近年、アライグマが都市部にも出没するようになりました。
かわいい見た目をしていますが、アライグマは「害獣」に分類される危険な動物です。
どれくらい危険かというと、例えば、アライグマはイヌやネコなどのペットを食べたり、襲ったりすることがあります。
そのため、ご自宅はもちろん、近所でアライグマを見かけた場合、早急に対処することをおすすめします。
本記事では、アライグマの実態をはじめ、ペットが被害に遭わないための対策について解説!
この記事を参考に、大事なペットがアライグマに襲われないように対策してまいりましょう。
アライグマはイヌやネコなどペットを襲うこともある
アライグマの生息実態調査を行っている「関西野生生物研究所」代表の川道美枝子氏は、「アライグマがネコやハトを襲うことは事実」と話しています。
参考:
頭や腹を刃物のようなもので切られる 多発する猫の連続残酷死、「犯人」はアライグマか?: J-CAST ニュース
参考:
アジシオ次郎の時事原論 アライグマがネコを・・・!?
また、千葉県では04年の元日、住宅街でアライグマがネコを襲っているのを目撃されています。
海外でも同様のニュースがあり、世界的に見てもアライグマはネコを襲うことは多いため、注意が必要です。
ペットが被害に遭わないための対策
特にペットを飼っている方は、どのようにアライグマの対策をすればいいのか知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以下にて、ペットがアライグマの被害に遭わないためのポイントをご紹介させていただきます。
ペットは目の届く場所で飼う
アライグマを近所で見かけたら、以下の対策を行い、襲われないようにしましょう。
- 室内など飼い主の目に届きやすい場所で飼う
- 金属製のゲージなどに入れる
特にネコの場合、屋外飼いよりも室内飼いがおすすめです。
害獣被害のリスクが上がるだけでなく、感染症や不慮の事故、近所からの駆除などを考慮しても室内飼いの方が安心できます。
以下、ネコの室内飼いに必要な準備について簡単にまとめました。
ネコを飼っている方は参考にしてみてください。
・外が見える場所を作る
・ネコの隠れ場所を作る
・ネコ用のトイレを設置する
・爪研ぎを設置する
・ネコのおもちゃを用意する
・コミュニケーションを頻繁に取る
駆除グッズを利用する
ペットを避難させることも重要ですが、家に入り込むこともあるならアライグマ自体を追い出すことも不可欠です。
アライグマを追い出すためのグッズには、忌避剤や燻煙剤、超音波装置などがあります。
特に超音波装置に関しては、スマートフォンで使用できる超音波アプリもあり、気軽に使用できることから現在注目を集めています。
超音波装置がどういった装置かというと、アライグマには不快感を与えるという説に基づいたグッズです。
以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
アライグマの駆除・捕獲について
なお、アライグマの駆除・捕獲は「鳥獣保護管理法」という法律により、自治体の許可が必要です。
許可のない駆除・捕獲は法律で罰せられますので、駆除・捕獲をしたい場合には必ず手続きしてください。
また、野生生物であるアライグマと直接接触しなければならないため、怪我や病気の危険性が高くなります。
このような理由から、この記事では駆除グッズを使って追い払う方法のみを紹介しました。
しかし、追い出すだけでは被害再発の可能性は高いです。
侵入経路対策
アライグマを追い出すことに成功したら、次は侵入経路を塞ぎましょう。
アライグマの住み着く場所は、屋根裏や床下であることが多いです。
したがって、屋根裏や床下につながる通気口や隙間を最優先に塞いでいきます。
またアライグマは、手先が器用で力が強いため、ブリキなどの薄い屋根材を無理矢理こじあけて侵入することもあります。
そのためアライグマにこじ開けられないよう、金網やパテなど頑丈な素材で塞いでいくことが重要です。
このように自力でアライグマの対策することは難しいため、あまりおすすめできません。
ペットを絶対にアライグマの被害に遭わせたくない場合、プロの害獣駆除業者へ相談してみることをおすすめします。
「ハウスプロテクト」では、相談をはじめ、現地調査も無料で行っております。
「ペットが襲われたらどうしよう…」「自力で対策できるかわからない…」そんな不安がある場合、ぜひ一度お問い合わせください。
その他アライグマの被害について(糞害や騒音など)
今まで解説してきたペットへの被害の他、アライグマはどのような被害を与えるのでしょうか?
糞害について
まずご紹介するのが、アライグマの糞害です。
アライグマには「ためフン」といって、決まった場所に糞をする習性があります。
この「ためフン」によって床が腐って脆くなれば、ご自宅の価値が下がります。少しの衝撃で床が抜けてしまう可能性もあります。
当然ですが、糞尿による悪臭被害も著しいです。
弊社にお問い合わせいただいたお客様の中には「アライグマが自然にいなくなるのを待とうかと思ったが、糞尿の悪臭に耐えきれず、頭痛に悩まされるようになった」という方もいらっしゃいました。
糞尿に関しては匂いだけでなく、衛生面でも心配です。
アライグマは「アライグマ回虫」「狂犬病ウイルス」「レプトスピラ菌」などの、病気の要因となる様々な菌やウイルスを保菌しています。
参考:
感染症 – 東京都環境局
このように、ただでさえアライグマの糞尿は不衛生であるのにもかかわらず、放置することでノミやダニ、ハエなどが増殖してしまいます。
屋根裏や床下に住み着かれた場合、安易に掃除ができず、放置せざるを得ない状況になる可能性が高い点も押さえておきましょう。
騒音について
アライグマは夜行性で、私たち人間の多くがちょうど寝る時に活動を開始します。
足音や鳴き声が気になって眠れず、不眠症になってしまうケースもあります。
耳栓やノイズキャンセリングイヤフォンで一時的に対処はできるものの、アライグマは繁殖力が高く( 1回の出産で3~6頭の子供を産み、2年で性成熟する)あっという間に増殖するため、放っておくことで騒音被害が大きくなることもあります。
騒音から耳を守るのではなく、騒音自体を無くすことが必要です。
アライグマ駆除は害獣駆除業者へ相談
アライグマの被害をそのままにしておくと、大切なペットに被害が及んでしまう可能性があります。
また糞尿による被害、健康被害、家屋の損壊など様々な被害も想定されるため、アライグマを見つけた場合、早めの対策が必要です。
とはいえ、難易度の高い「侵入経路対策」や、手間や時間のかかる「駆除申請」、感染症や怪我の危険性のある「アライグマ捕獲」、もしくは「捕獲」や「追い出し対策」などを自力で行うのはあまりおすすめできません。
特に初めて行うとなると、ハードルが高すぎますよね…。
もし、こうした作業に少しでも不安があれば、まずは一度、プロの害獣駆除業者へ相談してみてください。
累計10,000件以上の実績がある「ハウスプロテクト」では、相談をはじめ、現地調査やお見積りまですべて無料で行っております。
アライグマ駆除のプロがしっかりサポートいたしますので、まずはお気軽にご連絡ください。
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