コウモリを駆除するために超音波を使用する場合、装置の設置場所が非常に重要です。
超音波を使っているのにコウモリが出ていかない場合は、超音波を発する場所が間違っているケースがよくあります。
せっかく超音波発生装置を手に入れたのに、使用方法が間違っているのはもったいないです。
そこで今回は、超音波によるコウモリ駆除が上手くいかない方に向けて、超音波駆除装置を設置する際のポイントについてお伝えしています。
超音波を上手く活用して、コウモリを追い出しましょう。
コウモリが出ていかないなら超音波装置の設置場所に問題あり!?
コウモリを駆除するために超音波駆除装置を購入したものの、思うような効果が発揮されなくて悩まれている方は多いです。
実際、当社「ハウスプロテクト」にご相談くださるお客様の中には、超音波による追い出しを試してみたものの効果が出ずに断念した方が少なくありません。
コウモリ駆除に超音波駆除装置はある程度は有効であるため、思うような効果が発揮されないなら、周波数や設置場所に問題があることが考えられます。
ただし、その前に製品選びが間違っていることもあるので確認しておきましょう。
コウモリ駆除に活用できる超音波発生装置は?
そもそもコウモリの可聴域は1kHz〜120kHzととても広いのが特徴です。
コウモリ駆除をしたい場合は、その周波数の範囲内の音を発する必要があります。
超音波駆除装置の中には、120kHzを超えた音を発するものも販売されています。
人間やペットへの影響から、極端に高い周波数を発する製品を選ぶ方もいますが、そうなると効果は感じられません。
もし、周波数的には問題がないのにコウモリの駆除がうまくいかないなら、このまま読み進めて設置場所についても確認してください。
コウモリの侵入予防の場合は超音波装置を侵入場所付近に設置するべき
もしも今後のコウモリの侵入予防に超音波を使いたいなら、コウモリが使う入り口や通り道に超音波が当たるように設置するべきです。
コウモリの侵入経路付近に超音波駆除装置を設置できていなければ、簡単に侵入を許してしまいます。
超音波駆除装置の中には、とても有効範囲の広い商品も販売されています。
そのような広域に超音波を発せる超音波駆除装置では、最も良い設置場所の選定が難しいと感じる方も少なくはないでしょう。
実は、家屋やその他の障害物を考慮すれば、広域に利用できる製品でもすべてをカバーできていない可能性が高いので要注意です。
侵入経路にしっかりと超音波が届くような場所を考えてみてください。
また、自分が侵入経路だと思っている場所をカバーしていたとしても、他にも見つけられてしまっている恐れもあります。
コウモリは高所の隙間からも簡単に侵入できてしまうため、意外と「こんなところから侵入していたの!?」と言ったこともあり得るので、慎重に侵入経路を検討することが大切です。
コウモリを巣から追い出したい場合は超音波装置を住処付近に設置するべき
巣から追い出して家の外に出て行ってほしいのであれば、超音波を住処周辺に当たるように発することが重要です。
コウモリは鳥のように飛ぶ害獣であることから、固定概念で「屋根裏に住み着いているもの」と思っている方は多いでしょう。
しかし実際は、壁と壁の間、換気口などわずかな隙間から侵入したり住み着いたりしている可能性もあります。
超音駆除装置の有効範囲は、あくまでも障害物がないことを前提とした最大有効範囲です。
超音駆除装置を屋根裏や換気口に設置したとしても、壁や柱が障害になってコウモリまで届いていない可能性もあります。
もしも超音波だけでコウモリを追い出したいなら、疑わしいところすべてに超音波駆除装置を設置するといった対策が必要になるケースも多いです。
コウモリの侵入場所や住処を把握するためにはどうすれば良い?
「そもそもコウモリの侵入経路や住処の場所がわからない」という方もいるでしょう。
コウモリは下記のような条件を満たしている場所を好みます。
- 雨風を凌げる場所
- エサが近くにある場所
- 暗くて狭い場所
- 外敵の少ない場所
上記のことを踏まえ、コウモリの住処や侵入経路を大まかに把握したうえで、コウモリの痕跡を探ってみましょう。
糞尿・食べかすがコウモリの痕跡になる
日本でもっとも見かけるコウモリは「アブラコウモリ」という種類です。
アブラコウモリの主なエサは昆虫であるため、近くに昆虫が多いとか昆虫の死骸をよく見かける場所は、コウモリの住処になっている可能性が高いです。
また、コウモリの糞を発見することでも、住み着いている場所を発見できます。
アブラコウモリの糞の特徴は5㎜〜10㎜程度で、軒下や天井裏で多く散見されます。また、ネズミの糞に比べて脆いのも特徴です。
コウモリは高い場所の小さな隙間からも侵入することを理解する
目に見える範囲にとらわれないことも、コウモリ駆除には重要です。
アブラコウモリの体長は5㎝前後と非常に小さく、わずかな隙間からも簡単に侵入します。
実際、1㎝〜2㎝程度のわずかな隙間からでも簡単に侵入できます。
つまり、人々が暮らすために必要不可欠な換気口のような狭い場所からも簡単に侵入できてしまうのです。
結果、自分ですべての侵入経路をカバーできていると思っていてもできていないということが起こり得るのです。
家屋全体をカバーするように超音波駆除装置を設置すれば良いですが、コストを考えても容易ではありません。
見えにくい場所も含めて、設置場所を再検討してください。
設置場所を変えてもコウモリ被害が改善されないなら装置の欠陥も?
超音波駆除装置の設置場所を変えてもなおコウモリの追い出しがうまくいかない方は、駆除装置そのものの欠陥を疑ってください。
超音波は、人間の耳には聞こえないものなので、実際に音が発せられているかどうかを自分の耳では確認できません。
中には欠陥商品が含まれていたり、何らかの理由で故障していたりしている恐れもあります。
改めて駆除装置を買い直すか、他の駆除方法を再検討するか、といったことを考えてみてください。
また、超音波駆除装置はコウモリが慣れてしまえば意味がありません。
装置自体に欠陥がなくても、コウモリが超音波に慣れてまた戻ってきている可能性も疑うべきでしょう。
もしも慣れてしまっているなら、超音波駆除装置を改めて設置したり設置場所を変更したりしても意味がありません。
万が一、コウモリの駆除がうまくいかないときはすぐにハウスプロテクトへご相談ください。
コウモリ駆除は急ぎで行うべき!被害が拡大する前にプロに相談を!
コウモリ被害はできるだけ早めに解決するべきです。
早めに対策しておかなければ、最悪の場合には重い健康被害を及ぼします。
また、夜行性であるコウモリのせいで夜眠れずにストレスがたまるというような被害が現れてしまうこともあるでしょう。
コウモリらしきものがいる、追い出し方がわからないなど、何かしらのお悩みがあるときはすぐに当社「ハウスプロテクト」へご相談ください。
プロの知識を持ってコウモリの駆除から清掃、再侵入の防止までお引き受けします。まずはお気軽にお問い合わせください。
さいごに
今回は、コウモリを追い出すための超音波駆除装置の設置場所について詳しくお伝えしました。
日本にいるコウモリは体長も小さく、非常に狭い隙間からでも簡単に侵入してきます。
そのため、自分では気づけないような場所から侵入している可能性も高く、適切な場所すべてに超音波を発するのは非常に困難です。
コウモリの駆除がうまくいかないときは、当社「ハウスプロテクト」にご相談ください。
当社ではコウモリの駆除から再侵入の防止まで、プロの知識を持ってすべてしっかりと対応させていただきます。