イタチの侵入経路を解説!屋根裏や水切り、どこから侵入?

「イタチが家に侵入しているかもしれない……。どこから入ったのか見当もつかない」とお困りではないでしょうか?

実はイタチは、わずか3cmの隙間があれば家屋に侵入できる、驚異的な身体能力を持つ害獣です。

一般的な侵入経路として挙げられるのは、屋根の隙間や換気口、床下の通気口などが挙げられます。

しかし、これら以外にも普段は気にしないような意外な場所から侵入してくるケースも多々あります。

特に、何度も侵入被害に悩まされているご家庭では、専門的な視点での侵入経路特定が不可欠です。

本記事では、イタチの侵入経路を害獣駆除のプロが徹底解説!

イタチが引き起こす被害やご家庭でできる効果的な対策・駆除方法についても網羅的に解説しますので、イタチによる被害の発生・拡大を根本から防ぎたい方はぜひ最後までご覧ください。

イタチの特徴とは?

イタチの特徴とは?

イタチはイタチ属としては様々な種類のものがいますが、日本の都市部や市街地、住宅街に棲息しているイタチの大半は外来種である「シベリアイタチ」(チョウセンイタチ)だと言われています。

日本固有種のニホンイタチは主に山間部に棲息していますが、現在では外来種「シベリアイタチ」(チョウセンイタチ)がその数を追い越し、日本固有種のニホンイタチが追いやられているようです。

シベリアイタチ(チョウセンイタチ)は、移入元は朝鮮半島で1930年頃には、兵庫県の尼崎や明石の方で、昭和初期には福岡県で放たれており、また1958年に宮崎県のサギ島と1966年に長崎県の青島ではドブネズミ駆除を目的に放たれたり、また各地で毛皮採取を目的に飼われていたものが野に放たれたため広く分布するようになったようです。

出典元:国立環境研究所より
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/10180.html

特に西日本に多いイタチ

特に西日本に多いイタチ

今では日本全国で生息していると言われるイタチですが、西日本では、主に近畿地方で確認されています。

環境省によると、地形的な関係からか大阪府での捕獲数が群を抜き多く、全体の半数近くを占めているそうで、そのほとんどがシベリアイタチ(チョウセンイタチ)だといわれています。

現在では中部地方、九州、四国、中国地方にまでその数を拡大させています。

イタチの体長・尾の長さ・体重

オス 約27センチ~40センチ       メス 約16センチ~25センチ
オス 約12センチ~16センチ          メス  約7 センチ~ 9センチ
オス  300グラム~700グラム   メス   140グラム~300グラム

オスとメスの個体の差が大きい(メスはオスより極端に小さい)

イタチの体の色【季節ごとの違い】

褐色がかった黄土色
山吹色

イタチの外見上の特徴としては、胴長で短足、尾が太い。

木や壁を垂直に登ることができ、水の中に入り泳ぐのも得意です。

イタチのエサ

イタチは肉を好む雑食性のがいじゅうです。

主に農作物を荒らしたり、家畜なども襲って食べたりするため、農業だけでなく畜産業においても被害が続出しています。

  • ネズミ
  • ウサギ
  • 昆虫
  • カエル・ザリガニ
  • 小鳥の卵、小鳥のヒナ
  • 生ゴミ
  • 果物といった農作物
  • 家畜のニワトリ

注意!!絶対に素手で触ってはいけない

見た目は愛くるしく可愛い顔をしていますが、非常に狂暴なので噛まれる恐れがあり、人に感染するウイルスや寄生虫を保有しているので絶対に素手では触らないでください。

また、イタチから積極的に人を襲ってくることはあまりないといわれていますが、自分の身に危険を感じるとイタチは肛門付近から黄色い分泌液を出し、それは凄い悪臭を放ちます。

イタチの主な侵入口や侵入経路

イタチの主な侵入口や侵入経路

イタチはわずか3センチほど「500円玉サイズ」の隙間があれば侵入ができ、屋根裏や天井など暖かい場所を狙って断熱材やグラスウールのある上に巣を作ります。

また、帰巣本能が強いため、何度追い払っても戻ってきます。

以下では、そんなイタチの主な侵入口や侵入経路、また特に確認・点検すべき箇所を紹介します。

どこから家の中に入ってきたのかわからない方はぜひご参考ください。

侵入口・侵入経路によく使われる隙間

以下、イタチが侵入口・侵入経路によく使う隙間です。

  • 屋根上の隙間
  • 瓦と資材の隙間
  • 軒下の隙間
  • 床下換気口の隙間
  • エアコンや室外機の近くの壁穴
  • 住宅の外壁や屋根の構造部分に設けられる「水切り」

