イタチの繁殖期や繁殖力とは?一年で何匹増える?

「イタチを近所で見かけた……」「屋根裏にイタチがいるかもしれない」などと不安に感じていませんか?近年では、山や自然の多い場所だけでなく市街地でもイタチの目撃情報が増えています。

イタチはとても凶暴な性格の持ち主で、数多くの病原菌も付着しています。さらにイタチに、引っかかれたりすると「鼠咬症(そこうしょう)」になる危険性もあります。一方、イタチは「鳥獣保護法」や「狩猟法」に守られており、無断で捕獲や駆除ができないため注意が必要です。

そこで本記事では、イタチの特徴や生態を知ると共に、どのような方法で効率的に対策できるのか。そしてイタチの繁殖期、1年でどのくらいの個体数が増えるのかを解説していきます。ぜひ、参考にしてください。

イタチの繁殖・生態

イタチの駆除をする前に、イタチがどのような生態なのかを見ていきましょう。本来イタチは、ネズミの駆除のため1930年代に八条島や石垣島へ導入されました。現在では、日本全域にイタチは分布しています。

日本で良く見かけるイタチは、ニホンイタチチョウセンイタチ。ニホンイタチの胴体は、オスが約34cmでメスが約24cm、チョウセンイタチの胴体は、オスが約35cmでメスが約27cm、両方とも尻尾が約10~20cmあります。またイタチの見た目は、口もとは白く目のまわりは黒いのが特徴です。

イタチの性格

フェレットのような可愛い風貌のイタチですが、性格は非常に凶暴です。イタチの手足には尖った爪や鋭い牙を隠しもっており、自分より大きな人間であっても、引っかいたり噛みついたりと攻撃される恐れもあります。また、イタチに引っかかれると「鼠咬症(そこうしょう)」になってしまう危険性もあり注意が必要です。

イタチの食性

イタチは主にネズミを捕食します。しかし本来イタチは肉食性の雑食です。そのため小鳥や卵、カエルや昆虫類なども大好物。さらに水辺に入り、ザリガニなどの甲殻類や魚類を捕食する場合もあります。他にも、イタチは木の実や果物も食べるため、農作物などの被害も懸念されます。

イタチは小動物を捕食します。そのため、ペットもイタチに食べられてしまう可能性があります。ペットを飼われている方は、十分に注意をしてください。

参考コラム:イタチのエサになるものとは寄せ付けないための対策や捕獲について紹介

イタチの繁殖

イタチの繁殖は、基本的には1年に1回です。3~5月に交尾し、約1ヵ月後に1~10匹ほど出産します。しかし九州では、1年に2回繁殖する例もあるようです。イタチの授乳期間は約40日前後で、生後70~80日で独り立ちします。一方イタチの寿命は1.9歳~2歳と短命です。

しかしイタチは一夫多妻なのでオスが少なくて寿命が短いと言っても、メスが複数いればどんどん繁殖して増え続けてしまう恐れもあり、1匹でも見つけたら早めに対策することが重要となります。

日本でのイタチの個体数や実態

イタチは、ネズミ駆除のために導入されていました。しかし近年では、イタチは有害鳥獣として扱われています。環境省によると、2016年のイタチ捕獲数は全国で約1500頭。そのうちの約700頭が大阪府で捕獲されており約半数を占めています。

参考:平成28年度鳥獣統計|捕獲許可による捕獲鳥獣数

イタチ被害について

▲ イタチのため糞による被害

イタチの具体的な被害は大きく分けて「糞尿による悪臭」「騒音」「食害」の3種類。

イタチの被害の中でも、排泄物のニオイは強烈で家にいられないと訴える人も少なくありません。イタチはため糞をする習性があり、木材が腐敗したり悪臭が染みついたりすると、修繕などの被害も懸念されます。ちなみにイタチの排泄物は、卵が腐ったような悪臭を放ちます。

またイタチは夜行性のため、深夜に天井裏で走り回ることも。個体数が増えると騒音も増大するため、うるさくて眠れなくノイローゼになる人もいます。またイタチ被害の食害では生ごみだけでなく、肉食性のイタチは前述したように、ペットを食べてしまう恐れも。そしてイタチは雑食なので、木の実や果物を好んで食べます。そのため、農作物などへの被害がある可能性もあります。

なぜイタチ被害はなくならないのか?

