ネズミ駆除グッズとして今ではご存じの方も多い超音波発生装置。
Amazonや楽天といった通販サイトでも「超音波」を使った色んな種類のネズミ駆除グッズが売られていますよね。
一般の方でも簡単に手に入れることができるようになりました。
ですが、心配なのが人体への影響。
特に妊婦さんや赤ちゃんがいるご家庭で超音波グッズを使用しても大丈夫なのか?
気になるところです。
こちらでは「超音波」が人へ危険性や悪影響を及ぼすのかを説明しています。
超音波っていったいなに?
皆さんは「周波数」という言葉をご存じでしょうか?
1秒間に音の波が揺れる数のことを「周波数」と呼び、Hz(ヘルツ)という単位で表します。
周波数が小さいほど低音、大きいほど高音とします。
一般的に人の耳に聞こえる周波数の範囲は、下が20Hzから上が20,000Hz(20kHz)くらいまでとされています。
このような人の耳に聴こえる音のことを「可聴音」と呼びます。
人の耳では聞きとれない「可聴音」より高い音を「超音波」といい、20kHz以上の音が「超音波」とされています。
超音波はどんな物に使われている?
眼鏡屋さんでメガネを洗浄する際に使われている超音波洗浄機などは有名ですがその他、超音波は様々な業界で使用されています。
他、液体を分散させたり、乳化させたりすることも可能です。
「超音波」の用途は多岐にわたります。
超音波の人体への悪影響について
医療用としても多く使われている「超音波」ですが、「微弱超音波」は人体には影響がなく、安全なのがわかっています。
ですが、強い出力の「超音波」の扱いは医療従事者が行なうことになっています。
一般の方が長期に渡り使用することは危険で過度な使用は体に悪影響を与える恐れがあるといわれています。
実際のところ、「超音波」が人体に与える影響についてはまだ未解明な部分が多いのが現状です。
マウスの胎児を使った脳への影響や成人の若者に「超音波」を聴かせるなど様々な実験が行われていますがどれほど人に影響があるかはまだ研究段階のようです。
「超音波」の音量はまだ法律で規制されていない
一般的に空気中を伝搬する105~115dB(デシベル)以上の音量の「超音波」を長い時間浴びせられると耳鳴りや頭痛が起こるなど、気分が悪くなることがあるとの報告もされています。
人の健康上において安全だとされている「超音波」ですが、長時間にわたり「超音波」を浴びることの安全性についてははまだわかっていないのです。
超音波ネズミ駆除グッズの効果はあるの?
「超音波ネズミ駆除グッズ」は実際にネズミを忌避させる効果があるのでしょうか?
2005年に千葉大学教育学部の畑中教授がネズミ駆除機を使った研究をしていて共著で研究論文を発行しています。
そこには
「近年、ネズミは仲間とのコミュニケーションに人が聴くことができない「超音波」を使っていることが分かり、ネズミの嫌う「超音波」を発する装置が開発されたが、「超音波」は物体に当たると反射するため、家具などの裏には作用せず、室内ではあまり有用ではなかった。」
としています。
「マウスの成育に伴うネズミ駆除器からの電磁波暴露に対する感受性の変化」千葉大学教育学部の畑中教授(共著)
引用元:文献 https://core.ac.uk/download/pdf/96956734.pdf
このように設置する場所にもよりますが「超音波」を用いたネズミ駆除機はあまり効果がない可能性が。
電磁波を使ったネズミ駆除装置はネズミを追い払う
また、この論文を読んでわかったことですが、最近では透過力が強い「電磁波」を用いた駆除機や「超音波」と両方を利用した造りの駆除機が開発されているそうです。
しかし一部の機種では誇大広告として公正取引委員会から排除勧告が出されています。
もし購入される方はそういったことにも注意してください。
この論文では実験用の成体マウスに、ネズミ駆除装置の「電磁波」を浴びせるとこれを避けようとしたそうです。
「電磁波」がマウスに不快感を及ぼしていた、としています。
「電磁波」がマウスの生理作用に様々な影響を与え、乳児のマウスに至っては、成長の遅れがみられるものや、中には死んでしまったものもいたそうです。
「電磁波」にさらされるとマウスに影響がある
そういったことから実験で使用されたネズミ駆除装置はネズミを追い払う能力があると結論が述べられていました。
電磁波の人体への影響についてわかっていること
しかし、「電磁波」は人間の体に悪影響を及ぼす可能性が懸念されています。
小児がんと「電磁波」の関係が考察され、集中力や記憶力の低下がみられるなど、健康への悪影響が心配されています。
心配されるネズミからの感染症リスクについて
ネズミは様々な細菌を媒介しています。
また、ネズミの糞尿の中にはたくさんの細菌が潜んでいて、まさに「細菌の温床」なのです。
ネズミが媒介している細菌の種類とは
(宮城県内では1959年~1989年の間、ネズミにより2,346人がワイル病を発症し、163人の方が死亡しています。また回復後も肝機能障害や意識障害などの重い後遺症を残します)
上記のような恐ろしい病気を引き起こす細菌を媒介しているのです。
ネズミがウロウロしている環境を放置していることは汚く不潔なだけではありません。
ネズミが人間の健康を脅かす恐ろしい細菌を持ち込むため、大変危険な状態なのです。
ネズミ駆除は早期対策がカギ。一匹でも見つけたら専門業者に!!
このような危険性をなくすためには、すべてのネズミを駆除することです。
ネズミが一匹でも出没するようになったら早めに手を打つことをお勧めしています。
二度と屋内に入ってこれないように「侵入経路を封鎖」しなければなりません。
放っておくと時間の経過と共にどんどんネズミによる被害は拡大します。
「ハウスプロテクト」ではネズミ駆除のノウハウを使い徹底的に駆除工事します。
毒餌やトラップ設置はもちろん、侵入経路の封鎖まで、プロが徹底的に行います。
ネズミ駆除グッズでネズミの被害が収まらない場合には、弊社「ハウスプロテクト」へご相談ください。