このように「こんなところから!?」というような隙間から簡単に侵入してきます。

特に確認・点検すべき箇所

お住まいやその近辺が以下の特徴に当てはまる場合、イタチに侵入されやすい、またはイタチにとって好都合な環境といえます。

・イタチが家の屋根に飛び移ることができる庭木などが近くにある

・お住まいを増改築し、接合した箇所に隙間や小さな穴などがある

・お住まいの住居が木造住宅で築年数が経っている

・お住まいの場所の地形が降雨時に水が集まりやすい低地

・お住まいの場所の近辺に地下水路が多くある

・住まいの付近でイタチの餌となるネズミも多く出没している

上記のような例ばかりが原因とはいえませんが、タチの被害が多くお困りの方は一度チェックしてみてください!!

参考:堺市「イタチでお困りの方へ」
兵庫県教育委員会「南但馬自然学校 自然のページ」

家の隙間から侵入したイタチが引き起こす被害例

イタチは家の中に侵入すると、さまざまな被害を引き起こします。

そんなイタチに侵入された場合の被害は以下にまとめました。

イタチの被害例詳細
食料やごみの被害食品の袋が破られて中身が散乱したり、生ゴミやペットフードが荒らされる。
家具・設備の損傷ソファーやカーペットが引っ掻かれて破損したり、木製の家具やドアなどをかじられて壊される。
電気配線・家屋の損壊電気配線やケーブルをかじられ、ショートや火災、停電のおそれがあります。また、断熱材を寝床にされたり、天井や壁が損傷することもある。
糞尿による悪臭・衛生被害屋根裏や床下などに大量の糞尿をされ、悪臭やカビ、壁や天井にシミができるなどの被害が発生する。特に、溜め糞で家屋の腐食や天井部の崩壊リスクが高まります。
騒音被害深夜に天井裏や壁内を走り回り、「ドタドタ」「カサカサ」といった大きな騒音で、睡眠妨害や精神的ストレスの原因となります。
害虫や感染症リスクノミやダニ、その他の害虫が大量発生し、家族やペットへの健康被害に遭う。中には動物媒介感染症のリスクも伴います。
ペット・小動物への被害イタチがペットや家畜を襲うケースもあります。

このようにイタチは可愛らしい見た目からは想像もつかないような被害をもたらします。

こうした被害を未然に防ぎ、拡大させないためには、「もしかしてイタチがいるかも?」と少しでも異変を感じたときにすぐに対処しましょう。

「一刻も早く解決してほしい!」「信頼できるプロの害獣駆除業者に相談したい…」そんな場合はぜひ一度、ハウスプロテクトへご相談ください。

クチコミ・実績業界トップクラスを誇る「ハウスプロテクト」では、通話料をはじめ、現地調査や見積もり作成もすべて無料で承っておりますのでぜひお気軽にお問い合わせください。

イタチ駆除は侵入経路対策も同時に行う必要性あり

イタチの被害を食い止めるには、まず家の中に入り込ませないように侵入経路を探し出しましょう。

その後、イタチが中にいないことを確認し、その侵入口に適した資材を用いて隙間を完全に塞ぐことが重要です。

ご自身でイタチを駆除する際は、捕獲許可を得てから駆除する必要があります。

なぜなら、イタチは「鳥獣保護管理法」により、許可なく捕獲することは原則として禁止されているからです。

違反した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。

参考:
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律

屋根裏や天井裏などに棲みついている場合、屋内で糞尿したり繁殖し、イタチがどんどん増えるなど悪循環な状態となり、被害がおさまりづらくなります。

また放置していると、人が目を離した隙にリビングやタイニングキッチンに入り込み、置いてある食物を荒らします。

さらには、寄生虫やノミ、マダニだけでなく、感染症のリスクも…

生活空間に入り込みウロウロしたり、食物を漁ったりするなんて気持ちが悪いだけでなく、危険なことこの上ないですよね。

ぱっと見ではわからないほどの小さな隙間からでもまんまと入り込むイタチは、プロでも完全駆除が難しいといわれるほどやっかいな害獣です。

駆除だけではなく「何処から入ったのか?」という原因を突き止めなければ再発を延々と繰り返すことになりかねません。

今いるイタチを追い出す・捕まえるだけででなく、徹底的に侵入口を封鎖し、二度と入ってこられないようすることが重要です。

以上のように、ご自身でイタチを駆除するには、非常に難易度が高く、健康被害や法律違反のリスクもあるため、あまりおすすめできません。

イタチ駆除と侵入経路の防止はプロの害獣駆除業者に相談しよう!

