アライグマの繁殖期はいつ?出産数や対策に適した時期について

アライグマは人間生活に悪影響を及ぼすだけでなく、とにかく繁殖能力が高いため放っておくと増え続けてしまい、被害がどんどんと拡大してしまいます。

そこで本記事では、アライグマの繁殖期や出産数、捕縛に関する法律などについて説明します。

ベストな対策時期や捕獲方法についても説明していますので、アライグマの被害に悩まされている方は要チェックです。

アライグマの繁殖期や出産数は?

アライグマの繁殖期(交尾期)は1月~3月で、約63日間の妊娠期間を経た後に4月~6月に出産を迎えます。1度の出産で3頭~6頭の子供を産みます

日本では、アライグマは全国各地に生息地が拡大しつつあり、急速に数が増えています。環境省の調査では、「2005年~2006年」から「2010年~2017年」にかけて、アライグマの生息地域数は3倍近く増加しています。今後10年間で数が50倍に増えるという試算まであります。

数が増え続ける他の要因としては、環境への適応力の高さや、天敵が存在しないことが挙げられます。

また、アライグマは繁殖率が高く、1歳の個体の約66%、2歳の個体の100%が繁殖します。授乳前に捕縛や流産などの理由で子供を失った場合、再び発情期を迎えて新たな子供を産む性質もあります。

さらに、アライグマは死亡率も低く、1歳に至るまでに死亡する個体は35~48%程度と少なめです。以上のように、繁殖率が高い上に死亡率が低いので、アライグマの数は増え続ける傾向にあるのです。

参考:
侵入生物データベース|国立環境研究所
アライグマ生息域広がる?爪痕から調査 頭数10年で50倍の試算も|朝日新聞DIGITAL
アライグマ対策普及パンフレット|関西広域連合

アライグマの生態や病気とは?

このように数が増えやすいアライグマですが、どのような害獣なのでしょうか。

ここでは、アライグマの生態や持っている病気について説明することで、害獣としてのアライグマの厄介さについてお伝えしていきます。

アライグマの生態

アライグマは、北アメリカで誕生した動物であり、日本から見ると外来種にあたります。元々は水辺が近くにある森林などに生息していた動物ですが、海岸や農耕地、湿地に加え、都市でも生活できてしまう環境適応力の高い動物です。木に登ったり水中を泳いだりもします。

アライグマは基本的には夜行性ですが、日中に活動することもあります。基本的には群れを作らず単独で活動する性質があります。

性格は気性が荒く獰猛で、攻撃的です。人にはなつかず、凶暴な動物であると言えます。運動能力も高く、垂直方向には1m以上ジャンプすることも可能です。そのため、高い堀を作っても木登りやジャンプにより乗り越えてしまいます。

アライグマは、農作畑に侵入して作物を食い荒らすことがあります。特に、カボチャやトウモロコシなどの野菜や、ブドウ・メロン・スイカ・イチゴなどの甘めの果物を好みます。

また、家屋に浸入することもあり、屋根裏に入られると足音や糞尿の匂い、天井のシミなどの害をもたらします。さらには、絶滅危惧種の日本ザリガニを捕食するなど他の生態系への悪影響も懸念されています。

アライグマの持っている病原体

アライグマは、次のような病気を持っており、これらの一部は人間にも感染する場合があります。

中には死に至る病気も含まれており、病気の感染源としても注意が必要な害獣です。

・狂犬病
・ツツガムシ病
・アライグマ糞線虫
・サルモネラ菌食中毒
・カンピロバクター食中毒
・レプトスピラ症
・アライグ マ回虫による幼虫移行症
・E型肝炎

日本では感染が確認されていないものもありますが、アライグマに触れるべきではないということは押さえておきましょう。

参考:
アライグマ・ハクビシンに関する主な人獣共通感染症 – 東京都環境局

追い出し方法や捕獲方法について

このように、アライグマは害獣としてさまざまな被害を及ぼすだけでなく、放っておくと数が増え続けてしまいます。そこで、ここではアライグマの被害に悩まされている一般家庭向けに、アライグマの捕縛の仕方について紹介していきます。

