ネズミ被害に遭っていて、ネズミの嫌いな音で手軽に対策したいと思っていませんか?
身近にネズミがいるとさまざまな被害が発生しますので、放置は厳禁です。
とはいえ、「いきなりプロの業者に依頼するのはちょっと……」とお考えの方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、対策に効果のあるネズミの嫌いな音について駆除のプロが解説すると共に、苦手なニオイや天敵などについても併せてご紹介いたします!
上手くネズミの嫌いなものを使って、被害にあいにくい住宅環境を手に入れましょう!
ネズミの嫌いな音は?
ネズミには、嫌いな音があります。
簡単にまとめると、以下の通りです。
- 周波数24~45kHzの音
- ネコやワシなどの捕食者の鳴き声
人間に聞こえる音は、周波数で言うと、低い音で20Hz、高い音で20kHzくらいまでだと考えられています。
つまり、人間の可聴域は20Hz〜20kHzです。
ネズミは24kHz以上の音が苦手としているので、音で対策する場合も人間の耳にはあまり影響がないと言えます。
ただし、プロの駆除業者としては、嫌いな音だけの駆除はあまり効果的とは言えません。
とはいえ、最近は無料の超音波アプリもありますので、気になるなら試してみても良いでしょう。
他にも、ネズミが苦手とする動物の鳴き声は、本能的に恐れる傾向にあります。
ネズミの嫌いな音の効果的な使い方
- 周波数24~45kHzの音
- ネコやワシなどの捕食者の鳴き声
周波数24~45kHzは、あまり人間には聞こえませんが、人間でも耳元で聞こえると不快な蚊の羽音のような音です。
ネズミの追い出し専用の超音波装置などは、ネズミに効果がある周波数帯である「24~45kHz」で設定されており、この音を流し続けるとネズミが嫌になって逃げ出す仕組みになっています。
設置場所はネズミの追い出しであれば、屋根裏や床下が良いでしょう。
特に、ネズミが出入りしているであろう場所から遠いところで流せば、自然と出ていきやすいです。
再侵入防止の場合は、侵入経路になりやすい床下の通気口や、エアコンの室外機などが設置されている場所などが効果的だと言えます。
しかし、超音波装置の効果には賛否両論あります。
超音波装置は、ネズミが慣れていない初期の頃は効果が期待できるのですが、一定期間同じ周波数帯の音を聞き続けると慣れてしまい効果が出なくなることもあるので、単独での駆除はあまり期待しすぎない方が良いでしょう。
そもそも、嫌いな音を流しても全然効果がないケースもあります。
実際、私たちはプロの駆除業者ですが、追い出しに超音波を使用することはありません。ご相談いただいたお客様の中にも、超音波では意味がなかったと話す方が多いです。
※人が聞こえると言われているヘルツ範囲は20Hz〜20KHz(20,000Hz)とされており、ネズミ用の超音波装置の音は聞こない範囲ですが、ペットの猫や犬などには影響を与える可能性があります。
ネズミの嫌いな天敵は?
ネズミが嫌がるのは音だけではありません。
ネズミは天敵を苦手としていますし、天敵のニオイも嫌っています。
- ネコ
- イタチ
- キツネ
- ワシ・タカ
- フクロウ
- ヘビ
ネズミの天敵は身近な「猫」や、害獣でもある「イタチ」や「キツネ」も挙げられます。
猫を飼っていれば、ネズミに狙われなくなるのかは一概には断言できず、またネズミを捕獲・追い払うために猫を飼うのは得策ではありません。
もともと猫は肉食で、狩りをする野生本能がありますが、時代とともにその遺伝子も薄れつつあり、ネズミを捕獲しない猫も増えています。
また、猫がネズミを捕獲した場合は、自力で処分しなければなりません。
野生動物であるネズミには病原菌の保有も疑われるので、消毒や除菌作業をしなければなりません。
参考:
動物由来感染症 – 厚生労働省
ネズミの嫌いな環境は?
- 寒い
- 隙間がない
- 紙材(ダンボール・古新聞など)がない
ネズミは紙材をかじって巣の材料に使います。
そのため、ダンボールや、古新聞をずっと放置していると、ネズミの巣の材料を提供していることになり、ネズミが寄り付きやすくなります。
また、ネズミは台所などに置いてあるビニール袋に入った食品も、ビニール袋をかじって中身を食べてしまいますので、エサとなるようなものを放置せず、きちんと整理整頓して収納することが大切です。
そして、ネズミは暖かい場所を好むため、比較的暖かい暖気が溜まる天井裏を巣にする傾向があります。
ネズミの嫌いなニオイは?
