「アライグマをバルサンで追い出せないかな」とお調べではないでしょうか。
アライグマが家の中にいるとき、「とにかく早く出ていってほしい」とお考えになられると思います。
バルサンは本来は害虫を駆除するものですが、大量の煙が出ることからアライグマのような害獣に試す方も少なくありません。
今回は、アライグマに対するバルサンの有効性や、具体的な使い方、注意点などについて解説します。
アライグマがいる状況が続くと、天井の板が腐って落ちてきたり糞尿による衛生面の悪化があったりとさまざまなリスクがあるので、早めに解決しましょう。
アライグマにバルサンは追い出し効果がある
結論からお伝えしますと、バルサンを使うことでアライグマを追い出せる可能性は十分にあります。
バルサンは、加熱によって煙を出し、有効成分を部屋全体に届ける仕組みです。
そんなバルサンがなぜアライグマに効くのかというと、煙を嫌がったり、ニオイを嫌がったりするからだと考えられています。
もともとアライグマ用の製品ではないので「確実に追い出せる」と言い切ることはできませんが、バルサンによる追い出しについては効果を感じている人が多いです。
ちなみに、同じく煙でアライグマを追い出す製品としては、獣よけ線香があります。
獣よけ線香は害獣対策に特化しており、線香にはアライグマが嫌がるトウガラシ成分が含まれているのでさらに効果的です。
一般的にはバルサンのような燻煙剤は屋内、獣よけ線香は屋外で使われています。
アライグマにバルサンを使うときの手順
早く追い出したいからといって、準備せずにバルサンを焚くのはオススメできません。
アライグマにバルサンを使うときの手順は、以下の通りです。
- アライグマの子供の有無を判断する
- アライグマの使う出入り口を見極める
- バルサンを使う準備をする
- バルサンを焚く
1〜3の手順を飛ばして急にバルサンを焚くと、アライグマの子供が死んでしまったり、電化製品が壊れたりと、予想外のトラブルになるかもしれません。
それぞれの手順について、順番に確認していきましょう。
アライグマの子供の有無を判断する
まずは、アライグマの子供の有無を判断するところからスタートしましょう。
もしもアライグマの子供がいると、親は子供を助けようと、煙が届きにくい壁の隙間のような場所に子供を突き落とします。
しかし、子供は自分自身で移動できず、そのままにしておくと落ちた場所で死んでしまうのです。
アライグマは鳥獣保護管理法で守られているので、傷つけてはいけません。
したがって、ご自身の手でアライグマの子供を捕まえて、外に逃してあげる必要が出てきます。
そうなると非常に大変なので、子供がいる状況ではそもそもバルサンを使わないほうが良いでしょう。
アライグマの使う出入り口を見極める
子供がいないことを確認できたら、次はアライグマの使う出入り口を見極めます。
バルサンは部屋全体に煙が行き渡りますが、出入り口とは遠いところで煙を出すほうが効果的です。
そうすることによって、自然とアライグマは出入り口に向かって逃げていきます。
バルサンを使う準備をする
アライグマの出入り口が予想できたら、バルサンを使うために部屋を準備します。
バルサンの説明書きを見ながら、たとえば以下のようなものにカバーをかけてください。
- 肌に直接触れるもの
- 銅や亜鉛メッキ、銀メッキ、真鍮などの変色しやすいもの
- 外に出している食品や食器
- 読み取り機能のある光学機器
- 火災報知器
準備をせずにバルサンを焚いてしまうと健康に悪影響が出たり、家電製品が壊れたり、火災報知器が誤作動したりと、さまざまなトラブルにつながります。
バルサンを焚く
部屋の準備ができたら、いよいよバルサンを焚きます。
煙が外に流れていかないように使用する部屋を閉め切ることが重要です。
また、バルサンを使っている間は、家の外に出るようにしましょう。
使用後はしっかりと部屋を換気するようにしてください。
以上のように、バルサンを使うのは少し手間がかかります。
もしも不安や面倒さを感じるようでしたら、害獣駆除のプロである私たちにお気軽にご相談ください!
