【プロが解説】アライグマの苦手なモノ・ニオイ4選!

アライグマは、害獣の中でも特に狂暴なことで知られています。

そんなアライグマは直接対峙すると危険ですが、苦手なものを使うと比較的簡単に追い払うことが可能です。

そこで今回は、害獣駆除を専門としているプロも使っている、アライグマの苦手なモノ・ニオイを4つお伝えします

アライグマの被害に遭っている方は是非参考にしてみて下さい。

アライグマの苦手なものを紹介!

まずはアライグマの基礎知識を確認しておきましょう。

ここでは、アライグマとはどのような害獣で、どのような危険性を持ち、苦手なものは何なのかを説明します。

アライグマとは

アライグマは、雑食性で何でも食べるため、農作物やペットを襲うこともある動物です。

街に出没して生ゴミを漁ることもあります。害獣だと表現されることも珍しくありません。

また、アライグマは、他の動物が住処としていた巣穴を奪ったり、建物に穴を開けて侵入したりして、そこで暮らすこともあります。

実は、アライグマには、天敵と言える動物はいません

元々はオオカミが苦手だったのですが、日本ではオオカミは絶滅したと言われており、天敵が居なくなってしまったのです。

日本では、人間が狩猟でアライグマを狩ることもないうえに、アライグマを食べるオオカミ以外の大型肉食獣も生息していません。

アライグマの危険性

それでは、アライグマは人間にどのような害をもたらすのかというと、まずアライグマは、人畜共通の感染症を引き起こします

たとえば、アライグマの糞にはアライグマ回虫が含まれており、これが体内に入るとアライグマ回虫症と呼ばれる重度の脳障害が起きてしまいます。

日本では人間への感染ケースは現在ありませんが、他の病原菌を保有するおそれもありますし、触らないのが無難です。

参考:
アライグマ回虫による幼虫移行症とは – 国立感染症研究所
外来種対策マニュアル 参考資料 ① アライグマ・ハクビシンに関する主な人獣共通感染症 – 東京都環境局

また、アライグマは畑の農作物を荒らすこともあり、たとえばスイカの中身をほじくって食べたり、野菜類の皮をむいて食べたりし、農作物に多大な被害をもたらします。

さらに、アライグマは成長すると気性が荒くなり狂暴化するので、人間にケガをさせることもあります。力が強いうえに手先が器用であるため、捕獲器に入れてもそれをこじ開けて逃げ出すこともあります。

加えて、野鳥の巣を狙ったりして生態系を壊したり、猫や犬などのペットが襲われる事件も起きています。

そのうえ、アライグマは「ため糞」という1か所に集中的に糞をする習性から、衛生面の問題を引き起こしたりもします。

このように危険性の高いアライグマですが、アライグマを申請なしに捕獲することは、鳥獣保護法や外来生物法で禁止されており、一般の方が申請などを行わずに捕獲することはできません。手が出しにくい点でも厄介な害獣なのです。

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アライグマの苦手なモノ・ニオイ4選

なかなか近寄るだけでもリスクが高いアライグマ。

追い出しに役に立つのが、アライグマの苦手なモノやニオイを用いて、アライグマを追い払うという方法です。

捕獲ではないので、法律上の問題もありません。

アライグマの苦手なモノやニオイとして、特に効果が高いのが次の4つです。

オオカミの臭いや鳴き声
・木酢液
・ハッカ油
・光(LEDライト)

以下では、これら4つについて詳しく説明していきます。

オオカミのニオイ・鳴き声

まず、アライグマの天敵であるオオカミのニオイや鳴き声を用いる方法です。

オオカミの尿のニオイの忌避剤

アライグマは天敵であるオオカミのニオイを嗅ぎつけることで、その存在を知って生き残ってきた動物です。そのため、オオカミの尿を忌避剤として用いると、アライグマを遠ざける強力な効果があります

