「ネズミが出たから、家にあるバルサンで退治できるか知りたい」という方はいませんか?
ネズミを見つけてしまったら1秒でも早く対処したいため、「家にあったバルサンをひとまず試してみよう!」と思いますよね。
ですが、ネズミにバルサンを使うのは、殺虫剤であるバルサン本来の使い方ではないため、効果が気になるところではないでしょうか。
そこで本記事では、ネズミにバルサンは効果があるのか、(もし効果がないなら)効果的な駆除方法や再発予防策とは何かについて説明していきます。
バルサンについて理解したうえで、適切なネズミ駆除を行いましょう!
ネズミ対策にバルサンは効果がある?
結論から言えば、ネズミ対策において、バルサンに効果はないと思った方が良いです。
なぜなら、バルサンはあくまで殺虫剤であって、ネズミ用のものではないからです。
とはいえ、「殺虫剤に入っている殺虫成分が、実はネズミにも効くのでは?」と思う方もいるかもしれません。
そこで、以下では、バルサンの成分と特徴について触れたうえで、なぜネズミ対策においてバルサンに効果がないと言えるのかを解説していきます。
バルサンの成分と特徴は?
バルサンシリーズには複数の製品があるため製品によって成分が若干異なるのですが、有効成分として、メトキサジアゾンとフェノトリンの2つを含んでいることが多いです。
メトキサジアゾン
メトキサジアゾンは、ピレストロイド系殺虫成分に抵抗性を持つゴキブリやナンキンムシ(トコジラミ)などに対する致死成分を持つ有効成分です。
くん煙剤やスプレータイプの駆除剤で使われることが多くなっています。
メトキサジアゾンは、哺乳類には効果が薄いので、ネズミには効果がありません。
フェノトリン
フェノトリンは、殺虫効果のある有効成分で、ゴキブリ用のスプレーやくん煙剤、粉末タイプ駆除剤などで使われます。
特徴としては、ゴキブリや蚊やハエに対する効果の速効性が低い代わりに、高確率で死に至らせる働きがあります。効果が長続きするのも特長です。
フェノトリンは、哺乳類の体内の分解酵素の働きで代謝されて、短期間のうちに尿などで体外に排出されてしまうため、ネズミなどの哺乳類には安全性が高いと言われています。
よって、やはりフェノトリンもネズミには効果がありません。
(参考:家庭用殺虫剤(虫ケア用品)ってどんなもの?|アース製薬)
以上のように、虫用のバルサンはネズミ駆除にはあまりオススメできません。
一方で、似ている対策グッズでネズミ駆除に効果的なものもありますので、確認していきましょう。
自分でできるネズミの追い出し方法
それでは、バルサンが役に立たないなら、代わりに自分でできるネズミの追い出し方法には何があるのかというと、代表的な方法は3つあります。
くん煙剤を使う
まず、くん煙剤を使う方法です。くん煙剤とは、ネズミが嫌がる有効成分を、加熱によって微粒子上で空中に拡散し、ネズミに直接接触・吸入させるものです。
一般的に言われる「バルサン」も、くん煙剤タイプのものです。
くん煙剤では、ハッカ油やハーブなどのネズミが嫌がる匂いを拡散するので、ネズミは家の中にいられなくなり、外に逃げ出します。
くん煙剤のメリットは、次のようなものです。
- 狭い隙間も含めて家中の広範囲に働きかけられる
- たくさんのネズミを一気に駆除できる
- 巣や居場所が分からなくても使用できる
くん煙剤の注意点には、次のような点が挙げられます。
- 数日間は特有のニオイが残ってしまう
- そのときいるネズミにしか効果がない
- 事前に家電や食器にカバーをかける手間がある
- 使用中の数時間は、家主も家に入れない
- 追い出せるだけでネズミを殺せない
「ネズミに効くバルサンのようなものがあるんだ!」と喜んだ方もいるかもしれませんが、注意点も多いので使用するかは注意点も踏まえて考えましょう。
くん煙剤については、以下の記事でより詳しく解説していますので、気になる方は参考にしてください!
