最近では都心部でもコウモリを見かける機会が多くなりました。
「夜になると家にコウモリがやってくる」など、よく家の周りでコウモリを見かけるなら、あなたの家が「休憩場所(ナイトルースト)」にされているかもしれません!
ナイトルーストにされるとさまざまな被害や問題が出てきます。
そこで、コウモリの休憩場所であるナイトルーストにされないための対策法をご紹介します。
ナイトルースト対策その1:忌避剤や燻煙剤などの使用
手軽にできるのが忌避剤や、燻煙剤(くんえんざい)を使うことです。
ホームセンターやネットショッピングでも1000円〜から売られており、大変手軽に始められます。
忌避剤は、コウモリの嫌がる匂いを発生させて、コウモリが近づくのを避ける効果があります。
忌避剤にはスプレータイプ、燻煙タイプ、錠剤タイプ、ジェルタイプの4種類があります。
スプレータイプ
スプレータイプは、配管や換気口などの狭い空間にいるコウモリを追い出すのにおすすめです。
コウモリが苦手なハッカ油を主成分に天然成分のみのものもあるので、子どもやペットがいても安心に使うことができます。
しかし、スプレータイプの忌避剤は持続時間が3〜6時間と短いため、効果は一時的です。
くん煙タイプ
忌避剤が含まれた煙をコウモリの住み着いている天井裏や床下に充満させてコウモリを追い出します。
くん煙剤を使う場合、出入り口より遠いところから煙を発生させると、より害獣が出ていきやすくなるので、炊き始める設置位置も考えながら対策すると有効です。
錠剤タイプ
コウモリの住み着いている屋根裏や床下や軒下などの場所ににまくだけで追い出すことができる錠剤タイプの忌避剤です。
ナフタレンという人体に有害な成分を使っている場合もあるので、使用方法をよく読み、取り扱いには十分注意しましょう。
忌避効果は約1ヶ月持続するものが多いです。
ジェルタイプ
鳥類や飛行タイプの獣害を追い払うのに有効なのがジェルタイプの忌避剤です。
専用のトレーにジェルを入れて軒下に吊るして設置します。
天然成分で作られているものが多いので、人体やペットにも優しいのが特徴です。
ベランダや軒下に現れるコウモリの忌避に効果があり、約1年ほど効果が持続するとされていますが、実際は雨風の影響を受けやすく数カ月で効果がなくなったと声もあります。
ナイトルースト対策その2:虫が集まらないように環境整備
2つ目は虫が集まらないようにすることです。
庭先で、家庭菜園や花壇を作って楽しんでいる方も多いと思います。
他には水鉢で睡蓮を楽しんだり、金魚やメダカを飼っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、使わなくなったプランターや、なにか保管のためにカバーをしているビニールの上などに雨水が溜まっているのを見かけたことはありませんか?
夏場はそこでボウフラが発生し、コウモリの餌となります。
ボウフラは水流がない水溜りに発生します。
また周りがジメジメしているとほかのいろいろな虫や害虫が寄り付きやすくなり、ほかの害獣やコウモリがより一層寄り付きます。
虫が集まらないように、きちんと庭や玄関周りは環境を整えるようにしましょう。
ナイトルースト対策その3:糞尿は必ず処理
コウモリのフンは昆虫の胴体がたくさん混じっている見た目をしていることが多いです。
また、汚染された川や汚い池のような臭いで、フンの駆除をしてもしばらく臭いが残ります。
強烈なコウモリのフンの臭いにつられて害虫もよってくるので、もしフンがある場合は必ず処理しましょう。
- 大きさ:5~10mm
- 形:細長い
- 見た目:昆虫を主食としているためパサパサしており、昆虫の胴体や足が混ざっている
- 臭い:ドブのような強烈な臭い
上の写真のように、コウモリは同じ場所にフンをします。
また、乾燥したフンが空気中に舞い散ることで、アレルギー症状が引き起こされたり、感染症を患う危険性もゼロではありません。
国内におけるコウモリの感染リスクについてはまだ不明な点も多いので、注意するに越したことはないのです。
ダニやノミがいるおそれもあります。ダニはアレルギーの原因となりうるので気をつけてください。
参考:
日本獣医学会のQ&A- コウモリの感染症について
ダニアレルギーの症状や対策、治療法は? 咳やくしゃみの原因とは | バルサン | レック株式会社
フンを処理する場合は、捨ててもいい服や靴、手袋、ゴーグルとマスクで完全防備しましょう。
掃除機では吸い込まず、ほうきとちりとりなどで、チリやホコリが舞い上がらないように注意して作業を進めます。
糞尿を処理したあとも、消毒剤で徹底的に除菌・消毒をします。
服や靴、掃除に使った道具などは捨てるのが安心でしょう。
糞尿にはたくさんのウイルスや病原菌が潜んでいるおそれがゼロではありません。
もし素手で触ってしまった場合はすぐに洗い流して、消毒してください。
ナイトルースト対策その4:侵入経路を塞ぐ
忌避剤や糞尿の処理をしても、屋根裏や床下の侵入経路が塞がっていないと、また侵入され被害にあうことに繋がります。
侵入経路は、ホームセンターなどでも売っている金属のメッシュネットや金網などで塞ぎましょう。
しかし、コウモリの対策はプロでも苦労するほど、難しい作業です。
なぜなら、1~2センチの隙間があれば、コウモリは住み着いたり侵入したりする可能があり、それらをすべて塞ぐ必要があります。
そのため、手の届く範囲以外だけでなく、高所作業も必要になるでしょう。
自力で一か所、二か所を対策しただけでは意味がなく、別の場所の隙間に移り変わるだけなので、ほぼ100%再発してしまいます。
以上、さまざまなナイトルースト対策をお伝えしましたが、ご自身でやるのは大変です。
「プロに相談してみたい」とお考えでしたら、お気軽にご相談ください!
無料ですぐに現地調査にうかがいます。
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
ナイトルーストにされるとなぜ困るのか?
ナイトルーストは一時的な休憩場所です。
なぜ休憩場所にしているかといえば、答えは「居心地がいいから」に他なりません。
このままでは将来的に「巣」を作られ、安住の地にされてしまう可能性が高いです。
- 羽音、鳴き声による「騒音」
- コウモリの糞尿による「異臭・衛生的な被害」
- コウモリに寄生している「ダニやノミの大量発生」
- コウモリの侵入による「建物の老朽化」
ナイトルーストや巣があると、このような被害が発生します。
心理的なストレスや、病気のリスクが存在し続ける上に、住宅の価値も下がり続けます。
一時的なものだろう…と放っておくと、あとで高額な修繕費が必要になることも。最悪の場合には病気になってしまうかもしれません。
コウモリをもし1匹でも見つけたら早めの対策をしましょう!
ナイトルーストができたら早め早めの対策を心がけよう
コウモリに休憩場所にされている可能性があるならば、「ハウスプロテクト」にご相談ください。
相談や現地調査、見積もりまで無料でご対応いたします。
特に侵入経路対策はプロに任せたほうが、普段は目の届かない細部までしっかりとチェックいたしますのでので安心していただけると思います。
ご自身でもある程度の対策は可能ですが、私たちのような専門業者にご依頼いただけましたら専用の忌避剤や燻煙剤といったさまざまな高品質の薬剤を使うことができ、より効果的で効率の良い駆除が実現可能です。
年間1,500件以上の駆除実績を持ち、侵入経路の封鎖や再発防止などしっかりと丁寧に施工し、最長10年の再発保証付きで、アフターフォローも万全となっております。
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