アライグマの捕縛方法

アライグマは人間から見ると害獣であるため捕縛したくなるところですが、アライグマは複数の法律で守られているため、一般の人が勝手に捕獲することはできません

まず、アライグマは「外来生物法」により保護されており、捕縛や飼育、販売や譲渡などが禁止されています。捕獲するにはお住まいの市町村の「防除作業従事者」になる必要があります。

また、アライグマは「鳥獣保護法」によっても保護されています。鳥獣保護法とは、野生の鳥獣を守るための法律で、アライグマを違法に捕縛すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられる可能性があります。

アライグマの捕獲に関しては、各自治体によって対応が異なります。自治体の許可があれば、農作物や生活被害が発生している場合に限り、捕縛することが許されます。ただし、一度捕縛したアライグマを野外に放つのは禁止です。

アライグマを自分で追い出すには?

このように、アライグマの捕縛は禁止されており、一般家庭で出来るのはアライグマを追い出すことだけです。アライグマが家屋や農作畑などに住み着いた場合、追い出すには、匂いや超音波を用いる方法がおすすめです。これらの方法なら、自治体などに申請を行わずに実行できます。

匂いを用いる方法

アライグマが嫌がる匂いには、ハッカやハーブなどの強い匂いがあります。これらは、アライグマの優れた嗅覚に訴えかけるため一定の効果がありますが、アライグマが子育て中の場合や、そこを餌場に決めて住み着いている場合には効果がありません。

匂いを用いる方法としては、他にも木酢液を用いる方法があります。木酢液はアライグマにとっては山火事のような匂いに感じられるため、危険だと思わせて遠ざけることが可能です。ただし、雨などで匂いが消えると効果が無くなってしまいます。

超音波を使う方法

超音波発生器もアライグマを追い出すには一定の効果がある方法です。ただし、一度超音波に慣れてしまうと効かなくなるケースも多いです。また、超音波発生器がそれなりに高価のため、気楽に試しにくいのがデメリットです。

以上のようにいくつかの方法がありますが、確実に解決したいなら専門家に相談されることをオススメします

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子育て期間は獰猛に!ベストな対策時期とは?

以上ではアライグマを追い出す方法を紹介してきましたが、実はアライグマを追い出すのに適した時期があります。

大人のアライグマの場合、捕縛効率が上がるのは3月~6月です。なぜかというと、アライグマは、気温が温かくなり始める2月後半から活動性が増していくものの、春先には食べられるエサが少ないため、エサを用いた捕縛がしやすいからです。

一方で、子供のアライグマの場合、捕縛効率が上がるのは8月~10月です。妊娠や出産を終えたメスの個体を捕まえやすくなる時期だからです。

逆に、気性が荒くなる発情期や、獰猛になって巣を守る子育て時期には、対策のためにアライグマに近づくのは危険です。無防備な状態で素人が近づくと襲われる危険性があるので注意しましょう。

参考:
アライグマ対策普及パンフレット|関西広域連合

もうアライグマの被害に遭わないために

以上のように、アライグマは法律に守られているため手が出しにくく、素人ができる簡単で有効な対策法には限界があります。また、今が対策に適した時期でなくても、既にアライグマによる被害を受けていれば放ってはおけません。

そのため、アライグマ対策をきちんと行おうと思ったら、プロの業者に依頼することが一番確実です。ハウスプロテクトなら、アライグマの徹底駆除は当たり前で、再発防止まで含めて対応します。

もし万が一再発したとしても、最長10年間までの安心保証がついており、アライグマの被害が無くなるまでサポートします。

現地調査やお見積りまでは無料なので、お気軽にご相談ください。

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