日本でよく見かけるイタチの多くは「ニホンイタチ」と「チョウセンイタチ」です。イタチはネズミを捕食します。飲食店や古い建物が立ち並ぶ町ではネズミが多くいます。そのためイタチはネズミを捕食しやすい地域で生息しており、被害が後を絶ちません。

一方、近年ではシベリアイタチが急減となり、絶滅危惧種になりました。環境省は、絶滅の恐れがある生物をまとめた「レッドリスト2020」を公開。長崎県の対馬に生息している、シベリアイタチなど、40種類が絶滅危惧種に追加されました。

参考:環境省レッドリスト2020の公表について

イタチ被害に遭わないための対策

イタチの被害へ遭わないようにするには予防対策も重要です。ここでは、自分でもできる3つの対策についてご紹介していきます。

1|イタチの侵入口を塞ぐ

イタチは、頭部が入る3cm程度の隙間があれば侵入が可能です。また、イタチの手先はとても器用で力があります。そのため、破壊されないようにパンチグメタルや金網などの目が細かく頑丈な資材で侵入口を封鎖しましょう。

2|嫌いなニオイを使う

イタチの嗅覚はとても優れています。そのため嫌いなニオイがあると、イタチは寄り付かなくなるでしょう。それでは、イタチが嫌いなニオイをご紹介します。

イタチに限らず、木酢液は害獣が苦手とするニオイです。木酢液は、木をいぶした水蒸気で作られます。そのため、山火事を連想する煙のニオイをイタチは嫌がるのです。木酢液は、ホームセンターやインターネット通販で購入できます。

手指の傷などの消毒や殺菌で使われるクレゾール石鹸液。とても独特な薬品のニオイがする液体です。クレゾール石鹼液を、イタチ対策に使用する際は、使用方法を必ず確認をしてください。薬局やドラッグストア、インターネット通販でも購入が可能。
イタチを寄せ付けないようにするには、忌避剤も効果的です。木タール液やハバネロなどを使用している粒状の忌避剤や、イタチの天敵のオオカミの尿を使用したものなどがあります。ニオイがきつい忌避剤もあるので散布場所により選びましょう。忌避剤も、ホームセンターやインターネット通販で購入できます。

参考コラム:【ハーブ・クレゾール石鹸液】イタチの嫌がる匂いとは?撃退方法について

3|明かりを使う

天井裏や屋根裏に侵入しやすいイタチ。普段は薄暗い場所に明かりがあるとイタチは警戒します。そのため、点滅ライトやクリスマスツリーで使用しているライト、光が差し込む場所なら使わなくなったCDをぶら下げておくと良いでしょう。

イタチの駆除対策は専門の駆除業者に相談を!

イタチは法律に守られています。そのため、勝手に殺傷したり傷付けたりしてはいけないので、自分で駆除するには時間がかかります。

さらにイタチは狂暴な性格なので怪我をする恐れもあり、安心安全のためにもイタチの被害でお困りでしたら、専門の駆除業者へ相談したほうが良いでしょう。

弊社ハウスプロテクトでは、リフォーム会社が母体となっています。そのためイタチの駆除はもちろんですが、再発防止の施工や駆除後の清掃や消毒、消臭も安心してお任せいただけます。

相談や現地調査は全て無料です。「もしかしたら気のせいかもしれない。だけど、夜物音がする……。」など不安なことがあれば、お気軽にハウスプロテクトへご連絡ください。

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