「夜になると、家にコウモリがやってくる」
「ベランダや軒下など家の周りでコウモリを見かける」
これらにあてはまる場合、あなたの家がコウモリの「休憩場所(ナイトルースト)」にされているかもしれません!
ナイトルーストにされると、さまざまな被害や問題が発生します。
そこで本記事では、コウモリの休憩場所(ナイトルースト)にされないための対策法をプロの目線でご紹介します。
コウモリのナイトルーストとは?
コウモリの「ナイトルースト」とは、コウモリが夜間に活動している合間や、エサをとる前後に一時的に休息をとる場所や行動そのものを指します。
夜行性のコウモリは、日が暮れるとエサを求めて飛び回りますが、一晩中ずっと飛んでいるわけではなく、「飛んで休憩してまた飛ぶ」という行動を繰り返します。
その休憩の場所が、住宅の外壁やベランダ、軒下、玄関先などになることがあり、これが「ナイトルースト」と呼ばれます。
ちなみにコウモリの活動時間帯は以下のとおりです。
コウモリの活動時間帯 | 活動内容 |
朝 (5時~7時) | 日の出前に巣に戻る |
昼間 (8時~17時) | 巣や休憩場所で休む |
夕方 (17時~19時) | 巣を出てエサを探す |
夜 (19時~23時) | 餌を食べる・水を飲むなど |
深夜(23時~5時) | 巣に戻る前にもう一度餌を探す |
ナイトルーストは一時的な休憩場所ですが、コウモリがそこを気に入ってしまうと繰り返し利用し、場合によっては数十匹から数千匹の群れが集まることがあります。
あなたの家がナイトルーストにされている場合、コウモリにとって「居心地の良い場所」である可能性が高いです。
コウモリのナイトルーストにされるとなぜ困るのか?
住宅の外壁やベランダ、軒下、玄関先などをコウモリのナイトルーストにされると、本格的な「巣」を作られ、あなたの家がコウモリの棲家にされる可能性が非常に高まります。
またナイトルーストや巣を作られると、以下のような深刻な被害が発生し、あなたの生活と財産を脅かすことになります。
- 羽音、鳴き声による「騒音」
- コウモリの糞尿による「異臭・衛生的な被害」
- コウモリに寄生している「ダニ・ノミの大量発生」
- コウモリの侵入による「建物の老朽化」や「老朽化の促進」
これらの直接的な被害に加え、コウモリの存在は心理的なストレスや感染症など「病気のリスク」を常に抱えることになります。
さらに放置するほど、住宅の「資産価値」も低下につながるリスクも…。
「一時的なものだろう…」と放っておくと、高額な修繕費が必要になったり、最悪の場合には取返しのつかない病気にかかる可能性も否定できません。
だからこそ、コウモリを1匹でも見かけたら、被害が拡大する前に早く対策しなければなりません。
コウモリ被害でお困りの方は、まずはプロの無料相談を受けることをおすすめします。
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コウモリのナイトルースト対策①:忌避剤や燻煙剤などの使用
ナイトルースト対策1つ目は、忌避剤や燻煙剤(くんえんざい)を使う方法です。
忌避剤は、コウモリの嫌がる匂いを発生させて、コウモリを近づけさせない効果があります。
そんな忌避剤には、以下の4種類があり、ホームセンターやネットショッピングでも1,000円〜から売られているため手軽に対策したい方におすすめです。
- スプレータイプ
- くん煙タイプ
- 錠剤タイプ
- ジェルタイプ
以下でそれぞれの忌避剤の特徴を解説します。
スプレータイプ
スプレータイプは、配管や換気口などの狭い空間にいるコウモリを追い出すのにおすすめです。
コウモリが苦手なハッカ油を主成分に天然成分のみのものもあるので、子どもやペットがいるご家庭でも安心して使うことができます。
しかし、スプレータイプの忌避剤は持続時間が3〜6時間と短いため、効果は一時的です。
くん煙タイプ
忌避剤が含まれた煙をコウモリの住み着いている天井裏や床下に充満させてコウモリを追い出します。
くん煙剤を使う場合、出入り口より遠いところから煙を発生させると、より害獣が出ていきやすくなるので、炊き始める設置位置も考えながら対策すると有効です。
錠剤タイプ
コウモリの住み着いている屋根裏や床下や軒下などの場所ににまくだけで追い出すことができる錠剤タイプの忌避剤です。
ナフタレンという人体に有害な成分を使っている場合もあるので、使用方法をよく読み、取り扱いには十分注意しましょう。
忌避効果は約1ヶ月持続するものが多いです。
ジェルタイプ
鳥類や飛行タイプの獣害を追い払うのに有効なのがジェルタイプの忌避剤です。
専用のトレーにジェルを入れて軒下に吊るして設置します。
天然成分で作られているものが多いので、人体やペットにも優しいのが特徴です。
ベランダや軒下に現れるコウモリには一定の忌避効果があり、約1年ほど効果が持続するとされていますが、実際は雨風の影響を受けやすく、数カ月で効果がなくなったと声もあります。
コウモリのナイトルースト対策②:虫が集まらないように環境整備
2つ目は虫が集まらないようにすることです。
庭先で、家庭菜園や花壇を作って楽しんでいる方や水鉢で睡蓮を楽しんだり、金魚やメダカを飼っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、使わなくなったプランターや、なにか保管のためにカバーをしているビニールの上などに雨水が溜まっているのを見かけたことはありませんか?
