壁の隙間からハクビシンが侵入している?対策や相談先について解説!

「家の中にハクビシンが入ってきている気がするし、もしかすると外壁の穴や隙間から入っているのかも……」とお悩みではないでしょうか?

ハクビシンはちょっとした隙間からでも家の中に侵入します。

したがって、家の壁に穴や隙間があるのであれば、ハクビシンが出入りしている可能性は高いです。

今回はハクビシンが壁の隙間から家に入り込んでいるときの対策や、知っておくべき注意点についてご紹介させていただきます。

ハクビシンの被害について対処せずに放置しておくとどんどん状況が悪化するので、早めに対策に取り組みましょう

壁の隙間からハクビシンが家に入る?

壁の隙間からハクビシンが家に入る?

外壁の隙間からハクビシンが家に入り込むことは珍しくありません。

ハクビシンはだいたい、直径10cm程度の穴や隙間があれば通り抜けることができます

全長100cmくらいのサイズがあるので想像しにくいかもしれませんが、小さな隙間からでもハクビシンは上手く侵入してしまうのです。

したがって、家の壁に隙間があるようなら、今すぐハクビシン被害について考えた方が良いでしょう。

「うちの壁に隙間なんてないだろう」とお考えの方もいらっしゃると思います。

しかし、経年劣化で外壁に穴が開いている家は実は少なくないので、ハクビシンの気配を身近に感じているなら油断は禁物です。

ハクビシンは壁の隙間を移動する!

ハクビシンは、外壁と間仕切り壁(内壁)の間を移動できます。

垂直な隙間でも登ることができるハクビシンは、外壁の隙間から家の中に入り込むと壁の隙間を自由自在に移動できるのです。

引用:
ハクビシンは垂直な隙間を登る : 登れる幅および登り方の変化

したがって、もしも外壁に隙間があるのであれば、ハクビシンを追い出した上で再侵入されないように隙間を塞ぐ必要があります。

ハクビシンが家の中にいるときの対策

ハクビシンが家の中にいるときの対策

ハクビシンが家の中にいそうなとき、「まずは自分でできる対策に取り組みたい」とお考えになられる方が多いです。

身近にいるハクビシンへの対策として、以下の3つの対策をご紹介させていただきます

  1. 忌避剤やくん煙剤で追い出す
  2. 侵入口を塞ぐ
  3. ハクビシンのいた場所をキレイにする

これらの対策は、どれもハクビシンの駆除の一環になります。

それぞれどのようなことを行うのか、順番に見ていきましょう。

忌避剤やくん煙剤で追い出す

1つ目の対策は、忌避剤やくん煙剤で追い出すことです。

忌避剤もくん煙剤もハクビシンが嫌がるものによって追い出しを狙います。

たとえば忌避剤であれば、ハクビシンの嫌う以下のようなニオイを使った製品が多いです。

  • ニンニク
  • トウガラシ
  • 石油
  • 木酢液
  • オオカミの尿

▼ハクビシンの忌避剤については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

ハクビシンの忌避剤には何が使える?本当に効果のある対策を解説!

また、くん煙剤は煙によって有効成分を拡散するもので、煙を嫌がってハクビシンが出ていってくれることを狙います。

忌避剤よりも使うのに準備が必要ですが、気になる方は試してみるのが良いでしょう。

たとえば、火災報知器や家電にカバーをかけなければなりません。

▼ハクビシンに効果のあるくん煙剤については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

ハクビシンにくん煙剤は本当に効果がある?メリットや注意点を解説

侵入口を塞ぐ

2つ目の対策は、侵入口を塞ぐことです。

ハクビシンを追い出せても、侵入できる入り口が開いたままなら再侵入されてしまいます。

侵入経路が外壁の隙間だけとは限らないので、家全体をチェックすることが重要です。

侵入経路を閉じなければ根本的な被害は解決しないままなので、何度追い出しても意味がありません。

入り口となる場所を見つけたら、パンチングメタルや金網で塞ぎましょう。

▼ハクビシンの侵入経路については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

ハクビシンの駆除は侵入経路の特定から!どこから家に入ってくる?