毒エサを使う
毒エサとは、その名の通り、毒の入ったエサのことです。ネズミが通るところに仕掛けておき、食べてくれたらネズミを殺せます。毒エサのメリットは、次の2つです。
- 一定量を食べてくれればネズミを確実に殺せる
- 仕掛けるだけなので簡単に使用できる
毒エサの注意点には次のようなものがあります。
- 子供やペットのいる家庭だと、誤って口に含んでしまって危険である
- 食べてくれるまで時間がかかることがある
- 毒エサに耐性のあるスーパーラットも存在する
- 死んだネズミを自分で処理する必要がある
- 死んでから駆除できるまでに時間が経つと不衛生になる
粘着シートを使う
粘着シートとは、ネズミが足を踏み入れるとシート状から動けなくなるシートです。毒エサのメリットは、次の2つです。
- 捕獲したネズミが散らからない(シート上に固定される)
- 安価に購入できる
毒エサの注意点には、以下のようなものが挙げられます。
- ネズミの数によっては、たくさんのシートが必要となる
- ネズミの死骸がたくさんついたシートを自分で捨てる必要がある
以上のように、ネズミ駆除にはバルサンよりも効果的な方法がありますので、気になる方は試してみてください。
自力でのネズミ駆除については、以下の記事で詳しく解説しています。
ネズミを追い出したら侵入口を塞ぐべき
ネズミを追い出した後に必ずすべきことは、ネズミの侵入口を塞ぎ尽くすことです。なぜなら、侵入口を塞がないと、せっかく追い出したネズミが何度でも入ってきてしまうからです。
ネズミの侵入口には、次のような場所があります。
- 屋根下の通気口
- 電線導入部と壁の隙間
- 壁のひび割れや穴
- 建物と基礎の間の隙間
- 換気扇
- 戸袋の隙間
そして厄介なことに、ネズミは1~1.5cm程度の隙間さえあれば出入りができるため、本当に徹底して穴を塞ぎ切らないと、侵入口の封鎖は完成しません。それを専門家ではない方が独力で行うのは非常に困難であると言えます。
もしも不安があるようなら、お気軽にお問い合わせください!
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
ネズミ対策を専門家に任せるメリット
そこで、ネズミ対策は、専門家に任せてしまうのも1つの方法です。
専門家に任せることには3つのメリットがあります。
手間や時間がかからず被害が最小限で済む
専門家に任せれば、自分で対処方法を考えたり、家中の侵入口を塞いだりする手間もかかりません。
また、ネズミ対策に時間がかかるほど、糞尿による被害などが酷くなっていきますので、早めに対策を打つことが肝要です。その点、専門家に任せれば早急に対策が完了するため問題が拡大せず、ネズミによる被害を最小限に抑えられます。
再発対策までやってもらえる
きちんとした専門家なら、目先のネズミ駆除にとどまらず、再発防止まで含めて対応してくれます。なぜならネズミ対策とは、追い出して一時的にネズミから解放されることだけでなく、そのネズミが二度と戻ってこない環境づくりまでをも含むからです。
たとえば、くん煙剤や毒エサ、粘着シートでネズミが一時的に減っても、ネズミにとって居心地がよく侵入しやすい環境のままなら、何度でも再発してしまいます。
専門家に任せれば、そこまで含めての対策を行ってくれるのが大きなメリットです。
ネズミの死骸や糞尿の処理も頼める
専門家に頼むと、自分では行いたくないネズミの死骸や糞尿の処理を頼めます。
特に、毒エサや粘着シートなどでネズミ対策を行う場合、ネズミの死骸処理は自分で行う必要があります。また、くん煙剤で追い払った際にも、残された糞尿の処理は自分で行わざるを得ません。
それらは、多くの方にとっては目を覆いたくなるような作業になりがちですので、抵抗がある方は専門家にすべて任せてしまった方が楽でしょう。
ネズミ駆除業者をお探しでしたら
ネズミ駆除業者をお探しでしたら、ハウスプロテクトにお任せください。
24時間365日電話対応を受け付けておりますので、すぐに駆けつけて被害を最小限に食い止めます。
また、再発防止対策も徹底的に行ったうえで、もし万が一再発してしまった場合にも、最長10年間は無料でアフターフォロー対応を行わせて頂きます。
当然ながら、ネズミの追い出しだけでなく、ネズミの死骸駆除や糞尿の処理、清掃や消毒、侵入口の封鎖までも行わせて頂きます。
バルサンよりは費用がかかってしまいますが、自力での駆除で何度も再発して対策グッズをいくつも買うよりも手間が少ない可能性が高いです。
現地調査やお見積りは無料にて行わせて頂きますので、ネズミ被害でお困りの方はお気軽にご相談ください。
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
まとめ
以上でお伝えしてきたように、ネズミ対策において、バルサンには効果がありません。なぜなら、バルサンの成分がネズミに効果のないものばかりだからです。
自分でできるネズミの追い出し方法には、くん煙剤、毒エサ、粘着シートを用いる方法がありますが、追い出した後は侵入口の封鎖を徹底して行う必要がありプロでなければ困難です。
その点、プロであるハウスプロテクトにご依頼いただければ、被害を最小限に抑えられます。さらには再発防止対応もでき、ネズミの死骸や糞尿の処理もお任せいただけます。
ネズミ被害でお困りなら、まずは一度ご相談ください。
▼ネズミ駆除についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。