イタチは夜行性のため、強い光を受けるとびっくりして逃げ出すと言われています。
特にLEDライトに効果があるという説があり、近年はLEDライトを使って撃退をしようと考える方が多いです。照明用やイルミネーション用のLEDライトのほか、イタチを始めとした害獣駆除専用のLEDライトが市販されているので、気楽に導入できるのが人気のポイントだといえるでしょう。
この記事では、「イタチ駆除グッズとして人気の高いLEDライトには、どれくらい忌避効果があるのかどうか」について主に解説しています。
害獣駆除用のLEDライトに関するクチコミ
イタチ駆除にLEDライトは有効なのか検証するべく、害獣駆除用のLEDライト数種類を対象に、イタチに使用した方の口コミを記載しました。口コミは原文のまま引用しています。
口コミ
屋根裏のハクビシン・イタチ撃退用に購入。
日照条件が悪い場所なので乾電池式を選びました。
届いて早速、庭先に設置。夕方ぐらいから自動的に光り始めます。
夜がふけるとかなり明るく光り、目立ちます!
設置後ハクビシン・イタチの進入が無くなりました!
朝になると自動的に消えます。
防犯用としても使えそうです。
イタチが天井裏で太鼓どんどん イタチ祭りが毎夜乱舞で穴をふさいでもイタチごっこで3センチの隙間が至る所にあってスルーパス。
退治専門業者に頼んだら、15000円からで実際は100000円に。気が遠くなった。その前に、ダメ元でたった5000円弱の回転灯を設置。
入れ替わり立ち替わりここで生まれた一家眷族が4日ほど入ったが、点滅光にはドタバタリアクションで最後っ屁こいで来なくなった。
やっと静けさを取り戻した喜びは筆舌に尽くし難く、ノーベル賞を差し上げたい。
雨の日も夕方になると点滅します。見た目はおもちゃみたいで半信半疑でしたが、壊れる事もなく、ソーラー電池でバッテリー消耗の心配もないので2個目の購入も検討中。今のところ動物の侵入ありません。
口コミまとめ
口コミをリサーチした結果、「イタチ撃退に効果があった」という好意的な口コミがほとんどでした。LEDライトはおおむね有効であるようです。
ライトによるイタチ撃退方法は、大阪府のホームページにも記載があります。
参考:
イタチでお困りの方へ|大阪府
LEDライトの使用法
LEDライトをイタチがいる場所で使えば、驚いて出ていきます。
LEDライトでいったんイタチを追い出せても、イタチが光に慣れるなどして被害が再発する可能性があります。他の駆除対策と並行して使用した方が安心です。
LEDライト使用の際は、イタチの侵入口と逆の場所や実際に被害があった場所に設置しましょう。
逆の場所に設置すれば、外に出ていきやすいです。
LEDライト使用前にしておくべきこと
LEDライトを設置したことによって近所トラブルが起こることがあります。LEDライトは強い光を発する商品が多く、光自体を不快に感じたり、嫌がらせをされているのではないかと疑われるためです。近所の方には、ライト設置前にあらかじめ相談しておきましょう。
また、LEDライトは、害獣だけでなく犬や猫などのペットも嫌がる場合があります。事前に取扱説明書を読んだり、販売業者に問い合わせたりして使用可否を確認しておきましょう。
LEDライト以外の対策とは
ライト以外の対策も見ておきましょう。
忌避剤で追い払う
イタチの嫌いな匂いで追い払うことができるのが忌避剤です。害獣用の忌避剤は市販されており、ホームセンターや通販、100円ショップなどで購入できます。
イタチは、木酢液やクレゾール石鹸液、酢、漂白剤の匂いが苦手です。これらを直接散布するか、紙玉(新聞紙をピンポン玉くらいに丸めたもの)に浸し固くしぼったものを撒くことで、自作の忌避剤も作れます。作った忌避剤はイタチの住み着いている屋根裏や床下に撒きましょう。
燻煙剤で追い払う
燻煙剤は、害虫や害獣を煙で追い払うグッズです。代表的なものにアース製薬の「バルサン」シリーズがあります。イタチだけを対象とした商品は存在しないので、害獣駆除全般に使えたり、ネズミ駆除用だったりするもので代用しましょう。
超音波で追い払う
気になる場所に設置するだけで済むという手軽さや、人間にはほとんど影響が出ない(つまり安全性が高い)ことから、イタチ撃退に超音波装置や超音波アプリを使う方が増えてきています。超音波装置については、下記の記事で詳しく説明しています。ぜひご参照ください。
侵入経路対策について
イタチを家に侵入させないためには、物理的に侵入経路を塞ぐことが有効です。忌避剤や燻煙剤でいったん追い出しに成功しても、効果が切れれば、再び侵入してくる場合があるためです。
侵入経路対策では、金網やパテ、パンチングメタル等を使い、侵入口を塞いでいきます。イタチの侵入経路となる可能性の高い場所は下記の通りで、多岐に渡ります。
・屋根の隙間
・雨どい
・通風口
・換気扇
・エアコン導入部や室外機近くの壁穴
・排水パイプ
・縁の下
このような場所に足跡や汚れ、引っ掻き傷を発見したら、イタチの侵入口である可能性が高いです。
成獣のイタチは、500円玉程の隙間があれば通り抜けられます。かなり難しいですが、どんなに小さな隙間も見逃さない気持ちで塞ぎましょう。
イタチの糞尿の処理
イタチを追い出した後の糞尿の処理も大きな課題です。
イタチが家に住み着いていた場合、上記の写真のように屋根裏や床下に糞尿が溜まっていることがほとんどです。イタチは「ためフン」といって、同じ場所に糞をする習性があることから、糞の下敷きになった木材の腐敗が進んでいる場合もあります。
その場合、床が抜ける可能性も視野に入れて(実際に床が抜けてしまったケースがあります)、慎重に作業を進めて行く必要があります。
また、イタチの糞尿は考えるまでもなく不衛生です。野生動物はさまざまな病原菌やダニ・ノミを保有しているおそれがあり、糞尿にも同様のことが言えます。
参考:
動物由来感染症 – 厚生労働省
作業の際には、肌を覆う作業服や防塵マスク、防塵グラス、ゴム手袋などの使用が好ましいです。処理後、糞尿のあった場所やその周辺はアルコールや漂白剤で殺菌しましょう。
まとめ
LEDライトや駆除グッズでイタチをいったん追い出すことができても、侵入経路対策をしなければ被害が再発してしまいます。侵入経路対策は一か所の見逃しが被害の再発に繋がる、難易度の高い作業です。
それならば、イタチを追い出すだけでなく駆除しようとすると、行政への申請や許可が必要です。
参考:
鳥獣保護管理法の概要|環境省
これらの工程を乗り切ってイタチ撃退に成功しても、イタチの糞尿処理という大変な作業が残っています。
こういったもどかしい状況を打開するためには、害獣駆除業者への依頼がベストです。業者へ依頼するともちろん費用がかかりますが、その分再発の心配も少なく、安心して過ごせます。
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