ハクビシンのいた場所をキレイにする

3つ目の対策は、ハクビシンのいた場所をキレイにすることです。

野生で生きているハクビシンはいろいろな病原菌を保有しているかもしれません。

参考:
動物由来感染症 – 厚生労働省
外来種対策マニュアル 参考資料 ① アライグマ・ハクビシンに関する主な人獣共通感染症 – 東京都環境局

したがって、キレイに清掃して除菌しなければ、ハクビシンがいなくなった部屋でも病気になる可能性が否定できないのです。

また、ハクビシンは溜め糞(ためふん)の習性があって同じ場所で排泄をするので、消臭しなければニオイが気になってしまうでしょう。

▼ハクビシンの持つ病原菌については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

ハクビシンの保有するおそれのある病原菌は?健康被害のリスクを解説

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注意!ハクビシンの子供がいると被害が大きくなりやすい

注意!ハクビシンの子供がいると被害が大きくなりやすい

1点注意していただきたいのが、ハクビシンの子供がいると被害が大きくなりやすいということです。

ハクビシンを追い出すためにくん煙剤をご紹介させていただきましたが、子供がいるときには使えません。

なぜなら、ハクビシンが親子で過ごしている場所で煙を出してしまうと、親が子供を助けるために外壁と間仕切り壁の隙間に子供を突き落とすことがあるからです。

子供は煙による苦しさからは逃れられるものの、結局は自力で壁を登れずに死んでしまいます。

壁の隙間で子供が死んでしまうと死骸が腐敗して処理が大変です。

そもそもハクビシンは鳥獣保護法によって守られているので、勝手に危害を加えないように細心の注意を払わなければなりません。

くん煙剤を使用する場合以外でも、いろいろなことに気を配りながら追い出さなければならないのです。

ハクビシンについては専門の駆除業者に相談するべき

ハクビシンについては専門の駆除業者に相談するべき

ハクビシンについて少しでもお悩みがあるようなら、専門の駆除業者に相談するべきです。

忌避剤による追い出しは子供がいても行いやすいですが、確実に出て行ってくれるとは限りません。

上手く追い出せても、結局は侵入経路を完璧に塞がなければ再び家の中に入られてしまいます。

心当たりのある壁の隙間を塞いだとしても、ほかにも侵入経路となる場所がある可能性は高いです。

すべての侵入経路を見つけ出して封鎖するのは、専門知識がなければ非常に難しいといえるでしょう。

ハクビシン駆除について専門業者に依頼するメリット

ハクビシン駆除について専門業者に依頼するメリット

「壁の隙間くらいなら自分で塞げそうだし、わざわざ駆除業者に相談するほどのことなのかな」とお悩みの方もいらっしゃると思います。

ハクビシン駆除について専門業者に依頼するメリットとして、以下の2つは非常に大きいです。

  1. 再発しにくい徹底駆除が期待できる
  2. 清掃や消毒まで頼める

これらのメリットがあるので、業者に相談する人は多いです。

それぞれどのようなメリットなのか、詳しく見ていきましょう。

再発しにくい徹底駆除が期待できる

1つ目のメリットは、ハクビシンの徹底駆除が期待できることです。

ご自身でのハクビシン駆除は、高い確率で再発してしまいます。

再発を予防するためには、ハクビシンの普段の行動を推測しながら侵入経路を特定し、塞いでいくことが大切です。

ひとつでも侵入経路が残っていたら被害は再発するので、専門業者に依頼したほうが確実でしょう。

清掃や消毒まで頼める

2つ目のメリットは、ハクビシンによる糞尿被害の清掃や消毒まで頼めることです。

ハクビシンの巣や排泄場所となっていたエリアをキレイにするには、病気にならないように気をつけなければなりません。

マスクや手袋を着用し、慎重に清掃や除菌を行う必要があります。

専門業者に依頼することで、リスクを負うことなく家の中をキレイにしてもらえるので安心です。

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一度でもハクビシンが家の中に入ってしまうと、徹底的に駆除しなければ被害がなくなることはありません。

壁の隙間を含め、ありとあらゆる侵入経路を塞いでいくことが重要となります。

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まとめ

ハクビシンが外壁の隙間から家の中に入り込むことは、十分にあり得ます。

一度ハクビシンに侵入されてしまうと、外壁と間仕切り壁(内壁)の間を自由に動き回られてしまうので要注意です。

もしもハクビシンが身近にいるようでしたら、早めに専門の駆除業者に相談するのが良いでしょう。

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