【2022年版】アライグマの分布や被害状況とは

アライグマを人里離れた山奥でしか見られない動物だと思っている方も多いですが、実はそうではありません。

アライグマの生息分布は広がりつつあり、人間生活にも様々な被害が及んでいます。

実際、アライグマの被害エリアも拡大しつつあり、都会でアライグマの被害に遭うことも稀ではありません。

そこで本記事では、アライグマの分布や被害の状況について説明していきます。

アライグマの分布はどんどん広がっている

まず、アライグマがどのようにして現れ、その分布状況がどのように推移してきたのかを説明します。

 

野生のアライグマが現れた経緯

アライグマは、可愛らしい見た目であることもあり、動物飼育施設で飼育されていました。ですが、アライグマは、木登りが上手で、手先も器用で力も強いので、飼育体制が十分ではない場合には脱走してしまいます。

実際、1962年に愛知県の犬山市の施設で、アライグマ12頭が柵から脱走してしまい、はじめて野生のアライグマが登場したと言われています。

その後、1977 年に放映された「あらいぐまラスカル」というテレビアニメがきっかけで、ペット用としてのアライグマブームが起こり、大量に海外からアライグマが輸入されました。現在国内にいるアライグマも、この時期に輸入された個体の子孫です。

 

アライグマの生息分布の急拡大

環境省は、全国を19,255メッシュに分けて、そのうち何メッシュでアライグマが観測されたかで、アライグマの生息分布を調査しています。

この調査によると、2005年~2006年には1,388メッシュであった生息分布情報が、2010年~2017年には全体の約20%に該当する3,862メッシュへと増加しており、アライグマの生態数は10年前後で3倍近くまで増えています

都道府県単位に見ても、2005年~2006年には35都道府県でアライグマが確認されていましたが、2010年~2017年には秋田県、高知県、沖縄県を除く44都道府県で確認されています。

アライグマは雑食性で多様な環境に適応できるため、ほとんどの都道府県で生態数が増えてしまったのです。特に、分布が拡大しているのは、下記の地域です。

・北海道日本海側
・青森県西部
・宮城県仙台平野から福島県浜通り
・中国地方
・四国地方(高知県以外)
・九州北部
・宮崎県、鹿児島県

また、下記の地域では、全域でアライグマが確認されています。

・関東地方
・東海地方
・近畿地方

 

参考:
分布を拡大する外来哺乳類アライグマ ハクビシン ヌートリア|環境省

 

アライグマの被害金額

アライグマによる被害は、令和元年度は1億2千万円でしたが、令和2年度は1億4千2百万円へと増加しており、アライグマによる被害が大きくなってしまっています。その主な被害対象は、以下のものです。

・スイートコーン
・葉茎菜類
・メロン
・いちご
・その他果菜類

アライグマは、指が長くて前足が器用なため、果物の皮に小さな穴を開けて果肉だけをすくったり、トウモロコシの皮を剥いたりします。これらは、手先が器用なアライグマならではの被害です。

 

参考
野生鳥獣被害調査結果(令和2年度分)|北海道庁HP
野生鳥獣被害調査結果(令和元年度分)|北海道庁HP

 

アライグマが住宅に棲み着いたら

上記では農作物被害について説明しましたが、アライグマが住宅に住み着いてしまうと、一般家庭には他にも様々な被害が及ぶ可能性があります。

 

騒音被害

アライグマが住宅の天井裏に住み着くと、ドタバタという足跡などの騒音が問題となります。アライグマは住宅に浸入する害獣の中でも大きい方なので、足跡も相応に大きなものとなるのです。

しかも、アライグマは夜行性なので、人間が寝静まった時間帯に活発に活動し、人間の睡眠を邪魔します。そのせいで睡眠障害やノイローゼになってしまう方もいます

 

健康被害

アライグマに関わると、下記のような病気や感染症にかかるリスクがあります。人と動物に共通する感染症を引き起こす危険性もあり、ペットや家畜を飼っている方も要注意です。

 

レプトスピラ症

アライグマの糞尿の中に潜むレプトスピラという細菌が原因で発症する病気です。風邪などで済む場合もあれば、臓器の機能障害などに陥る場合もあります

 