- ミントやハッカなどのハーブ系
- ユリ
- わさび
- クスノキ
- ネコなどの天敵のニオイ
ネズミはメンソール系のニオイが苦手です。
そのため、庭や窓辺などにハーブを植えるのも一つの手です。
また、ネズミの忌避剤には、ハーブ系の天然成分を使っている商品もあります。
ミント系はとても繁殖力が高いので、庭に直接植えると近隣まで根を張り、問題となってしまいます。
植える場合は鉢植えで植えるのがオススメです。
以上、さまざまな嫌いな物をご紹介させていただきました。
ネズミの嫌いな音以外にも、多くの可能性が見いだせたのではないかと思います。
ただ、苦手なものだけで対策して完璧に被害をなくすのは難しいです。
ご自身での対策に不安を感じられた方は、お気軽にご相談ください!
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
ネズミの被害の恐ろしさは?
ネズミ被害の怖さは、健康被害や住宅の劣化などさまざまです。
「ネズミくらい大丈夫」「とりあえず安い超音波発生装置で様子を見てみようかな?」などとお考えの方もいらっしゃると思います。
しかし、ネズミが身近にいる場合は、極力スピーディに対策を行うことがおすすめです。
どのような被害が発生するのか、いくつか見ていきましょう。
健康被害
野生で暮らすネズミはさまざまな病原菌を保有しているおそれがゼロではありません。
たとえば、食中毒の原因である「サルモネラ菌」や、「ペスト菌」を保有していることがあります。
参考:
「東京都ねずみ防除指針」被害の実態(平成17年2月発行)- 東京都福祉保健局
そして、ネズミが一緒に引き連れてくるノミ・ダニにも要注意です。
ダニはアレルギー被害を起こすことも考えられます。
参考:
ダニアレルギーの症状や対策、治療法は? 咳やくしゃみの原因とは | バルサン | レック株式会社
ダニに刺されやすいのは、二の腕やふともも、ワキやお腹など柔らかいところで、0.5~1cmほど、刺された箇所が赤くはれます。
ノミに刺されたときは非常に強いかゆみをもたらし、場合によっては水膨れにも似た症状がでるケースもあります。
さらにはマダニの被害に遭うと、感染症にかかることもあるので気をつけなければなりません。
有名な感染症には、発熱や消化器症状が出るSFTS(重症熱性血小板減少症候群)というものがあります。
参考:
生態と種類を知る | マダニ | ウルトラ害虫(がいちゅう)大百科 | KINCHO
住宅劣化
ネズミの歯はずっと伸び続けるため、ネズミは何かをかじることで歯の長さを調節しています。
住宅がネズミの巣にされてしまうと、建材や配線などをかじり、住宅を劣化させます。
配線をかじることで断線し、機器が故障してしまったり、火災に繋がる場合もあります。
ネズミ対策は害獣駆除業者へ!嫌いな音よりも有効な対策があります!
ネズミは繁殖力が高い害獣で、1組のつがいから年間で約70匹にまで増えてしまいます。
健康被害や、住宅被害に遭う前に、すぐに対策に乗り出すべきです。
その場合、ネズミが嫌いな音を流すだけでは、たとえそのときにネズミが家から出ていったとしても不十分です。
ネズミは家中の通気孔や換気口、屋根材の隙間や外壁の隙間、エアコン配管の隙間など、約1〜2cmの隙間から再び侵入してきます。
ネズミ被害を根本から解決するためには、嫌いな音だけでは足りず、すべての侵入経路を徹底的に塞ぐ必要があるのです。
個人での対処が難しい場合も多いので、そのような時は害獣駆除対策のプロにお任せしましょう。
私たち「ハウスプロテクト」では、侵入経路をくまなく封鎖することで、再発防止効果を高める施工を行っています。
また、万が一の場合にも最長10年の再発防止保証がありますので安心です。
現場調査や見積もりは無料にて承っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
▼ネズミ駆除についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
まとめ
ネズミには嫌いな音があります。
24~45kHzという苦手な周波数の音を流すことによって、ネズミを家から追い出せる可能性があるのです。
しかし、嫌いな音だけでは完璧な対策はできず、全然効果がないこともあります。
他の対策も検討したうえで、再発予防まで含めてしっかりと取り組むのが良いでしょう。
もしもネズミ被害にお悩みでしたら、まずは無料の現地調査を行いますのでお気軽にお問い合わせください。