寄り付きにくい環境を作れば、イタチは来なくなります。
家の近くでイタチを見かけて「何か対策できないかな?」とお思いなら、まずは環境作りに着手しましょう。
近年では都市部でも見かけることの多いイタチですが、早めに対策を進めれば被害を予防・軽減することができます。
というのもイタチは帰巣本能が強いため、巣だと認識してから家に来させないようにするのは至難の業です。
早めの対策でイタチ被害を最小限に抑えましょう。
・イタチが家の近くを出入りしているようで気になる
・イタチが近づかなくなる方法を知りたい
・放置しても良いものか迷っている
イタチが家に来なくなる環境作り
イタチが家に来ない環境を作るなら以下の3点を意識しましょう。
- エサとなるものを片付ける
- 嫌がるニオイを散布する
- 消臭する
全て行えば、イタチが寄り付く確率をグッと下げることができます。
エサとなるものを片付ける
イタチにとってエサとなるものは全て片付けましょう。
具体的には食べ残しや生ごみです。
家の外に放置しているとイタチが寄ってきやすくなります。
屋外にゴミ箱を設置している場合はしっかりとフタを閉めておきましょう。
手間はかかりますが、夜間は室内で保管するのが理想です。
また、ペットの餌も狙うことがあるため食べ残しなどを放置しないようにしてください。
嫌がるニオイを散布する
以下のニオイを使ってイタチが寄り付きにくい環境を作ることができます。
- 漂白剤
- 木酢液
- お酢
- ウルフピー
上記の液体を布やティッシュに染み込ませてイタチの通り道に置いておきます。
まずはスーパーやドラッグストアで手に入りやすい漂白剤やお酢から試すのがオススメ。
また、木酢液は焦げたニオイを発生させる液体、ウルフピーは天敵である狼の尿を含んだ液体です。
これらもホームセンターやネットショッピングで入手できるため、お酢と漂白剤の効きがいまひとつであれば試してみるのもよいでしょう。
消臭する
イタチのフンや尿などニオイが強く残っている箇所は消臭しましょう。
単に不快なニオイを消すためだけでなく、マーキング効果を薄れさせることができます。
イタチはフンや尿によって縄張りやエサ場を主張するため、フンや尿をのニオイを消しておきましょう。
フンがある場合は直接触れず、手袋やマスクをつけて使い捨てても良いホウキとちりとりで除去してください。
フンや尿があった箇所にアルコールが含まれた消臭剤を散布して完了です。
蚊取り線香やライトを使う場合は注意が必要
イタチを寄せ付けない効果があるものとして、蚊取り線香やライトがインターネット上の記事ではよく挙げられています。
ですが、それ単体で解決可能な対策方法ではありません。
他の方法との併用が必要である点には注意しておきましょう。
蚊取り線香
蚊取り線香のニオイや煙を嫌がったイタチを追い払うことができる可能性はあります。
ですが、含まれている成分は殺虫効果しかないのでイタチには効きません。
そのため、煙が消えてしまうと戻ってきてしまう可能性が高いです。
あくまでも、応急処置的な対策であることは把握しておきましょう。
加えて、燃焼時間が7時間程度と限りがあるため、忌避効果を維持するためには交換し続けなければなりません。
そういった手間の面から考えても、オススメできません。
ライト
日中に眠って過ごすことの多いイタチは強い光を苦手としていて、その習性を利用した忌避の方法です。
イタチの通り道にセンサーライトを設置し、動きを検知したら強い光を浴びせます。
実際に効果を感じた口コミも多数あり、一定の効果は期待できるでしょう。
以下の記事ではライトを使用した方の口コミが確認できます。
ただ、光に慣れてしまうと効果が薄れてしまう可能性があるため、ライトだけでの対策はオススメしません。
ニオイによる対策や侵入対策を併せて使うことを心がけましょう。
イタチの侵入対策までできれば安心
イタチが来なくなる環境作りに加えて、家への侵入対策として隙間の封鎖をするとより安心です。
というのも、家の近くまで来たイタチが住処を求めて屋根裏や床下へ入り込むことがあります。
入り込まれる前に隙間を塞いで、予防しましょう。
