アライグマのもつ病原菌とは?感染症・健康被害のリスクを解説

アライグマの病原菌についてお調べですね。

アニメの「ラスカル」でおなじみのかわいいアライグマですが、実は飼育放棄によって野生化したアライグマはたくさんのウイルスや病原菌をもっているおそれがあります。

  • どのような病気になるのか
  • どのような病原菌をもっているのか
  • アライグマの対策方法について

アライグマによる被害をなくすために、害獣であるアライグマをよく知っていただき、対策方法を実践しましょう。

アライグマ保有の病気や健康被害について

アライグマのもつ病原菌とは?感染症・健康被害のリスクを解説

愛らしいイメージのアライグマですが、可愛さとは裏腹に野生化したアライグマは病原菌の温床となっていることがあります。

また、アライグマによる農業被害や、可愛いからとエサを与えることで人馴れした固体による家屋侵入などの生活環境被害も発生します。

アライグマは狂犬病や回虫症、ダニ・ノミから感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など人獣共通感染症のリスクがある動物です。

参考:
東京都環境局 資料

アライグマによる被害は、日本国内の47都道府県のすべての自治体で報告されており、農林水産省が発表した被害額は年間約3〜4億円にも上ります。

日本固有の野生動物だけでなく農作物やヒトの健康にも悪影響を及ぼし、平成17年には「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」に基づき「特定外来生物」に指定されました。

参考:
野生鳥獣被害防止マニュアル-アライグマ、ハクビシン、タヌキ、アナグマ-(中型獣類編)|農林水産省

知らないうちに感染していることも

アライグマのもつ病原菌とは?感染症・健康被害のリスクを解説

アライグマを直接見たり、触れたりしていないのにも関わらず、病気に感染する場合もあります。

原因は、アライグマの糞尿や、餌を食べた後についた唾液などに知らずのうちに触れてしまうことにあります。

人馴れしたアライグマが自宅の屋根裏に住み着いてしまった場合などは、アライグマの糞尿が室内側に染み出し、雨漏りのように滴ることもあり、それが感染源のひとつとなりうるものです。

また、アライグマについているダニやノミが家中にはびこり二次的に被害が増大することも。

病原菌やダニ・ノミは普段の暮らしで目に見えないので、注意が必要です。

もしもご自宅において不安があるようでしたら、無料で害獣対策についての現地調査をしますのでお気軽にお問い合わせください!

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アライグマの持つ病原菌とは

アライグマのもつ病原菌とは?感染症・健康被害のリスクを解説

ではアライグマの持つ病原菌にはどのようなものがあるかをご紹介します。

  • 狂犬病
  • アライグマ回虫症
  • レプトスピラ菌
  • 日本脳炎ウイルス
  • サルモネラ菌
  • カンピロバクター

狂犬病

狂犬病とは、狂犬病ウイルスを保有するイヌ、ネコ、コウモリやアライグマなどに噛まれたり、引っ掻かれたりした傷口からウイルスが入り込み、感染したウイルスによる気道粘膜感染によって発症する人獣共通感染症のことです。

症状は発熱や頭痛、倦怠感や筋肉痛など風邪のような症状ではじまります。

また、咬まれた部位の痛みや、知覚異常を感じる場合もあるようです。

狂犬病が進むにつれて、異常な興奮状態や不安状態、錯乱・幻覚、攻撃的状態、水を怖がるなどの脳炎症状が進み、最終的には昏睡から呼吸停止で死亡します。

発症するとほぼ100%死亡する危険な病気です。

現在の医学でも、感染後の有効な薬剤はなく、 咬まれた場合の対応として、ただちに狂犬病ワクチン等の接種を開始し、約1か月~3か月間の潜伏期間中に免疫を獲得させる狂犬病暴露後発症予防が行われています。