アライグマ回虫症

アライグマの糞尿に含まれる寄生虫が原因で発症する病気です。神経障害に至るケースが多く、酷い場合には、失明したり死亡したりします

 

狂犬病

アライグマに噛まれたり引っかかれたりした際に、狂犬病ウイルスが移って発症する病気です。風邪程度の軽症状から始まりますが、神経障害や呼吸麻痺を経て、最終的には致死率100%で死亡してしまう恐ろしい病気です。

 

ノミ・ダニ被害

アライグマの体には、必ずノミ・ダニが寄生しています。そして、アライグマが天井裏の断熱材を使用して巣を作ると、ノミやダニの数が増殖します。すると、ノミやダニは血を求めて部屋の中に落ちてきて、人間が刺されてしまうケースがあるのです。

ノミやダニに刺されると、かゆみが1週間程度長引くような痕が残ります。特に、女性や子供など肌が弱い人が刺されやすいです。

 

住宅劣化

アライグマが住宅に浸入すると、屋内に爪跡が残ったり、天井に穴を開けられたりします。多いのは、屋根裏の断熱材が食い破られたり、引きちぎられたりするケースです。なぜなら、アライグマは断熱材をふかふかとした巣を作るために使うからです。

また、住宅劣化で特に深刻なのは、糞尿による被害です。アライグマの糞尿の臭いは強烈なため、それがきっかけでアライグマの存在に気が付くケースも多いほどです。特に、アライグマには、「ため糞」といって同じ場所に排泄する習性があり、その箇所の天井板が腐ったり、糞尿の重さで天井が抜け落ちたりします

 

アライグマ対策を始めよう

ここでは、実際にアライグマが現れた場合に、どのように対策すればよいのかを説明します。

忌避剤

忌避剤とは、アライグマが嫌がるニオイによって、アライグマを人家から追い出す方法です。アライグマの嫌いなニオイは、木酢液やハッカ油などです。

ただし、人家がアライグマの好むエサ場となってしまっている場合、忌避剤を利用したくらいではアライグマを追い出せないこともあります

 

捕獲(申請必要)

アライグマは害獣ですが、捕獲するには狩猟免許や許可申請の手続きが必要です。アライグマは外来生物法において駆除対象の害獣に指定されていますが、捕獲するには市町村の防除作業従事者になる必要があるのです。

 

侵入経路の補強や対策

アライグマを忌避剤などで追い出した後は、申請なしには捕獲ができないため、侵入口に徹底的な封鎖により再侵入を防ぐことが大切です。具体的には、以下の全ての侵入口を塞ぐ必要があります。

・戸袋の下
・基礎コンクリートや床下の通風口
・壁や軒下の穴、隙間
・屋根の重なり部分

 

侵入口を封鎖するには、直径10cm未満の網目の小さい金網や鉄柵を強固に固定するのが重要です。なぜなら、アライグマは狭い隙間でも通れるうえに、侵入口の前にコンクリートブロックなどを置いても簡単に動かせるほどの力があるからです。

このように、アライグマの侵入経路を特定し、それを徹底的に封鎖するのは非常に骨が折れるため、短時間で容易に行えるような作業ではありません

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獰猛なアライグマ対策はプロにおまかせ

アライグマはとても獰猛で狂暴な害獣で、人に懐きません。噛みついたりひっかいたりして攻撃してきて襲われるリスクがあります。

そもそもアライグマが分布状況が広がっている理由の1つも、ペットとして飼われていたアライグマが狂暴過ぎて手に負えなくなり放獣したためだと言われているほどです。

このように、アライグマ対策を行う際にも襲われるリスクもあるうえに、侵入経路対策などを十分に行うことは困難であることから、対策全般をプロにお願いしてしまうのも方法の1つです。

ハウスプロテクトでは、アライグマの徹底対策を行っており、アライグマ被害で汚れてしまった住宅の清掃なども行っております。現地調査や見積もりまでは無料で行わせて頂きますので、少しでもアライグマによる被害が気になる状況なら、お気軽にご相談ください。

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