こんにちは、ハウスプロテクトの小野です。
最近、「自宅の中で異臭のような嫌なニオイがする。」そう感じている人も多いのではないでしょうか。
もしかすると、そのニオイはハクビシンの可能性があります。
ハクビシンが家の中に侵入して住みつくと、糞尿が溜まっていき嫌なニオイがエスカレートしていくので早い段階での駆除が必要です。
本記事ではハクビシンのニオイや糞尿について書きましたので、参考にしてください。
1. ハクビシンはどんなニオイ?
ハクビシンのニオイとは、糞尿のツンとしたアンモニア臭のようなニオイです。
ハクビシンが糞尿を清掃することは無いので、ハクビシンの糞尿は溜まっていき非常に強烈なニオイを発します。
初期段階では少し臭い程度ですが、徐々に我慢できないくらい臭くなります。
ハクビシンの糞尿と同じく、ネズミの糞尿も強烈なニオイを放つので早い段階での駆除が必要です。
≫ネズミはどんなニオイ?糞尿や死骸などの発生原因とその対策について
1-1. 発生原因
ハクビシンは同じ場所で糞と尿をする習性があるので、放っておくとそこにどんどん糞尿が蓄積されていきます。同じ場所で糞をして溜まっていくことを、いわゆる「タメ糞」と呼びます。
ハクビシンが糞をする場所は、ベランダ、庭、屋根裏などがありますが、特に厄介なのは屋根裏です。当然ですがハクビシンが糞尿を掃除することは無いので、放っておくと糞尿は永遠に蓄積されていきます。
そして、ハクビシンの糞尿にはダニやうじ虫、更にはハクビシンが糞に尿をかけることから、とてつもない異臭を放つようになります。また、天井裏の場合は最悪天井に使われている板が腐敗し、糞の重さで抜け落ちることもあります。
1-2. ハクビシンの糞尿の特徴
ハクビシンの糞の特徴としては、約8センチ前後で1円玉程度の直径があります。ハクビシンはネズミに比べると体が大きい動物なので、その分糞も大きいです。
ハクビシンは尿をするときにかなり多くの量で、約コップ1杯程度の尿をします。天井裏でコップ一杯もの尿をされると天井に使われている木材に影響します。場合によっては雨漏りのように垂れてくることもあります。
尿が染み込み蓄積されると中々抜けないこともあり、尿による異臭が長期間続きます。また最悪のケースだと天井が腐って抜け落ちます。
1-3. 死骸の可能性もある
自宅の中で強烈に臭いニオイがする場合、糞尿の他に死骸の可能性もあります。
ハクビシンの死骸からは糞尿と違う独特のニオイが出ます。糞尿のアンモニア臭と違うニオイがする場合はハクビシンの死骸かもしれません。
万が一ハクビシンの死骸を発見しても、素手や防備無しで絶対に触らないようにしてください。
ネズミと同じくハクビシンの身体には大量の病原菌やダニが寄生しています。また、死骸にはウジ虫やゴキブリが付着している可能性が高いので、非常に不潔で危険です。
ハクビシンの身体に直接触らなくても、死骸の周囲には残留しているダニが生息していることが多いのでグローブやマスク無しで近寄らないようにします。
2. 消臭剤で対応
ネット通販の楽天やアマゾンで検索すると、ネズミやハクビシンの害獣被害向けに消臭剤が市販されています。
これらの消臭剤を糞尿の臭いニオイがする部分に使用することで、一時的な対策として消臭することができます。ハクビシンのニオイが苦痛で悩んでいる場合、まず自分で消臭剤を使って対策をしてみましょう。
2-1. 発生原因を対処すること
消臭剤を使ってハクビシンのニオイを対策することができるとはいえ、一時的な対策のため再発する可能性が高いです。
そもそもですが、消臭剤を使っただけでは根本的な悪臭の原因を対策できているわけではありません。
やはり根本的にニオイの元を対策するには、糞の除去、清掃、消毒、殺菌、死骸の除去をする必要があります。
2-2. ハクビシンを寄せ付けないようにする
ハクビシンを自宅に寄せ付けないようにする方法として、ハクビシンの嫌いなニオイのする忌避剤(きひざい)やくん煙剤を使う方法があります。
忌避剤にはハクビシンの嫌いなニオイが含まれており、ハクビシンの出没する箇所に設置することでハクビシンを寄せ付けなくすることができます。
ハクビシンの嫌いなニオイは、ニンニクや石油系のニオイです。市販されている忌避剤には、このようなニオイは含まれているので効果的です。
忌避剤は楽天やアマゾンで市販されているので簡単に入手することができます。
3. ハクビシンの糞尿や死骸は不衛生
ハクビシンの糞尿や死骸を放っておくと非常に不衛生なので、人体に影響を及ぼす可能性が高く危険です。
ハクビシンはネズミと同じく多くの病原菌を持っており、家の中を走り回っているときに菌を撒き散らしていることも考えられます。
ハクビシンは「疥癬症(かいせんしょう)」という病気を持っていることが多く、ハクビシンの出身地である山に生息しているノミやダニがハクビシンの毛に付着することで、引き起こされる皮膚の感染症です。
この疥癬症は、ハクビシンから人間やペットの動物まで感染します。ヒゼンダニという小さなダニがヒトの皮膚に寄生すると、腹部や胸部、太ももの内側などに激しいかゆみを伴います。
皮膚に寄生しているダニが衣類などを介して間接的にヒトからヒトへ感染します。同様に自宅で飼っているペットにも感染します。
また、天井裏や床下などでハクビシンの糞尿が溜まると、梅雨の時期などに湿気で蒸れてカビが生えます。
その結果、雑菌や最近が繁殖することになり、強烈なニオイと共にダニやノミ、ゴキブリが寄って来ることになるので非常に不衛生です。
3-1. ハクビシンは増え続ける
ハクビシンは非常に繁殖力の強い動物なので、放っておくと増え続けます。
生後10か月で大人になり、妊娠するようになります。妊娠期間は二か月と短く年中子供を産むことができます。
一回の出産で2匹~5匹を出産するので、次から次へと子供が増えることになります。
ハクビシンの繁殖シーズンは特に決まっていませんが、一般的に春先が多いと言われています。早めに駆除をしないと多くのハクビシンが自宅に住みつき、大量の糞尿被害が出ることになるので注意しましょう。
4. ハクビシンによる被害を根絶するには?
これまでに話した通り、ハクビシンによる被害を放っておくメリットは全くありません。現在ハクビシンの被害にあっている人は早急にハクビシンの駆除をしましょう。
ハクビシンを完全に駆除するには、侵入経路を完全に塞ぎ、糞尿を除去してから清掃する必要があります。
以下の写真は弊社ハウスプロテクトの職人がハクビシンやネズミの侵入経路を塞いでいる様子です。
以下は屋根裏の糞尿を除去したあとに殺菌している様子です。
このようにして、私たちハウスプロテクトでは徹底してハクビシンや害獣の駆除を行います。
やはり一般の方でこのような駆除を完全に行うのは準備を含め相当大がかりな作業となります。正直なところ自分で対策・駆除するよりもプロに任せた方が圧倒的に効率良いです。
4-1. ハクビシンの駆除は自分でできない
ハクビシンは鳥獣保護法の法律で守られているため、個人で勝手に駆除や捕獲をすることは禁止されています。そのため、私たちハウスプロテクトのような害獣駆除専門業者への依頼が必要です。
ハクビシンの駆除を考えている方は、是非一度お問い合わせください。
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