ただし、日本での狂犬病は1957 年以降発生していないので、過度な心配はしなくても良いでしょう。

参考:
狂犬病とは – 国立感染症研究所

アライグマ回虫症

アライグマ回虫症とは、アライグマを終宿主とする回虫の1種です。

腸管内で1日あたり10万個を超える膨大な数の虫卵を産出します。

アライグマ回虫の虫卵で汚染された土壌や餌などを介して感染し、腸管内で孵化した幼虫は、血管の血流に乗って臓器や眼、脳等に侵入します。

感染して発症するまでは約1週間〜4週間で、初期症状として吐き気や倦怠感、歩行時のふらつきなどがあり、重症例では死亡する場合もあります。

また、万が一眼に幼虫が侵入した場合は失明することも。

アメリカ合衆国では、1981年以降に12例の発症が報告され、うち幼児3名が死亡しています。

日本ではまだ人間への感染例がありませんが、そういった病気があることは知っておいても良いでしょう。

参考:
アライグマ回虫による幼虫移行症とは – 国立感染症研究所

アライグマのダニ・ノミ被害について

アライグマのもつ病原菌とは?感染症・健康被害のリスクを解説

害獣の被害といえば主に騒音や糞尿、臭い、感染症などがあげられると思います。

他にも多いのがこのダニやノミによる被害です。

どんな害獣にもほぼほぼダニ・ノミなどの寄生虫が潜んでいると思っておいた方が良いでしょう。

人馴れしたアライグマが天井裏や床下に巣を作り、住居の隙間を通って部屋の中にダニやノミが侵入し、刺されてしまうという流れです。

人が刺されるということは、部屋にダニやノミが棲みついてしまっている状況であると言えるので、家中で大量発生している可能性も少なくありません。

また、アライグマが「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」のSFTSウイルスを持ったマダニを介して、犬や猫にウイルスをうつしてしまうこともあります。

参考:
SFTS – 秋田大学 大学院医学系研究科・医学部

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

主にSFTSウイルスを保有するマダニに噛まれることで感染する感染症です。

潜伏期間は6〜14日で発症します。

症状は発熱や嘔吐、腹痛、下痢や腹痛、筋肉痛や神経症状などがあります。

また致死率は10~30%程度とされており、危険な病気です。

日本国内に有効なワクチンはなく、患者に合わせた対処療法が取られることが主になっています。

参考:
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について|厚生労働省

病気にならないためにはいち早く駆除を

アライグマのもつ病原菌とは?感染症・健康被害のリスクを解説

ここまでで、アライグマがどれだけ危険な動物なのか、ご理解いただけたかと思います。

アライグマを見かけても絶対に触らない、近づかないことが重要です。

住まいの近くや、家の屋根裏などに住み着いているのに気づいても、エサを与えたり、ペットとして持ち帰ったり、自分で何とかしようとむやみにアライグマの生息範囲を触らないようにしましょう。

思いがけない病気や感染症を引き起こすかもしれません。

また、アライグマは法律により「飼育・譲渡・販売」などが禁止されています。

そのためアライグマを捕獲するには、各都道府県や市町村の保健所や農業振興センターなどへの捕獲許可の申請が必須になります。

ホームセンターなどで捕獲用の大きく頑丈なカゴなども販売していますが、申請なしでの使用はできないので注意が必要です。

自分で対応するのはもちろん、健康面や法律面の問題もあるので自分で捕獲や駆除するのはおすすめできません。

もし、近所や家の中でアライグマを見つけた場合には、アライグマ捕獲のスキルを持つ専門業者への依頼がベストです。

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駆除や捕獲はもちろん、消毒やノミ・ダニ駆除、再発防止まですべてお任せいただけます。

アライグマは繁殖力が強く、妊娠率はほぼ100%に近いと言われています。

1回の出産で3〜6頭の子供を産み、約2年で成体になります。 

日本には猛禽類等の天敵がいないため、人間に捕まらない限りは増えていく一方です。

住宅環境や、近隣環境、また日本の環境を守るためにも、アライグマを見かけた際は、私たちハウスプロテクトのような害獣駆除専門業者にご相談ください。

また、天井裏や床下に住み着いたアライグマが原因で、糞尿が蓄積されて、そこに使われている木材や建材が腐っているような場合もあります。

柱や天井の被害が大きい場合、放っておくと腐敗が進み抜け落ちる可能性もあります。

修繕工事は私たちハウスプロテクトで駆除と同時に行うこともできますので、ご相談頂ければと思います。

アライグマの駆除を考えている方は、是非一度お問い合わせください。

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