具体的には、ウルフピーなどの商品として販売されているものを数メートル間隔で置くだけで、アライグマを遠ざけることが可能です。

オオカミの鳴き声装置

福岡県添田町では、シカやイノシシといった動物による深刻な農作物被害に対処するために、オオカミ形の撃退装置「モンスターウルフ」を開発しています。

これは、LED機器開発会社が開発した高さ50センチ・体長65センチのオオカミの姿をした装置で、音や光を発してアライグマなどの害獣を威嚇するものです。

動物を感知すると起動する赤外線センサーがついており、オオカミの鳴き声や人間の声など57種類の音を、口の部分から出せます。

さらに、目はLEDライトになっていて赤く点滅し、首を左右に振りながら威嚇します。

装置の音は激しくて迫力があり、アライグマから畑を守るカカシ役としての効果が期待されています。

参考:
「オオカミ形装置」で害獣撃退 音や光で威嚇 福岡・添田町、九州初導入 半年かけ検証へ|西日本新聞

木酢液やハッカ油の天然成分

天然成分である「木酢液」と「ハッカ油」も、アライグマを追い払うには効果的です。

また、虫除け効果もあるので、アライグマ対策をしながら余計な虫が寄り付かなくなるメリットがあります。

木酢液

木酢液とは、木を焼いて木炭を製造する過程で出て来る蒸気を冷やし、液状にしたものです。

木酢液がアライグマに効果的なのは、木を焼いた時の蒸気で作っているため、山火事の匂いにそっくりだからです。山に住む動物は、山火事で命を落とさないように、山火事の匂いをかぐと本能的に逃げ出すのです。

ちなみに、木酢液と似たものに「竹酢液」がありますが、両者は以下の点で異なります。

1.原料の違い

木酢液の原料は「木」ですが、竹酢液の原料は「竹」です。木酢液は木を焼いた時の煙から出来、竹酢液は竹を焼いた時の煙から出来ます。

2.PH(酸度)の違い

木酢液よりも竹酢液の方がPHが高く、酸性に近くなっています。

3.価格の違い

木と違って竹は中身が空洞になっているため、焼いた時に煙があまり出ません。そのため、1本の竹から採取できる竹酢液の量は少ないので、竹酢液は木酢液よりも高額です。

木酢液の使い方としては、木酢液を染みこませた布や紙を、アライグマ除けをしたいところに置いておくだけです。あるいは、木酢液を大量に作れる場合、バケツなどに木酢液を入れて置いておく方法もあります。

ちなみに、木酢液を直接家の屋根裏などにスプレーする方法では、スプレーした箇所にキツイ匂いが残ってしまうため、屋内での使用はあまりお勧めできません。

参考:
竹酢液、木酢液の違い|アース国産自然工房

ハッカ油

ハッカ油は、ミントを乾燥させて作った油であり、スーッとしたニオイが特徴です。アライグマにとっては強烈な香りであり、苦手な匂いでもあります。使い方としては、水とハッカ油を混ぜて、屋根裏などアライグマ除けをしたいところにスプレーで吹きかけるだけです。

デメリットとしては、床や服につくとシミができてしまう可能性があります。

人感センサーやLEDライト

アライグマは光に弱く、庭や通り道に人感センサー付きのLEDライトを仕掛けると、アライグマ除けとして効果的です。

LEDライトの中でも効果があるのは青色LEDライトです。

また、人感センサー付きであることで、アライグマが通るだけで自動的に点灯してくれるので、手間が掛からず便利です。

どうしても効果がない場合、監視カメラを付けてアライグマの動向を確認してから、人感センサーを仕掛ける方法もあります。

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以上のように、アライグマは、オオカミのニオイや鳴き声、木酢液やハッカ油、LEDライトなどを苦手とし、これらによって一時的に追い払えることもあります。

ですが、アライグマがこれらに慣れてくると、人家に再度戻ってきてしまい、被害が再発してしまうケースも多いのが事実です。

アライグマ駆除の専門業者であるハウスプロテクトでは、アライグマが苦手なものを使用する方法のほかにも、さまざまな手法で徹底したアライグマ対策を行わせて頂きます。

万が一再発してしまった場合にも、最長10年のアフターフォローがついており、追加費用なしで対応させて頂きます。

現地調査やお見積りは無料ですので、アライグマ対策を行いたいと考えている方は、ぜひご相談ください。

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