ネズミが配線を噛むことで、LANケーブルに影響を及ぼすことがあります。
「いきなりネットが使えない!」と困ったとき、ネズミのせいだったという例を私たちのお客様でもたまに聞きます。
インターネットが使えないだけならまだしも、火災が発生してしまうケースも。
今回は、ネズミ被害で起こるLANケーブルや配線への被害について解説しますので、ご自身の家庭で被害が出ないように押さえておきましょう。
LANケーブルのような配線周りのネズミ被害
ネズミはLANケーブルに限らず、ACアダプターや電気コードなど、さまざまなコードをかじります。
インターネットは生活を支える社会基盤となっており、ネズミに配線をかじられたせいで使えなくなると不便ですよね。
さらに、ネズミ被害に遭ってしまうと家の電化製品が使えなくなることや、漏電や火災の引き金となってしまう可能性もあるのです。
ちなみに火災の原因がネズミである場合には、火災保険の適用範囲外となってしまいます。
ケースによって判断は異なりますが、基本的には保険を使えないと思っておくのが無難です。
ネズミが配線をかじることで火事になるというのは想像しにくいかもしれませんが、実際には十分にありえます。
そのため、ネズミ被害は危険なことにもなり得ると再認識する必要があるのです。
なぜネズミは配線をかじるのか
ネズミの歯は一生涯伸び続けるため、ずっと何かをかじって歯の長さを調節します。
野生で生きているネズミならば、自然の木や草木、種子、昆虫などを食べたりかじったりして歯の長さを調節できます。
しかし、家に棲み着いてしまうと、配線周りや住宅建材をかじることで調節するのです。
そのため、LANケーブルや冷蔵庫・テレビ・洗濯機などのコードが被害を受け、家電が使えなくなってしまいます。
ネズミは日中に人目につく場所で活動することは少ないですが、夜中には活発に動き回ります。
その際に人目につきやすいリビングに置いてあるような配線に被害が出ることもあるので、ネズミが家の中にいる場合にはどの場所も油断はできません。
また、建材をかじられることによって、壁に穴が開いたりする住宅劣化被害もあります。
もしも身近にネズミがいるなら、早めに駆除しなければさまざまなところに被害が生じてしまいます。
初めての駆除であればご不安も多いかと思いますが、相談先にお悩みでしたらお気軽にご相談ください!
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
かじられないための対策法
ネズミによる配線周りの被害を抑えるためには、以下のような方法があります。
- 防鼠テープ
- 防鼠ケーブル
ネズミ対策で有効な防鼠グッズがたくさん販売されています。
インターネットやホームセンターで手軽に購入することができます。
防鼠テープ
厚手でしっかりしたテープで、ネズミが苦手な唐辛子などの成分が配合されています。
使い方はコンセントに巻き付けて貼り合わせるだけです。
既存の配線に使え、手軽にネズミ対策ができます。
貼り付けることさえできれば良いので、さまざまな家中のコンセントケーブルに使えるのでまずはこちらを検討しましょう。
防鼠ケーブル
LANケーブル自体に忌避剤を練り込んであるケーブルです。
ケーブルそのものにネズミが嫌がる成分が含まれているので、かじられる確率を大幅に下げられます。
料金は通常のLANケーブルよりもかなり高額ではありますが、何度もLANケーブルを買い換える手間や費用を考えれば、高くない買い物でしょう。
とはいえ、既存の家電のケーブルを防鼠ケーブルに変更することは基本的に難しいです。
したがって、防鼠ケーブルでない配線については、防鼠テープを使って対策します。
その他のネズミ対策グッズ
配線に直接的に対策するもの以外にも、さまざまなネズミ駆除グッズが存在します。
忌避剤
錠剤タイプ、ジェルタイプ、スプレータイプ、燻煙タイプがあります。
ネズミがよく出る天井裏や、床下、テレビ台の裏、家の梁の上、長押の上などに設置するとネズミ避けになります。
粘着シート
ネズミ取りといえば有名なのが、粘着シートですよね。
粘着シートは一部分に設置するのではなく、ネズミが通る道にそって隙間なく並べるのがポイントです。
理由は、ネズミは臆病でいつもと違う環境に気づきやすく、ジャンプして粘着シートを飛び越える場合もあるためです。
毒エサ・捕獲カゴ
天井裏や床下、通気口などに毒エサと捕獲カゴを設置することで、捕獲出来る場合があります。
しかし、捕獲後のネズミの処理は自分自身で行わなければならないため、注意して処理しましょう。
ケーブルだけじゃない!配線関係以外のネズミ被害の危険性
ネズミ被害は、配線周りのトラブル以外にもさまざまな問題があります。
- 病気やウイルス
- ノミ・ダニ
- 住宅劣化
駆除の必要性をお伝えするために、それぞれについて見ておきます。
病気やウイルス
野生で暮らすネズミは病原菌を保有しているおそれがゼロではありません。
たとえば考えられる病気には、サルモネラ症や、E型肝炎、レプトスピラ症などがあります。
参考:
「東京都ねずみ防除指針」被害の実態(平成17年2月発行)- 東京都福祉保健局
ノミ・ダニ
ネズミに限らず、害獣被害に遭うとノミ・ダニが家中に発生します。
家の外からノミやダニが連れ込まれてしまうのです。
咳やくしゃみ、皮膚の炎症やかゆみなどの被害が代表的ですが、アレルギーになることも。
ほかには、疥癬(かいせん)というヒゼンダニが皮膚の角質層に寄生し、人から人へ感染する疾患に感染する場合もあります。
参考:
ダニアレルギーの症状や対策、治療法は? 咳やくしゃみの原因とは | バルサン | レック株式会社
疥癬とは – 国立感染症研究所
繰り返すネズミ被害はプロに任せよう
ネズミが身近にいると、配線をかじられることによる火災のような大きな被害が発生する恐れがあります。
ご自身でも対策はできますが、ネズミ被害は対策グッズを使っても一定期間時間が過ぎるとネズミが忌避剤や殺鼠剤に慣れてしまうので要注意。
そのため、ネズミが家の中に入らないように、根本原因である侵入経路を塞ぐことが大切です。
しかし侵入経路を塞ぐ前に家の中のネズミを追い出さなければいけません。
それは、中でネズミが暴れだしたり、ほかの出入り口をあけたりなどの他の問題が出てくるためです。
もし、ネズミ被害でお悩みの場合は、弊社「ハウスプロテクト」へお問い合わせください。
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