 

イタチ駆除と侵入経路の防止はプロの害獣駆除業者に相談しよう!

プロの害獣駆除業者「ハウスプロテクトでは、お客様からイタチ被害のご相談があった場合、次のような手順で進めさせていただきます。

  1. イタチの侵入口を徹底的に洗い出す
  2. イタチを追い出す、または捕獲し処分する
  3. 巣をキレイに清掃、消毒します
  4. 二度と入らないように頑丈な資材で封鎖する
※被害状況や契約内容によって異なる場合があります

家の中にいるイタチを放っておくと、時間とともに被害が大きくなります。

具体的には、屋内は糞尿にまみれ汚染されるだけでなく、イタチがどんどん子どもを産み、繁殖した場合は大変なことになりかねません。

また感染症をはじめ、噛まれるリスクもあるため、特に小さなお子さんや高齢者の方、ペットのいる家庭では早急に対処すべきです。

クチコミ・実績業界トップクラスの「ハウスプロテクト」では、たくさんのプロのノウハウを持った害獣駆除業者です。

またリフォーム会社が母体の為、イタチ駆除の知識だけでなく、施工技術にも定評をいただいております。

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万が一、イタチの侵入が再発した場合でも「最長10年間の保証」といったアフターフォローもしっかり用意されています。

※期間や保証内容は被害状況や施工内容によって異なりますのでお問い合わせください。

「イタチに住み着かれている」「もしかしたら家の中にいるかも…」そんなイタチ被害にお困りの際は、ぜひ一度「ハウスプロテクト」へご相談ください!

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【Q&A】イタチの侵入経路によくある質問

イタチの侵入経路に関するよくある質問をまとめました。

  • イタチはどこから家に入ってくる?
  • イタチが庭に来る理由は?
  • 水切り板金の隙間からもイタチは入る?

気になる内容がある方は確認しておきましょう。

以下でそれぞれ回答します。

Q:イタチはどこから家に入ってきますか?

A:イタチが家に入ってくる主な侵入経路は以下のとおりです。

イタチの主な侵入経路詳細
屋根の隙間や屋根と壁の接合部特に老朽化や台風・強風で損傷した箇所、天窓などのちょっとした隙間
通気口・換気口金網や格子があっても、3cm以上の隙間や設計不良の部分
床下や外壁の隙間床下換気口や排水パイプ、エアコン導入部の壁穴、基礎の通気口
エアコン室外機近くの壁穴や排水パイプしっかり塞がれていない場合、ここも経路になります。

イタチは非常に細長く柔軟な体を持ち、直径3cm(500円玉程度)の隙間があれば簡単に家へ侵入してきます。

またイタチが家の中に侵入している場合、下記の痕跡が残っていることが多いです。

  • 足跡
  • 汚れ
  • ひっかき傷
  • フン

これらがイタチかどうか確認するポイントになります。

Q:イタチが庭に来る理由は?

A:イタチが庭に来る主な理由は以下のとおりです。

  • 食材が豊富にあるから
  • 安全な隠れ家や繁殖場所を求めている
  • 天敵のいない快適な環境を求めている
  • 都市環境に適応しようとしている

以上のように、ご自宅の庭がイタチにとって、魅力的な環境である限り、イタチは何度も訪れやすいです。

イタチを庭に寄せ付けたくない場合、食べ残しの管理や隠れ場所の排除、侵入経路の封鎖など多角的な対策が重要です。

Q:水切り板金の隙間からもイタチは入りますか?

A:はい。イタチは、約3cm(500円玉)ほどの隙間があれば侵入できるとされ、実際に現場調査で水切り板金と外壁の接合部の微小な開きから侵入していた事例があります。

基礎上部・配管周り・屋根下端など“雨仕舞い”部分は劣化で隙間ができやすいので必ず点検しましょう。

イタチの水切り」とは、住宅の外壁や屋根の構造部分に設けられる「水切り」という部材(雨水の侵入を防ぐための部材)周辺の隙間や隙間部分にイタチが侵入することを指します。

DIYで見落としがちな細い隙間は、プロに点検してもらうとより確実にイタチの侵入経路を塞ぐことができます。

リフォーム会社が母体である「ハウスプロテクト」では、イタチ駆除はもちろん、再発させない施工技術に定評があるため、ぜひ一度ご相談ください。

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