甘い果物、あんパン、揚げパンなどが適しています。
撒き餌
捕獲器の入口に誘導するように周辺に撒きます。
コーン系スナック菓子、ドッグフードなどの粒状のものなどが最適でしょう。
捕獲に成功すれば、担当の自治体に連絡し、それぞれ対応してもらえます。
参考:
農林水産省 鳥獣被害対策コーナー
アライグマの駆除ならハウスプロテクトへ!
アライグマの侵入経路はお伝えした場所以外にも、たくさんあります。
私たちが普段気づかないような場所からの侵入も考えられます。
対策をとっていても、何度も繰り返し侵入されたり、被害を受ける場合にはプロに相談するのがベストです。
手頃な価格で販売されているグッズを使い続けるより、プロに家や庭周りを実際にチェックしてもらい、完璧に侵入経路の封鎖と、追い出し、捕獲まで頼めば、不要なコストの削減にも繋がります!
アライグマの被害にお悩みなら、ぜひ害獣駆除専門業者のハウスプロテクトにお任せください!
現地調査費用や見積もり費用は無料で、最長10年間の再発防止保証もございます!
ぜひお気軽にご連絡・ご雑談をお待ちしております。
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。