最近、お風呂場や水面台に置いてある固形石鹸が不自然に減っていたことはありませんでしたか?
実はそれは、ネズミの仕業かもしれません。
今回は、そんな気になる固形石鹸の減少が、果たして本当にネズミの仕業なのか、また本当にネズミの仕業だった場合に行うべき対策についてまとめてみました。
また、ネズミ退治に有効だと言われているクレゾール石鹸液についてもご紹介させていただきます!
ネズミが石鹸を食べる理由=歯を削るため
タイトルで「ネズミが石鹸を食べる」という表現を使っていますが、実はこの言い方は誤りです。
分かりやすいようにそう表現しただけで、正確に言うと、ネズミは石鹸を「食べている」のではなく「歯を削っている」のです。
ネズミの歯は生まれてからずっと伸び続けます。歯を削らずに放置してしまうと、歯によってネズミの口が塞がらなくなり、食料を取れなくなってしまいます。食料を取れなくなってしまうと、ご想像の通り、餓死するより他はありません。
こうした事態にならないよう、ネズミは生涯にわたってものをかじり続けます。それこそ石鹸だけではなく、家具や家の柱、プラスチックまで何でもかじってしまうのです。人間からすると何ともはた迷惑な習性ですが、ネズミは生き残るために必死なのです。
ネズミ以外の生き物の可能性も
固形石鹸が不自然に減る原因として考えられる生き物はネズミだけではありません。
他に可能性として高いのは、カラスやゴキブリになります。カラスやゴキブリはネズミと違い、本来の意味で、つまり食料として石鹸を食べます。
カラスはともかく、ゴキブリが食べているとは、あまり気分の良いものではありませんね。
カラス
カラスの場合、その場で石鹸を食べることなく、丸ごと持っていきます。カラスには食べ物を集めて隠す習性があるためです。
また、食料の少なくなる冬に石鹸がなくなる傾向があります。食糧不足に陥りやすい冬季に、他に食べるものがないので石鹸を盗んでいくのです。
冬に石鹸が丸ごとなくなっていたら、カラスの仕業である可能性が高いと言えます。
ゴキブリ
ゴキブリにとって、石鹸は好物のうちの一つです。
固形石鹸にフタをせず、そのまま保管している方は結構いらっしゃると思いますが、いつゴキブリの餌食になってもおかしくありません。
ネズミだけではなくゴキブリの被害を防ぐためにも、石鹸を保存する際には、フタをすることを強くお勧めします。
ネズミによる石鹸被害の見分け方
ネズミ以外に、カラスとゴキブリが石鹸を食べる可能性があることをお伝えしましたが、こういった生物による被害と、ネズミによる被害の見分け方を知りたいですよね?
カラスの場合だと、先述の通り「石鹸が丸ごとなくなってしまう」ことがほとんどなので、ひとまず見分けがつきそうですが、ゴキブリとの違いを見つけるのは難しいです。
そこで役に立つのが、ネズミの通り道のサイン(=ラットサイン)になります。
ネズミには、いつも同じところを通って移動する習性があります。また、ネズミの身体には埃や泥など、黒い汚れが溜まっています。
そんな汚れの溜まったネズミが、いつも同じところを通ると、どうなるでしょうか?大体ご想像いただけたかと思いますが、通路の壁や床に黒い跡ができてしまいます。この黒い跡のことをラットサインと呼んでいるのです。
このラットサインがあるかどうかが、ネズミによる被害か、それとも他の生き物による被害か見分ける大きなポイントになります。
石鹸に近寄らせないための対策
石鹸の減りが早い理由が、実際どんな理由だったとしても、今後、ネズミの影に怯えながら石鹸を使うのは避けたいですよね。石鹸に近寄らせないための対策をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
ハーブの香りの石鹸を使用する
ネズミはハーブの匂いが苦手です。
その習性から考えると、ハーブの香りの石鹸など使って対策すると、ある程度の対策にはなるかもしれません。
石鹸は必ずフタをして密閉する
ゴキブリの対策同様、「石鹸は必ずフタをして密閉、物理的にシャットアウトする」対策ももちろん有効です。
ただ、ネズミの場合だと、プラスチックや木材をもかじってしまうケースがありますので、金属製またはガラス製の容器で密閉した方が確実になります。
クレゾール石鹸液のニオイで遠ざける
ネズミは、クレゾール石鹸液のニオイを嫌がると言われています。
クレゾール石鹸液とは、殺菌や消毒に使われる薬品のことです。
強烈なニオイがするため、ネズミが嫌がって寄ってこなくなります。
3つの対策をご紹介しましたが、ネズミが室内に入り込んでいる以上、根本的な解決を試みなければ他の場所で被害が発生する可能性も高いです。
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まずは被害状況をお聞かせください。
ネズミがかじった石鹸は使わないようにする
石鹸が少なくなった原因がネズミによる被害であったのならば、その石鹸の使用は今すぐ控えましょう。
ネズミには不衛生なイメージがあると思いますが、まさにそのイメージ通りで野生で暮らすネズミは病原菌を保有しているおそれもゼロではありません。
以下の参考ページにもあるように、さまざまな病気の原因となり得るのです。
参考:
「東京都ねずみ防除指針」被害の実態(平成17年2月発行)- 東京都福祉保健局
そんなネズミが口にした石鹸をそのまま身体に塗る、となると、皆さんの健康が脅かされてしまうかもしれません。
ネズミが媒介する病気については、下記のページでもう少し詳しく解説していますので、こちらもぜひご参照ください。
ネズミ駆除対策を講じよう
石鹸が少なくなった原因がネズミの被害によるものだった時、石鹸の撤去と同時に行うべきこととして挙げられるのが、ネズミの駆除です。
ネズミの駆除については、①家の中にいるネズミの駆除と、②家の外から侵入してくるネズミに対する侵入経路対策の二方向から解決していくことが求められます。
家の中のネズミを退治しても、また外から侵入されてしまい、被害が再発するようでは意味がないですよね。逆に、侵入経路対策だけを行ってしまうと、家の中に閉じ込められたネズミが食料を求めて暴れ回り、かえって被害を拡げる可能性があります。
ネズミの駆除は素人には難しい
しかし、「皆さんが両方の対策を万全にできるか」と問われると、率直に言ってかなり厳しいです。
ネズミ被害がどのようにして成立するかというと、家の形、ネズミの種類、気候などさまざまな条件が重なった結果になります。
これらの要素全てを紐解いて多角的に対策を講じていく、となると、素人にはあまりにもハードルが高すぎます。
侵入経路対策の難しさ
特に②の侵入経路対策などは、「こんなところから」といった狭い場所から入り込んでくることもあり、至難の業です。
小型のネズミなら、役1センチメートルの隙間からでも出入りができるという統計が、侵入経路対策の難しさを物語っています。
「ネズミ駆除専門業者」について
そこでご紹介するのが、「ネズミ駆除専門業者」です。
「ネズミ駆除専門業者」はネズミ駆除のプロ集団です。「ネズミ駆除専門業者」に任せれば、①家の中にいるネズミの駆除と、②家の外から侵入してくるネズミに対する侵入経路対策の両方を効率よく、徹底して行うことができます。
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