「ハクビシン」という動物には繁殖期がなく、いつも出産を繰り返していることをご存知でしたか?
今回は、そんなハクビシンの被害防止対策についても合わせて解説しました。
ハクビシン被害に困っている方、近所でハクビシンらしき動物を目撃した方はぜひご覧ください。
ハクビシンの繁殖期について
冒頭やタイトルでも触れた通り、ハクビシンには繁殖期にあたるものはありません。いつでも出産可能で、2ヶ月に一度妊娠、一度で5匹程度生むので、人間や他の動物と比べるとかなり繁殖力が高いです。ただ、暖かくなる春先にかけて行動が活発になる傾向はあります。
このハクビシンと同じ、繁殖期がない動物の代表格がネズミです。ネズミもまた、「ネズミ講」や「ネズミ算」という言葉の語源になった通り、非常に繁殖力が高い動物です。
このネズミと同じく、ハクビシンも繁殖能力が非常に高い動物であると言えます。
ハクビシンの行動について
前項でもお伝えした通り、ハクビシンにはこれといった繁殖期が存在していません。ただ、繁殖期はないものの、決まった行動パターンなら存在します。そしてこの行動パターンから対策を打つことも可能です。
まず、ハクビシンは夜行性ですので夜に活動することが多いです。餌を求めて昼に活動することもありますが、夜の時間帯は特に警戒しておいた方がいいでしょう。
また、ハクビシンは我々人間と同じく「寒さに弱い」という特徴があります。そのため、冬は民家や神社仏閣などの屋根裏や倉庫などに侵入して寒さを凌ごうとすることが多いです。
逆に、夏は暑いので住処としている建物から出ていき屋外に出没することが増えます。特に、ハクビシンの餌となる果物や野菜が多い農園やゴミ置場などでは注意が必要になります。
ハクビシンの具体的な被害
家庭菜園や農園に及ぼす被害
農業だけでなく、小さな家庭菜園でもハクビシン対策を行っていなければ食物を食べられてしまう可能性があります。
上の画像の通りですが、甘いスイカやぶどう、みかんなどの果物はハクビシンの大好物です。また、野菜や芋類を育てている方も十分お気をつけ下さい。
不衛生な環境
ハクビシンが家に住み着くと、必然的に不衛生な環境になってしまいます。
まず、ハクビシンは住み着いている屋根裏や軒下に糞を落とします。糞をそのままにしておけば、当たり前ですが異臭が発生します。
また、ハクビシンの巣にはハクビシンが家の外から持ち込んだノミ、ダニなどがいることが多いです。
ときには糞に移動されてしまうことも。ハクビシンの体や巣・糞にいたノミやダニがそのまま畳や布団、ペットなどに移ってしまい、被害に繋がることも珍しくありません。
さらに悪いことに、ハクビシンには「溜め糞」といって、同じ場所に糞をする習性があります。糞尿に晒された天井材は腐って脆くなりやすいため、大量に溜まった糞やハクビシンの重さに耐えきれず、屋根が落ちてくることもあります。
足音や鳴き声による騒音被害
ハクビシンは夜行性ですので、大抵の人間がちょうど寝る時間帯である夜に活動します。ハクビシン被害に遭われた方の中で、かなりの方が「足音やハクビシンの鳴き声が気になって寝れない」といいます。
特にハクビシンの赤ちゃんがいる場合、非常に甲高い耳障りな声で鳴きます。下記のような鳴き声をしていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
さまざまな被害が発生しますので、ハクビシンが身近にいるおそれがある際にはお気軽にご相談ください!
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まずは被害状況をお聞かせください。
ハクビシン被害の対策は難しい
ハクビシンの被害対策には、「①ハクビシンの嫌いな匂いで追い払う」「②ハクビシンの侵入を物理的に防ぐ」「③ハクビシンを捕獲する」などの様々な方法があります。これらの方法について、それぞれもっと詳しくみていきたいと思います。
①ハクビシンの嫌いな匂いで追い払う
ハクビシンの嫌いな匂いで家から追い払う方法があります。ハクビシンが嫌がるものを下記にまとめていますので、参考にしてみて下さい。
・石油系の臭い
・木酢液(木炭や竹炭を製造する際に発生する煙の成分を冷却して得られた水溶液)の臭い
・害獣用の忌避剤
・害獣用のくん煙剤
しかし、これらの対策を講じたのにも関わらず、「時間を置いたら被害が再発してしまった」という事例もあります。人間が毎日満員電車に乗っているとある程度慣れてくるのと同じように、ハクビシンも嫌な環境に慣れてしまうのです。
②ハクビシンの侵入を物理的に防ぐ
ハクビシンを家に侵入させないために、物理的に侵入経路を塞いでしまえば、必然的に被害はなくなります。具体的にどのようなもので侵入経路を塞ぐかというと、金網やパテで塞いでいきます。ハクビシンが侵入経路として使う可能性の高い隙間は下記の通りです。
・屋根裏
・屋根の瓦が弱っている部分
・床下の通風口
・庭木と家が接触している部分
・クーラーなどの通風口
ただ、大人のハクビシンは一辺8cmの正方形ならば、通り抜けられてしまいます。かなり難しくはありますが、どんなに小さな隙間も見逃さない気持ちで塞いでいきましょう。
③ハクビシンを捕獲する
ハクビシンの被害対策では、臭いや音の対策、侵入経路対策と並行し、ハクビシンを捕獲して根本から被害を経つ必要があります。
毒餌などでハクビシンをおびき寄せて捕獲していくのですが、実はこのハクビシンの捕獲は、自治体の許可が必要になってきます。
「①ハクビシンの嫌いな匂いや音などで追い払う」や「②ハクビシンの侵入を物理的に防ぐ」を完璧にできたとしても、ハクビシンを捕獲することができなければ、再発の不安が残ります。
「侵入経路を塞いでしまえば、特段捕獲しなくてもいいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。ただ、完全に侵入経路を塞ぐのは難しいので要注意です。
ハクビシン駆除専門業者のハウスプロテクト
被害対策が何かとうまくいかない事の多いハクビシン駆除。放置しているとどんどん増えてしまうかもしれません。
ハクビシンを確実に撃退できる方法は「ハクビシン駆除専門業者」に依頼する事です。自力での対策よりも費用がかさんでしまうケースが多いですが、自力で対策しても不十分な結果に終わってしまう可能性があります。
ハウスプロテクトでは、プロによるハクビシンの徹底的な駆除はもちろん、再発防止対策も行っています。
ご相談やお見積もりは無料で承っておりますので、ハクビシンにお困りの方はお気軽にお問い合わせください。
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