夏場はそこでボウフラが発生し、コウモリの餌となります。
ちなみにボウフラは、水流がない水溜りに発生します。
また梅雨時期や周りの環境がジメジメしていると、さまざまな虫や害虫が寄り付きやすくなり、ほかの害獣やコウモリもより一層寄り付きます。
虫が集まらないように、きちんと庭や玄関周りは環境を整えるようにしましょう。
コウモリのナイトルースト対策③:糞尿は必ず処理
コウモリのフンは、昆虫の胴体がたくさん混じっていることが多いです。
また、汚染された川や汚い池のような臭いを発し、フンの駆除をしてもしばらく臭いが残ります。
強烈なコウモリのフンの臭いにつられて害虫もよってくるので、もしフンがある場合は必ず処理しましょう。
- 大きさ:5~10mm
- 形:細長い
- 見た目:昆虫を主食としているためパサパサしており、昆虫の胴体や足が混ざっている
- 臭い:ドブのような強烈な臭い
上の写真のように、コウモリは同じ場所にフンをします。
また、乾燥したフンが空気中に舞い散ることで、アレルギー症状が引き起こされたり、感染症を患う危険性もゼロではありません。
国内におけるコウモリの感染リスクについては、まだ不明な点も多いので注意するに越したことはないです。
その他、ダニやノミがいるおそれもあります。ちなみにダニはアレルギーの原因になりえるので気をつけてください。
参考:
日本獣医学会のQ&A- コウモリの感染症について
ダニアレルギーの症状や対策、治療法は? 咳やくしゃみの原因とは | バルサン | レック株式会社
フンを処理する場合は、捨ててもいい服や靴、手袋、ゴーグルとマスクで完全防備しましょう。
また掃除機では吸い込まず、ほうきとちりとりなどでチリやホコリが舞い上がらないように注意し作業を進めます。
糞尿を処理したあとは、消毒剤で徹底的に除菌・消毒をします。
服や靴、掃除に使った道具などは捨てるのが安心でしょう。
糞尿にはたくさんのウイルスや病原菌が潜んでいるおそれがゼロではありません。
もし素手で触ってしまった場合はすぐに洗い流して、消毒してください。
コウモリのナイトルースト対策④:侵入経路を塞ぐ
コウモリを忌避剤で追い出し、糞尿の処理をしても、コウモリの侵入経路が塞がっていないと再度侵入されて被害に遭います。
なぜなら、コウモリは「帰巣本能」と呼ばれる習性がある動物だからです。
そのため、コウモリの侵入経路は「金属メッシュネット」や「金網」などを使い、徹底的に塞ぎましょう。
個人で侵入経路を見つける場合は、以下の場所を重点的に確認してみてください。
- 屋根と外壁の接合部
- 軒下の隙間
- 換気口周辺
- 雨樋の隙間
このように手の届く範囲以外だけでなく、高所作業も必要となります。
またコウモリは、わずか1~2センチの隙間があれば侵入できるため、すべての隙間を見つけて塞ぐ必要があります。
そのため、一か所、二か所を対策しただけでは意味がなく、別の隙間から侵入されるため、すべての侵入経路を塞がないかぎり、ほぼ100%再発してしまいます。
さらにコウモリは「鳥獣保護管理法」で保護されているため、許可なく捕獲・殺傷した場合、「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」が科されることも…・
参考:
環境省HP-鳥獣保護管理法の概要
以上のように、さまざまなナイトルースト対策をお伝えしましたが、コウモリ対策は専門業者でも苦労する作業です。
そのため、専門知識や技術がない場合、ご自身で完全に対策するのは非常に難しいといえます。
したがって、コウモリを家から追い払い、ナイトルーストにさせたくない場合、まずは一度、プロの害獣駆除業者へ相談してみることをおすすめします。
コウモリのナイトルーストができたら早めの対策を心がけよう
もしベランダや軒下などがコウモリのナイトルースト(休憩場所)になっている場合、ぜひ一度、プロの害獣駆除業者である「ハウスプロテクト」にご相談ください。
通話料をはじめ、相談や現地調査、見積もりまですべて無料でご対応いたします。
コウモリは非常に繁殖力が高く、放置すると個体数が急激に増加する可能性が高いです。
糞尿による衛生問題や悪臭、さらには建物への損傷といった被害を避けるためにも早めの対策が重要となります。
市販の忌避剤を使った対策も一定の効果がありますが、完全な解決することは難しいです。
年間1,500件以上の駆除実績をもつ「ハウスプロテクト」の場合、目の届かないようなわずかな隙間も見逃さず、徹底的にチェックし封鎖するので、施工後も安心して暮らしていただけるでしょう。
また専用の忌避剤や燻煙剤など、高品質の薬剤を使い、より効果的かつ効率の良い駆除を実現してくれます。
侵入経路の封鎖や再発防止などしっかり丁寧に施工し、「最長10年の再発保証」も付いているのでアフターフォローも万全です。
コウモリ被害にお困りの際は、ぜひ「ハウスプロテクト」までお気軽にご相談ください!
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ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。