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まずは被害状況をお聞かせください。
アライグマを追い出したら行うべきこと
バルサンによってアライグマを追い出せても、まだやるべきことがあります。
それは、以下の2つです。
- 侵入経路を塞ぐ
- 巣を中心に掃除する
侵入経路を塞がなければ再びアライグマが家に入ってきてしまいますし、掃除をしなければ病原菌による健康リスクはなくなりません。
野生で暮らすアライグマは、病原菌を保有するおそれがゼロではないのです。
参考:
動物由来感染症 – 厚生労働省
それぞれどのように行えば良いのか、順番に見ていきましょう。
侵入経路を塞ぐ
アライグマを追い出しても、出入り口があいたままだと再侵入されてしまいます。
人間にとっては小さな隙間でも、アライグマにとっては便利な侵入口となってしまうおそれがあるので要注意です。
家のありとあらゆる隙間をチェックして、パンチングメタルや金網で塞ぎましょう。
アライグマがどのような場所から侵入するのかは、以下の記事で詳しく解説しています。
巣を中心に掃除する
アライグマが行動していたエリアをキレイに掃除するのも、忘れてはなりません。
特に糞尿で汚れている部分をそのままにしておくと、床が腐って抜けてしまう可能性もあります。
病原菌による健康リスクもあるので、早めに掃除してください。
掃除するときには、手袋やマスクをつけるなど健康を害さないように慎重に行いましょう。
バルサンでアライグマを追い出す注意点
バルサンでアライグマを追い出すときには、知っておきたい注意点もあります。
- 隙間から煙が出ていくと効果が薄れる
- アライグマがいるタイミングしか効果がない
- 広さに合ったものを購入しなければならない
注意点を事前に押さえておくことで、バルサンでの追い出しが成功する確率を高められます。
それぞれの注意点について、順番に見ていきましょう。
隙間から煙が出ていくと効果が薄れる
1つ目の注意点は、隙間から煙が出ていくと効果が薄れるということです。
バルサンはたくさんの煙を発しますが、窓が開いていたり、壁に隙間があったりと煙が逃げてしまうと効果が薄れます。
事前に窓を閉じたり隙間を塞いだりして、部屋に煙がたまるように準備を整えましょう。
アライグマがいるタイミングしか効果がない
2つ目の注意点は、アライグマがいるタイミングしか効果がないということです。
バルサン使用後も部屋にニオイはある程度残りますが、アライグマがいるときにバルサンを使用するケースと比べると、追い出し効果は非常に落ちてしまいます。
アライグマがいそうな時間帯にバルサンを使うようにしましょう。
夜はアライグマが活発に動き回るので、夜間に焚くと追い出しやすいです。
広さに合ったものを購入しなければならない
3つ目の注意点は、広さに合ったものを購入しなければならないということです。
バルサンは使用する部屋の広さに応じた製品を使う必要があります。
6〜8畳用や12〜16畳用などいろいろなものがあるので、事前に広さを確認して適切な商品を購入してください。
アライグマ被害をなくすには業者に依頼するのがベスト
ここまでご自身でのバルサンによる追い出し方法について解説してきました。
しかし、アライグマ被害を完全になくしたいのであれば、業者に依頼するのがベストです。
ご自身で完全に侵入経路を封鎖するのは難易度が高く、何度も再侵入されてしまうケースも少なくありません。
せっかく追い出してもすぐに戻ってこられると意味がないので、「被害をなくしたい」とお考えなら再侵入予防については専門の業者に依頼することをオススメします。
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まとめ
バルサンを使うことでアライグマを追い出せる可能性は十分にあります。
注意点を押さえた上で、手順通りに取り組みましょう。
しかし、その後の再侵入予防や清掃までご自身で行うのは非常に大変です。
アライグマは侵入経路があると何度でも戻ってきてしまいます。
侵入経路を完全に封鎖するのは専門家でなければ難しいので、少しでも不安を感じるようでしたら無料のご相談だけでも当社「ハウスプロテクト」にお問い合わせください。