侵入経路になりがちな以下の箇所は特に注意してください。
- 瓦の隙間
- 床下換気口
- エアコン配管カバーの隙間
- 配管引き込み部の隙間
500円玉程度の隙間があれば、侵入してくるので入念に塞ぎましょう。
隙間を塞ぐ際はパンチングメタルやパテを用います。
プラスチックや木材ではイタチに破壊される恐れがあるので、頑丈な資材を用いましょう。
以下の記事で実際にイタチの封鎖作業を行った際の事例を画像付きで紹介しています。
イタチが住み着いた場合の被害
家の近くまで来ているイタチが屋内に入り込み、住み着いてしまうと以下のような被害を被ることがあります。
- 騒音
- 悪臭
- 健康被害
- 家屋の劣化
予兆を見過ごしてしまうと、深刻な被害に発展するかもしれません。
スムーズに対応するためにも被害の概要を把握しておきましょう。
騒音
夜行性であるイタチが住み着くと夜間の騒音被害に悩まされる恐れがあります。
「カタカタ」「ガタガタ」と長時間、音が続くので気になって眠れなくなることもあるでしょう。
また、個体や時期によっては暴れ回って大きな物音をたてることもあります。
加えて、春ごろに訪れる繁殖期には甲高い鳴き声も頻繁に聞こえてくるので、大きなストレスになりかねません。
悪臭
雑食とされているものの、肉食寄りの食事を好むイタチのフンは強烈なニオイを放ちます。
さらに1箇所にフンを溜め込む「溜めフン」という習性があり、時間が経つごとにニオイが悪化するので注意が必要です。
加えて、イタチは肛門の周りに外敵から身を守るために悪臭を発する「臭腺」があります。
ニオイが服につくとしばらく取れないので万が一、イタチを見かけても近寄らないようにしましょう。
健康被害
イタチはさまざまな病原体を媒介し、感染症を引き起こす可能性があります。
- サルモネラ菌
- レプロスピラ菌
- モニリホルムレンサ桿菌と鼠咬症スピリルム
各病原体が引き起こす感染症について詳しくは以下の記事で解説しています。
加えて、イタチ本体やフン、尿に付着しているノミやダニが原因でアレルギー症状を引き起こすこともあります。
痒みや鼻水、咳といった被害に悩まされるので小さなお子様やペットがいるご家庭では特に気をつけたいポイントです。
家屋の劣化
イタチが屋根裏に侵入すると家の温度を調整するための資材である断熱材を引き裂くことがあります。
また、蓄積したフンや尿によって天井板が腐敗してしまうケースもあります。
腐敗が進むと最悪の場合は天井が抜け落ちてしまうことも。
被害が深刻化するほど、家の資産価値は落ちて補修費用も嵩みます。
早めの対策が重要ですが、屋根裏の作業は難易度が高いため上手くいかないこともあるでしょう。
イタチ駆除で困ったことがあれば、プロの駆除業者に依頼するのもオススメです。
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万が一、イタチに侵入された場合は害獣駆除専門業者のハウスプロテクトにご連絡ください。
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イタチの居場所を特定し、プロ仕様の薬剤で外へと追い出します。
また、追い出した後には侵入経路となる隙間を徹底的に封鎖し、再びイタチが入り込むことを予防します。
屋根上や天井裏、床下などご自身では手の届かない場所も、もちろん作業可能です。
ご自身での駆除に少しでも不安な点があれば、ぜひご相談ください。
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まとめ
イタチを寄り付かせたくないなら環境作りが重要です。
エサとなるものを片付けたり、外に放置しないことを意識しましょう。
ネット上では蚊取り線香やライトによる忌避がオススメされていますが、効果が安定しないことがあるので他の方法と併用してください。
イタチ駆除は難易度の高い作業なので、ご自身での駆除が難しいと感じた場合はイタチ駆除専門業者へ依頼するのがオススメです。
相談は無料の業者が多いので、1度話を聞いてみましょう。